2021-09-15

Apple イベントで新 iPad, iPad mini, Apple watch, iPhone が発表された

2021-09-15 (水) 02:20、Apple はイベントを開いて新型 iPad と iPad mini、そして新 Apple watch と iPhone の発表を行なった。

今回のイベントも聴衆なしのビデオ配信形式で行なわれた。

今回発表された新製品・アップデートは次の通り:

  • iPad
  • iPad mini
  • Apple watch series 7
  • Fitness+
  • iPhone 13 / iPhone 13 mini
  • iPhone 13 Pro / iPhone Pro 13 Max

各プロダクト、サービスについて簡単にまとめる。

iPad

第 9 世代の iPad が発表された。色はスペースグレイとシルバーの 2 色展開。ストレージは 64 GB と 256 GB。予約は今日からで、発売開始は 2021-09-24 (金)。価格は 39,800 円 (税込) から。

新しい iPad は A13 Bionic チップを搭載。フロントカメラは 12 MP の超広角レンズにアップデートされ、(今年前半に発表された iPad Pro と同様に) センターフレーム (Center Stage) 機能に対応する。センターフレーム機能は FaceTime ビデオなどで人物が画面の中心に来るよう調整してくれる。今回の発表では、センターフレーム機能が FaceTime ビデオだけでなく Zoom や BlueJeans, Webex などのビデオ通話アプリでも利用可能であること、ビデオの撮影や配信 (TikTok など) でも使えることが紹介された。

ディスプレイは 10.2 インチ。新しく True Tone に対応。部屋の明るさに応じてディスプレイの色温度を調整する。

アクセサリーに目を向けると、Apple Pencil のサポートは第 1 世代で変わらず。コネクターもライトニング端子のまま。ホームボタンは継続され TouchID が採用されている。

iPad mini

第 6 世代 iPad mini が発表された。色はスペースグレイ、ピンク、パープル、スターライトの 4 色展開。ストレージは 64 GB と 256 GB。予約は今日からで、発売開始は 2021-09-24 (金)。価格は 59,800 円 (税込) から。

新しい iPad mini は 2 年振りのアップデート。メジャーアップデートと言って差しつかえない。

画面のボーダーは狭くなり、ホームボタンが廃止された。iPad Air と同じように、トップボタンhから TouchID を使うことができる。

ディスプレイは Retina ディスプレイから Liquid Retina ディスプレイにアップデート。True Tone に対応する。画面サイズは 7.9 インチから 8.3 インチへと拡大。

チップは A15 Bionic。パフォーマンスは CPU で 40%、GPU で 80% の高速化を果たしたと Apple は言っている。

カメラもアップデートされている。バックカメラは 8MP から 12MP に向上し 4K 動画の撮影も可能になる。フロントカメラは 7MP から 12MP の超広角カメラになり、センターフレームに対応する。加えてスピーカーは横向きでステレオ・スピーカーに対応する。

アクセサリーへの対応も進化した。iPad Air/Pro 等と同じようにライトニング・コネクターから USB-C ポートへ変更されている。携帯ネットワークは 5G をサポート。Apple Pencil は第 2 世代が使えるようになる。

あと Smart Folio カバーも新しい iPad mini 向けに刷新される。

Apple Watch

Apple Watch Series 7 が発表された。色はアルミニウム・モデルがグリーン、ブルー、プロダクト・レッド、スターライト、ミッドナイトの 5 色展開; ステンレススチール・モデルはシルバー、グラファイト、ゴールドの 3 色展開; チタニウム・モデルはナチュラルとスペースブラックの 2 色展開。予約開始日は告知されず、今年秋後半発売とだけ発表された。

Apple Watch Series 7 は (Series 4 から数えて 3 年振りに) ディスプレイ・サイズが大きくなる。画面サイズは 20% 大きくなり、ベゼルは 1.7mm にまで細くなった (40% 細くなった)。ウォッチそのものの大きさに大きな変更はなく、今までのバンドがそのまま使える。

Series 7 では大きくなった画面に合わせて、アプリの UI も刷新されるという。各種アプリでボタンが大きくなりタップしやすくなる上、テキスト入力にフルサイズ・キーボードが提供される。

Series 7 用の文字盤も追加される。「輪郭」文字盤は画面の縁一杯に目盛り盤が広がり、手首を上げるとアニメーションが起きる。「モジュラー」文字盤はアップデートされて、大き目のコンプリケーションを 2 つ配置できるようになる。

防塵性能は IP6X 認定を取得。防水性能は WR50。今まで Apple は防水性能を IPX8 のような形で説明していたけど、Series 7 からは WR50 という形で公表するみたい。WR50 は 50m 防水のことかな? いわゆる 5 気圧防水ということで、Apple Watch をつけたまま水泳が出来ますよ、というレベル。

バッテリー性能は今まで通り変わらないとしているが、充電機能に向上が見られる。バッテリー 0% から 80% までの充電時間は 45 分。Series 6 より最大 33% 速く充電できるという。8 時間の睡眠記録には 8 分の充電で十分という嬉しい情報も提供された。

また watchOS 8 の新規能として、ワークアウトの自転車向けアップデートが発表された。これは自転車に乗って移動を開始すると、ワークアウトの開始を促すというもの。現在、屋外のウォーキングやランニングで同様の機能があるけれど、それの自転車対応版といったところか。自転車を停めるとワークアウトも自動的に一時停止になる。それからサイクリングでの転倒検出機能も追加されるという。転倒検出機能は今までもあったけど、サイクリング中の転倒は検出されなかったみたい。歩いてて転ぶのと、自転車で高速移動している時に転倒するのとでは、動きが違うのかな?

Apple Fitness+

Apple Fitness+ の提供国が拡充される; けど日本はまだ対象外。現在提供されているのはオーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、イギリス、アメリカの 6 か国。秋には更に 15 か国への提供が行なわれる (オーストリア、ブラジル、コロンビア、フランス、ドイツ、インドネシア、イタリア、メキシコ、ポルトガル、ロシア、サウジアラビア、スペイン、スイス、アラブ首長国連邦)。今までは英語圏だけだったけど、ついに英語圏を飛び出す。吹き替えではなく字幕で対応するとのこと (6 言語の字幕が用意される)。

Fitness+ は SharePlay (iOS 15 では未対応; iOS 15.1 以降で対応される予定) を使ったグループワークアウトにも対応する。一緒にワークアウトをやっている人の顔が見えたり、アクティビティリング達成の通知が行なわれるとのこと。

iPhone 13 / iPhone 13 mini

iPhone 13 と iPhone 13 mini が発表された。色はピンク、ブルー、ミッドナイト、スターライト、プロダクト・レッドの 5 色展開。ストレージは 128 GB、256 GB、512 GB。予約開始は 2021-09-17 (金) 午後 9 時から、販売開始は 2021-09-24 (金)。価格は 86,800 円 (税込) から。

iPhone 13 ではノッチが 20% 小さくなる。

チップは A15 Bionic。A14 Bionic と同様に 2 つの高性能コアと 4 つの高性能コアからなる 6 コア CPU で、GPU は 4 コア。

バックカメラでは iPhone 12 Pro Max で導入されたセンサーシフト式の光学式手ぶれ補正を Iphone 13 (と mini) で採用する。動画撮影ではシネマティック・モードという新しいモードが提供される。これは写真撮影におけるポートレート・モードの動画版みたいなもので、主に人物などにピントが合わさり背景が映画のようにボケてくれるというもの。どこにピントを合わせるかは iPhone が全て自動で行なってくれるけど、マニュアルでピントを合わせる場所を指定することも可能。

iPhone 13 ではバッテリー容量が増加する。iPhone 13 mini で (旧同型機種より) 1.5 時間、iPhone 13 で 2.5 時間動作時間が伸びる。バッテリーの伸びはバッテリー容量の伸びだけでなく、ソフトウェア的な改善でも実現されている。Apple はその一例としてスマートデータ・モードを上げた。この機能は 5G の速度が不要な時は LTE に切り替えるという。

iPhone 13 Pro / iPhone Pro 13 Max

iPhone 13 に引き続き iPhone 13 Pro / iPhone 13 Pro Max も発表された。色はシエラブルー、シルバー、ゴールド、グラファイトの 4 色展開。ストレージは 128 GB、256 GB、512 GB、1 TB。予約開始は 2021-09-17 (金) 午後 9 時から、販売開始は 2021-09-24 (金)。価格は 122,800 円 (税込) から。

基本的に iPhone 13 と同様の進化をしていて (ノッチも 20% 小さくなる!)、更に Pro らしい機能強化が図られている。

iPhone 13 Pro に搭載される A15 Bionic チップは 4 コア GPU ではなく 5 コア GPU を搭載する。

iPhone 13 Pro 最大の変化は ProMotion に対応すること。iPad Pro と同様に最大 120 Hz のリフレッシュレートで、動きに変化がない場合は自動的にリフレッシュレートを低くする (最小 10 Hz)。

iPhone 13 Pro のカメラも進化する。バックカメラのうち望遠カメラは光学 2.5 倍から 3.0 倍へ変わり、ナイトモードにも対応する。超広角レンズはマクロ写真撮影をサポートする。今まで以上に近距離 (最短 2 cm!) での撮影が可能になるとのこと。

iPhone 13 Pro でもバッテリー時間の改善が成されている。iPhone 13 Pro で 1.5 時間、iPhone 13 Pro Max で 2.5 時間、動作時間が伸びる。

あとがき

ついに iPhone Pro に ProMotion がやって来る。iPad Pro でヌルヌルな動作感を味わっているので、少し楽しみ。カメラも色々と進化しているけど、ぼくはカメラのことが詳しくないので、よくわからない。マクロ撮影が出来ると、写真撮影がもっと楽しくなるのかな? Apple Watch は画面サイズの変更と充電効率の改善がメインの変更で、新しいセンサーがつくとかはなかった。Series 4 で数 mm 画面サイズが大きくなっただけで、視認性は見違えるほど変わったので、今回の変更も楽しみ。

