24 時間起動の Linux マシンを構築すべく静かな PC を探した結果、OLIOSPEC で買うことにした。
以下、モデルと BTO カスタマイズについて書く。
ベースの PC
PC を買うにあたって、「静音」「Intel の CPU (できるだけ Core 2 Duo)」「スリム・サイズにはこだわらない」「電源は多めに」「RGB 端子でディスプレーと繋ぐ」「予算は 6 万」、といった希望があった。
ファンレスの PC が一番音が小さいとのこと。ファンがないんだから、騒音の出所がない。おそらく、CPU のシーク音と CD ドライブのドライブ音位いしか音がしないんでせう。その代わり、電源のサイズが小さい。100 W から 240 W 程度。あと、コスト・パフォーマンスが悪いのも難点。今回は、そこまで静音マニアに攻める気はないので、見送り。
サイズにはこだわらないので、「コンパクト静音」「MicroATX 静音」なマシンも候補から外す。
「ATX 静音」なマシンで、(20 万を越えるパフォーマンス重視のマシンは予算外として) 一番性能が良くて静かそうなマシンを選んだ。それが、「Griffin RS12S ATX Special Silent」モデル。Intel Core 2 Duo 搭載で、18 db。
値段は、ベース価格 125,790 円。BTO を施して 154,090 円 (税・送料込)。予約 6 万円をオーバーしたのは、目をつむろう。うん。かなり、オーバーしてしまったけど... ^^;
カスタマイズ
以下、カスタマイズ項目一覧。黒丸 (●) の付いたものが購入したもの。
本体ケース(カラーセレクタブル可能)
- Griffin R12S ATX Special Silent ガンメタリック【価格変更なし】
- Griffin R12S ATX Special Silent シルバー【価格変更なし】
- ●Griffin R12S ATX Special Silent ブラック 【標準仕様カラー】
色にこだわリはなし。黒で OK。
マザーボード(ASUS P5K-V 標準)
- ASUS P5E (Intel X38 + ICH9R) 【+14,700円】
- ●ASUS P5K (Intel P35+ICH9) 【-3,150円】
- ASUS P5K DELUXE/WiFi-AP (Intel P35+ICH9R) 【+11,550円】
- ASUS P5K Premium/WiFi-AP (P35+ICH9R)【+12,600円】
- ASUS P5K-E (Intel P35+ICH9R) 【-1,050円】
- ASUS P5K-E/WiFi-AP (Intel P35+ICH9R) 【+2,100円】
- ASUS P5K-V (Intel G33+ICH9) 【標準搭載】
マザーボードのチップセットを、Intel G33 から Intel P35 に変更。両者の違いは、グラフィック機能の有無。Intel G33 はグラフィックス・コアを内蔵する、P35 は内蔵しない。G33 からグラフィックス・コアを削ったのが、P35 といふ感じ。P35 はグラフィックス・コアを内蔵しない分、値段は安め。その代わりグラフィック・ボードを買わないとディスプレー表示が出来ない。
ぼくは、グラフィック・ボードを買うので、マザーボード搭載のグラフィック・コアはむしろ要らない。P35 にして値段を安くした分、グラフィック・ボードに予算を回す。
プロセッサー(Intel Core2DuoE6550標準搭載)
- Intel Core2 Duo E6550 (2.33GHz/Cache4MB/FSB1333MHz/Conroe)【標準仕様】
- Intel Core2 Quad Q6600 (2.4GHz/Cache8MB/FSB1066MHz/Conroe)【+14,700円】
- Intel Core2 Quad Q6700 (2.66GHz/Cache8MB/FSB1066MHz/Conroe)【+55,650円】
- Intel Core2Duo E4500 (2.2GHz/Cache2MB/FSB800MHz/Conroe)【-8,190円】
- Intel Core2Duo E4600 (2.4GHz/Cache2MB/FSB800MHz/Conroe)【-5,250円】
