2014-03-31 (月) をもって、アクトインディ株式会社を退職する。最終出社日は 3/28 (土)。
入社から 1 年 1 か月。短いようで、激動の 1 年だった。少し振り返ってみたい。
ぼくの経験した 1 年間
2013 年 3 月の入社時点。アクトインディの東京オフィスは 10 人程度のメンバー構成だった。
当時のエンジニアはぼくsi除いて 2 人。うち一人は、ぼくの入社と交替するように退職した。また、ぼくの入社から 2 日遅れで新しいエンジニアが入った。結果、3 人のエンジニア体制が半年ほど続く。
5 月、大きな変化が訪れた。メイン・サービスである 子供とお出かけ情報「いこーよ」 を大きく成長させることになった。サービス拡大のために人材を積極的に採用し始めた。人が増えたことでオフィスが手狭になった。そして、新オフィスへ引越をした。5 月半ばのことだった。前オフィスと比べて 3 倍くらい広いように感じた。
積極的な人材採用は 11 月頃まで続いた。結果、社員数は 10 人ちょっとから 30 人近くに膨れ上がった。ほぼ半年で 3 倍の社員数になった。ママさんを主体とする「ママさんチーム」が生まれた。紙媒体で活躍していた人達を採用して、「編集部」が発足した。デザイナーも 1 人から 4 人に増えた。エンジニアも 3 人から 6 人に増えた。ディレクターも採用され、「開発」の組織化が進んだ。
オフィスの引越と、急激な社員数増化という「変化」の中に居られたのは、とても貴重な経験だった。
エンジニアとして...
ぼくは 4〜11 月の間 iPhone アプリの開発担当者として働いた。最初のバージョン 1.0 はリリースが遅れて 8/21 だった。その後数回のバージョン・アップを繰り返し、バージョン 1.1.2 が 11/15 にリリースされた。
この開発で一番大変だった出来事は、iOS 7 のリリースだった。ぼくはネイティブ Objective-C で開発していたけれども、様々な変化にとまどった。対応に手こずった。iOS 6 と iOS 7 の両方をサポートするのは大変だった。デザイナーには iOS 7 の「新コンセプト」の説明が必要だった。そのために Yahoo! の勉強会に参加し、スライドを作った。
このスライドを SlideShare にアップしたところ、それなりの反響があったので嬉しかった。
バージョン 1.1.2 を最後に iPhone アプリの開発がストップ。ぼくは いこーよ (Ruby on Rails) の開発に移った。
いこーよの開発において、Ruby on Rails だけでなく、Chef や VirtualBox, Vagrant, Nginx, AWS などに触れることが出来たのは楽しかった。
また営業やママさんチーム、経理の方などから PC の使い方について質問を受け付けるのもエンジニアの役目だった。セキュリティ・ソフトのアップデートに失敗するといったものから、ファイル・サーバーに繋がらない、無線 LAN の調子が悪いといった幅広いリクエストの受け口になった。一つ解決して「ありがとう」と言われるのは、嬉しいものだった。
そして、退職...
iPhone アプリの開発が止まって心に穴が開いた。保守案件で iPhone アプリのソースコードを触る時、楽しかった。iPhone アプリの開発を続けたいという要求が強くなった。
幸運にも、お互いのニーズがマッチする会社と出会えたので、転職する。転職先については、また改めて記事にしたい。