2021-06-08

WWDC 2021 で iOS/iPadOS/watchOS/macOS の最新 OS が発表された

2021-06-08 (火) 02:00、Apple は WWDC のキーノート・イベントを開催して、iOS/iPadOS/watchOS/macOS の最新 OS を発生した。例年通り、各 OS のベータ版は今日からダウンロード可能になっている。ベータ版は 7 月リリースの予定。

去年に引き続き、WWDC はビデオ配信形式で開催される。

今回発表された各 OS の新機能を簡単にまとめてみる。

iOS 15

FaceTime

FaceTime が大幅に機能強化される。新機能は次の通り:

  • 空間オーディオのサポート (ビデオの表示されている位置に合わせて音声が聞こえるようになる)
  • Voice Isolation (マイク側のノイズ・キャンセリング? 声だけにフォーカスを当ててくれる)
  • グリッドビューのサポート
  • ポートレート・モード (背景ぼかし)
  • FaceTime リンク (FaceTime の通話リンクを提供し、リンクをタップすることで通話に参加できる)
  • SharePlay (FaceTime 中に音楽・動画・画面を共有することができる)

FaceTime リンクについて補足。FaceTime リンクはメールやメッセージ、その他チャットアプリなどで共有することを想定している。カレンダー・アプリとも連携可能。Android や Windows のユーザーは、リンクをタップするとウェブ・ブラウザーから FaceTime 通話に参可できる。

SharePlay は FaceTime 中に iOS 内の体験を「Share (共有)」できる機能。FaceTime 通話中に Apple Music で音楽を再生すると、その音楽が通話先の相手全員の端末で再生される。音楽は全員の端末で同期されていて、誰でも再生・一時停止・スキップ・キューへの追加が可能。動画も同様に通話先の全端末で再生が行なわれる。動画の場合、Apple TV にコンテンツを転送することもできる。音楽・動画の SharePlay は API が用意されており、サードパーティー製のアプリも使えるとのこと。キーノートでは Disney+, Hulu, Paramount+ など既に対応を開始していると招介があった。

Messages

メッセージのタイムラインでは、複数の写真を (アルバムっぽく?) まとめて表示できるようになる。

新機能「Share with you」は、メッセージで送られてきた情報で後からキャッチアップする機能。例えば Apple Music の楽曲リンクをメッセージで送られてきたケース。すぐに音楽を聞けないことも多い。で、音楽を聞ける余裕が出来て、Apple Music を開くと「Share with you」欄が用意されていて、そこにメッセージで送られた楽曲が表示される。アプリからメッセージに戻るリンクも用意される。キーノートでは News, Apple Music, 写真アプリで「Share with you」機能の利用例が招介された。また、Safari, Apple TV, Podcast でも「Share with you」機能が提供されると説明があった。また、これらのコンテンツに対して「ピン」をセットすると、「Share with you」や検索の中で見つけやすくなるという。

通知

通知サマリーは、緊急性の低い通知を要約して (ユーザーが設定した) 好みの時間にお知らせしてくれる機能。サマリーの中の通知は、通知順ではなく重要度順に並べられる。これらの重要度は機械学習によって決定される。なお、メッセージなど「人からの通知」は通知サマリーには入らないので、見逃すことはないという。

集中モード (Focus mode)

「Do not disturb (直訳: 邪魔しないで; 日本語サービス名は「おやすみ」モード) が進化する。集中モードという名前で、「Do not disturb」の他に「パーソナル」や「仕事」といった目的に応じたカスタム「Do not disturb」モードを作成できるようになる。これらの集中モードでは、通知を許可するアプリや人を設定することができる。「仕事」モードでは同僚のメッセージのみ受け取り、「パーソナル」モードでは仕事系アプリの通知を受け取らない、という使い方ができる。

集中モードでは、この他に専用のホーム画面を用意したり、許可アプリ以外のアプリから誰かがコミュニケーションを取ろうとすると「集中モード」であると相手に通知する機能も提供される。

集中モードは時間や場所を設定してオンにすることが可能。集中モードの ON/OFF は全てのデバイスで共通になっている。

Live Text

Live Text は、写真内のテキストを認識・コピペできるようになる機能。カメラからでも利用可能。Google Lens の Apple 版かな?

Live Text がサポートする言語は次の 7 つ。日本語は含まれていない。

  • 英語
  • 中国語 (繁体字・簡体字)
  • フランス語
  • イタリア語
  • ドイツ語
  • スペイン語
  • ポルトガル語

またテキスト以外の物にも対応していて、認識さえすれば情報を調べることが可能。キーノートでは犬や花、アートなどを調べることができると言っていた。

写真アプリのメモリー

写真アプリのメモリー機能が強化される。Apple Music と連携して、そのメモリーに合った曲が自動的に選ばれる。曲に関しては写真アプリが複数の候補を用意していて、その曲に合うように写真の雰囲気を変えてくれる (白黒とか)。自分で曲を選択することもできる。

ウォレット

Walt Disney World のパークチケットに対応した。

ウォレットを使って、家や車のキーを解錠できるようになる。これらの機能は UWB (ウルトラワイドバンド通信) を使って実現され、UWB 対応の車は BMW などから 2021 年後半に販売開始とのこと。

ウォレットに社員証を追加することでオフィスの鍵を開けられるようになる。ハイアット・ホテルはホテルの鍵としてウォレットを利用可能にする。米国では身分証明書もウォレットの中に入れられるようになる。

天気

デザインを一新。千を越える「天気」の背景を表示する。また天気状況に応じて表示するコンテンツの配置を自動で変更する。

更に天気図機能も導入。フルスクリーンで高解像度の天気図を表示する。

マップ

Apple は 2 年前から地図の刷新を進めている。今までアメリカ・イギリス・アイルランド・カナダに新地図を提供していたが、今日からスペインとポルトガルに、年末にはイタリアとオーストラリアに提供を開始する。

Apple のマップは空港のような場所で細部にいたる地図を提供していたが、それを商業地域や港へと拡大するらしい。

3D 表示は標高データを含めて 3 次元の表現を行ない、ランドマークには 3D モデリングしたオブジェクトを用意する。

経路検索も強力になる。車のルート検索ではナビで右折・左折車線や中央分離帯、バス専用レーンなどの情報も提供する。高速道路のインターチェンジは、3 次元マップになって平面的で分かりにくい表示から解放される。

電車を使った経路検索では、最寄りの駅を探す機能が追加される。近くに複数の路線がある場合、お気に入りの路線にピンを付けられる。電車に乗って移動を開始すれば、降車駅近くで通知を出してくれる。駅から出た後は、周りの様子をカメラを通して見せることで、どちらの方向に進めば良いか AR で矢印を表示してくれる (Google のライブビューのようなもの?)。

ただし、これらの機能が提供されるのは次の 7 都市; ロンドン、ロサンジェルス、ニューヨーク、フィラデルフィア、サン・ディエゴ、サンフランシスコ ベイエリア、ワシントン DC.。それ以外の都市は来年以降のお楽しみ。

iPadOS 15

Widgets, App Library

iOS 14 から遅れること一年。iPadOS でもウィジェットをホーム画面に置けるようになる。iPadOS では iOS よりも更に大きなウィジェット・サイズが提供される。

そして iOS 14 と同じく、iPadOS でも App Library が使えるようになる。iPadOS の App Library は一番右のページから更に右スワイプすることでもアクセスできるけど、iPadOS だけの特微として Dock からもアクセスできるようになっている。

あとは、ホーム画面の特定のページを隠す機能も提供される。嬉しいことに、ページの並び変え機能も追加された。

Multitasking

Split View や Slide Over は iPadOS の目玉となるマルチタスク機能だけれども、起動方法に少しクセがあった。ドラッグする位置がシビアだったり、目当てのアプリを上手く見つけられなかったり。iPadOS 15 ではこれが改善される。起動しているアプリの上に小さなマルチタスク用のアイコンが表示され、これをタップするとマルチタスクするためのアプリを選択するために一度ホーム画面に戻る。ホーム画面や App ライブラリーからアプリを選択すると、そのアプリが Split View や Slide Over で起動する。

マルチタスク機能を十分にサポートしているアプリには「新規ウィンドウで開く」という機能がある。Split View で 2 つのアプリを開いている時に、「新規ウィンドウを開く」を選ぶと、2 つのアプリの境界上に 3 つ目のアプリ・ウィンドウが (重なる形で) 表示される。iPadOS 14 でも Split View の上に Slide Over を重ねることは出来たけど、iPadOS 15 のやり方は分かりやすい。それに Slide Over よりも大き目なウィンドウが開くのも良い。

iPadOS 14 では、1 つのアプリのウィンドウを複数開いた場合、アプリを開いた後にアプリ・アイコンをタップする必要があった。iPadOS 15 では、そのような場合、アプリを開いただけで今開いている複数のウィンドウを確認することが可能になる。

また、App Switcher にも改良が加わり、App Switcher 内でアプリを別のアプリの上にドラッグ・アンド・ドロップすると Split View で開く機能が追加された。

メモ

メモアプリも色々と強化されている。@ に続けて人名を入れることで、その人へのメンション (通知付きリンク) になる。アクティビティ画面には、メモを編集した人の履歴が表示される。そして、メモアプリの本文内に #タグ を入れられるようになる。タグはどこにでも書くことができて、タグ・ブラウザーからタグを振ったメモを探せる。

もう一つ。大きな機能が加わった。「クイックメモ」。iPad のどこにいても、サッとメモを取るための仕組み。開始方法は簡単。Apple Pencil で右下の画面すみから画面中央に向かってスワイプするだけ。それでクイックメモの入力欄が現れる。Safari や写真アプリの上でクイックメモを開くと、その画面を開くための「リンクアイコン」がクイックメモに現れる。そのアイコンをタップすると、リンクがクイックメモにペーストされる。また、そのリンクを提供したページを開くと、右下にクイックメモのアイコンが表示されて、タップするとそのリンクを含むクイックメモが開く。クイックメモの編集は iPadOS と macOS で行なえる (iOS はクイックには編集できない)。

