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2013-11-27

Nexus 7 (2013) + Android 4.4 KitKat を ART ランタイムに変えてみる

Nexus 7 (2013) に Android 4.4 KitKat がやって来た。

KitKat には、Dalvik ランタイムに代わって ART ランタイムも利用可能になっている。えっと、大雑把に説明すると、Android は Linux をベースに Android アプリを Java で動かしている。この Linux と Java アプリ (Android アプリ) の仲介をするのがランタイム。今まで Google は Dalvik ランタイムというのをずっと使っていた。それを ART ランタイムに置き換えようとしているらしい。

KitKat ではその先進機能を開発者向けに利用可能にしている。

新しもの好きなので、さっそく試してみる。

開発者向けオプションの表示

Nexus 7 (KitKat) の設定アプリを起動しても、「開発者向けオプション」が表示されない。というのも、「開発者向けオプション」が隠し機能なため。コツさえ分かれば、すぐに開発者向けオプションは表示できる。

設定アプリより

  • システム > タブレット情報 > ビルド番号

このビルド番号を複数回タップする。すると、「これでデベロッパーになりました!」と表示される。

一つ画面を戻れば「開発者向けオプション」項目が現れている。

ART ランタイムの設定

設定アプリから開発者向けオプションを選択。

「ランタイムを選択」という項目があるのでタップ。ポップアップから「ARTを使用」を選択する。

Android が自動で再起動する。意外と待たされるので、ティータイムでもどうぞ。

再起動したら Android は ART ランタイムで動いてる。

ART ランタイムにするとアプリの起動が早くなったり、逆に遅くなったり、起動しないアプリがあったり、今々あるらしい。人柱的な実験オプションなので、ART ランタイムを試す人は自己責任で。

ref.

2013-11-26

Rails 4 で concens を使ってみた

Rails 4 でコーディング中、定数はどこに置くものか周りに聞いてみた。そしたら、「クラスに関係の深い定数は concens に入れてしまう」という応えをもらったので、concerns を使ってみる。

concerns ディレクトリーは Rails 4 から導入されたディレクトリーで、app/models/concerns や app/controllers/concerns に置かれる。クラスに共通するコードを置くのが目的みたい。

今回はクラス Foo で使う、文字列定数 HOGEHOGE を定義してみる。

クラス Foo

app/models/foo.rb の中身:

class Foo
  include ActiveModel::Model
  include Hogehoge

  attr_accessor :text

  def initialize(params = nil)
    self.text ||= "\n" + HOGEHOGE;
  end
end

モジュール Hogehoge

app/models/concerns/hogehoge.rb の中身:

module Hogehoge
  extend ActiveSupport::Concern

  HOGEHOGE = <<-EOS
ほげほげの内容
複数行でも OK
EOS
end

あとがき

定数をモジュールに書き出して見通しが良くなった。concerns ディレクトリーを勝手に見に行ってくれるのも楽。こんな書き方もあるのかと勉強になった。

2013-11-25

Git で remote branch を取得する

Git で他人が作った branch を見たり修正したりする機会があったので、やり方をメモ。

まずはブランチの確認。

$ git branch --all
  master
  remotes/origin/HEAD -> origin/master
  remotes/origin/develop
  remotes/origin/feature/foo
  remotes/origin/master

おや、手を入れたい branch は feature/bar なのだけど見当たらない。

そうか、feature/bar がある remote は origin じゃないのか。remote 先は review 用のリポジトリーだった。review のブランチを取得する。

$ git fetch review
 * [new branch]      develop    -> review/develop
 * [new branch]      feature/bar -> review/feature/bar
 * [new branch]      master     -> review/master

取得成功。この feature/bar ブランチも見つかった。さて、feature/bar ブランチをいじりたい。checkout -b を使う。

$ git checkout -b feature/bar review/feature/bar

修正が終わったら、

$ git push review feature/bar

で、おしまい。

review リモートを使ってない人は、普通 origin リモートがあるはずなので review 部分を origin に置き換えて読まれたし。

Emacs で Ruby スクリプトに magic comment を入れない設定

Emacs で Ruby のスクリプトを開いたら、自動的にエンコーディングに関するマジック・コメントが入った。

# -*- coding: utf-8 -*-

Ruby 2.0 以降は文字列毎にエンコード情報を持っているのでマジック・コメント要らないよ、と教えてもらった。今、メインで使っているのは Ruby 2.0 なのでマジック・コメント要らない。というかむしろ邪魔。そこで、この設定をオフにした。

