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2017-01-06

Emacs 26.1 で string-to-int 関数がなくなった

開発中の Emacs を入れたところ、string-to-int 関数がなくなっててハマった。

代わりに string-to-number 関数を使えば良さそう。

NEWS にはこう書いてあった:

** Some obsolete functions, variables, and faces have been removed:
*** make-variable-frame-local. Variables cannot be frame-local any more.
*** From subr.el: window-dot, set-window-dot, read-input, show-buffer, eval-current-buffer, string-to-int
*** All the default-FOO variables that hold the default value of the FOO variable. Use 'default-value' and 'setq-default' to access and change FOO, respectively. The exhaustive list of removed variables is: 'default-mode-line-format', 'default-header-line-format', 'default-line-spacing', 'default-abbrev-mode', 'default-ctl-arrow', 'default-truncate-lines', 'default-left-margin', 'default-tab-width', 'default-case-fold-search', 'default-left-margin-width', 'default-right-margin-width', 'default-left-fringe-width', 'default-right-fringe-width', 'default-fringes-outside-margins', 'default-scroll-bar-width', 'default-vertical-scroll-bar', 'default-indicate-empty-lines', 'default-indicate-buffer-boundaries', 'default-fringe-indicator-alist', 'default-fringe-cursor-alist', 'default-scroll-up-aggressively', 'default-scroll-down-aggressively', 'default-fill-column', 'default-cursor-type', 'default-cursor-in-non-selected-windows', 'default-buffer-file-coding-system', 'default-major-mode', and 'default-enable-multibyte-characters'.

あとがき

T-Code の中で、string-to-int を使っている。インストールしようとしたら、関数がないよ、と怒られてしまった。後で直しておこう。

2012-09-06

Emacs 24.2 を Mac でコンパイルした

Mac で Emacs の最新版 24.2 (2012-08-27) をコンパイルしたのでメモ。なお、Emacs 24.2 は 24.1 のバグ・フィクス版とのこと (NEWS 参照)。

コンパイル

configure を動かしてコンパイル。XIM は使わないので、最初からオフ。gif 関連のライブラリーが見つからなかったので、こちらもオフ。

$ ./configure --without-xim --with-gif=no
$ make
$ sudo make install

以上で Emacs 24.2 のインストールは終了。emacs コマンドで起動する。

configure 時の利用オプション一覧は以下の通り。


Configured for `x86_64-apple-darwin11.4.0'.

  Where should the build process find the source code?    /usr/local/src/emacs-24.2
  What operating system and machine description files should Emacs use?
        `s/darwin.h' and `m/amdx86-64.h'
  What compiler should emacs be built with?               gcc -std=gnu99 -g -O2
  Should Emacs use the GNU version of malloc?             no
    (The GNU allocators don't work with this system configuration.)
  Should Emacs use a relocating allocator for buffers?    no
  Should Emacs use mmap(2) for buffer allocation?         no
  What window system should Emacs use?                    x11
  What toolkit should Emacs use?                          GTK
  Where do we find X Windows header files?                Standard dirs
  Where do we find X Windows libraries?                   /usr/X11/lib
  Does Emacs use -lXaw3d?                                 no
  Does Emacs use -lXpm?                                   yes
  Does Emacs use -ljpeg?                                  yes
  Does Emacs use -ltiff?                                  yes
  Does Emacs use a gif library?                           no
  Does Emacs use -lpng?                                   yes
  Does Emacs use -lrsvg-2?                                no
  Does Emacs use imagemagick?                             no
  Does Emacs use -lgpm?                                   no
  Does Emacs use -ldbus?                                  no
  Does Emacs use -lgconf?                                 no
  Does Emacs use GSettings?                               yes
  Does Emacs use -lselinux?                               no
  Does Emacs use -lgnutls?                                no
  Does Emacs use -lxml2?                                  yes
  Does Emacs use -lfreetype?                              yes
  Does Emacs use -lm17n-flt?                              no
  Does Emacs use -lotf?                                   no
  Does Emacs use -lxft?                                   yes
  Does Emacs use toolkit scroll bars?                     yes

gif, svn, imagemagick, gnutls 回りのライブラリーが使えないのは痛いなぁ。Mac のライブラリー回りを補強すれば使えるようになるかな? 今回はとりあえず、テスト的な意味合いが強いので気にしないことにする。

