2011-04-28

clmemo@aka、6 年目を迎える

2011-04-27 をもって、当ブログ clmemo@aka は六歳になった。

この六年を振り返って

IT 技術系のブログとして始めて、少しずつ方向性を変えながら今に至る。ブログ開設時は Google のニュースばかり追っていた。当時、面白いウェブ・サービスを出しているのは Google くらいしかなかったから。次第に、ニッチなサービスにも目を向けて紹介することが増えた。いくつかのサービスはまだ続いているし、残るものは終わってしまった。ガジェットの紹介も増えたし、ブロガー・ミーティーングの参加レビューも始めた。オーディオ関連のエントリーが増えたのもここ数年の大きな変化。

外に目を向ければ、当ブログに対して大きな二つのインパクトがあった。海外ソースの日本進出とGIGAZINEのスタートがそれ。昔は海外ソース (ex. TechCrunch, Engadget, Gizmodo, Lifehacker) を日本語訳するか、まとめるだけで人気エントリーになった。最近は日本語版が出来たので、「日本語訳」する意味がなくなった。また、Gigazine は記事数が多く速報性に優れていて、内容が当ブログと重なることが多い。

裏返せば、皆が情報を入手し易くなったとも言える。当ブログには痛いことだけれども、全体的に見れば良かった事だと思う。

最後に

状況が変わろうとも、今後も clmemo@aka は技術系のブログとして続けていく。来年もこういったエントリーが書けることを望む。

そうそう、姉妹ブログとして趣味系 (本や音楽や映画) のブログ life@aka も開設している。もしよろしければ、そちらへも足を伸ばして頂けると嬉しい。

2011-04-27

Google Tasks をフル・スクリーンで使う

Google Tasks (Google の ToDo 機能) は Gmail と連動しているので愛用している。一つ不満があるとすれば、それは Gmail から呼び出す ToDo 画面が小さいこと。Google Operating System に、この小さな Google Tasks をフル・スクリーンで使う Tips が紹介されていた。

やり方は簡単。以下の URL にアクセスするだけ。

見た目はこの通り:

iPad でも、同じ URL にアクセスしてみた。iPad 用に最適化されていないけれど、閲覧だけなら問題なく使える。タスクのドラッグには対応していないし、タスクの詳細を開く時のタップがなんか気持ち悪い。編集機能については、Google がちゃんとした iPad 版を出してくれるのを待つしかないかもしれない。

Google Task in Large View

ref

2011-04-26

Gmail のラベルに使える文字数が 225 文字に伸びた

Gmail のラベルに使える文字数が 225 まで増えた。今までは 40 文字までしか使えなかった。

ぼく自身は長いラベルを使っていないけれど、Outlook から移行する人にはラベル文字の長さは一つの障害になっていたらしい。少しずつ改善が加わるのは良いね。

なお、ラベルを多重ネストしている場合、間の部分を省略表示するよう改善されたらしい。マウスをラベルの上に持っていくと、中身が見られるとのこと。

ref

Event details Calendar でイベント内イベントを管理

イベントを入れ子に出来ないものか? 親イベントに対して子イベントを作れないものか?

何故、こんなことを考えたのかと言うと、学会やカンファレンスのイベントを Google Calendar に登録・閲覧する時に不便に感じたため。例えば、Google の国内最大のカンファレンス Google Developer Day。去年は 2010-09-28 (Tue) に開催。基調講演の後、テーマ別に分かれて複数の講演が開かれた。クセモノは講演。講演 1 つ 1 つの情報は、Google Calendar の「Google Developer Day」というイベントに書くには大き過ぎる。ここは 1 つ 1 つの講演ごとにイベントを作成して、講演のタイトル、講演者、簡単な説明、開催時間と場所を確認できる様にしておきたい。そこで、「Google Developer Day」というイベントに子イベントをくっつけられたら幸せに思う。

Event details calendar

残念なことに、Google Calendar で子イベントを作ることは出来ない。

そこで、メイン・カレンダーとは別に「Event details calendar」というカレンダーを作っている。子イベントに当たるイベントは全て「Event details calendar」に登録する。すると見た目はかうなる。

9/28 は有給休暇を取得。7:37 分の電車に乗って、1 時間前に会場へ。親イベントは「Google Developer Day」。子イベントは「Event details calendar」に書き込んでいる。

Event detials を見ると、各講演の間に少しずつ移動時間を取っていることが分かるし、昼食を摂る時間を考えていなかった :p こともよく分かる。これを iPhone や iPad のカレンダーに同期させてあげれば、ノート PC を開くまでもなく次の講演情報が分かる。

何故、メイン・カレンダーではなく「Event details」カレンダーを作るのかというと、月表示にした時にイベントが多すぎて閲覧性が低くなるのを防ぐため。月の予定を調べる時は Event details カレンダーを非表示にしてあげる。当日になったら、Event details カレンダーを表示する。こういう使い分けをするのがポイント。

あとがき

Google Developer Day は良い例で、1 つの講演の時間が 45 分と決まっていたし、講演する部屋が集まっていて移動が楽だった。困ったのは物理学会で、聞きたい講演が 10 分だけ重なるとか、場所が分からなくなって慌てるとか、そういうことに苦労した (当時はこの手法を考え出していなかったので本当に大変だった)。

今は、Event details があるので、例えばカンファレンスの間で空き時間がいつ出来るか? ということも見える化できる様になった。とても便利なので、是非お試しを。

関連エントリー

misc カレンダーと Event details カレンダーを一緒にしてしまっても良いかもしれない。

2011-04-25

Twitter 社会論 (津田 大介) を読む

「Twitter 社会論」(津田大介・著) が iPhone/iPad アプリとして無料セール (本来は 350 円) を行なっている。読み終えたので、感想と電子書籍版の読み易さについて書いてみる。

予備知識

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
津田 大介

4862484824
洋泉社 2009-11-06
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「Twitter 社会論」は 2009 年 11 月に上梓された。電子書籍版のあとがきは 2010-05-29 に書かれている。ぼくが買った「Twitter 社会論」は発行日 2010 年 7 月 7 日、バージョン 1.0.4。初版から電子書籍版が出る間に、Twitter は「公式 RT」と「リスト」機能が追加された。また、Twitter のつぶやきまとめサービス Togetter がリリースされている。電子書籍版の本文は、あくまで紙版を電子化したものであって、「公式RT」「リスト」に関する言及はない。

電子書籍版には、紙版に加えて次のコンテンツが追加されている。

  • 対談 松沢呉一 x 津田大介
  • あとがきのあとがき
  • 音声コンテンツ

感想

本文は 2009 年 11 月に最終稿が書かれている。けれど、古さを感じさせない。Twitter の社会的な位置とか Twitter の使い方は、今もって本書で十分な理解ができる。Twitter の芯をとらえた良書。

特に第三章の「社会に広がるツイッター・インパクト」は興味ある読み物。

ツイッターがメディアの前戦に出てくるまでに辿った経緯を端的にまとめている。2008 年 5 月におきた中国・四川省での大地震、2008 年 6 月の秋葉原連続殺傷事件、2008 年 11 月のムンバイ同時多発テロ報道、そして 2009 年 1 月のハドソン川への旅客機不時着事故。