.emacs に以下のコードを追加。

(setq ruby-insert-encoding-magic-comment nil)

これでマジック・コメントの挿入が抑制されるはず。

2013-11-16

iPad mini vs iPad mini Retina vs Nexus 7 (2013)

iPad 3 と 4 と Air の比較をやったので、iPad mini についても新旧のスペック比較をしてみる。11 インチ・タブレットでは iPad 以外買う気のないぼくだけど、7 インチ・タブレットには Nexus 7 という強敵がいるので、こちらも合わせて比較してみた。優れている方を青文字で書いた。

iPad miniiPad mini RetinaNexus 7 (2013)
OSiOS 7Android 4.3
プロセッサーA5
(1.0 GHz Dual Core CPU + Quad Core GPU)
A7
(1.3 GHz Dual Core 64 bit CPU + Quad Core GPU)
Snapdragon S4 Pro
(1.5 GHz Quad Core CPU + Adreno 320 GPU)
メモリー512 MB1 GB2 GB
ディスプレイ7.9 インチ (1024 x 768)7.9 インチ (2048 x 1536)7 インチ (1920 x 1200)
解像度163 ppi326 ppi323 ppi
バックカメラ5M ピクセル
フロントカメラ1.2M ピクセル
ジャイロスコープあり
GPSあり
NFCなしあり
Qiなしあり
高さ200.0 mm
134.7 mm114 mm
厚さ7.3 mm7.5 mm8.65 mm
重量312 g341 g340 g
コネクターLightning コネクターmicro USB
スピーカーモノラルステレオ
Wi-Fi802.11 a/b/g/n802.11 a/b/g/n, MIMO802.11 a/b/g/n
Bluetooth4.0 + HS
通信3G + 4G (LTE)

あとがき

iPad mini は Retina 版が登場してようやく「本気」体制に入ったように思う。ただ発売が遅れて入手困難っぽいのが玉に瑕。iPhone 5s といい今年の iOS 系ハードは入手が大変そう。

新旧比較をすると、プロセッサー回りとディスプレイが大幅に強化された。タブレットの肝な部分が強くなって購入欲を唆る。

一方、少し前に発売された Android の Nexus 7 (2013) と比較するとこれは一進一退。ディスプレイ・サイズに多少の違いはあるものの、解像度は両者ほぼ一緒。Nexus 7 の Qi, NFC は iPad mini に対するアドバンテージだけど、今の日本での普及率を考えると Nexus 7 はアドバンテージを活かしきれていない。Wi-Fi に関しては iPad mini Retina が MIMO をサポートして一歩リードか? プロセッサー周りはベンチマーク見ないと分からないや。

今、Nexus 7 (2013) と iPad 3 を所有している。タッチパネルの感度というか使い易さでは、Nexus 7 を iPad が上回っている。iPad mini でも同じじゃないかな。使い勝手の良さをハードウェア、ソフトウェアで詰められる分 iPad の方が優利かも。

お金さえあれば、iPad mini Retina と Nexus 7 の両方持ちたいところ。

iPad 3 vs iPad 4 vs iPad Air

iPad 3 と iPad 4、そして iPad Air (iPad 5) を比較してみた。優れている方を青文字で書いた。

iPad 3iPad 4iPad Air
OSiOS 7
プロセッサーA5X
(1.0 GHz Dual Core CPU + Quad Core GPU)
A6X
(1.4 GHz Dual Core CPU + Quad Core GPU)
A7 (1.3 GHz Dual Core 64 bit CPU + Quad Core GPU)
メモリー1 GB (LPDDR2)1 GB (LPDDR3)
ディスプレイ9.7 インチ (2048 x 1536)
解像度264 ppi
バックカメラ5M ピクセル
フロントカメラ0.7M ピクセル1.2M ピクセル
ジャイロスコープあり
GPSあり
NFCなし
Qiなし
高さ241.2 mm240.0 mm
185.7 mm169.5 mm
厚さ9.4 mm7.5 mm
重量601 g652 g469 g
コネクター30 mm Dock コネクターLightning コネクター
スピーカーモノラルステレオ
Wi-Fi802.11 a/b/g/n802.11 a/b/g/n, MIMO
Bluetooth4.0 + HS
通信3G + 4G (LTE)

あとがき

この手の情報はネットを探すとすぐに見つかる。けれど、自分でまとめておくのと、他人のまとめを見るのとでは頭への残り方が違う。それに、調べたいことが自分のブログにあるというのは、安心感に繋がる。というわけで遅くなったけど自分なりにまとめてみた。