あとがき

今まで使っていたのは、Emacs 22.0.50 だった。バージョンを上げなかったのは、ぼくが使っている日本語入力 T-Code が最新の Emacs に対応していなかったため。最近、ようやく Emacs 24.1 で動くようになったっぽいのでバージョン・アップしてみる気になった。

そしたら、何時の間にか Emacs 24.2 が出ているじゃない!? 勢いで Emacs 24.2 にバージョン・アップしてみたけれども、T-Code 回りでやはりバグが出た。24.1 では OK という話もあるので、24.2 回りでのバグか? T-Code 3.0 は 24.2 対策をしてからのリリースかな。

2012-05-21

自己紹介 〜 clmemo@aka の中の人間

コグレ・するぷのプロブロガー養成セミナーにおいて、読者は存外ブログを書いてる人のことを知らないもの。自己紹介すると、ブログに興味を持ってもらえることも... なんて話を伺った。

確かに、ぼくは 7 年間ブログを書いていて自己紹介に類する記事を書いたことがない。これを機に自己紹介を書いてみる。

自己紹介

本名・安宅正之 (あたか まさゆき)。香川県高松市生まれ。親が転勤族だったのと、大学を色々と移ったため、愛媛県・東京都・新潟県・広島県・京都府・神奈川県に住む。現在、神奈川県在住。

讃岐 (香川県) 生まれのくせに、麺類はそうめんとスパゲッティが好きで、うどんを食べなかった。大学時代に蕎麦屋でバイト。蕎麦が好きになる。その後、うどんの美味しさが分かる様になった。大学院時代・広島にて、尾道ラーメンを食べてラーメンも食べられるようになった。

ブログは 2 つ。趣味系の life@aka と IT 系/オーディオ系の clmemo@aka (このブログ)。

趣味は、読書と音楽鑑賞。基本インドア派。強いて好きなスポーツを挙げるなら水泳。速く泳ぐよりも、水の中に浸かっているのが好き。見るだけなら、高校野球とゴルフが好き。

読書を好きになったのは、小学二年生。じんましんで 19 日間入院。担任の先生がお見舞いに「エルマーのぼうけん」を持って来てくれた。何度も読んで、本が好きになる。図書館に入っては、ファーブル昆虫記やアシモフの子供向け科学ノンフィクションを読んだ。海外系のファンタジー・SF・ミステリーを好む。大学に入って、ライトノベルにも手を出す様になる。

エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)
ルース・スタイルス・ガネット ルース・クリスマン・ガネット

4834000133
福音館書店 1963-07-15
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

音楽に手を出したのは、かなり遅れて高校時代。当時、「クラシック・コレクション」という隔週雑誌があって、付録に CD が付いてきてた。この雑誌をきっかけにクラシック音楽にハマり始める。好きな作曲家はバッハ・モーツァルト・ベートーヴェン。古楽は多少、現代音楽はほんの少し聴く。クラシック音楽の次に好きなのは、ミュージカル、映画音楽。最近はジャズやポップスも手を出す様になってきた。日本人の CD はほとんど持っていない。

会社に入って、オーディオをやってる人達と友達になる。当時、ぼくはポータブル CD プレーヤーとアクティブ・スピーカー (PC 用) で音楽を聴いていたんだけど、本格的なオーディオ・コンポの音を聴き圧倒される。気がつけば、自分自身もオーディオ・システムを組んでいた。

パソコンを始めたのは、大学時代。インターネットがやりたくて、高校時代の親友と一緒に秋葉原へ。NEC の PC-98 CanBe を買う。最初はレポートを書くのがメインで、一太郎と ATOK 最高!! とか言っていた。当時のぼくはプログラミングが苦手で、Fortran 77 の Do ループが理解できない落ちこぼれだった。