「ハドソン川への旅客機不時着事故」以降のツイッターの立ち位置もよくまとまっている。2008 年アメリカの大統領選挙。2009 年 4 月にモルドバ共和国で行なわれた総選挙、2009 年 6 月にイランで行なわれた大統領選挙。2009 年 7 月に英国で公開された「政府機関のための Twitter 戦略テンプレート」。メディアとして認知された Twitter が、IT 系の人達だけでなく一般人に対して (特に政治の分野で)、影響を与えたのかがよく分かる。

また、企業におけるツイッター利用についても注目している。2011 年になっても、Twitter を企業ツールとして活かしていない会社がほとんどだけれども、少ない成功例を紹介して Twitter の可能性を示している。紹介されている企業は DellEC studioJetBlue Airways (米国の格安航空会社)、Tasti D-lite (米国のフローズン・デザート・フランチャイズ)。

この中で、EC Studio の社長は 2010 年初頭に「iPhone とツイッターで会社は儲かる」という本を出した。「Twitter 社会論」は多角的に Twitter に良さを描き出しているのに対して、「iPhone とツイッター〜」は一企業における Twitter 活用事例が詳しく書かれている。

iPhoneとツイッターで会社は儲かる (マイコミ新書)
山本 敏行

4839934444
毎日コミュニケーションズ 2010-02-23
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

成功例だけでなく、厳しい言葉もある。

根本的な話として「とりあえず成功事例を参考にツイッターアカウントを導入してみればうまく運ぶだろう」というのは幻想だ。ちゃぶ台をひっくり返すようで恐縮だが、今まで紹介した成功事例は、今後ツイッターを使って新しい成功を目指している企業にはあまり参考にならない。なぜかと言えば、これまでの成功例はツイッターが海のものとも山のものともつかない初期から導入し、試行錯誤しながら「自力」でツイッターを企業活動に活かすよう生み出されたものだからだ。実際にツイッターを特定の目的で使い始めて、それに対する顧客からの反応を分析し、自社のサービスや商品にフィードバックし、ツイッターのスピード感に後れを取らない迅速な意思決定を行い、その効果を測定する —— そうした地道な試行錯誤のプロセスがない状態で単に他社の真似をしてツイッターを始めたところで、期待する効果は得られない。そもそも閑古島が鳴いている「企業ブログ」を放置しているような企業がツイッターを試してみたところで結果は同じなのだ。

太字はぼくが入れた。

おっしゃる通り。Twitter でもブログでも何でもそうだけど、試行錯誤する勇気がないと何も身に付かない。

では個人の場合どうか? 普通に使っていればいいけれども、「tsuda る」という技術に興味をひかれた。この「tsuda る」は第二章第二節で解説されている。前半は「tsuda る」とは何か? から始まって「tsuda る」の形が定着するまでの歴史。後半は「tsuda る」技術について。一応、知らない人のために tsuda るの定義を引用しておく:

社会問題上重要度の高いカンファレンスにオンライン状態で出席し、現場で発表された発言の 140 字要勤 post を Twitter の Timeline 上に送り続ける行為。津田大介 (@tsuda) が率先して行うことから附いた俗語

この「tsuda る」メリットを津田氏は次の様に書いている:

リアルタイムに中継しなければならないという厳しい条件が付くため、その場その場での瞬間的判断力や決断力、瞬発力、そして何よりも集中力が身につく

面白そう。機会があったら、頑張ってみたい。

電子書籍版の読み易さについて

ぼくは、この電子書籍版「Twitter 社会論」を iPad で読んだ。

良かった点。

  • ちょっとしたお出かけには、常に iPad 携帯派なので、いつでも読める
  • ブックマークを複数残すことができる (付箋要らず!)

悪かった点。

  • アプリがよく落ちる (特に起動直後とアプリ切替時)
  • 落ちた後、目次ページに移動して、元のページが分からなくなる
  • ページめくりがタップで出来ない (ページをドラッグする必要がある)
  • 電子書籍なのに URL がリンクになっていない
  • 原書のページ数が分からない

電子文書なので原書のページ数など関係ない、と思われるかもしれない。本を読む上ではさうなのだけど、本エントリーの様に引用した時、それがどこの文章なのかを示すには、やはり「ページ数」は重要だと感じた。これは電子書籍全般に関わる問題かもしれない。原書がない場合、電子書籍の引用箇所をどの様にして読者に伝えれば良いのかしらん。

あとがき

本書のどこかで、興味をひく技術が書いてあった。それで、ぼくは今まで本や CD や DVD のレビューは「題名」だけをエントリー・タイトルにしていたのだけど、これからは「○○を読んだ」「○○を聞いた」「○○を見た」という風にちゃんと書こうと思った。

2011-04-23

HTML5 の img 要素に alt 属性は必須ではない

最近、Blogger の投稿エディターで写真を挿入すると、img 要素に alt 属性が付かなくなっていた。HTML4 や XHTML1.1 では、img 要素に alt 属性は「必須」要素なので、どうしたことかしらん? と思っていた。

そこで読んだのがこの記事。

HTML5ではalt属性はオプション扱いで省略可能です。ちょっとここら辺はややこしいのですが、代替テキストの記述は推奨されますが、alt属性を省略することで意図的に代替テキストを利用しないことができるようになってます。

Re:犯してはいけないHTMLタグの過ち10個[to-R] より引用

なんと、HTML5 では alt 属性が「必須」から「推奨」に変更されている。また、代替テキストがないことを HTML4 や XHTML1.1 では img alt="" で明示的に表すけれども、それも HTML5 では alt 属性を書かないことで表す仕様らしい。

それで、最近の Blogger のテンプレートを見てみると HTML5 で書かれていることが分かった。

<!DOCTYPE html>

つまり、最近の Blogger は HTML5 対応になっていたんだね。知らなかった。

あとがき

ぼくの Blogger テンプレートは XHTML1.0 時代のものに手を入れて使っているけど、一度 HTML5 なテンプレートに直してあげようかな? 最近のテンプレート・エディターは随分と良さそうだし。

2011-04-22

Blogger 2007 年以降にログインしていないアカウントを削除

Blogger に一時期のブログ・ブームで作られて、その後更新されていないブログが沢山ある。そこで Blogger は、2007 年以降 Blogger にログインしていないアカウントに対して、コンテンツを削除することを決めた。もし、2007 年以前にブログを開設していて、ブログを存在させたいなら 2011-06-25 までに Blogger にログインすること。

2003 年、Google は Blogger を買収した。この時点で、Blogger へのログインには「Blogger アカウント」が必要だった。

2006 年、Google は「Google アカウント」と「Blogger アカウント」の統合を始める。以後、Blogger アカウントでログインすると、Google アカウントへの移行画面が表示される様になった。それでも、2007 年以降、一度も Blogger にログインしていない人達の「Blogger アカウント」は残っている。

おそらく Blogger は、この残っている「Blogger アカウント」の削除を行ないたがっている。古い仕組みが残っているとバグの温床になるから。これはとても良い決断だと思う。

蛇足

このブログの URL は「http://at-aka.blogspot.com」。本当は自分の名前「安宅 (ataka)」でブログ・アカウントを取りたかった。つまり「http://ataka.blogspot.com」にしたかった。 ところが、このサイトは既は他の人の手によっておさえられていた。

2004 年 5 月に一本だけエントリーを書いただけのブルガリアのブログ。世の中には、こんなアカウントがごまんとあるはずで、そして本当にそのアドレスを使いたい人が使えなかったりする。時々、大掃除しなくちゃね。