翻訳

iPadOS に翻訳アプリが登場する。

翻訳アプリも強化されていて、選択したテキストのコンテキスト・メニューに「翻訳」が現れる。これをタップするとポップアップ画面で翻訳結果が表示される。

Swift Playgrounds

Swift Playgrounds アプリ上で、アプリを作成できるようになる。作ったアプリは App Store へ申請も可能。

watchOS 8

呼吸

呼吸アプリに新しいアニメーションが追加される。また、瞑想? 的な時間を意識的に取るための「リフレクト」機能が加わる。

睡眠

睡眠中の取得データに、呼吸数が追加される。睡眠中の安定した呼吸数を適当なタイミングで 1 分間計測するというもの。

ワークアウトとフィットネス

2 つのワークアウトが追加される。1 つは太極拳。もう 1 つはピラティスワークアウト。

Fitness+ には新しいコーチ? とワークアウトが追加される。また Fitness+ は Apple Music と連携しているのだけど、更に Artist Spotlight Series と呼ばれるアーティスとタイアップしたワークアウト・シリーズが提供される。

ポートレート文字盤

iPhone 内のポートレート写真をウォッチフェイス (文字盤) として表示できるもの。写真ウォッチフェイスと違うのは、写真の被写体深度情報を使って、適切に写真とデジタル文字盤を重ねてくれるところ。

文字入力

音声入力・Scribble・絵文字の追加が 1 画面で出来るようになった。

HomeKit

HomeKit 対応のドアベルに映っているビデオカメラの様子を Apple Watch 上からも確認できる。

macOS Monterey

Universal Control

ユニバーサル・コントロールは、1 組のマウスとキーボードを複数の Mac と iPad 間で共有できる仕組み。Mac から (隣に置いた) iPad に向かってカーソルを動かすと、Mac の中のカーソルが iPad の中に入っていく。iPad の中に入ったカーソルは、そのまま iPad 上で使うことができる。その状態で Mac のキーボードを打つと、iPad 上でテキストが入力される。イベントでは、MacBook のカーソルを iPad と iMac の間で行き来させていた。

ユニバーサル・コントロールでは、デバイス間のドラッグ・アンド・ドロップもできる。

AirPlay to Mac

AirPlay を Mac 上にも表示させることができるようになる。

Shortcut

macOS にショートカットアプリが登場する。

Safari

Safari の UI が刷新される。メニューバーにほとんどの機能がまとめられる。サイドバーが新設され、複数のタブを管理する「タブグループ」機能が追加される。

「タブグループ」は macOS だけでなく、iOS/iPadOS の Safari でも使えるようになる。なお、iOS の Safari では今まで上にあったメニューバーがなくなり、下側にタブバーという形で現れる。

最後に Safari 拡張機能が iOS/iPadOS でも使えるようになる。

その他

AirPods

Conversation Boost (会話を強調) は簡易補聴器機能。目の前で話している人の会話にフォーカスを当てて、周りより大き目の音で Air Pods を着けている人に声を届けてくれる。更に周囲の騒音を小さくする機能もある。

Announce Notifications (通知の読み上げ) は、AirPods が自動的に通知を読み上げてくれる機能。今まで、メッセージの自動読み上げ機能はあったけど、通知の読み上げまではしてくれなかった。読み上げられる通知は「急を要する通知」。iOS 15 からは通知を「急を要する」か「サマリーで表示する」のどちらかに分けるようになる。

加えて AirPods が「探す」アプリに対応する。AirPods Pro や AirPods Max を「探す」アプリから探すことができるようになる。確か AirPods Max は UWB チップをのせていないはずなので、できるのは Bluetooth を使った位置のおおまかな特定と、スピーカーからサウンドを鳴らすことだけになりそう。AirPods Pro は U1 チップを使って、もっと正確な場所まで探せそう。それから、AirPods を置き忘れてしまった場合、iPhone に通知が届くようになる。

最後に AirPods シリーズが tvOS と連携するようになる。Apple TV の出力先として AirPods を選択すると、空間オーディオを使って映画を楽しめるようになる。

tvOS 15

For All of You (メンバー全員) 機能は、家族全員に対する「提案」を行なう。

homePodOS 15

HomePod mini の Siri から Apple TV の操作が出来るようになる。また、HomePod mini も Apple TV 4K のスピーカーとして利用が可能になる (現在、無印 HomePod のみ対応)。

HomePod に音声認識機能がやって来る。今年後半を予定。今はアメリカだけだったかな? 日本は対象国じゃなかった。HomePod mini を販売している全ての国でサポートするという。これで Siri に頼んだ人を認識して、その人のカレンダー情報などが返るようになるし、リマインダーの設定も頼んだ人の iPhone に設定が追加される。

iCloud+

プライバシーを強化する仕組みが 2 つ追加された。「Private Relay」と「Hide My Email」。

Private Relay はトラフィック (ネットへのアクセス情報) を全て暗号化し、サーバーへのアクセスを 2 つのインターネットリレーで別々に送る。こうすることで個人情報も自分がどこに訪れているかも、第三者が盗れなくなる。

Hide My Email はユニークでランダムな代替メールアドレスを生成する機能。その代替メアドに送られたメールは、自分のメアドに転送される。

Health

健康に関わる機能が 3 つ紹介された。

Walking Steadiness (歩行安定性) は、iPhone が測定している歩行データからユーザーの歩行安定性が損なわれていると判断した時に通知を送る。転倒リスクの軽減が期待される。

ヘルスケアアプリには健康診断の結果などを記入できるけど、その項目が何なのか分かっている人は少ない。そこで、各項目の分かりやすい(?) 説明が提供される。

Trends (トレンド) は健康状態の長期的な傾向を記録・確認するツール。Activity アプリのトレンドがヘルスケアアプリにも拡張されたのかな? 医師に相談する方が良さそうなヤバめの傾向が見られた時には、通知も届くという。

その他のヘルスケアアプリの新機能が 2 つ。

1 つ目。ヘルスケアのデータは信頼した医者に共有できるようになる。主治医は電子カルテシステムから共有データを確認できる。サポートしているのはアメリカの電子カルテ企業数社。日本は... どうなんだろ。

2 つ目。家族のヘルスケアの状態を共有できるようになる。共有項目は各自で自由に設定できる。

2021-04-21

Apple イベントで新 iMac と iPad Pro、Apple TV、AirTag が発表された

2021-04-21 (水) 02:00、Apple はイベントを開いて新型 iMac・新型 iPad Pro を含む複数の新プロダクトとサービスのアップグレード発表した。

2020 年度の Apple イベントと同じく、今回のイベントも聴衆なしのビデオ配信形式で行なわれた。

今回発表された新製品、サービスのアップグレードについては次の通り:

  • Apple Card
  • Podcast
  • iPhone 12
  • AirTag
  • Apple TV
  • iMac
  • iPad Pro

各プロダクト、サービスについて簡単にまとめてみる。

Apple Card Family

Apple が提供するクレジットカード、Apple Card に新サービスが発表された。サービス名は Apple Card Family。配偶者やパートナーと信用供与枠を共有する。また、13 歳以上の子供に対してもペアレンタル・コントロールを付与して Apple Card の利用を可能にする。いわばクレジットカードのファミリー共有のようなサービス。

Apple Card は日本で提供されていないので、主に本国アメリカ向けのアナウンスとなった。

Podcast

Apple Podcast が刷新される。イベントでは、UI のアップグレード、新しいエピソード etc. を見付けやすくするチャンネル機能、サブスクリプションの導入、広告なしの視聴や早期アクセスの提供などが紹介された。Apple Podcast サブスクリプションは 2021 年 5 月に 170 の地域と国で開始される。

iPhone 12

新色パープルが発表された。予約開始は 2021-04-23 (金) 21 時。発売は 2021-04-30 (金)。

AirTag

Apple の探し物タグ・デバイス AirTag が発表された。サイズ展開は 1 種類、色は白色のみ。直径 31.9 mm、厚さ 8.0 mm のボタン型。重量わずか 11 g。購入時にユーザーが絵文字やイニシャルを刻印できる。価格は 1 個 3,800 円 (税込)、4 個パックで 12,800 円 (税込)。予約開始は 2021-04-23 (金) 21 時。発売は 2021-04-30 (金)。

AirTag を財布の中に入れるならそのままでも良いけれど、鍵に付けようとするとくっ付ける術がない。というわけで、キーリングも合わせて発売される。Belkin 製のキーリングが 1,580 円 (税込) から。レザー製のキーリングが 4,500 円 (税込) から。Hermes 製のキーリング? が 35,800 円 (税込) から。

AirTag の主な機能は次の通り:

  • 「探す」アプリから音を鳴らす。Siri に頼んで「○○ を探して」としても OK。
  • 正確な場所を見つける (Precision Finding) 機能: U1 チップを使って AirTag までの距離と方向を iPhone の画面から確認できる。対応する iPhone は U1 チップを搭載する iPhone 11 系及び iPhone 12 系。
  • 不要な追跡の検知機能: 自分のものではない AirTag が手元にある場合アラートを出す (他人が AirTag を自分の持ち物に紛れ込ませて、居場所を追跡するのを知らせてくれる)

AirTag の仕様も落ち穂拾い的にしておく:

  • バッテリー: CR2032 コイン型電池 (交換可・通常利用で約 1 年)
  • 防水防塵: IP67 等級 (最大水深 1 メートルで最大 30 分)
  • ネットワーク: U1 チップ、Bluetooth、NFC
  • センサー: 加速度センサー

また、AirTag の発表に合わせて、「探す」アプリがサードパーティー製品へ解放されることがアナウンスされた。「探す」アプリに対応したサードパーティー製の「探し物タグ」も「探す」アプリから見つけられるようになる。

Apple TV 4K (NEW)