ぼくは現在 iPad 3 を持っている。iPad 4, iPad Air と一気に比較がしたくてこのまとめを書いた。

iPad Air に iPhone 5s で実装された指紋認証が付かなかったのは残念。「Air」の名前の通り、軽さ・薄さに魅力が凝縮されている。バッテリーも小さくなったのに、稼動時間が変わらないのは凄い。

ネットで MIMO 対応になったのはアドバンテージの一つかな。

プロセッサーが iPhone 5s と同様に 64bit CPU の A7 になっているのはイイね。パフォーマンスの向上が常に図られていて、それをあまり前面に出さない所は毎回感心する。

ぼくは iPad を 2 世代ごとに買ってきた。ただ、今回は iPad 4 がイレギュラーなタイミングで発売されたので困ってる。実用の点で言えば、iPad 3 は (ぼくの持ってる) iPhone 5 より動作が鈍く、それを実感するレベルになっている。買い換えを考えたいところだけれど、今は我慢。ただ、この我慢は長続きしないかもしれない。

関連記事

2013-11-03

Copy — Dropbox ライクなストレージ・サービス

Copy というストレージ・サービスを jinnaitakumi.com で知った。

今、ストレージ・サービスで一番気を吐いているのは Dropbox ではないかと思う。ぼくも、テキスト、プログラム、写真に PDF etc. 色んなものを置いている。iOS や Android アプリがリリースされているので、環境を気にせずデータのやり取りができるので便利。友達を招待すると容量が増えるのも良い。

ただ、最近、ストレージ・サイズで困ってる。ぼくの現在の Dropbox の容量は 4.63 GB。そして 2.7 GB を既に使い切っている。もう半分も容量が残っていない。

そこで気になったのが Copy。

  • iOS, Android 用のアプリあり
  • 15 GB の容量
  • 一人招待すると双方に 5 GB ずつ容量追加 (期間限定?)

この容量は魅力。アプリが用意されているのも嬉しい。

更に、この Copy というサービス。データを共有したら「使用容量」を人数割りしてくれるらしい。例えば 15 MB のファイルを 3 人で共有したとする。この場合、1 人当たりの使用容量は 15 MB ではなく 5 MB として計算される。5 人で共有していれば 3 MB。共有すればするほど幸せになれる。これは面白い取り組み。

ぼくも使い始めたばかりで、まだ使い勝手について保証はできないけれど、興味を持ったら下のリンクをクリックしてサービスにサイン・アップして欲しい。リンクは招待リンクになっているので、自動的に 5 GB の容量が追加されて、20 GB からサービスを使い始めることができる。

Android app on Google Play

Anthony Gallo Reference 3.5 販売終了 〜 どうすんのさ

昨日、インターナショナル・オーディオ・ショウ 2013 に行ってきた。

そして、フューレン・コーディネートのブースにて衝撃のニュースに接した。Anthony Gallo のスピーカー Reference 3.5 の販売終了。輸入を止めるのではなく、本国での販売が終了。スタッフの方曰く、次期スピーカー (Reference 4.0?) の情報などは何も入ってきていない、とのこと。フューレンにしても、このニュースは寝耳に水だったらしい。

ぼくのオーディオ友達は Reference 3.5 をメイン・スピーカーにしたい、と言っていたので、このニュースに接しショックを受けていた。

2014 年に望みを...

アンソニー・ギャロは本当に Reference シリーズの販売を完全に中止してしまうのか? 海外のサイトを漁ってこんな情報を見つけた。

anthony-gallo-news

意訳すとこうなる。

Anthony Gallo は新しいフロア・スタンディング型スピーカーを開発している。2014 年後半にはお披露目したい。

このサイトAnthony Gallo Acoustics のダイレクト・ショップ。情報筋としては、かなり信頼できると思う。問題は、「a new floor standing speaker (新しいフロア・スタンディング型スピーカー)」が何を指すのか?

Anthony Gallo には、Reference series の他に floor standing speakers も作っている (これは日本には輸入されていないはず)。

Classico CL-3 と Classico CL-4 の二機種がある。型は Reference series (Reference 3.5) とは全く似つかない。

新しいフロア・スタンディング型スピーカーが「Reference series」の後継機なのか、「Classico」の新機種なのか、手元にある情報だけでは判別できない。願わくば Reference 4.0 を開発していると思いたい。全てが明らかになるのは来年か... 一体どうなるのか。期待と心配を胸に秘めつつ、Anthony Gallo acoustics の発表を待ちたい。