Google Video 終了

Google Video が終了する。

Google Video は、まず YouTube に対抗する Google のサービスとしてスタートした。けれど、YouTube の人気は切り崩せず、結局 Google は YouTube を買収する。Google は 2 つのビデオ共有サービスを所有することになる。そして、切り捨てられたのは Google Video だった。

  • 2009/05: ビデオのアップロード機能停止
  • 2011/04/29: ビデオの再生機能停止

Google Video はビデオのアップロードを中止してから、「ビデオ専用の串ざし検索サイト」として動いていたけれど、それもふるわなかった。

今思えば、YouTube を取得した時から Google Video は無用だった。Google 一社が 2 つのビデオ共有サービスを持つメリットはなかった。もしかすると、もっと早く Google Video は終了してもよかったのかもしれない。Google Video がなくなる分、YouTube により多くのリソースが回され、使い勝手の向上が見られることを期待する。

2011-04-20

Twitter のリスト名を日本語からアルファベットに変更

Twitter は大抵 iPad の Twitter 公式アプリで見ている。だから気がつかなかったんだけど、「リスト」の名前を日本語にしていると他の Twitter クライアントは読めないのね。

iPad に入れてる他の Twitter クライアント (Echofon, Twittelator, Twitterrific, TwitBird Pro) で試した。結果、アルファベットなリストは読み込み成功。日本語なリストは、読み込みをずっと続けているかエラーが出た。もしかしたら、他に日本語対応の Twitter クライアントはあるのかもしれない。けれど、ぼくの知る限りメジャーな Twitter クライアントが全滅だったので、リスト名に日本語を使うのは諦めた。全部、アルファベットか対応する英語に変更。

近いうちに、他のクライアントも (少くとも Echofon くらい) 日本語リストに対応して欲しい。

2011-04-17

goo.gl アップデート

Google の URL 短縮サービス goo.gl がアップデートされた。

goo.gl の基本機能については過去記事を参照されたし。

アップデート事項

短縮 URL のコピー

短縮 URL を作成すると、その短縮 URL が選択 (ハイライト) される。Ctrl-c を押せば、すぐに短縮 URL をコピーできる。

goo.gl - easy copy

今までは、短縮 URL を作ったあと、その短縮 URL を「手で選択 (ハイライト)」しないといけなかった。これが微妙に手間でまだるっこしい。この小さな変更のお蔭で一手間楽になった。

ダッシュボードから隠す

ダッシュボードには短縮 URL の一覧が載っている。ここから、「Details」リンクを辿ってクリック統計履歴を見たり出来るわけなんだけど、使わない短縮 URL や間違って作った短縮 URL もずっとこのページに残っている。今回、この URL を隠す機能が付けられた。

URL をチェック・ボックスで選んで「Hide N URLs」ボタンをクリックする。

goo.gl - hide urls
Spam Report

短縮 URL の不便な点は、元の URL が分からないこと。Google へのリンクですよ、と言っておきながらアダルト・サイトへ飛ばされるかもしれない。非道い時は、フィッシング・サイトへ案内されるかも。その対応にスパムな goo.gl URL を報告するサイトが開設された。

goo.gl - spam report

このページでは、「短縮 URL」「問題の種類 (マルウェア/フィッシング/スパム/よろしくない)」「貴方のメール・アドレス」「追加のコメント」を送信できる様になっている。

Spam Report に十分な量のデータが集まれば、ユーザーが URL をクリックする前に「この URL はスパムの可能性が高いです」みたいな警告がでるものと思われる。いいね。

あとがき

今回は大きな機能追加はなかった。小さいけれど、使い勝手を向上させるものが多い。特に Spam Report などは、すぐに効果は出ない。でも、goo.gl が良いサービスと呼ばれるためには必須の機能ばかり。こういうアップデートは大歓迎。

2011-04-16

Google が動物消息情報サービスをスタート

Google は先日、地震対策サービスの一つとして Google Person Finder をリリースした。そして 2011-04-14、このサービスを「人」探しから「動物」探しへと進化させた。これはエイプリル・フールじゃない!!

google animal finder

使い方は、Person Finder と同じ。「動物を探している」と「動物の消息情報を提供する」の二つのボタンがある。ちなみに、動物は自分の名前を言えないので、代わりに写真掲載の必要がある。

このサービス、災害情報特設サイトからもアクセスできる様になっている。

気になるのは、このサービスが一時的なものかどうか? ということ。災害の有無に関らず、動物の消息情報を提供するサービスは需要が大きいと思う。人を探すなら警察に捜索願いを (平時ならば) 出せばいい。ところが、ペットが居なくなった時、警察は捜索願いを受け取ってくれない (よね?)。かくして動物病院やお散歩友達に協力をあおいで、消息を探すことになる。全くもって IT の介在がなかったこの世界に、Google がアニマル・ファインダーを一般サービスとしてずっと提供してくれれば、ありがたい事この上ない。

Google Calendar の favicon が日付を表示

Google Calendar の favicon がアップデートされた。今までは「31」という数字が常に表示されていたけれど、新しい favicon はその日の日付が表示される。例えば、今日は 2011-04-16 なので「16」という favicon になる。

あとがき

今日が「何日」か? って実は一日のうちに何度か調べてる。回数を数えたことはないけれど、少くともぼくは何度も今日が何日か分からなくなる。ウェブ・ブラウザーは常に開いているので、Google Calendar を開いて日付を確認していたのだけど、新しい favicon のおかげでタブを見るだけで日付が分かる様になった。小さな変更だけど、とても助かる。

なお、この機能は 2011-04-13 に公表され、少しずつ全ユーザーが使える様になっている。ぼくの場合、この機能が使える様になったのが 16 日だったわけ。まだ favicon が変わらない人は、もう数日待てば変わるはず。

ref

複数の public key を .ssh/config で管理する

複数の public key (公開鍵) を仕方なく作ってしまった。こういう時、相手サーバーによって使う private key (秘密鍵) を指定してアクセスしないといけない。.ssh/config に設定を加えると、サーバーごとに利用する key を切り替えてくれる。

key の生成

まず key の生成する。一般的な key の作り方は過去エントリー参照のこと。

ssh-keygen で複数の public key を作る。今回はタイプの違う 2 つの鍵を作った。-f オプションで鍵ファイルのファイル名を指定できる (デフォルトは .ssh/id)。

$ ssh-keygen -t dsa -f .ssh/id_dsa
$ ssh-keygen -t rsa -f .ssh/id_rsa

作った public key は相手ホストへコピー。

.ssh/config の書式

.ssh/config を次の様に書く

Host github
  HostName github.com
  User git
  IdentityFile ~/.ssh/id_dsa

Host gitenterprise
  HostName gitent-scm.com
  User foo
  IdentityFile ~/.ssh/id_rsa

ssh でログインする場合、ssh githubssh gitenterprise という風に「Host」名を指定する。すると、HostName, User, IdentityFile が自動的に選ばれる。これは scp コマンドや sftp コマンドでも同じ。

解項目の説明
Host
ホスト名。HostName が指定されていない時は、この値が使われる。設定の区切りとしても使われる。
HostName
本当のホスト名。省略可。省略した場合は、Host の値が HostName として使われる。省略しない場合、Host はニックネームの代わりに利用可能 (ssh nickname という具合に)
Port
ポート番号
User
ログイン・ユーザー
IdentityFile
秘密鍵ファイルへの PATH