- ●Intel Core2Duo E6750 (2.66GHz/Cache4MB/FSB1333MHz/Conroe)【+2,310円】
- Intel Core2Duo E6850 (3.0GHz/Cache4MB/FSB1333MHz/Conroe)【+13,860円】
デフォールトの Core 2 Duo E6550 (2.33GHz) から、E6750 (2.66GHz) にアップ。お値段 2,310 円増。小さな贅沢。
E6850 (3.0GHz) や Core 2 Quad は、一万円以上も高くなる。お金をかけた分に見合わないので、そこまでのグレード・アップは見送った。
メモリ(DDR2/800MHz PC2-6400/512MBx2標準)
- 1GB DDR2/667MHz PC2-5300 DIMM x 2枚 (total 2GB)【+4,200円】
- 1GB DDR2/667MHz PC2-5300 DIMM x 4枚 (total 4GB)【+18,900円】
- ●1GB DDR2/800MHz PC2-6400 DIMM x 2枚 (total 2GB)【+6,300円】
- 1GB DDR2/800MHz PC2-6400 DIMM x 4枚 (total 4GB)【+23,100円】
- 512MB DDR2/800MHz PC2-6400 DIMM x 2枚 (total 1GB)【標準仕様】
メモリーを 2 倍の 2 GB にアップ。6,300 円増。MacBook を 1 GB メモリーで使ってて、メモリー不足を感じる今日この頃なので、2 GB。
4 GB は、(32 bit PC だと) 3 GB ちょっとまでしか認識されないし、値段も最低 18,900 円もするので見送り。
光学ドライブ(LITEON社製スーパーマルチドライブ標準)
- BUFFALO BRC-5125FBS-BK (SerialATA接続ブルーレイ読込対応DVDマルチドライブ )【+46,410円】
- I・ODATA BRD-SM4B(ブラック/Blu-ray Disc対応DVDマルチドライブ)【+50,610円】
- I・ODATA DVR-AM16CV (ホワイト/RAMカートリッジ対応ハイパーマルチDVDドライブ)【+6,300円】
- I・ODATA DVR-AM16CVB (ブラック/RAMカートリッジ対応ハイパーマルチDVDドライブ)【+6,300円】
- I・ODATA DVR-AN18GS(12倍速RAM対応DVDスーパーマルチドライブ/ブラックベゼル付属)【+1,995円】
- ●I・ODATA DVR-SN18GLVB(ブラック/SerialATA接続DVDスーパーマルチドライブ)【+2,520円】
- LG電子 GGC-H20N (S-ATA接続ブルーレイ/HD DVD読込対応DVDマルチドライブ ブラック)【+35,910円】
- LITEON LH-20A1S(SerialATA接続20倍速ハイパーマルチDVDドライブ/3色ベゼル付属)【標準仕様】
- Pioneer DVR-215BK/MP(ブラック/SerialATA接続DVDマルチドライブ/ライティングソフト付)【+2,100円】
- Pioneer DVR-215SV/MP(シルバー/SerialATA接続DVDマルチドライブ/ライティングソフト付)【+2,100円】
- Pioneer DVR-S15J-BK(ブラック/SerialATA接続 LabelFlash対応DVDマルチドライブ)【+5,670円】
- Pioneer DVR-S15J-SV(シルバー/SerialATA接続 LabelFlash対応DVDマルチドライブ)【+5,670円】
- パーツ選択なし【-5,880円】
ブルーレイ対応ドライブは高過ぎで候補外。DVD マルチドライブとハイパーマルチドライブとスーパーマルチドライブの違いが分からない。ハイパーよりスーパーの方がいいのかな? と思って IO-DATA のスーパーマルチドライブを選択。後で調べてみたら、ハイパーマルチドライブの方が対応メディアが多いのね。失敗。
LabelFlash 機能は、プリンター要らずで CD のラベル面に印刷をする技術。Linux は対応してなさそう ^^;
ハードディスク1 (Serial ATA 160GB HDD標準)