大学二年の頃だったか? 論文をより奇麗に書くツールとして、LaTeX の存在を知る。この入力支援に EmacsYaTeX を導入 (当時は、まだ 日本語用の Emacs は Mule と呼ばれていた)。Emacs のカスタマイズに EmacsLisp に手を出して、プログラミングを勉強し始めた。なので、一番得意な言語は EmacsLisp だったりする。大学 4 年の頃に、YaTeX と双璧をなす LaTeX の入力支援 AUCTeX に手を出すも、日本語が通らないバグに遭遇。この修正パッチを送ったことがきっかけで、AUCTeX 派に転向。LaTeX がきっかけになって、今はなき UNIX USER 誌で二回特集を書かせてもらった。

ツールとして Emacs を愛するうちにパソコンも好きになっていった。当時困っていたのは、ATOK の口語入力。「だよ」と入力すると (口語入力モードで!) 「だ世」と変換候補が出てきて嫌気が差した。愚痴をこぼしたら、SKK の存在を教えてもらう。漢字の送り仮名の位置をユーザーが指定できるシンプルな漢字変換ソフト。ただし、シフト・キーを多用するので、小指が痛くてしょうがない。そこで噂を聞いたのが T-Code。漢字直接入力という方式の一つ。三度の挫折を経て、T-Code 派に変身。後に Google の TechTalk でライトニング・トークを行なう。

2002 年 1 月。Unix Magazine 誌に連載された高林哲氏の「横着プログラミング」で ChangeLog メモを知る。このメモ・ツールの検索用 EmacsLisp clgrep.el を作成 (あ、リンク切れしてる。直しておこう)。気がついたことは ChangeLog Memo (clmemo) に書いていく習慣を身に付ける。ChangeLog メモに書いていた「自分用のメモ」を外部に出すことを目的にブログを開始。それが 2005 年 4 月。それから、ずっとブログを書き続けている。

2007 年。当時のぼくはほとんど Linux をメインに使っていた。ノート PC は持っていなかった。ところが、会社の新人研修が 2 か月ほどあるという。この間、デスクトップ PC に触れない。そこで買ったのが MacBook だった。初 Apple 製品。その後、iPhone, iPad と Apple の製品にハマッてゆく。入社して多少財布に余裕が出たことから、ガジェット系にも手を出す様になった。

2011 年 10 月に会社を退職。少し体を壊しちゃった。今は次の就職先を考えながら、身体を治してる。できれば、プロ・ブロガーになりたいものだけれども、月のアフィリエイト収入が一万円を越えない状況なので、無理かなぁ。Kindle Store とかが日本上陸したら、電子書籍でも書いてみたいと思うけれども、まだ来ないかなぁ。身体も治ってきたので、就職活動でも始めようかなぁ。なんて今日この頃。

2010-10-24

「日本語入力 T-Code のススメ」〜 Google 日本語入力 TechTalk ライトニングトーク

2010-10-23 (土) に、Google が主催する「Google 日本語入力 TechTalk」に参加した。

そして、飛び入りでライトニング・トークをやってきた。5 分ほどのライトニング・トークだったけど、発表資料と質問の答えをエントリーにしておく。

T-Code って何?

T-Code は、いきなり漢字を直接入力する日本語入力。漢字変換の必要がない。

その入力する様はまるで「ルパン三世のタイトル入力」のように見える。

補足説明

ぼくらは英語入力をする時、26 のアルファベットと 10 の数字、あと少しの記号の位置を記憶して入力を行なっている。つまり、「a」という文字を打つには「a」というキーがどこにあるかを憶えていて、その対応関係を思い出して「入力」を行なっている (タッチタイプするほとんどの人は、もう反射の域に達しているでせう)。