あとがき

本来の使い方は、public key を一つ生成。複数のホストにその public key をコピー。同じ passphrase で複数ホストにログイン。ログインするホストごとに「鍵」を作らなくて便利。という筈。

ところが、ホストによって鍵の種類が違い、複数の public key が必要になることがある。こういう時、.ssh/config を設定しておくと便利。

なお、ホストによってユーザー名が違う場合も .ssh/config が使える。例えば下記の様な設定をしておけば、同じ public key でログイン名にユーザーを変更する必要もない。また、ホスト名も全て入力しなくて済むので楽。

Host cupcake
  HostName cupcake.com
  User foo

Host donut
  HostName donut.info
  User bar

ref

関連エントリー

2011-04-15

Redmine によるタスクマネジメント実践技法 (小川 明彦, 阪井 誠)

Redmineによるタスクマネジメント実践技法
小川 明彦 阪井 誠

4798121622
翔泳社 2010-10-13
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「Redmine によるタスクマネジメント実践技法」はチケット駆動型開発の実践書。チケット駆動型開発 (Ticket Driven Development) は略記として TiDD とも書かれる。これはテスト駆動型開発 (TDD) と区別するための表記的な問題。

TiDD には BTS システムが欠かせない。現在、代表的な BTS には TracRedmine がある。本書では、Redmine を使って TiDD を行なうための実践技法を紹介している。読者対象は TiDD を導入するチームリーダー。TiDD/BTS を導入してみたものの、運用方法に自信がない、チーム・メンバーへの普及が上手くいかない、そもそも自分は TiDD を理解していないのでは? そんな人を対象にしている。

今まで Redmine の本は何冊か出ていた。けれど、それらは Redmine のインストール方法、設定方法、機能説明に終始していた。TiDD について踏み込んだ本はなかった。せいぜい Redmine を使った時のメリットを物語風に紹介する程度だった。

Redmine の本ではツールの使い方は分かっても、TiDD という技法が分からなかった。

本書はその解答の一つを教えてくれる。その代わり、Redmine のインストール等の説明は削ってある。あくまで Redmine インストール後、チームリーダーが TiDD を実践するための本。

アジャイル etc.

本書では何度もアジャイル開発という言葉が出てくる。実は TiDD とアジャイル開発は相性が良い。本書では、そういった事象についても解説が加えられる。特に考えさせられたのは p.163 の次の一節。

反復型開発をどの場面で使うべきか、漸進型開発をどの場面で使うべきか、戦略がはっきりしていないから、未だにアジャイル開発は難しい、と言っているだけなのだと筆者は考えます。それらの問題は、反復型開発と漸進型開発の戦略的な使い分けで解決できるのではないでしょうか?

大規模開発におけるアジャイル開発についても、「アジャイルリリーストレイン」と「スクラムオブスクラム」を取り上げて説明をしている。

SCM

本書では主に Subversion によるバージョン管理をベースに説明が展開される。ぼくは最近 Git を使っているので、Subversion に使い勝手の悪さを感じる。開発ペースも集中管理型の Subversion と分散管理型の Git では大きく違う。

現在、バージョン管理の主流は分散管理型に移り変わっているので、Subversion 中心の説明に不足を感じた。もし第二版が出ることがあれば、分散管理型 SCM での TiDD (特にブランチの作成云々) を書いて欲しいと思った。

TestLink

TestLink というテスト管理ツールがある。

自動化できないテストに関して、開発者やテスターはテスト計画書を書く。一つリリースを出したら、テスト計画書に従ってテストを行なう。バグが見つかったら、BTS に登録する。

以上が一般的なテストの流れ。テストを管理して BTS と連携させるツールが TestLink。本書には TeskLink と Redmine との連携方法に一章が丸々割かれている。TestLink の解説書自体見かけたことがないので、貴重な一章と思う。

ぼくはテスト計画書を今まで Excel で書いていたけれど、TestLink の存在を知って、TestLink を使いたくなった。

あとがき

今までになかった、チケット駆動開発に主眼を置いた解説書。同じ言い回しが何度か出てきて、疎ましく感じることもある。それを差し引いても、一読の価値はあると思う。

最後にチケット粒度について。本書とぼくはチケット粒度について立場を異にする。これはその道の人でもちゃんとした答えが出ていない問題のようなので、自分のプロジェクトに合わせて試行錯誤する必要がありそう。

チケット駆動開発を運用していると話すと、必ず「チケットの粒度はどれくらいが妥当ですか?」という質問が来る。僕はまだその質問に完全な回答は持っていない。

TiDD初心者によく聞かれる質問part2~チケットの粒度はどれくらいが妥当ですか?: プログラマの思索 より引用

関連記事

2011-04-14

Google Reader で「liked items」を一覧表示する

Google Reader には記事に対して 3 つのアクションを取ることができる。一つは「Add star (スター)」で、もう一つは「Like (好き)」、最後の一つは「Share (共有)」。このうち、スターを付けたアイテムと共有したアイテムは Google Reader のサイドバーからアクセスできる。また、g s, g S というショートカットも用意されている。ところが、「Like」したアクテムにアクセスする方法がない。

検索から

「Like」したアイテムにアクセスするには、Google Reader の検索ボックスから「Liked items」を選ぶ。

Google Reader - liked items

実はこれだけ。あまりに当たり前 (?) 過ぎて今まで気がつかなかった。

スター、ライク、シェアー

簡単に 3 つの機能の違いを書いておく。

Star
プライベートな「お気に入り」記事。他人はユーザーがスターしたアイテムを知ることは出来ない
Like
半プライベートな「お気に入り」記事。記事を開くと「Like」した人の数が分かる。また、名前を公開にしておければ誰が「Like」したかを知ることができる
Share
Public な「お気に入り」記事。Follow している友達と記事を共有できる。また、「共有」した記事だけを集めたブログを作ることも可能。コメントを書くことが出来るのも特徴。

実はぼく自身、Star, like, Share の使い分けが出来ていない。それは、like した記事を読み直す方法を見つけてなかったのも一因にあると思う。使い分けが出来る様になったら、またエントリーを書く。

2011-04-13

楽天ブログ、トラックバック受信機能を廃止

楽天ブログがトラックバック受信機能の廃止を決めた。2011-04-19 をもって、トラックバックを受け付けなくなる。なお、トラックバック送信機能はそのまま継続するとのこと。

トラックバック受信廃止の理由について、公式ブログはこう書いている:

mixi や Twitter、Facebookなど外部サービスを通じたブロガー同士のコミュニケーションの広がりといった現状を踏まえ、また楽天ブログに送られてくるトラックバックの多くが迷惑トラックバックであることに伴うユーザ様のご負担を鑑みて...