新型 Apple TV 4K が発表された。A12 Bionic を搭載してよりパワフルになった。価格は容量 32 GB モデルが 21,800 円 (税込)、64 GB モデルが 23,800 円 (税込)。予約開始は 2021-04-30 (金) からで、発売は 5 月後半を予定。

新しい Apple TV 4K は、HDR の高フレームレート再生に対応。AirPlay もアップデートされ、iPhone 12 Pro で撮影した 60fps の HDR 動画を Apple TV 4K に飛ばすことができる。

新しい Apple TV 4K ではカラーバランス機能が追加される。iPhone を使って TV の画面をスキャン(?)。その結果を受け取って、Apple TV がその TV に最適のカラーバランスでビデオ出力を行なう。

Siri Remote の刷新

Apple TV 付属の Siri Remote が刷新される。今までの Touch サーフェスが廃止され、タッチ対応クリックパッドによる十字キー的な操作とタッチ操作受け付けが可能になる。また、クリックパッドの外側を円を描くようにドラッグすると早送り・巻き戻しが出来るジョグコントローラーとして働く。

また、テレビ用の電源ボタンと消音ボタンが追加。Siri ボタンは側面に移動した。

その他、新しい仕様を落ち穂拾いすると、HDMI 2.1 (8K 解像度・120 Hz・eARC) をサポートし、ネットワーク系は MIMO 対応 802.11ax Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0 に対応する。

iMac (NEW)

M1 チップを搭載した iMac が発売される。M1 チップの恩恵でロジックボードと排熱機構を見直したことで、大きく形を変えることになった。色はブルー、グリーン、ピンク、シルバー、イエロー、オレンジ、パープルの 7 色展開。価格は 154,800 円 (税込) から。予約開始は 2021-04-30 (金)、発売は 5 月後半を予定。

ディスプレイは 24 インチの 4.5K Retina ディスプレイ。カメラは 1080p の FaceTime HD カメラ。マイクは 3 マイクアレイで、ビームフォーミング機能により背景ノイズを低減させるという。スピーカーは 6 つ。うち 2 組がフォースキャンセリングウーファーで低音の正確性を高めている。イベントでは空間オーディオにも対応すると言っていた (すごいな)。

USB-C ポートを最大 4 つ備え、うち 2 つが Thunderbolt ポートとなっている。電源ポートは磁石で接続。更に電源アダプターに Ethernet ポートを付けた。電源供給と有線 LAN 接続が、電源ケーブル 1 本で行なえるようになる。

Magic Keyboard

iMac 用の Magic Keyboard はワイヤレスでありながら Touch ID をサポートする。

iPad Pro

iPad Pro が M1 チップを採用する。色はシルバーとスペースグレイの 2 色展開。ストレージは 128 GB, 256 GB, 512 GB, 1 TB そして 2 TB。11 インチモデルは 94,800 円 (税込) から、12.9 インチモデルは 129,800 円 (税込) から。予約開始は 2021-04-30 (金)、発売は 5 月後半を予定。

まずは 11 インチ・12.9 インチモデル共通の新仕様を見て行こう。

Cellular モデルではついに 5G に対応。

USB-C ポートは USB 4 にも対応する Thunderbolt に対応した。帯域帯は前モデルの 4 倍となる 40 Gbps となる。

新しい iPad Pro は前面カメラが強化された。122 度の視野角を持つ 12 MP の超広角カメラが追加された。従来のカメラと新しく追加された超広角カメラの 2 つを使って、iPad Pro はセンターフレーム (Center Stage) と呼ばれる機能を提供する。これは、FaceTime 動画通話などで常に話者を画面の中央に保つ機能。人が動くと、カメラが動いたかのように自動的に人物をセンターに持っていく。また他の人が新しく画面に現れたら、全員が映るように画面をズームアウトする。

11 インチモデルと 12.9 インチモデルの違いを見よう。

両者の違いはディスプレイ。11 インチモデルは従来通りの Liquid Retina ディスプレイを採用。一方、12.9 インチモデルはPro Displa XDR の技術を取り入れた Liquid Retina XDR ディスプレイを採用する。明るさは 1000 ニト。ピーク輝度は 1,00 ニト。コントラストは 100 万対 1。Liquid Retina XDR ディスプレイはミニ LED 技術によって支えられている。

Scribble

Apple Pencil で手書きした文字を OCR よろしくデジタルに認識してくれる Scribble 機能。英語と中国語のみに対応していたけど、このたびフランス語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語・スペイン語がサポート言語に追加された。残念ながら日本語はまだ未対応。

Magic Keyboard

新色ホワイトが追加された。

あとがき

Apple が 4 月にイベントを開いたのは初めてかな? 過去のイベントを振り返ると、3 月に iPad イベントが発表されることが多かった。なので、iPad Pro の新モデルが発表されたのは受け入れられたけど、iMac に Apple TV に AirTag と新製品がこれでもかと発表されたのには驚かされた。

先日、Kindle を電車の中に置き忘れて鉄道の遺失物センターにお世話になった。その経験から AirTag は是非に欲しいと思っている。電池を自分で入れ替えられるのも有り難い。ただ、Kindle にはどうやっても AirTag を付けられそうにない。AirTag を埋め込めるカバーとか出してくれないかな?

2020-11-11

Apple イベントで M1 チップと新 Mac シリーズが発表された

2020-11-11 (水) 03:00、Apple はイベントを開いて Apple Silicon として紹介されていたチップ M1 の発表と、M1 チップを搭載した MacBook Air, Mac Mini, MacBook Pro 13 インチの発表を行なった。

6 月の WWDC 2020、9 月の Apple イベントと同じく、今回のイベントも聴衆なしのビデオ配信の形で行なわれた。

新 MacBook Air は Intel 版 MacBook Air を置き換える。価格は 104,800 円 (税別) から。Mac Mini は Intel 版 Mac Mini と併売される。価格は 72,800 円 (税別) から。MacBook Pro は 13 インチモデルのみ発表された。MacBook Pro にはポートが 2 つある比較的安いモデルとポートが 4 つあるハイエンドモデルが用意されているけれど、M1 チップ搭載の MacBook Pro 13 インチモデルは、ポートが 2 つのモデルを置き換える。価格は134,800 円 (税別) から。

各プロダクトについて簡単にまとめてみる

M1 チップ

WWDC 2020 で発表された Apple の自社製チップの具体的な姿が発表された。名前は M1 チップ。iPhone に搭載される A14 Bionic チップ等と同様に、CPU, GPU, Neural Engine などが統合された SoC (Syntem on a Chip)。主な構成は次の通り:

  • 8 コア CPU
    • 4 高性能コア
    • 4 高効率コア
  • 8 コア GPU
  • 16 コア Neural Engine

CPU はパフォーマンスに特化した 4 つの高性能コアと省電力に特化した 4 つの高効率コア、計 8 コアから成る。CPU の動作クロックは発表されなかった。なので、MacBook Air と MacBook Pro の M1 チップが同じ動作クロックなのかどうかは不明。

ちなみに A14 Bionic は 2 つの高性能コアと 4 つの高効率コアの計 6 コア CPU、4 コア GPU、16 コア Neural Engine から成る。

なお、メモリーも M1 チップに最適化されたユニファイド・メモリーに移行する。

新 MacBook Air

M1 チップを搭載する MacBook Air が発表された。MacBook Air のみ M1 チップの GPU コアが 7 コアモデルと 8 コアモデルの 2 種類が存在する。7 コア GPU モデルは 104,800 円 (税別) から、8 コア GPU モデルは 129,800 円 (税別) から。

2020 年の Intel モデルと比べると、M1 チップの恩恵で CPU で 3.5 倍、GPU で 5 倍、ML パフォーマンスで 9 倍高速化され、バッテリーのもちも 12 時間から 18 時間に伸びたという。また、M1 チップ搭載の MacBook Air はファンレスになり、静音性が上がっている。メモリーの搭載上限は旧モデルと変わらず 16 GB。サイズ、重量ともに変わりはない。

それ以外に変わった点としては、ディスプレイがフル sRGB から P3 対応になったこと、Wi-Fi が 802.11ac から Wi-Fi 6 対応になったこと、ポートが Thunderbolt 3 (USB-C) から Thunderbolt / USB 4 に変更された点などが挙げられる。

新 Mac Mini

M1 チップを搭載する Mac Mini が発表された。

2018 年の Intel モデルと比べると、M1 チップの恩恵で CPU で 3 倍、GPU で 6 倍、ML パフォーマンスで 15 倍高速化されたという。メモリー搭載上限は、Intel モデルが最大 64 GB だったのに比べると、M1 チップモデルは最大 16 GB となっている。サイズに変わりはなく、重量が 1.3 kg (Intel) から 1.2 kg (M1) に減っている。

それ以外に変わった点としては、Wi-Fi が 802.11ac から Wi-Fi 6 対応になったこと、4 つあった Thunderbolt 3 (USB-C) ポートが数が減って 2 つになり Thunderbolt / USB 4 に変更された点などが挙げられる。また、Mac Mini に繋げられる外部ディスプレイについても、Intel モデルが「最大 3 台の 4K ディスプレイ」または「1 台の 5K ディスプレイと 1 台の 4K ディスプレイ」だったのに対し、M1 チップモデルは「最大 6K のディスプレイ 1 台と最大 4K のディスプレイ 1 台」に変わっている。

新 MacBook Pro 13 インチ

M1 チップを搭載する MacBook Pro 13 インチモデル (2 ポート) が発表された。

2020 年の Intel モデル (2 ポート) と比べると、M1 チップの恩恵で CPU で 2.8 倍、GPU で 5 倍、ML パフォーマンスで 11 倍高速化され、バッテリーのもちも 10 時間から 20 時間に伸びたという。なお、MacBook Pro は MacBook Air と違いファンを搭載する。メモリー搭載上限は、Intel モデル (2 ポート) と変わらず 16 GB。サイズ、重量ともに変わりはない。

