Nexus 7 (2013) に Android 4.4 KitKat がやって来た。
KitKat には、Dalvik ランタイムに代わって ART ランタイムも利用可能になっている。えっと、大雑把に説明すると、Android は Linux をベースに Android アプリを Java で動かしている。この Linux と Java アプリ (Android アプリ) の仲介をするのがランタイム。今まで Google は Dalvik ランタイムというのをずっと使っていた。それを ART ランタイムに置き換えようとしているらしい。
KitKat ではその先進機能を開発者向けに利用可能にしている。
新しもの好きなので、さっそく試してみる。
開発者向けオプションの表示
Nexus 7 (KitKat) の設定アプリを起動しても、「開発者向けオプション」が表示されない。というのも、「開発者向けオプション」が隠し機能なため。コツさえ分かれば、すぐに開発者向けオプションは表示できる。
設定アプリより
- システム > タブレット情報 > ビルド番号
このビルド番号を複数回タップする。すると、「これでデベロッパーになりました!」と表示される。
一つ画面を戻れば「開発者向けオプション」項目が現れている。
ART ランタイムの設定
設定アプリから開発者向けオプションを選択。
「ランタイムを選択」という項目があるのでタップ。ポップアップから「ARTを使用」を選択する。
Android が自動で再起動する。意外と待たされるので、ティータイムでもどうぞ。
再起動したら Android は ART ランタイムで動いてる。
ART ランタイムにするとアプリの起動が早くなったり、逆に遅くなったり、起動しないアプリがあったり、今々あるらしい。人柱的な実験オプションなので、ART ランタイムを試す人は自己責任で。