【重要】トラックバックの受付機能を廃止いたします - 楽天ブログ StaffBlog - 楽天ブログ(Blog) より引用

確かに、迷惑トラックバックが多いことは否めない。ただ、代替手段はどうするのか? mixi, twitter, Facebook といった SNS との連携機能を強化するとのいうけれど、それではまだ弱い。Blogger のバックリンクの様な機能が必要なんじゃないかと思う (その Blogger のバックリンクも十分に働いているとはいい難いけれども)。

トラックバックという仕組みは素晴らしいけど、スパムに対して何ら考慮されていなかった。その一点が悔やまれる。

あとがき

トラックバック廃止の裏に、正規のトラックバック利用者の数が減っているのではないか? ブログで繋がろとする動きに鈍化が見られる様に思うのは穿ちすぎかな?

ref

Omnidrive から Nomadesk へ

2006 年から 2007 年にかけて、オンライン・ストレージで最も期待が高かったのは (Google Drive を除けば) Omnidrive (http://www.omnidrive.com/) だった。

今日、ふと思い立って Omnidrive にアクセスしてみたら、Nomadesk へと変わってた。

Wikipedia を読むと、2008 年 4 月に Omnidrive はドメイン・ネームの更新を怠りサービスがストップ。2008 年 9 月、正式にサービスを終了したとある。

そして、どういった経緯か Nomadesk が Omnidrive のサービスをやっている。Nomadesk が提供するサービスからは無料版がなくなり、30 日のトライアル無料期間が提供されている。Price ページを見ると、ラインナップは 2 つ。パーソナル版が $40/year。チーム版が $15/year。パーソナル版にはいくつかの機能制限がある。

あとがき

Dropbox 全盛の今、機能が優れているかもしれない Omnidrive には興味を感じない。少くともオンライン・ストレージに年 40 ドルも払う必要性をぼくは感じていない。みんなもそうじゃないかな? Omnidrive は、Dead Pool に片足を突っ込んでいるのかもしれない。

この記事を読んで興味を持った人がいたら、是非 30 日トライアル版を使ってみてレビューを書いて欲しいなぁ。そして、Dropbox より優れている点を明らかにして欲しい。

2011-04-12

休刊誌「bit」の総目次

過去に共立出版から「bit」という雑誌が出ていた。コンピューター・サイエンス系のはしりの様な雑誌で、2001 年 4 月号をもって休刊した。大きな図書館や大学の図書館に行けば、「bit」を借りることができる。

さて、古い雑誌を読む時に困るのが検索性の悪さ。どの号に目的の記事があるか知らないといけない。運の良いことに、「ホットコーナーの舞台裏」さんがこの目次について調べて下さっていた。

1997 年以降の目次は bit のホームページに、1969 年以降の目次は eggman さんがまとめていらっしゃる。

ありがたい。

あとがき

bit が休刊した 2001 年を振り返ってみたい。Windows が売れ始めたのが 1995 年。Mac が iMac で復活したのが 1998 年。Ubuntu Linux はまだリリースすらされていなかった (リリースは 2004 年)。

bit という雑誌は、Windows や Mac によってパソコンが「家電」になる前から、ずっとコンピューター・サイエンスな取り上げていた。ぼくの愛するエディター Emacs の特集が 1990 年頃に組まれていたことを思い出す。

「bit」の目次が求められることに、この雑誌の偉大さを感じる。

2011-04-11

IDE/SATA HDD → USB 2.0 変換アダプターを買った

Green House から出ている IDE/SATA HDD → USB 2.0 変換アダプターを買った。型番は GH-USHD-IDESA。価格はアマゾンで 2,019 円。

GREEN HOUSE SATA/IDE-USB2.0変換アダプタ 2.5インチHD対応 GH-USHD-IDESA

B000QXDGNE
グリーンハウス 2007-05-28
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

魅力は値段の安さ。二千円前後で、HDD を再利用できる点が嬉しい。

スクリーン・ショットを見て分かる通り、このアダプターは裸の HDD を USB で PC と接続する。従って、USB 外付けの HDD や SSD の様な使い勝手は期待できない。余っている HDD からデータを抜き出すのが専らの用途となる。

パソコンを買い換えると、意外と持て余すのがハードディスク。メモリーや CPU は新しい PC に移植できないので気軽に手離せる。でも HDD にはデータが詰まっているし、頑張れば新しい PC でも使えてしまう。新 PC 購入時のデータ移し換えにも、バックアップとして役に立つ。そう思うと、HDD だけ取り外して残しておきたくなる。ところが、新しい PC が届いてみると、HDD を繋ぐのが面倒になる。外付け用の HDD ボックスも売っているけど、安くない。ほんの少しだけ、取り忘れたデータを取り出すとか、バックアップにデータを保存する、という用途に合った「安く」て「手軽」なもの。

今まで、そんなものはないと思っていたけれど、グリーンハウスがちゃんと作ってた。

対応機種

このアダプターは、以下の機器を USB 2.0 で PC と繋げられる様にする:

  • 3.5 インチ IDE HDD (普通の PC 用)
  • 2.5 インチ IDE HDD (ノート PC 用)
  • SATA HDD (高速な HDD、最近の主流)
  • IDE 接続な光学ドライブ (CD-ROM, DVD-ROM etc.)

使い方

箱はこんな感じ。

IDE/SATA →USB2.0 変換アダプタ

箱をあけると、こんな感じ。

内容物を並べてみた。

IDE/SATA →USB2.0 変換アダプタ

ぼくが持っているのは 3.5 インチの IDE HDD。接続方法は簡単。

  1. IDE HDD の設定を「Master」にする (普通に使っている PC なら、基本「Master」になっている)
  2. コネクターを 3.5 インチ IDE HDD に繋ぐ
  3. 電源ケーブルを AC アダプターと接続し、電源プラグをコンセントに挿す
  4. AC アダプターを IDE HDD に接続する (この時点で HDD が起動する)
  5. コネクターから伸びている USB ケーブルを PC に接続する

以上。見た目はこんな感じになる。

IDE/SATA →USB2.0 変換アダプタ

MacBook の Finder で接続された HDD を確認したところ。「デバイス」のところに HDD が現れる。スクリーン・ショットによると、「DATA」「TMP」「Untitled」の 3 つのパーティッションを持っていることが分かる。

Finder connects IDE HDD

あとは、普通の USB メモリーを操作するのと同じ感覚で作業すればいい。HDD を外す時も、USB メモリーを外す様にアンマウントしてから外すこと。

あとがき

今のメイン PC より 2 つ前に使っていた PC の HDD が残っていて、処分に困っていた。30 GB しかないんだけど、この HDD の中に卒研のデータが残っていることが分かっている。もったいないので、吸い上げたいけど、そのために今の PC を開けて、配線し直して...

考えるだけでも嫌になった。そして気がつけば 4 年もの歳月が経っている。

今回、二千円少しで昔の HDD を復活させることが出来た。とても助かった。これが五千円だったら、手を出していなかったと思う。

関連エントリー

2011-04-10

MyRSS.jp サービス終了

goo RSS Reader に続いて、MyRSS.jp もサービスを終了する。サービス開始は 2005 年。サービス提供は 2011 年 4 月末まで。登録ユーザー数は 4 万人。

MyRSS.jp はフィード作成サービス。フィードを配信していないページを登録すると、新着 RSS を自動作成してくれる。

サービス終了の理由を次の様に書いている:

近年は多くのサイトがRSS化してきたこと、またソーシャルメディアの登場によりRSSでの情報収集という手段そのものが限られた目的での利用となったこともあり、MyRSS.jpというサービスについては一定の役割を終えたのではないかと考えております。

MyRSS.jp サービス終了のお知らせ | サイドフィード株式会社 より引用

2005 年 (サービス開始時) に比べてフィード提供するサービスが増えたことは間違いない。フィードが増えると共に、フィードを加工して提供するサービスが増えた。MyRSS.jp が役目を終えても十分と判ずるだけ、フィードが普及したのか。この事実は喜ばしい。