キーの数は 40 ちょっと (26 + 10 + 記号が少し)。余分な記号は削って、ここではキーの数は 40 とする。

さて、ここで発想の転換。キーを 2 打うつ組み合わせは、40 x 40 = 1,600。この 1600 の組み合わせ一つ一つに文字 (漢字) を割り当てて、その組み合わせを全部覚えてしまったらいいんじゃないか? これが T-Code。

実際は、ユーザー用領域や特殊キーがあって、割り当てられている漢字は 1200 程。

ぼくはそのうち、約 800 を憶えているが、自分のブログでチェックすると 95% の文字はこの 800 字だけで入力できている。

では残り 5% はどうするか? T-Code は 2 つの方式を用意している。部首合成変換と交ぜ書き変換の二つ。

合成

例えば、「仏」という文字を入力したいとする。

この場合、「jf」と入力してから「イ」と「ム」を入力する。すると「イ」と「ム」が合成されて「仏」という文字になる。

「jf」の 2 ストロークは、部首合成変換を始めるプレフィックス。読みが分からなくても、似た漢字を知っていたら「合成」で漢字を作れてしまうのが利点。

交ぜ書き変換

一つ有名な文章を入力しませう。

記者が汽車で貴社に帰社した

この入力は次のように行なう。

記者がき車 fj でき社 fj に帰社した

「fj」の 2 ストロークで交ぜ書き入力を行なう。注目すべきは、この時、変換候補が一つも現れないこと。例えば、「き車」という入力に対して結果は「汽車」しかないので変換候補は一つも現れない。

「貴社」と「帰社」の場合は少し複雑。普通に「き社」を変換しようとすると、「記者」や「汽車」は変換候補に現れないけれど「貴社」と「帰社」は変換候補に現れる。ユーザーはたった 2 つの候補の中から、自分が入力したい漢字を選ぶ。ただ、幸いなことにぼくは「帰」という漢字を憶えていた。T-Code には、憶えた漢字を「交ぜ書き変換辞書」から削除する機能がある。そこでぼくは「帰」という漢字を辞書から削除した。そういうわけで、「き社」の入力に対して変換候補は一つだけ「貴社」に絞られる。一つだけなので変換候補ウィンドウは現れなかった。

このように、変換候補の数を減らしていけるのが交ぜ書き変換の良いところ。

質問・その他

T-Code を始めたきっかけは?

1998 年頃か? 当時、ぼくは ATOK を使っていた。その頃の ATOK はこんな変換をした (口語モードにしたのに!!)

○○なんだ世

この語尾を修正するのが、たまらなく苦痛だった。そこで出会ったのが SKK だった。

極めるととともに、小指がつった。

他の入力方式を探した。そして T-Code に出会った。

T-Code を選んだ理由は?

T-Code のやうに直接漢字を入力できる方式は T-Code だけではない。他にも数多くある。例えば、ひらがな入力だけは普通と同じにして、余った部分に漢字を割り当てる方式など。そう。誰でも考える。漢字直接入力方式は敷居が高すぎる。

その中にあって、T-Code は一つ異色だった。

T-Code は東京大学理学部情報科学科山田研究室で開発された。新聞のデータを集め単語の出現確率を求めた。(どうやってか知らないけれど) 2 打鍵入力する際の効率表を得た。その 2 つを組み合わせて T-Code の配列は決まった。

元は (新聞社なんかの) コピーライター向けの研究だったという。記者の手書きの原稿を電子データにする職業ね。海外のコピーライターは、仕事に携わる前に 400 時間の研修時間を持つ。ならば、日本でも同じように研修時間を取るべきである。T-Code はそういうプロのための研究であり、入力手法だった。だから、素人が手を出すなんて想定していなかった。ある意味、ストイックな入力方式だった。

そのストイックさに惚れた。

憶えるのは大変ではないか?