それ以外に変わった点としては、Wi-Fi が 802.11ac から Wi-Fi 6 対応になったこと、ポートが Thunderbolt 3 (USB-C) から Thunderbolt / USB 4 に変更されたこと、マイクがスタジオ品質にアップグレードされた点などが挙げられる。

あとがき

今回の Mac のアップデートでは、MacBook Air, Mac Mini, MacBook Pro 13 インチ (2 ポート) にスポットが当てられた。Apple は 2 年かけて Apple Silicon へ移行すると発表しているので、近いうちに MacBook Pro 16 インチ、iMac, iMac Pro, Mac Pro の Apple Silicon 版の発表があることと思う。

2020-10-14

Apple イベントで HomePod mini と iPhone 12 の新作が発表された

2020-10-14 (水) 02:00、Apple はイベントを開いて HomePod mini と iPhone 12 の発表を行なった。

6 月の WWDC 2020、9 月の Apple イベントと同じく、今回のイベントも聴衆なしのビデオ配信の形で行なわれた。

今回のイベントで発表された主な新製品は次の通り:

  • HomePod mini (HomePod の廉価版)
  • iPhone 12 (iPhone 11 の後継機)
  • iPhone 12 Mini (小さな iPhone 12)
  • iPhone 12 Pro (iPhone 11 Pro の後継機)
  • iPhone 12 Pro Max (iPhone 11 Pro Max の後継機)

噂に上っていた HomePod 第 2 世代、Apple TV 第 5 世代、、Apple のオーバーイヤー・ヘッドホン、Apple Silicon 製の MacBook の発表はなかった。

今回発表された新製品を簡単にまとめてみる:

HomePod mini

HomePod のサイズダウン廉価版となる HomePod mini が登場した。色は HomePod と同じホワイトとスペースグレイの 2 色展開。形は HomePod の円筒形に対して球形を取る。もちろん 360 度スピーカー。大きさは HomePod が高さ 172 mm に対して 84.3 mm、半分弱の大きさになった。重さにいたっては HomePod の 2.5 kg に対してたったの 345g。価格は 10,800 円 (税別)。2020-11-06 (金) 予約開始、2020-11-16 (月) 発売予定。

HomePod との違い

前述のように HomePod mini は HomePod と比べて小さく・軽くなった。それ以外に変わった点を見てみる。

HomePod mini のチップは S5 チップ。これは Apple Watch Series 5 と同じもの。HomePod のチップは iPhone 6 などで採用された A8 チップだった。パフォーマンス的にはチップ・シリーズが別なのでどっちが上か良く分からない。。。

HomePod mini のスピーカーユニットはフルレンジドライバとデュアルパッシブラジエーターを採用する。対して HomePod は高偏位ウーファーと 7 つのツイーターアレイだった。スピーカーユニットでツイーターは高音を鳴らすもの、ウーファーは低音を鳴らすものを指す。HomePod は高音と低音を別々のスピーカー・ユニットで鳴らす設計をしていた。1 つのスピーカーユニットで高音から低音まで全て鳴らすのは無理があるので、このようにスピーカー・ユニットを分離することで高音質を実現させていた。HomePod mini はフルレンジドライバを採用する。これは 1 つのスピーカーユニットで高音から低音まで全部の音を出す。HomePod に比べて多少無理をして音を鳴らすことになる。その分、HomePod より音質が劣ることになる。パッシブラジエーターはザックリ言えば低音を鳴らすための補助ユニットで、ウーファーほど強力じゃない。

HomePod では自分で出した音をマイクで拾い音質を改善する「空間認識機能」があった。HomePod mini ではその空間認識機能も省かれている。

ちなみにマイクは HomePod の 6 つに対して 4 つに減っている。

HomePod mini では主にスピーカーユニットの簡素化と空間認識機能の削除で、本家 HomePod との音響的な差別化を図っているのだと思う。逆を言えば、それ以外の機能は HomePod を踏襲している。2 台の HomePod mini を用意すればステレオ・スピーカーとして動作するし、AirPlay 2 を使ってマルチルームで音楽再生もできる。Siri で音楽をかけられるし、ホームを操作したりもできる。

最後に HomePod mini だけのデバイスとして U1 チップが搭載される。iPhone を HomePod に近づけると iPhone でかかっている曲を HomePod に引き継ぐ Handoff 機能があるけれども、この時の iPhone と HomePod が近くにあることを検知する精度が上がる。。。らしい。

サードパーティーの音楽アプリ

ここからは HomePod mini のセッションで紹介された HomePod, HomePod mini 両方で使える新機能について書く。

まずは音楽アプリについて。現在 HomePod で聴くことのできる音楽系サービスは次の通り:

  • Apple Music
  • Podcast
  • iHeartRadio
  • radio.com
  • TuneIn

イベントでは数か月以内に次のサービスが HomePod に対応することが発表された:

  • Pandora
  • Amazon Music

Pandora は日本でサービス開始していないので、Amazon Music だけが対象となる。イベントでは Spotify についての言及はなかった。

インターコム

HomePod はインターコム機能を提供する。これは Amazon Echo のアナウンス機能、(Google) Nest Home のブロードキャスト機能と同じ。家の中にある HomePod に対して、自分の声を届けることができる。

インターコム機能は Apple の各種デバイス (iPhone, iPad, Apple Watch, AirPods, CarPlay) と連携されるらしく、インターコムの通知が iPhone に届いたり AirPods からインターコムに対して返事をすぐに返したりできる。

iPhone 12 と iPhone 12 Mini

iPhone 11 の後継機 iPhone 12 とその小型版 iPhone 12 Mini が発表された。

iPhone 12 の色はブルー、グリーン、プロダクト・レッド、ホワイト、ブラックの 5 色展開。ディスプレイ・サイズは iPhone 11 と変わらず 6.1 インチ。容量は 64 GB, 128 GB, 256 GB が用意されている。価格は 85,800 円 (税別) から。2020-10-16 (金) 午後 9 時予約開始、2020-10-23 (金) 発売予定。

iPhone 12 Mini は色・容量のラインナップともに iPhone 12 と変わらず。ディスプレイ・サイズは iPhone 11 の 6.1 インチより小さく iPhone SE (第 2 世代) の 4.7 インチより大きい 5.4 インチ。価格は 74,800 円 (税別) から。2020-11-06 (金) 午後 10 時予約開始、2020-11-13 (金) 発売予定。

以下、iPhone 12 の説明を書く。iPhone 12 Mini はサイズが小さい以外 iPhone 12 と同じ。違うところがあればその旨書いていく。

5G 対応

iPhone が 5G に対応する。5G は 4G LTE より高速な通信。

5G には、高速な「ミリ波」と少し遅い「Sub6」という 2 種の周波数帯があって、iPhone 自体は両方に対応する。けれども、日本の通信事業社はほとんどミリ波対応していないので、iPhone 12 を買っても (日本では) 5G Sub6 の恩恵にしか与れない。

Super Retina XRD ディスプレイ

iPhone 12 のディスプレイは、iPhone 11 の Liquid Retina HD ディスプレイから iPhone 11 Pro で採用された Super Retina XRD ディスプレイへ変更される。Liquid Retina HD ディスプレイはいわゆる液晶ディスプレイで、Super Retina XRD ディスプレイは OLED ディスプレイ。

セラミック・シールド

ディスプレイの前面ガラスにセラミック・シールドと呼ばれる技術が導入された。Apple は耐落下性能が従来の 4 倍になるとしている。

A14 Bionic

iPhone 12 は A14 Bionic チップを採用する。A14 Bionic は第 4 世代 iPad Air (10 月発売とアナウンスがあったけど、まだ予約受付を開始していない) にも採用された Apple の最新チップ。5 nm プロセスを採用して、より多くのトランジスターが積めるようになっている。A13 Bionic チップと比べて大きな仕様変更はなく順調にパフォーマンスが向上したもの。

カメラ

iPhone 12 のバックカメラは iPhone 11 と同じ広角カメラと超広角カメラのデュアルカメラ。

タイムラプスがナイトモードにも対応したほか、Dolby Vision 対応の HDR ビデオ撮影ができるようになった。

フロントカメラはナイトモード及び Deep Fusion に対応し、Doly Vision 対応の HDR ビデオ撮影ができるようになった。

MagSafe

MacBook で使われていた MagSafe の iPhone 版が登場した。

Qi を使ったワイヤレス充電の問題点は充電用コイルの上に適切にデバイスを置かないと充電がされないこと。iPhone のような端末だと、ちゃんと Qi 充電器の上に置いていても通知のバイブで iPhone 自身が動いてしまい充電に失敗する、ということが良くあった。

MagSafe は iPhone と MagSafe 用充電器を磁石でくっつけてしまい、Qi 充電によくある充電の失敗をなくしてしまう。

MagSafe 充電器は 4,500 円 (税別) で 2020-10-16 (金) から注文受付開始。何ワットで充電されるのかは、よく分かんない。

MagSafe アクセサリーとして充電器の他にケースとカード入れも発売される。ケースはシリコンケースとクリアケースの 2 種。MagSafe の磁力を利用して、簡単に取り付け・取り外しができるとのこと。カード入れはレザー製でケース同様磁力で iPhone にくっつく。MagSafe ケースの上にカード入れを付けることも可能。クレジットカードを入れても大丈夫なようにシールド機能も付いている。ケースやカード入れを付けたまま Qi 充電もできるし、MagSafe 充電器を使って「外れない」充電もできる。

耐水性能

IEC 規格 60529 に基づく IP68 等級こそ iPhone 11 とは変わらないものの、「最大水深 2 メートルで最大 30 分」の耐水性能が「最大水深 6 メートルで最大 30 分」に向上した。