一方、ソーシャルメディアの隆盛には時代の移り変わりを感じる。ここで言うソーシャルメディアは TwitterTumblrFacebook 等を指していると思われる。

昔は情報を集めるだけで良かった。情報が多くなると、情報の取捨選択能力を高めれば良かった。皆が情報を正しく集められる様になると、情報を発信することが重要になった。今、情報の発信は大きく二つに分かれ始めている。Twitter に代表される「小さく」「速い」情報と、ブログに代表される「大きく」「深い」情報。しかもお互いが補完し合っているのが理想らしい。

この変化はゆっくりと自然に起こっている。ただ、ブログにコメント・システムすらなかった時代から「Blog」をやっていた人間には、この緩慢な変化に淋しさを感じる。

goo RSS リーダー、サービス提供終了

goo RSS リーダーがサービス提供を終了する。不覚にも goo がフィードリーダー・サービスをやっていたことを知らなかったんだけど、Okano Mail さんのエントリーで知った。Windows アプリ版は 2011-03-31 (金) で既に提供終了済。ウェブ版は 2011-05-31 (火) をもってサービスを終了する。

あとがき

最近は Google Reader 一本しか使っていなかったので、まわりのフィードリーダー・サービスについて特に注意を払っていなかった。記事にも書いていなかった。

気がつけばはてなRSS2010-06-30 に終了し、今や大手は Google Readerlivedoor Reader の二つだけになってしまった。

一方、twitter 用のサービス、アプリは山の様に出ている。ブログから Twitter へと時代が変わっていくのを感じる。なんとも言えない寂寥感。でも、ブログに出来て twitter に出来ないことは残ってる。それは個人の意見を「まとめ」て公開すること。こういう「まとめ」作業に敷居の高さを感じて、twitter に流れる人が多いのは知っている。でも、ブログがなくなるわけじゃない。だから、残るフィード・リーダーも頑張って欲しい。フィード・リーダーが死んだら、ブログも死んでしまうから。

2011-04-09

みんなで節電 — 電力消費のピークを見せる化するサービス

電力消費の時間別ピークを表示するサービス「みんなで節電」がいい感じ。

みんなで節電

スクリーン・ショットの様に、MAX に対し 80〜85% の時間帯を「オレンジ」で、85% を越える時間帯を「赤」で表している。データは計画停電を実施していない過去7日間の電力使用実績の平均を使用。あくまで平均なので目安として使うべき。特に、暑い日・寒い日は平均よりも電力消費が激しいと心得るべきでせう。

あとがき

電気は溜められない。この事実は二つの受け取り方がある。

一つ目は、電力消費ピーク時に電気が不足するかもしれないこと。電気が不足すると、停電が起きる。だから電力消費がピークになる時間帯は節電を心がけたい。

二つ目は、電力消費がピークにならない時間帯の節電は効果がないこと。何故なら、その時間帯に節電したからって、余った分の電力を「ピーク」の時間帯に回せるわけじゃないから。そこで、電力消費をピーク時間帯からこの「非ピーク時」の時間帯にズラすことが望まれる。また、震災のために低迷しがちな経済活動を「非ピーク」の時間帯に行なうのもイイ。

スクリーン・ショットを見ると、夜 22 時〜 朝 7 時の間は電力消費が少ない。その時間帯には逆に電気を使って何か出来ないか考えたい。例えばコンビニは電灯を全部点けて防犯に協力するとか、金曜夜の映画館はオールナイト上映を積極的に取り入れるとか。個人で言えば、PC の利用時間をズラすとか、22 時以前に寝られるなら早目に寝て超朝型に切り替えてみるとか。いろいろやることはあると思う。

「みんなで節電」は、その目安になるピーク時間帯を知ることができるので、行動の指針が立てられる。おまけに、Twitter で「今やってる節電」情報を共有している。節電用の情報が集まる素晴らしいサービス。とてもいい。

2011-04-08

MacBook を買って 4 年目

2011-04-08 をもって、MacBook 購入 4 年目になる。それは、ぼくが Mac ユーザーになって 4 年目になったということでもあり、Apple ファンになって 4 年目になったということでもある。せっかくなので、この 4 年間を過去エントリーを通して振り返ってみたい。

最初のとまどい編

当時は Mighty Mouse というマウスが新しかった。今の Magic Mouse の旧世代。

ぼくは Bluetooth が始めてだったので、設定にも緊張した。

ブログの記事を書くのに、スクリーン・ショットが必要。今までの Windows や Linux のやり方は通らない。Mac にデフォールトで優秀なスクリーン・キャプチャー機能が付いていることを知った。

次にハマッたのが入力系。ぼくは英語を Dvorak 配列で入力している。その設定に一苦労。次に日本語入力について。Windows と違って大いにとまどった。これにはまとめ記事を書いたほど。

トラブル解決編

最初のトラブルは Mighty Mouse の下スクロールが利かなくなったことだった。サポート・センターに連絡。サポート期間内だったので、無償交換となった。この時、Apple のサポート・センターの質の高さを知った。

次はプレゼン発表に関するトラブル。MacBook には mini DVI というディスプレー・ポートがある。一般のプロジェクターやディスプレーは、mini DVI ポートに対応していない。結論: プレゼンが出来ない。

解決方法はアクセサリーを買うこと。

この時、ぼくは mini DVI - DVI 変換コネクターを買ってしまった。失敗。ぼくのディスプレーは DVI 端子が付いていない。後日、Full HD 対応ディスプレーを買った時にこの変換コネクターが役に立つことになるんだけど、その時のぼくはまだその未来を知らない。

mini DVI - VGA 変換コネクターを追加で買った。

延命編

3 年半過ぎから、MacBook に限界が近づいてきた。

まずストレージ容量の不足。外部 HDD や SSD を買って凌いだ。

次にメモリー不足。とにかく遅い。作業にならない。いろんなアプリ入れ過ぎ!?

メモリーを 1 GB から 2 GB に拡張して事無きを得る。

最後にバッテリー。寿命が来たのかな? 壊れちゃった!?

サポート・センターに電話したら、保障期間が短いけれど安いバッテリーも手配してくれると聞き、そちらを購入。

あとがき

次の新 MacOS Lion は大幅なバージョン・アップとも聞く。ぼくのマシン・スペックでは、インストールすらできないのではないかと予想している。それならそれで良い。覚悟を決めよう。Lion は買えない (買わないじゃなくて) と。

あとは、せめて 5 年目まで持たせる (お金ないから)。次は MacBook Pro か MacBook Air か? ちょっと夢がふくらむ。そのためにもあと一年。頑張ってね。ぼくの MacBook!

2011-04-07

Mac で画像サイズを変更する

wikiHow に Mac で画像のサイズを変更する方法が書いてあった。原文は英語なので、日本語に直して紹介。大きな画像ファイルをメールで添付する時や、ブログに貼り付ける前に、サイズを小さくするのに重宝する。

ステップ 1

Finder アプリを起動して、目的のファイルにアクセス。今回はちょっと幻想的な海の画像を選んだ。画像サイズは 800 x 505。115 kB。

ステップ 2

コントロール・ボタンを押しながら、目的のファイルをクリック。「このアプリケーションで開く」から「プレビュー」アプリを選択。

ステップ 3

プレビュー・アプリを開いたら、メニューから「ツール > サイズを調整...」を選択。

ステップ 4

画像サイズ変更用のポップアップ・ダイアログが現れるので、適当なサイズに変更。「スクリーン・ショット」の様に幅・高さの単位を「ポイント」にしておくと便利。今回は幅 100px のサイズに縮小する。「縦横比を固定」にチェックが入っていれば、幅のサイズを変えるだけで高さも自動的に変更される。

ステップ 5

メニューから「別名で保存」を選択。ちなみに「保存」を選択すると上書き保存になり、元の画像が失れるので注意。

ステップ 6

名前を決めてあげて、お終い。ディスク・サイズは 115 kB から 12 kB に減った。成功!!