Emacs 用の T-Code パッケージには、EELLL という練習用プログラムが付いてくる。

まず、3 単語「の」と「が」と「、」の入力位置が表示され、練習用文章が表示される。これをクリアすると、次のレッスンに進むかと聞かれる。十分、入力位置を憶えたと思ったら次のレッスンに進む。新しい単語 (と古い単語) による練習用文章が現れる。こうやって、まずはひらがなを覚える。

レッスンを続ければ全ての漢字を憶えることができるけど、一まず「ひらがな」まで憶えれば十分。「ひらがな→カタカナ」変換と「交ぜ書き変換」を使って最低限の入力は出来るやうになる。

後は、少しずつ良く使う漢字の位置を憶えていく。漢字の位置を憶えると、交ぜ書き変換辞書から (手動で) 漢字を削除できるので、交ぜ書き変換の変換候補が少なくなって変換効率が上がる。すると、楽しくなってどんどん漢字を憶えたくなる。

T-Code は速いのか?

十分に訓練された人間が、新聞のコピーライトに使う分には最強だと思う。しかし、そんな人間が一体何人いるかしらん?

もう少し現実的に、一般人がコピーライトする場合。対象が新聞なら最速に近いと思う。ただし、対象が小説だと疑問。元データが「新聞」なので、新聞によく現れる「殺(人事件)」「(東)芝」「渋(谷)」といった文字が比較的打ち易い場所に配置されている。一方、新聞では絶対に現れない一人称「僕」は T-Code のコード表に存在すらしない。交ぜ書き変換で入力するしかない。それでも、単語頻度が大きく変わることはないので、十分速いと思う。

更につっこんで、コピーライトの需要はあるのか? ほとんどの人は自分で考えた文章を入力するのに「日本語入力」を使うでせう。その場合、タイピング・スピードだけなら Google 日本語入力を始めとした「日本語変換系」の方が速い。なんせ、どんな漢字を打つか考えないで良いんだから。だけど、そこから、変換候補を選ぶのに時間がかかる。頭も使う。一方、T-Code は入力時に「どの漢字を使うか」も一緒に考えて入力する。これはノートに文字を書くのと同じ感覚。特に T-Code を使い始めると、「日本語をちゃんと正確に入力したい」という誘惑が強くなる。「遇う」と「遭う」は使い分けたい。「会う」と「逢う」も使い分けたい。といった感じ。ここら辺で時間をロスしているやうに思う。

少し話しを極端にして、Google 日本語入力と T-Code を両方「極めた」としませう。この場合、どちらが文章を書くのが早いか? きっとスピードは同じ。入力速度 (手の早さ) よりも、文章を考える時間 (頭の早さ) の方がボトルネックになる。どんなに速く入力できる人間も、自分が考えるより速く入力は出来ない。

話しを戻して、現実的な話。ブログなんかを書くんなら、T-Code より Google 日本語入力の方が速いかもしれない。ただし代償はある。「変換候補を選ぶ」という作業。これはかなり頭を使う。T-Code を使っている時は交ぜ書き変換を使うにしても「変換候補が少なくて楽だな」と感じたことはなかったのだけど、ATOK に戻ったとたん「変換候補を選ぶ」だけでえらく疲れた。一度、T-Code の「直接入力」に慣れると、変換の煩わしさには堪え難い。

まとめると、(ある程度の域に達したことを前提に) 普通に文章を書くのであれば T-Code も Google 日本語入力も大きな差はない。ただし、T-Code の方が「楽」。

入力スピード・蛇足

入力スピードに興味のある方は、日本語入力だけでなく英語配列においても関心があることと思う。そういう方は、安岡氏の「キーボード配列 QWERTY の謎」がお勧め。詳細はレビュー記事をどうぞ。

開発は止まっているか?

T-Code の開発ページはこちら。

Unicode 化されていない Emacs で動く tc-2.3.1 が公開中。

ただ、ここ一、二年忙しくって体を壊した

当てなきゃいけない色んなパッチがあるし、Unicode 版 Emacs で動くかテストもしなくちゃいけない。課題は山積みだけど、もう少しお待ち下さい。

T-Code のローマ字テーブルファイルはまだかっ

ローマ字テーブルはインポート・エクスポートできるみたいなので、t-codeのローマ字テーブルファイルはまだかっ!!