電源アダプターとイヤホン

iPhone 12 からは電源アダプターとイヤホンが付かない。USB-C・ライトニングケーブルが付くので、それを使って充電する。

iPhone 12 Pro と iPhone 12 Pro Max

iPhone 11 Pro の後継機 iPhone 12 Pro と、iPhone 11 Pro Max の後継機 iPhone 12 Pro Max が発表された。

iPhone 12 Pro の色はパシフィックブルー、ゴールド、グラファイト、シルバーの 4 色展開。ディスプレイ・サイズは iPhone 11 Pro の 5.8 インチから大きくなって 6.1 インチへ。容量も 64 GB モデルがなくなり 128 GB、256 GB、512 GB の 3 モデルが用意された。価格は 106,800 円 (税別) から。2020-11-06 (金) 午後 10 時予約開始、2020-11-13 (金) 発売予定。

iPhone 12 Pro Max は色・容量のラインナップともに iPhone 12 Pro と変わらず。ディスプレイ・サイズは iPhone 11 Pro Max の 6.5 インチから大きくなって 6.7 インチへ。価格は 117,800 円 (税別) から。2020-11-06 (金) 午後 10 時予約開始、2020-11-13 (金) 発売予定。

以下、iPhone 12 Pro の説明を書く。iPhone 12 Pro Max はサイズが大きい以外 iPhone 12 Pro と同じ。違う点があればその旨書いていく。

iPhone 12 と同じスペック向上

5G 対応、ディスプレイのセラミック・シールド、A14 Bionic チップの採用、各種カメラ機能の向上、MagSafe 対応、耐水性能の向上、電源アダプターとイヤホンの廃止は iPhone 12 と同じなので、上の記述を参照のこと。

LiDAR スキャナー

iPhone 12 Pro に LiDAR スキャナーが搭載される。LiDAR スキャナーは iPad Pro 12.9 (第 4 世代) で初めて搭載されたセンサーで、赤外線を使って対象までの距離を測る。AR アプリが高速かつ正確に動作することが期待される。

また、ナイトモードのポートレート撮影を可能にしたり、暗い場所でのオートフォーカス時間を短くする (6 倍速くなった!) という。

Apple ProRAW

RAW 形式で写真を保存・編集できるようになる。

2.5 倍光学ズーム

iPhone 12 Pro Max のみ光学ズームが 2 倍から 2.5 倍になる。これにより、デジタル・ズームも 10 倍から 12 倍へと向上する。

センサーシフト光学式手ぶれ補正

iPhone 12 Pro Max はカメラの手ぶれ補正を従来の光学手ぶれ式補正からセンサーシフト光学式手ぶれ補正に変更した。また iPhone 12 Pro はデュアル光学式手ぶれ補正に変更した。

カメラ詳しい人、センサーシフト光学式手ぶれ補正の説明プリーズ!

まあ、今までの手ぶれ補正より良くなったんだと思う。。。

あとがき

HomePod mini はそこそこ順当なダウンサイズに落ちついたんじゃないかな? 個人的には値段が少し高くなっても空間認識機能は残しておいて欲しかったところ。HomePod mini が発売される 2020-11-16 (月) 前後に iOS の新しいバージョン (14.2 かな?) がリリースされて HomePod OS もバージョン・アップするんじゃないかと思う。きっとステレオで買う (お値段も安かったので)。

iPhone 12 は 5G 対応がメインかな。今の日本だとそれほどメリットを感じない。5G の普及率もそうだけど、ほとんど在宅だし... そういう意味では MagSafe は仕組みとして面白いと思った。あと、iPhone 11 Pro Max を買って、OLED ディスプレイの美しさに驚いたので iPhone 12 を OLED ディスプレイ目的で買うのはアリかもしれない。

2020-09-16

Apple イベントで Apple Watch と iPad の新作が発表された

2020-09-16 (水) 02:00、Apple はイベントを開いて Apple Watch と iPad を中心にした新製品・新サービスの発表を行なった。

6 月の WWDC 2020 と同じく、今回のイベントも聴衆なしのビデオ配信の形で行なわれた。例年なら 9 月のイベントで新 iPhone のお披露目されるところだけど、今年は新 iPhone 発表はなかった。おそらく 10 月以降に改めて発表イベントを開くのんじゃないかと思う。

今回のイベントで発表された新製品・新サービスは次の通り:

  • Apple Watch seriese 6 (最新の Apple Watch)
  • Apple Watch SE (Apple Watch の廉価版)
  • Apple Fintness+ (オンライン・フィットネス・サービス。日本未対応)
  • Apple One (Apple のサブスクリプション・サービスのパック提供)
  • iPad (第 8 世代 iPad。マイナー・バージョンアップ)
  • iPad Air (メジャー・バージョンアップ)

また、WWDC で発表された各 OS のメジャー・バージョンアップが明日 (2020-09-17 木) にリリースされることも合わせて言及された。

新製品、新サービスについて簡単にまとめてみた:

Apple Watch series 6 & SE

2020 年度の Apple Watch は series 3 が引き続き発売を継続し、廉価版 Apple Watch である SE が series 5 を置き換え、新しく series 6 が登場する。まず最初に series 3 と SE の違いを簡単に紹介して、次に series 6 の新しい点を書いてゆく。

Apple Watch series 3

series 3 は 2017 年に発売された。画面サイズは 42mm / 38mm。

発売当時は GPS と GPS + Cellular の 2 モデル。ケースにアルミニウス、ステンレス、セラミックを選択可能だったものの、2020 年度は GPS モデルのアルミニウムケースのみが発売される。Nike モデルと Hermes モデルは発売されない。価格は 19,800 円 (税別) から。

Apple Watch SE

Apple Watch SE は Apple Watch の廉価版。series 5 から常時表示可能なディスプレイ機能を削って、series 6 と同じ新機能を一部搭載する。画面サイズは 44mm / 40mm。GPS と GPS + Cellular の 2 モデルが発売される。ケースはアルミニウスのみ。Nike モデルも発売されるけど、Hermes モデルは存在しない。価格は 29,800 円 (税別) から。今日から予約開始で、2020-09-18 (金) 発売開始。

series 3 との違いは、画面サイズが大きくなったこと。コンパスが追加されたこと。転倒検出、騒音モニタリングに対応したこと。地味にストレージサイズが seriese 3 の 8 GB から 32 GB に増えているのも嬉しい。Bluetooth は series 3 がバージョン 4.2 で SE はバージョン 5.0。

series 5 になかった SE からの新機能が 1 つある。それは高度計。SE では高度計が常時計測可能なものにアップデートされた。

Apple Watch series 6

series 6 は最新の Apple Watch。画面サイズは 44mm / 40mm。GPS と GPS + Cellular の 2 モデルが発売される。ケースはアルミニウム、ステンレス、チタニウム。Nike モデルと Hermes モデルも発売される。アルミニウムモデルには新色としてブルーと Product RED が追加された。価格は 42,800 円 (税別) から。

series 6 では SE と同様に常時計測可能な高度計が追加されたほか、血中酸素濃度センサーが新しく追加された。イベントでは言及されなかったと思うけど、U1 チップも搭載して、Wi-Fi も 5GHz 帯に対応した。。

ソロループ -- 新しいウォッチバンド

Apple Watch に新しいウォッチバンドが 2 種類追加された。ソロループとブレイデッドソロループと呼ばれるもので、どちらも繋ぎ目のないゴム製のバンドの形をしている。これらは、輪ゴムのように伸ばして拳を通し手首に巻く (のだと思う)。ソロループはシンプルなシリコーンゴムで、ブレイデッドソロループはゴムを糸状にして編んでいる。

クラスブもバックルもないので、購入時にサイズを指定する必要がある。カスタムできるサイズは 9 種類。手首の太さを自分で測って入力すると、適切なサイズが提案される。

ファミリー共有設定

Apple Watch のファミリー共有機能は、iPhone を持っていない子供や家族が iPhone なしで Apple Watch を使うための機能。

Apple Watch は iPhone とペアリングさせる必要があって、今までは自分の iPhone にペアリングさせていた。そのため、iPhone を持っていないと Apple Watch を使うことができなかった。ファミリー共有機能では、例えば子供の Apple Watch を親の iPhone にペアリングさせることが可能になる。親の iPhone では自分の Apple Watch の他に子供の Apple Watch も管理することになる。子供の Apple Watch に対しては、ペアレンタルコントロールもかけられるとのこと。電話もかけられるらしいけど、これは日本でも対応するのかな?

対応デバイスは series 4 以降の GPS + Cellular モデル。つまり、series 4, series 5, SE, series 6 の GPS + Cellular モデル。series 3 は対応外だし、SE や series 6 であっても GPS モデルでは使えない。

Apple Fitness+

Apple が新しく提供するフィットネス・サービス。提供開始は 2020 年末で、提供国はオーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、イギリス、アメリカの 6 か国。残念ながら日本は入っていない。

軽くサービスの内容に触れておくと、ヨガやサイクリング、ダンスなどのワークアウト動画を iPhone, iPad, Apple TV 上で提供するというもの。Apple Watch と連携することを前提に作られていて、画面には Apple Watch で計測した心拍数の情報やアクティビティリングが表示される。

Apple One

Apple が提供するサブスクリプションのバンドルサービス。今秋登場予定。次の 6 つのサブスクリプションに対応する:

  1. iCloud
  2. Apple Music
  3. Apple TV+
  4. Apple Arcade
  5. Apple News+
  6. Apple Fitness+

プランは次の通り:

  • 個人: 1,100 円/月 (iCloud 50GB, Music, TV+, Arcade の 4 サービス)
  • ファミリー: 1,850 円/月 (iCloud 200GB, Music, TV+, Arcade の 4 サービス)
  • プレミア: $29.95/Month (iCloud 2TB, Music, TV+, Arcade, News+, Fitness+)

ファミリープランでは最大家族 5 人までファミリー共有でサービスが使えるようになる。と言っても、Apple TV+ と Apple Arcade は個人プランでもファミリー共有にデフォルトで対応しているので、実質 Apple Music のためのファミリープランと言って良い。

iCloud ストレージが Apple One の提供分で足りない場合は、追加で購入も可能とのこと。

プレミアプランは日本で提供されない。プレミアプランが対応する News+ と Fitness+ が、そもそも日本でサービスを開始していないのだから、まあ当然か。

iPad

第 8 世代 iPad が発表された。パフォーマンスを向上させた、順調なマイナーアップデート。今日から予約開始、2020-09-18 発売。価格は 34,800 円 (税別) から。