- 2.5inch HDD静音BOX +SerialATA 100GB/7200rpm/HITACHI HTS722016K9SA00【+18,690円】
- 2.5inch HDD静音BOX +SerialATA 120GB/7200rpm/Seagate ST9120823AS【+12,390円】
- 2.5inch HDD静音BOX +SerialATA 160GB/5400rpm/HITACHI HTS542516K9SA00【+8,190円】
- 2.5inch HDD静音BOX +SerialATA 160GB/7200rpm/Seagate ST9160823AS【+18,690円】
- 2.5inch HDD静音BOX +SerialATA 200GB/7200rpm/HITACHI HTS722020K9SA00【+27,090円】
- 2.5inch HDD静音BOX +SerialATA 250GB/5400rpm/HITACHI HTS542525K9SA00【+21,840円】
- SerialATA/150GB/10000rpm/16MB Cache/ WesternDigital WD1500ADFD【+26,460円】
- SerialATA/74GB/10000rpm/16MB Cache/ WesternDigital WD740ADFD【+15,960円】
- SerialATAII/160GB/7200rpm/8MB Cache/ HITACHI HDS721616PLA380【標準仕様】
- SerialATAII/160GB/7200rpm/8MB Cache/ Seagate ST3160815AS【価格変更なし】
- SerialATAII/1TB/7200rpm/32MB Cache/ Seagate ST31000340AS【+41,370円】
- SerialATAII/250GB/7200rpm/16MB Cache/ Seagate ST3250410AS 【+2,100円】
- SerialATAII/250GB/7200rpm/8MB Cache/ HITACHI HDT725025VLA380【+1,260円】
- SerialATAII/320GB/7200rpm/16MB Cache/ HITACHI HDP725032GLA360【+3,150円】
- ●SerialATAII/320GB/7200rpm/16MB Cache/ Seagate ST3320620AS【+3,570円】
- SerialATAII/500GB/7200rpm/16MB Cache/ HITACHI HDP725050GLA360【+10,500円】
- SerialATAII/750GB/7200rpm/32MB Cache/ Seagate ST3750330AS【+26,670円】
- SerialATAII/80GB/7200rpm/8MB Cache/ Seagate ST380815AS【-1,680円】
160 GB から 320 GB に変更。こんなに使うかな?
HITACHI と Seagate の性能差はどれ程だらう。価格差はないけれど... 旧 PC で日立製を買ったので、今回は冒険で Seagate 製を選択。
ハードディスク2 (増設用SerialATA HDD)
HDD は 2 個も要らない。
3.5インチベイ
- ●3.5インチベイパーツ選択なし【標準仕様】
- 35in1メモリカードリーダー MITSUMI FA405MX3 シルバーカラー【+2,205円】
- 35in1メモリカードリーダー MITSUMI FA405MX3 ブラックカラー【+2,100円】
- FDD+13in1メモリカードリーダー MITSUMI FA404MX シルバーカラー【+3,600円】
- FDD+13in1メモリカードリーダー MITSUMI FA404MX ブラックカラー【+3,600円】
- フロッピーディスクドライブ 2モード(シルバーカラー)【+1,890円】
- フロッピーディスクドライブ 2モード(ブラックカラー)【+1,890円】
FDD はもう要らない。MacBook 用に買った USB カード・リーダーを使い回すので、3.5 インチベイは空のままにした。
ビデオカード(PCI Express オンボード標準)
- ASUS EN7600GS SILENT/HTD/256MB(GeForce7600GS/Fanレス)【+13,440円】
- ASUS EN7600GS SILENT/HTD/512MB(GeForce7600GS/Fanレス)【+16,590円】
- GIGABYTE GV-NX85T256H (GeForce 8500GT/256/HDCP対応/Fanレス)【+14,490円】
- ●GIGABYTE GV-NX85T512HP (GeForce 8500GT/512/HDCP対応/Fanレス)【+15,750円】
- GIGABYTE GV-RX26P512H (Radeon HD 2600 Pro/512/HDCP対応/Fanレス)【+14,490円】
- GIGABYTE GV-RX26T256H(Radeon HD 2600 XT/256/HDCP対応/Fanレス)【+17,850円】
- MSI NX8500GT-MTD256EH(GeForce8500GT/HDMI搭載/Fanレス)【+14,700円】
- MSI NX8600GTS-T2D256EZ-HD(GeForce8600GTS/DVI-I×2/Fanレス)【+26,040円】
- オンボードVGA出力【標準仕様】
今回、静音の他にグラフィック機能にもこだわった。目標は、Looking Glass と呼ばれる 3D デスクトップ環境を動かすこと。初めて Looking Glass の記事を読んだのは、2004 年 4 月だったか。当時、最高のグラフィック環境を要求された記憶がある。今なら、グラボに少しこだわるだけで動くようになるんじゃないかと期待。
グラフィック用メモリーは、256 MB と 512 MB で価格差が千円ちょっと。最近は無駄に (?) 3D なソフトが増えて来たので、用心のため多めを選んだ。
上記選択項目には書いていないけど、GIGABYTE GV-NX85T256/512H(P) は、DVI と D-sub (RGB 端子) の二系統あり。
その他
マウス、キーボード、ディスプレーは、今使っているものを使い回すので購入せず。OS も、最新の Linux を入れるので、選択しなかった。
あとがき
予製の大幅オーバーは別として、満足のいくスペックに仕上がった。OLIOSPEC に一つだけ不満があるとすれば、クレジット・カード決済をできないこと。イーバンクから銀行振込したので振込料は取られなかったけど、クレジット・カードが使えるともっと便利だった。それ以外は不満はなし。
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