2006-09-11

Mew 5.1.50 の新機能

随分遅れた記事になってしまうけど、Emacs 上の MUA (メール・ソフト) である Mew の最新ベータ版 (バージョン 5.1.50) が 2006-08-16 にリリースされた。本バージョンは、来たるべき安定版 Mew 5.2 へのベータ開発版。

バージョン 5.1.50 では、大きな変更が三つ加えられた。一つは、添付された JPEG/PNG 画像の自動縮小表示記能。もう一つは、Hyper Estraier のサポート。最後の一つが、S/MIME のフル・サポート。

画像の自動縮小機能を使うには、netpbm が必要。netpbm は、Linux なら大低インストールされている画像変換ツール。画像変換には、convert を含む ImageMagick も有名だけど、netpbm は Windows 版も提供されている事が大きな強み。

Hyper Estraier は、国産の全文検索システム。同種のツールに Namazu がある。今回の Hyper Estraier サポートは、Mew からメールの検索を Hyper Estraier 経由で行なおうというもの。Mew にも検索機能はあるけど、grep をベースにしたものでスピードが遅い。

設定は下記ページを参照のこと。

S/MIME は、PGP と並ぶメールの暗号規格 (ちょっと、この説明きびしいな... ^^;)。GnuPG に含まれる gpgsm コマンドを利用して、メールの暗号化が行なえる。

あとがき

本当は、新機能のレビューをしっかりやりたいんだけど、Hyper Estraier は使ったことがない。S/MIME は送る相手がいなくて、検証が出来ない。画像の自動縮小は、そのまんまの機能だしね :p というわけで、新機能をさらっと紹介しただけ。

それでも、Mew が S/MIME をサポートしてないから敬遠してる人達がいると聞く。そんな人達の福音になれば :)

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