あとがき

Mac では画像のファイル・サイズを変更するのにサード・パーティーのツールが必要だと思っていた。今回、wikiHow で Mac の基本機能だけでサイズ変更できることを知った。

画像編集をする時は画像は大きければ大きいほど良いけれど、ネットにアップする時はある程度小さくしておく方が良い。不必要な「大サイズ画像」はウェブページ表示に時間がかかるだけでなく、ネットワーク負荷にも繋がる。本当に良い方法を知ることができた。

2011-04-06

第 162 回 TOEIC 受験を申し込んだ

2011-05-29 (日) 実施の TOEIC テストに申し込みをした (インターネット申込〆切は 4/19 正午)。

第 161 回 TOEIC 受験料が返金されるということで、そのお金を次の試験に回す。

なお、第 162 回試験は盛岡、仙台、福島、郡山、いわき、日立での試験実施中止が決定されているとのこと。

ref

第 161 回 TOEIC 受験料・返金について

震災のため、第 161 回 TOEIC 試験は全国で開催されなかった。その後、受験料は全額返済するとの通知があった。

2011-04-04、返金方法に関する具体的なメールが送付された。決済方法によって、返金手続きが違う。

ネットからクレジット・カード決済

返金手続き必要なし。自動的に、決済に利用したクレジット会社経由で返金される。

ネットからコンビニ決済

指定のインターネットまたは携帯サイトを通じて返金手続きを行なう。手続き方法の詳細は、4 月下旬に送付する「返金の手続きに関するご案内」という書類の中に書いてある (転居した場合は、郵便局に転居届を出すこと)。

具体的な対象者は以下の人達:

  • コンビニ店頭申込 (セブンイレブン設置のマルチコピー機による)
  • 書店・大学生協・郵便局で支払い、受験申込書で申込
  • ネットから TOEICバウチャーコード を利用して申込

団体経由

原則、団体を通じて返金。

あとがき

ぼくはクレジット・カード決済だったので、何もしなくてもお金がもどってくる。手間が省けて良かった。

このエントリーで初めて TOEIC 返金について知った方は、TOEIC からのメールを読み落としているか SPAM として処理されている可能性が高い。万が一、メールを紛失した場合でも慌てず、TOEIC のサイトを確認しませう。

Tangent EXEO Amp はバナナ・プラグ対応

2011 年 2 月、実家用のアンプに Tangent の EXEO Amp を買った。

タンジェント プリメインアンプTANGENT EXEO-AMP

B00486WHTE
タンジェント
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

その購入記事の中で、ぼくは誤りを書いた。

スピーカー端子は 2 つある。(中略) バナナ・プラグには対応していない模様。残念。

clmemo@aka: Tangent EXEO Amp を買った より引用

アンプ設置後に説明書を読んだら、スピーカー端子は「裸線」及び「バナナ・プラグ」対応と書いてあった。本家 Tangent 社のアンプの写真を見ても、バナナ・プラグ対応なスピーカー端子になっている。これはどうしたことか、と購入したお店に質問した。そしたら、やっぱりバナナ・プラグに対応していると教えてもらった。

ついでに、どうやってバナナ・プラグ対応にするのかも実演してもらった。

Tangent EXEO Amp をバナナ・プラグ対応に

Tangent Exeo Amp

写真を見ると、バナナ・プラグなど入らなそうに見える。

ところが、このちょっとした凸の部分が実はキャップで、爪を入れてほじくり出すと外れる。キャップが外れると、バナナ・プラグ用の端子が現れる。口で説明しても分かりにくいんで、動画を撮った (撮影協力: ノジマ オーディオ・スクエア相模原店)。

あとがき

これで安心してバナナ・プラグ付のスピーカー・ケーブルを使える。今度、実家に帰る時に (バナナ・プラグな) ケーブルを持って帰るつもり。どう音が変わるか楽しみ。

なお、Cambridge Audio のアンプも同じ様なスピーカー端子を使っている。上のビデオでやった様にキャップを外すことで、これもバナナ・プラグ対応になる。Cambridge Audio のアンプをお使いの方は、是非チェックされたし。

2011-04-05

YouTube に字幕 (caption) を追加する

YouTube へアップした動画に字幕 (キャプション) を付けた。メモ代わりに設定方法を書いておく。

字幕のアップロード

まずは YouTube にログインし、「マイ動画」を開く。

「アップロードした動画」一覧が表示されるので、字幕を付けたい動画の「編集」ボタンをクリック。

「キャプションと字幕」タブをクリック。「新しいキャプション/字幕を追加」ボタンをクリック。

字幕ファイル (後述) を「ファイルを選択」ボタンから選択。「言語」を「日本語」にして、「ファイルをアップロードする」ボタンをクリック。以上。

字幕ファイルの作り方

キャプション・ファイルについては、下記の YouTube ヘルプに説明がある。

上記ページの説明によると、キャプション・ファイルは SubViewer (*.sub)、SubRip (*.srt)、キャプション (*.sbv) の三形式をサポートする。上記ページには *.sbv ファイルの例があったけれど、真似て書いたら字幕は表示されなかった。ぼくが間違えたのか、それともヘルプ・ページに誤りがあるのか不明。

とりあえず、*.srt 形式を採用してみた。*.srt 形式については下記ページを参考にした。

*.srt ファイルの書式は以下の通り:

番号
00:00:00,000 --> 00:00:03,000
字幕文字列

字幕ごとに一つ改行を入れるのを忘れない様に。ぼくが今回使った字幕ファイル (tangent-exeo.ja.srt) をそのまま転載する:

1
0:00:00.000 --> 0:00:05.000
Tangent EXEO アンプです

2
0:00:05.000 --> 0:00:11.000
スピーカー端子です

3
0:00:11.000 --> 0:00:17.000
端子のキャップを外しましょう

4
0:00:17.000 --> 0:00:23.000
なかなか外すことができません

5
0:00:23.000 --> 0:00:29.000
端子を取り外して作業してみましょう

6
0:00:29.000 --> 0:00:36.000
爪を入れてキャップを外します

7
0:00:36.000 --> 0:00:40.000
パナナ・プラグ用の端子が現れました 

完成動画

できた動画がコレ (音声は最初から入っていない):

あとがき

字幕ファイルの時間 (タイミング) を取るのが難しい。ぼくは最初に字幕に入れる文字列を最初に作っておいて、ビデオを再生しながら、字幕を入れるタイミング (時間) を考えた。

悲しいかな、モバイル版の YouTube (iPhone/iPad) では字幕が表示されなかった。すごく残念。

2011-04-04

Google Latiude for iOS が Check-ins に対応

iOS (iPhone/iPad) 用の Google Latitude アプリが Check-ins 機能 (Google Places) に対応した (2011-03-21)。少しの間、試用してみたのでレビューを書く。