A12 Bionic チップ搭載。10.2 インチディスプレー。ホームボタンと TouchID。Apple Pencil (第 1 世代)、Smart Keyboard 対応。Lightning コネクター。

iPad のエントリーモデルとしてどうぞ、という感じ。

iPad Air

iPad Air 第 4 世代はモデルチェンジと言えるくらい変わった。色はシルバー、スペースグレイ、ローズゴールド、グリーン、スカイブルーの 5 色展開。発売は 2020 年 10 月を予定。価格は 62,800 円 (税別) から。

iPad Air 第 3 世代から第 4 世代への変更点は次の通り:

  • 画面サイズ: 10.5 インチ → 10.9 インチ
  • チップ: A12 Bionic → A14 Bionic
  • iPad キーボード: Smart Keyboard → Magic Keyboard/Smart Keyboard Folio
  • Apple Pencil: 第 1 世代 → 第 2 世代
  • カメラ: 8MP → 12MP
  • コネクター: Lightning → USB-C
  • 横ステレオスピーカー: なし → あり
  • TouchID: ホームボタン内蔵 → トップボタン内蔵
  • Wi-Fi: 802.11a/b/g/n/ac → Wi-Fi 6

ホームボタンがなくなって、TouchID がトップボタンに移動した! iPad Pro のように FaceID 対応じゃないのに、ホームボタンがなくなって全面ディスプレイなタブレットへと進化した。

チップは A14 Bionic。iPad Pro 12.9 インチ第 4 世代が A12Z Bionic、iPhone 11 Pro Max が A13 Bionic なので最新のチップを搭載したことになる。

Lightning コネクターが USB-C コネクターに変更されたことで、各種 USB-C デバイスとの連携がしやすくなった。加えて、Lightning コネクターが必要だった Apple Pencil 第 1 世代は使えなくなり、Apple Pencil 第 2 世代が使えるようになった。iPad Keyboard も iPad Pro と同じく Magic Keyboard 対応。

iPad Pro と比べても、ディスプレイとストレージのサイズ、FaceID、Pro Motion テクノロジー、カメラ、スピーカーが劣っているくらいで、かなり強力になった。

あとがき

今年度はコロナの影響もあって、iPhone の出荷が遅れることは事前に知らされていた。それでも、9 月のイベントで iPhone の発表があるかないかは分からなかった。フタを開けてみれば、Apple Watch と iPad の発表だけで、iPhone の発表はなかったわけだけど、地味に進化した Apple Watch series 6 にリーク情報が出まくっていた Apple Watch SE、そして個人的には一番大きなニュースだった Apple Watch のファミリー共有機能と、Apple Watch 関連の発表はとても楽しめた。

iPad Air は大きく進化して、iPad Pro との差別化がしづらくなったんじゃないかと逆に心配してしまうレベル。iPad Pro も大きな変更が用意されているのかな?

総じて楽しめるイベントだった。

2020-06-23

WWDC 2020 で watchOS 7 が発表された

2020-06-23 (火) 02:00、Apple は WWDC 2020 で watchOS のメジャー・アップデートにあたる watchOS 7 の発表を行なった。

新機能は次の通り:

Face Sharing

Watch Face の共有ができるようになる。

アプリ開発者が自アプリのコンプリケーションを含めた Watch Face を提供する、という使われ方も想定されている。

マップ

iOS と同じくサイクリングの経路検索に対応する。けれど、日本ではまだ自転車の経路検索は始まらない。

フィットネス

iPhone のアクティビティ・アプリがフィットネス・アプリに名称変更する。

また、新しいワークアウトの種類としてダンスが追加される。

手洗い

手洗いを自動検知してくれる。手洗いを検知すると、カウントダウン・タイマーが始まる。水をサッとかける程度の手洗いをしていると、ちゃんと手洗いしなさいと教えてくれる... らしい。

Sleep

睡眠トラッキング機能が提供される。

就寝時間を設定してその時間が近づくと、Wind down モードと呼ばれるモードになる。就寝前のルーティンを作りやすくするためのモードで、眠りをさまたげるものを最小限にする。就寝前のルーティンのショートカットもセットできる。

寝る時間になると Apple Watch は睡眠モードになる。基本画面は真っ暗で、タップするとシンプルに時間だけを教えてくれる。

あとがき

ついに睡眠トラッキング機能が Apple Watch にやってくる。でも、時計をつけて寝る習慣がないので、使いこなせるか不安。バッテリーに関しては... どうなのかな? 使ってみないと分かんない。

WWDC 2020 で iOS 14 と iPadOS 14 が発表された

2020-06-23 (火) 02:00、Apple は WWDC 2020 で iOS / iPadOS のメジャー・アップデートにあたる iOS / iPadOS 14 の発表を行なった。今回の WWDC 2020 は新型コロナウィルスの影響もあって、オンラインのみでの開催。プレスも含めて聴衆なしで行なわれた。

iOS, iPadOS に共通の新機能を書いた後、iPadOS のみの新機能を書く。

ホームスクリーンの新機能

ホームスクリーンにアプリ・ライブラリー、ウィジェットの 2 つの新機能が加わり、更に iPadOS だけで利用可能だった Picture in Picture 機能が iOS でも提供されるようになる。

App Library (アプリ・ライブラリー) (iOS)

全てのアプリを一覧できる画面が新たに加わる。この機能を App Library (アプリ・ライブラリー) と呼ぶ。

アプリは OS によって自動的にカテゴリー分けされ、1 つの画面に納まる。アプリの数が多い場合は下にスクロールする形で全アプリを表示する。この画面の中でアプリの検索も可能。

Widgets (ウィジェット) (iOS, iPadOS)

ホームスクリーンにウィジェットを配置できるようになる。

iOS, iPadOS には今までも Today Extension という形でウィジェット機能があった。iOS なら一番左のタブを更に左にスワイプするとウィジェットの一覧を見ることができたし、iPadOS なら一番左のタブの左側にウィジェットを常時表示することもできた。けれど、これらのウィジェットをホームスクリーンのどこにでも配置することはできなかった。

iOS 14 からはこの制約が外れ、ホームスクリーンのどこにでもウィジェットを配置することができるようになる (iPadOS 14 ではウィジェットの自由配置は出来ない)。ウィジェットの大きさは、アイコンの大きさの整数倍。正方形のウィジェットや横長のウィジェットなどが用意されている。

ウィジェットは 1 か所に複数個設置することもできて、これを切り替えて表示することも可能。Apple Watch の Siri Face のように関連性の高いウィジェットを自動で選んで表示するスマートスタック・ウィジェットも用意されている。

Picture in Picture (iOS)

iOS にも Picture in Picture がやってくる。

Apple TV で動画を再生中にアプリを閉じると、小さなウィンドウが残ってその中で動画が再生され続ける。新しく他のアプリを起動しても、ウィンドウは残って動画を再生し続けてくれる。動画再生のウィンドウは、移動させることも大きくしたり・小さくしたすることもできる。ウィンドウを隠せば、音声だけの再生も可能。

iPadOS では Amazon Prime Video アプリも Picture in Picture に対応していたので、同様に対応してくるんじゃないかと思う。一方、YouTube アプリは iPadOS でも Picture in Picture に対応していないので、iOS でも Picture in Picture に対応するかは疑問。

Siri (iOS, iPadOS)

Siri がコンパクトになった。

今まで Siri を起動すると、スクリーン一杯に Siri の画面が現れていた。これは、例えばメールに書かれていた予定を Siri を使ってカレンダーに登録しようとした時に文面が隠れてしまって、使い勝手が悪かった。

iOS 14, iPadOS 14 からは Siri はスクリーン一杯に広がらず、小さく入力 UI が表示されるだけになる。

そして、Siri の結果もプッシュ通知のように小さく表示される。

翻訳アプリ (iOS)

Apple 純製の翻訳アプリが提供される。

会話でも使い易いようにデザインされていて、言語も自動で判定してくれる。

嬉しいことに日本語も対象に入っている。具体的な対応言語は次の 11 言語: アラビア語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、日本語、英語、韓国語。

メッセージ (iOS, iPadOS)

メッセージ相手をピンで留められるようになる。iOS ではメモ・アプリなどでピン留め機能があったけど、メッセージでもピン留めが利用できるようになる。

Memoji には年齢設定のオプションが追加された。

グループメッセージの機能強化として、人の名前を打つとその人へプッシュ通知が飛ぶ機能が加わる。また、最近会話した人のアイコンが大きく表示される。

マップ (iOS, iPadOS)

Apple は去年から新マップへの切り替えを行なっている。今年はイギリス、アイルランド、カナダに新マップが提供されるとのこと。

経路検索には、自転車の経路検索機能が追加される。ただしアメリカの主要都市のみ。また、EV ルーティング機能も (アメリカだけで?) 提供される。

CarPlay (iOS)

iPhone を車のキー代わりに使えるようにする Car Key 機能が提供される。Car Key 機能に対応している車として BMW が招介されていた。この BWM は来年発売?

App Store (iOS, iPadOS)

アプリのインストールを手助けする仕組み App Clips が追加される。

今までアプリのインストールは App Store を一度経由しないと行なえなかった。App Clips は App Store を経由せずにアプリをインストールできる仕組み。ポップアップが現れて、それをタップするだけでアプリのインストールが開始される。

App Clips のトリガーはウェブやマップ、メッセージ、NFC や QR コードから提供される。

写真アプリ etc. (iPadOS)

写真アプリ、カレンダー・アプリ、ファイル・アプリ、ミュージック・アプリにサイドバーがつく。

写真アプリならアルバム間の移動などが便利になる。サイドバーが付くことで、iPhone アプリを拡張しただけだったような旧 UI と比べて、より iPad という画面の広いデバイスに最適化される。

検索 (iPadOS)

ホームスクリーンを下に軽くスワイプすると検索が現れる。iPadOS 13 までは検索画面がスクリーン一杯に広がっていたけれど、iPadOS 14 からはポップアップ的な UI へと進化する。

Scribble (iPadOS)

Apple Pencil の iPadOS 対応が進化する。

メモ帳やメッセージの入力欄など、テキストを入力できる場所で Apple Pencil で文字を手書きすると、それが ORC をかけたように電子テキストへと変換される。デモでは英語と中国語に対応していると言っていたが、日本語は?