Twitter より引用

えっと。頑張る。

あとがき

今回、Google 日本語入力 TechTalk に申し込んだ時は、まさか自分が LT をすることになるなんて思ってもみなかった。それが場の勢いに乗せられて、飛び入り参加。実は初 LT。

資料の用意もないし、講演は聞かなくちゃいけないし、でも話す内容はまとめなきゃだし。もう大変。そして、たった四行のプレゼン資料が出来上がった。時間配分も計からずに、LT 本番に突入。でも、何かウケが取れてたようなので良かった。時間ピッタリ (?) だったのは奇跡だね。

懇親会では三人の方から質問を受けることができて感無量。

それから、MacBook 用に DVI-D-sub 変換アダプタを買ったなんてエントリーを書いておきながら、持っていかなかった自分を反省。いや、まさか LT するなんて自分ですら知らなかったから。。。ええ、人生何が起きるか分からないので、まさかの準備はしておくべきですね。変換アダプターを貸して下さった方、直接お礼を言う機会がありませんでしたが、ありがとうございます。

2008-08-23

Ubuntu 8.04 で T-Code を使う (SCIM 編)

Ubuntu のデフォールトの IM「SCIM」で T-Code を使う方法。もちろん、Emacs では tc2 を使うけど、Firefox とか firefox とか fx でも日本語入力できると幸せだなぁって。

設定

  1. メニューから「システム > システム管理 > Synaptic パッケージ・マネージャ」を選択 (起動時にパスワードを入力)
  2. パッケージ「scim-m17n」を選択して、「適用」ボタンクをクリック (パッケージのダウンロードとインストールが始まる)
  3. SCIM の設定を開く (例えば、メニューから「システム > 設定 > SCIM 入力メソッドの設定」を選択)
  4. 「IM エンジン > 全体設定 > 日本語 > ja-tcode」にチェックを入れる
  5. もしもあなたが Dvorak 使いなら、「フロントエンド > 全体設定」からキーボード配列を「Dvorak」に変更しませう
  6. 設定を終えたら SCIM を再起動 (ぼくはやり方が分からないので、ログアウトして再ログインした ^^;)

以上。これで、SCIM 経由で T-Code 入力ができるようになる。

ただし、この設定では「交ぜ書き変換」も「部首合成変換」も出来ない。設定方法は不明。というか、そもそもサポートしているのかどうかも知らない。誰か知ってたらコメント下さい。

2008-07-17

Emacs 23.0.60 で T-Code の補助入力機能を使うための準備

Emacs の開発版 (23.0.60 ブランチ) で T-Code (v2.3.1) を使おうとすると、

  • 部首合成変換が使えない
  • 交ぜ書き変換が使えない

という不具合に直面する。

原因は、Emacs 23 が UTF-8 ベースになったため。対策は、部首合成変換辞書・交ぜ書き変換辞書の文字コードを EUC から UTF-8 に変えて、ソートし直す。以下、具体的な手順を書きませう。

T-Code のデータ・ディレクトリーを探す

まず、辞書データを保存してある場所を特定する。

Emacs でコマンド「C-h v tcode-data-directory」を実行。そこに書かれている場所が、T-Code のデータ・ディレクトリーになる。

部首合成変換の対策

  1. T-Code のデータ・ディレクトリーの中から、「bushu.rev」ファイルを開く
  2. ファイルの文字コードが UTF-8 にする。次のコマンドを実行「C-x RET f utf-8」。
  3. ファイルをソートし直す。次のコマンドを実行「C-x h M-x sort-lines」。
  4. ファイルを保存してお終い。

交ぜ書き変換の対策

  1. T-Code のデータ・ディレクトリーの中から、「mazegaki.dic」ファイルを開く
  2. ファイルの文字コードが UTF-8 にする。次のコマンドを実行「C-x RET f utf-8」。
  3. ファイルをソートし直す。次のコマンドを実行「C-x h M-x sort-lines」。
  4. ファイルを保存してお終い。