Google Latitude アプリ

Google Place in iPhone

iOS 向け Google Latitude アプリのトップに「チェックイン」というボタンが付いた。これをクリックすると、現在位置 (GPS を利用) から最寄りの建物・会場・お店の一覧を表示する。リスト一覧からアイテムをタップすると、その店の情報が表示される。「完了」ボタンを押せば、チェック・イン終了。

チェックイン時にはプライベート設定が行なえる。「公開」「友達のみ」「プライベート」の三つ。

チェック・インすると、Google Latitude の現在位置に「チェック・イン」した場所の名前が表示される。今まで、「住所」しか表示されなかった所が、「お店」の名前になる。

メリットは 2 つ。1 つは分かり易さの向上。友達が Google Latitude アプリで貴方の場所を探す時に、(貴方がお店の中に入っていれば) お店の名前で場所が分かる。例えば、「中野区東中野4-4-5」と表示されるより「スパゲッティ・ハウス モーゼ」と表示される方が分かり易い。住所が表示されるより分かり易い。また、デパートなどの様に複数のお店が入っている場合、店が違っても住所は同じになる。チェック・イン機能を使えば、もっと細かく居場所を知ることができる。

2 つ目は精度の向上。Google Latitude は自分の居場所を GPS で測位する。これは当然、誤差が出る。一方、チェック・インすれば「その場所」は「住所」と一対一に割り当てられているので、誤差が出ない。この「場所」と「住所」の結合は Google Maps のデータを使っているんでせう。

欠点もある。今の Google Latitude アプリのチェック・イン機能には「場所」の追加機能がない。Google Maps を全面的に信用している、ということもあるのだろうけれど、そこに Google Maps の欠点が出る。つまり、新装開店したお店は Google Maps もサポートしきれない。よって、チェック・イン候補に現れない。

ウェブで履歴表示

Google Latitude に PC からアクセスすると、Latitude の履歴を見ることができる。このページに「表示と管理」(GPS の場所表示) に加えて、「チェックイン」というタブが増えた。このタブをクリックすると、チェックイン履歴を見ることができる。

個人的には、「表示と管理」に「チェックイン」情報も混ぜて欲しかったけれど...

Foursquare vs Google Check-ins

この手の代表サービスは Foursquare。iPhone アプリも出ている。これと Google Check-ins を比べてみる。

Foursquare の良い点は、新規の場所を自分で登録できること。バッチやポイントで「やる気」を煽るのが上手いこと。

Google Check-ins の良い点は、ほとんどの場所が登録済であること。Latitude の機能と合わせて、「場所A」〜「移動経路」〜「場所B」の情報を一括管理し始めていること (まだ未完成だけど)。欠点は新規の「場所」を登録できないこと。

結局のところ、どちらか一方が圧倒的に優れているわけではない。今のところ、両方のアプリを使っている。将来性は Google Latitude にありそうな気もするけれども。

2011-04-03

Amazon Prime 会員に 1 か月の期間延長

2011-03-11 に発生した大地震により、Amazon はいくつかのサービスに滞りを生じた (一部地域へのご注文受付停止など)。特に Amazon Prime という有料会員専用のサービスに影響が大きかった。具体的には一部地域で以下のサービスが停止した。

  • お届け日時指定便サービス
  • 当日お急ぎ便・お急ぎ便のサービス

これらは Amazon プライムの目玉サービス。それだけに、使えないと Amazon プライムの意義が薄まる。ぼくの地域でも上記サービスが使えず、不便を感じることもあった。

1 か月延長

昨夜、Amazon からメールが届いて、ぼくの Amazon プライム期間を一か月延長したと連絡があった。メールの文面から、Amazon プライム会員全員にこの処置が取られたのか、プライム特典が停止した地域の人達にだけ処置が取られたのかは分からなかった。

ともあれ、この様な補償はありがたい。

蛇足: サービス再開の現状

  • 2011-03-11: 地震発生
  • 2011-03-25: 関西・名古屋地域への当日お急ぎ便・お急ぎ便を再開
  • 2011-04-01: 北海道・東北地方以外へのお届け日時指定便を再開
  • 2011-04-03: 宮城、岩手、福島の一部で注文受付停止中

関連エントリー

Memolane — ライフログ・サービスの試みの一つ

TechCrunch で Memolane というサービスが紹介されていたので使ってみた。Memolane は一種のライフログ。既存のウェブ・サービスの情報を結合させて、一日一日の記録を一か所にまとめてくれる。

特徴は集めたデータの見せ方。

(クリックで大きな画像になります)

マウス・ドラッグで左右に振ると日付けをスクロールできる。一日の出来事が「のれん」が垂れる様に表示され、アイテム数が多い場合は上下にスクロールさせる。

一つ一つのアイテムは、最小限のデータを表示している。アイテムをクリックすると、拡大表示。

拡大された画面には次のオプションが付く:

  • Private/Public の変更
  • オリジナル・データへのリンク
  • Memolame における「アイテム」への URL リンク
  • 共有 (Facebook, Twitter, bit.ly)

対応するサービスは 11 個 (+ フィード)。

各々のサービスに対して、「プライベート」「友達のみ」「公開」の三つの公開ステータスが選べる。

あとがき

FourSquare でその日の大まかな動きを掴み、Twitter のツイートの間に Flickr の写真が入る。一日の活動が良く分かる。楽しい。

同様のサービスで Sony の Life-X があるけれど、見せ方が Memolane の方がスマート。対応サービスの幅も広い。

一点不満を言えば、タイムゾーン設定がまだない。そのため、一日の始まりが日本時間とズレている。海外展開を考えれば必須の機能なので、いずれサポートされると思う。

ref

2011-04-02

WiMAX 2 (IEEE 802.16m) が承認

2011-03-31、WiMAX の次期規格 IEEE 802.16m (いわゆる WiMAX 2) が承認された。承認したのは IEEE の標準化団体 IEEE-SA。WiMAX はモバイル・ブロードバンド規格。IEEE 802.16m は次世代規格となる。

WiMAX と WiMAX 2 の違いは以下の通り:

規格 下り (最大) 上り (最大)
WiMAX IEEE 802.16e 40 Mbps 10 Mbps
WiMAX 2 IEEE 802.16m 300 Mbps 100 Mbps

新規格は激的に高速になるのが分かる。

現在、WiMAX は UQ WiMAX がサービスを提供している。WiMAX 2 の提供は 2012 年度商用化開始を予定しているとのこと。

どんどんと、モバイル環境のネットワーク・インフラが強化されていくねぇ。

ref

関連エントリー

2011-04-01

Google の素敵な嘘 〜 2011 年エイプリル・フール

毎年エイプリル・フールに、IT 業界はエイプリル・フールに工夫をこらした「嘘」を用意してくれる。そんな中でも、今年の Google の「嘘」は心がこもっていて素晴らしい。なんと、「Doodle 4 Google 2009 〜 私の好きな日本」地区代表になった作品を全て (日時割りで?) Google Doodle として表示するとのこと。

どこが「嘘」かって? それは

もともとは、優勝作品だけを掲載する

Google Japan Blog: 今年のエイプリルフール より引用

という約束を「嘘」にして、地区代表にまで「枠」を広げたところ。優勝作品の人にはちょっとつまらないかもしれませんが、こっちの方がより楽しめる。「枠」を広げるなんて「粋」なことをしなさるねぇ!!