あとがき

iOS 14, iPadOS 14 は機能的にコレと言った新機能は少ない。iOS の Widget 対応と iPadOS の Scribble が特に目を引くくらいか。

全体的に今まで提供していた機能で使い勝手の悪かった所を良くしよう、他のアプリで提供しててこの機能があるのを期待してしまうよねという機能を補完して行こう、という落ち着いた改良が多いように感じた。

特に Siri を使うと、その前に使っていたアプリが見えなくなる iOS 13 以前の動きは悩まされていたので、とても助かりそう。

そういう意味では、地の足の着いた新バージョンになるのではないかと期待している。

2019-09-11

Apple イベント まとめ - iPhone 11, Apple watch series 5 and more

2019-09-11 (水) 02:00、Apple はスペシャル・イベントを開き、6 月の WWDC で表示したサービスのローンチ日の告知と新しいデバイスの発表を行なった。

Apple Archade

Apple の提供するサブスクリプション型ゲーム・プラットフォーム Apple Archade は、今秋スタートと予告されていた。

今日のイベントで、そのローンチ日と値段が発表された:

  • 2019-09-20 (金) スタート
  • 600 円/月 (4.99 ドル/月、ファミリー共有 OK)

最初の 1 か月は無料でサービスが提供される。

Apple TV+

Apple の提供するサブスクリプション型動画配信サービス。Apple 独自の番組がいくつも用意されていることがアナウンスされている。こちらも今秋スタートと予告されていた。

今日のイベントで、そのローンチ日と値段が発表された:

  • 2019-11-01 (金) スタート
  • 600 円/月 (4.99 ドル/月、ファミリー共有 OK)

新しい iPhone, iPad, mac, Apple TV を買った人には、最初の 1 年間無料で Apple TV+ が提供される。

iPad 第7世代

第 7 世代の iPad が発表された。値段は 34,800 円 (税別、329 ドル) からで、今日から予約開始、2019-09-30 発売開始。主なスペックは次の通り:

  • 10.2 Retina ディスプレイ
  • A10 Fusion チップ
  • Smart Keyboard 対応
  • Apple Pencil 対応
  • Touch ID (Face ID はサポートしない)

第 7 世代からは Smart Keyboard にも対応する。

Apple watch series 5

Apple watch series 5 が発表された。アルミケース、スチールケースに加えて新しくチタンケースが加わり、セラミックケースが帰ってきた。アルミケースは 42,800 円から、スチールケースは 72,800 円から、チタンケースは 82,800 円から、セラミックケースは 133,800 円から。今日から予約開始、発売は 2019-09-20 (金) から。

OLPO ディスプレイ常時表示

series 4 まで使っていた OLED から変えて、series 5 からは LTPO (Low Temperature Polycrystalline Oxide; 低温ポリシリケン酸化物) ディスプレイを採用する。この新しいディスプレイの採用によって、Apple watch のディスプレイは常時表示に対応する。今までは画面が真っ暗になっていたものが、series 5 からは薄暗くなるだけになる。

気になるのはバッテリー。常時表示に対応した series 5 のバッテリー時間は 18 時間。LTPO というハードウェアの変更に加えて、薄暗くなった時にリフレッシュレートを 60 Hz から 1 Hz に落とすというソフトウェア側の工夫によって、series 4 と変わらないバッテリー時間を実現している。

コンパス・サポート

コンパスが Apple watch に組み込まれる。この変更により、Apple watch のマップアプリで進行方向が分かるようになる。

Health Research アプリ

Apple は今秋 Health Research (健康に関する研究) 用の新アプリを提供する。日本で提供されるかは不明。

これは健康に関する研究機関に対して、自分の健康データを提供して研究を支援するという試み。

Health Research アプリは 3 つの分野のデータを集める:

  1. 聴覚
  2. 女性の健康
  3. 心臓と運動

集められるデータはプライバシーをちゃんと守るようにするとのこと。

iPhone 11 / iPhone 11 Pro / iPhone 11 Pro Max

iPhone 11 が発表された。画面サイズは iPhone XS シリーズと変わらない。iPhone 11 は iPhone XR の後継で 6.1 インチの LED ディスプレイ、iPhone 11 Pro は iPhone XS の後継で 5.8 インチの OLED ディスプレイ、そして iPhone 11 Pro Max は iPhone XS Max の後継で 6.5 インチの OLED ディスプレイ。色は iPhone 11 がパープル、イエロー、グリーン、ブラック、ホワイト、PRODUCT RED の 6 色展開、iPhone Pro がミッドナイトグリーン、シルバー、スペースグレイ、ゴールドの 4 色展開。予約開始は 2019-09-13 (金) 21:00、発売開始は 2019-09-20 (金)。

まずはカメラ。iPhone 11 は夜でも写真を綺麗に撮影できるナイトモードに対応する。全てのカメラが 4K ビデオ撮影をサポート。そしてフロントカメラがスローモーションに対応する。

オーディオは Dolby Atmos をサポート。

チップは順調に進化して A13 Bionic チップに。

さらりとしか言及されていなかったけど、WiFi は 802.11ac から 802.11ax Wi-Fi6 にアップデートされている。あと、イベントの中では触れてなかったと思うんだけど超広帯域チップが新しく追加されている。

iPhone 11

iPhone XR は広角カメラが 1 つだけだったけど、iPhone 11 は超広角と広角の 2 つのカメラを備える。

バッテリーは iPhone XR より 1 時間伸びて、耐水性能が「水深 1 m で最大 30 分」から「水深 2 m で最大 30 分」に向上している。

iPhone 11 Pro

iPhone XS の広角カメラ 1 つ・望遠カメラ 1 つから、iPhone 11 Pro では広角カメラ 1 つ・超広角カメラ 1 つ・望遠カメラ 1 つの 3 カメラへと進化する。

バッテリーは iPhone 11 Pro が iPhone XS より 4 時間、iPhone 11 Pro Max が iPhone XS Max より 5 時間も伸びているという。耐水性能も「水深 2 m で最大 30 分」から「水深 4 m で最大 30 分」に向上している。

ディスプレイはコントラストが 1,000,000:1 から 2,000,000:1 へ、最大輝度が 625 ニトから 800 ニトへ向上。名前も Super Retina HD ディスプレイから Super Retina XDR ディスプレイに変わっている (正直、違いがよく分からないけど)。なお、iPhone 11 Pro では iPhone XS まであった 3D Touch がなくなり触覚タッチに変更されている (iPhone 11 は iPhone XR から既に触覚タッチ)。

あとがき

Apple watch series 5 の常時表示は Apple watch の使い方を大きく変えそうな変更で、一度体験したら series 4 以前には戻れなくなるんじゃないか? あまりに楽しみなので、チタンケースを予約してしまった。

iPhone 11 の進化は主にカメラに集中している。カメラは詳しくないので、そこまで食指が動かない。のだけれども、超広帯域チップとか Wi-Fi 6 対応とか、イベントでは大きく取り上げられなかった進化に興味がひかれる。

2019-06-18

Kinesis Ergo Elan を MacBook につないだ時に Cmd キーを使うようにする

自宅では USB キーボード Kinesis Ergo Elan を愛用している。Kinesis のキーボードとしてはいささか古いけれど、まだまだ現役で活躍している。

Ergo Elan は Mac 用のキー配置が用意されていない。最新の Advantage 2 などには、Mac/Windows/Linux のキー配置が用意されていて、Mac モードにすれば Command キー、Windows モードにすれば Windows キーが打てる。けれど、Ergo Elan にはそういう設定がない。Ergo Elan を買った時は Linux をメインに使っていたので困らなかったのだけど、MacBook の外付けキーボードとして使うには不便。今までは、Command キーが必要な時だけ、MacBook 側のキーボードに手を伸ばしていた。

解決方法

MacBook の修飾キー変更と Ergo Elan のリマップ機能を使えば、Home ボタン・Page Up ボタンを Command キーに変えることができた。

以下、その設定方法。

修飾キー変更
  1. 「システム環境設定」を開き、「キーボード」を選択する
  2. 「キーボード」タブを選んで、右下にある「修飾キー...」ボタンをクリックする
  3. 使っているキーボードを選んで、「Caps Lock ⇪ キー」を「⌘ Command」キーに変更する
Ergo Elan のリマップ

Ergo Elan のリマップのやり方は次の通り:

  • Program + F12 を押す (ライトが早く明滅する)
  • リマップ元のキーをクリックする (ライトがゆっくり明滅する)
  • リマップ先のキーをクリックする (ライトが再び早く明滅する)

2. と 3. の操作をくり返すと連続してリマップを行なえる。全てのリマップが終わったら、Frogram + F12 をもう一度押して終了する。

このリマップ機能を使って Caps Lock を Home キーと Page Up キーに移す。あと、せっかくなので、本来 Caps Lock の位置を Esc に変えてしまう。具体的な作業は次の通り:

  • Program + F12
  • → Caps Lock → Home
  • → Caps Lock → Page Up
  • → Esc → Caps Lock
  • Program + F12

以上。これで Cmd キーを親指で押せるようになった。

最後に、Ergo Elan は Caps Lock キーを押すとビッビッうるさいので、Program + - キーを押して Caps Lock のビープ音を消しておく。

⌘ + Tab を Kinesis から打てるようになって、Mac 生活がとんでもなく楽になった。なんで今まで気がつかなかったのか。