あとがき

このエントリーは、[tcode-ml:2704] を参考にして書いた (Thanks: 矢木さん)。

今更ながらにこんなエントリーを書いたのは、先日、ようやっと Emacs-23.0.60 を自宅で使い始めたから。まさか、T-Code を使えなくなると思ってなくって、大いにあせった。そして、T-Code ML に助けられた。

それで、これを機に、T-Code の開発をコミュニティ・ベースに移行したいと提案している。今まで開発者一人に、おんぶにだっこだったので、少しでも負担を減らせれればと思う。Emacs 23 対応についても、行なえたらと思ってる。

2007-05-25

MacBook で T-Code (tc2)

mixi の漢直コミュで、「Intel Mac で T-Code を使いたい」という主旨のトピックが立ち上がった。以下、トピックからの抜粋。

最近 Intel Mac に乗り換えて環境を新しくしたので、T-Code が使えるといいなと思ったのですが、Carbon Emacs はことえりを使うようになってて tc2 と相性が悪いようだし...

[mixi] 漢直:漢字直接入力 | Mac で T-Code より引用

トピックに上がっている通り、Carbon Emacs では T-Code が使えない。C-\ (M-x toggle-input-method) しても、LEIM が起動せず、代わりに「ことえり」が起ち上がってしまう。LEIM が動かないので、tc2 (T-Code) はもちろん、欧文系のアクセント文字なんかも入力できない。

Emacs on X11 for Mac

ぼくは、X11-Emacs (いわゆる X11 for Mac 上でコンパイルした GNU Emacs) で tc2 を動かしている。以下、X11-Emacs を動かすための大まかな流れ。

  1. X11 for Mac OS X をインストール
  2. 開発環境 (Xcode と X11SDK.pkg) をインストール
  3. CVS 版 Emacs を入手してコンパイル
  4. Linux で使ってた tc2 の lisp ファイルと設定ファイルを、Mac にコピー。

X11 for MacOS X 及び X11-Emacs のインストール方法は、以下のサイトを参考にした。

tc2 のコンパイルは、X11 for MacOS X 上でやってもいい。だけど、既に T-Code の環境を他で構築してるなら、そのまま流用する方が手間も省ける (他人の Emacs でも T-Code を使えるように準備しておいて、USB メモリーなんかに入れとくと便利: See also clmemo@aka: Portable Emacs 22.0.50 on USB)。

2007-02-09

Emacs の Org-mode で T-Code 入力

Emacs 22 からは、超強力 Outline モードと言われる Org-mode がデフォールトでついてくる。

このモードを知ったのは、二年か三年位い前だったはず。当時は、T-Code による日本語入力ができなくて、利用を諦めた。面白そうなパッケージだけど、日本語入力ができないとねぇ...

それで、先刻 reddit を見たら、Org-mode の紹介ページが上位に来てた。

Org-modeはCarsten Dominik氏が作成したEmacsのOutline-modeを大幅に拡張したアウトライナーのLisp(マクロ)である。Org=organizerという名のとおり、アウトライナーの域を超えて、プロジェクトやTODOを管理したり、スケジュールを組んだりするオーガナイザーである。

OrgMode - Emacs上のアウトライナー より引用

面白そう! 二年も経ってるから、もう日本語入力できない不具合も直ってるでせう、と使ってみるも、やっぱりダメ。でも、ここまで熱が上がったら、後には引けない。で、色々調べてみたところ、次の一行を .emacs に追加すれば Org-mode でも T-Code が使えるようになることが分かった。

(add-hook 'tcode-ready-hook
   '(lambda ()
      (setq tcode-input-command-list
     (cons 'org-self-insert-command tcode-input-command-list))
))

これで、ようやく org-mode を使うことができる。これから、org-mode で遊ぶつもり。もしかしたら、今後 org-mode 関連のエントリーを書くかもね。