2007-05-31

Google Gears リリース: Google Reader がオフラインで記事を読めるようになった

Google が Google Gears なるブラウザー拡張機能を公開した。これは、オフラインでウェブ・アプリケーションを使えるようにするための JavaScript API。早い話が、今までネットに繋がないと使えなかったウェブ系サービスをオフライン時にも使えるようにしましょうというもの。Google Gears は、サービスのオンライン時とオフライン時を橋渡しするソフトで、いきなり全てのサービスをオフラインで使えるやうになるわけじゃない。サービス側も Google Gears に対応する必要がある。Google では、Google Gears 対応サービスの第一弾として、Google Reader に白羽の矢を立てた。

Google Gears のインストール

Google Gears は、現在、firefox の拡張機能版のみが公開されている (Windows 版は IE のサポートもあり)。下記ページから、拡張機能のインストールをするだけ。対応 OS は、Windows, MacOS, Linux。

Google Gears API Blog によると、Google Gears チームは Adobe, Mozilla そして Opera とも一緒に動くように開発を進めているらしい。また、Google Gears はオープン・ソースで提供されているので、興味のある人は開発に参加できるとのこと。思わぬブラウザーやサービスが、Google Gears に対応するかもしれない。

Google Reader in Off-line

Google Reader は、Google Gears をインストールすることで、オフラインでも記事を閲覧できるようになる。

Google Gears - OfflineGoogle Reader をオフラインで使うには、右上にある薄緑色の下矢印アイコンをクリックする。数秒、長くても 1 分程で記事がダウンロードされ、オフラインでも記事を閲覧できるようになる。

Google Gears - Sync

ネットに再接続したら、青色の上矢印アイコンをクリック。これで、オフライン中に読んだ記事の既読情報や記事につけたタグ情報がアップされる。

Google Gears - Upload

Google Reader のオフライン・モードの特徴は以下の通り。

  • ローカルにダウンロードされる記事の数は 2000。
  • 画像およびビデオはダウンロードされない (ので見られない)
  • オフライン中に読んだ記事は、オンラインに戻るとウェブ版にも既読が反映される。
  • オフライン中につけたタグは、オンラインに戻るとウェブ版にも反映される。
  • オフライン中は、新規フィードを登録できない。

一番痛いのは、画像・ビデオの閲覧が出来ないこと。画像・ビデオを含まないフィードに「offline」といったタグをつけて、オフライン時は「offline」タグのついたフィードだけを読む、といった工夫が必要そう。あと、Google Reader で気に入った記事をはてなブックマークなんかにブックマークすることも出来ない。さういうことの必要なフィードには、スターをつけるか、「b.hatena」といったタグを付けて、後日ブックマークするしかないのかなぁ。

2007-05-29

Excel で 72pt より大きなフォント・サイズを使う方法

Excel を使ってポスターの類を作らうとしたところ、72 pt を越えるフォント・サイズを選択できなくて困った。それで、どうしたものかと悩んだけれど、プリンターの設定で印刷倍率を変えればいいことに気付いた。

やり方は簡単で、印刷ダイアログを開き、プリンターの倍率を 100 % から (例えば) 200 % に変更する。すると、72pt のフォントは 144pt に、36pt のフォントは 72pt に拡大されて印刷される。もちろん、フォント以外の全てが 2 倍の大きさになる。

Excel の「印刷プレビュー」は、印刷倍率を考慮して印刷範囲を教えてくれるので、どれ位いの大きさが一枚の紙に印刷されるかを悩むこともない。

この Tips は、フォント・サイズを強制的に大きくする他にも、枠線を基本の太さより太くするのにも使える。大きな印刷物を (Excel で) 作る時に、表示倍率を小さくして編集している人も見かけるけれど、逆に印刷倍率を大きく出来ないかも考えてみて欲しい。

あとがき

より大きなフォント・サイズを使う方法の一つに、「ワードアート」を使う方法もある。けれどぼくは、単に大きなフォント・サイズを指定するためだけに「ワードアート」を、利用することを好まない。というのも、ワードアートは、良くも悪くも「絵」なので、

  • セルの相互参照機能が使えない
  • 複数のワードアートの位置を揃えるのが面倒
  • マクロ化が面倒

という短所を持つため。

今回は、一部の文字を変更しながら数十種類のポスター (?) を作る必要があった。問題は、文字の変更が、一枚のポスター当たり 4 〜 7 か所に渡ったこと。文字変更部分を「セルの相互参照」で参照するようにすれば、一か所の変更で全部の文字を変更することができる。

もし、ここでワードアートを使うなら、一回の変更ごとに最大 7 か所の編集を繰り返さなくてはいけない。これは手間ばかり増えて、ミスも多くなる。それでもポスター一枚分の編集ならよいけれど、数十枚のポスターに同じ操作をするとなると気が遠くなる。

本音を言えば、かういったポスター作りには Excel なんぞ使わずに、PostScript コードをエディターで直書きたいのだけどね :p

2007-05-27

Google Calendar for mobile

Google Calendar のモバイル・インターフェース版がついにリリースされた。

今まで、携帯電話から Google Calendar にアクセスするサード・パーティー製のサービスはいくつかあったけれど、Google アカウントのパスワードを第三者に教えることが気持ち悪くて、ぼくはさういふサービスを使ってなかった。今回のモバイル版は、Google 本家のサービスなのでセキュリティー面の心配が少し減る。

モバイル版の URL は以下の通り。

今のところ、https 接続はまだ出来ないらしい。残念。

対応デバイス

Google Operating System によると、モバイル版 Google Calendar にアクセスするには、XHTML と Cookie と SSL に対応している必要があるとのこと。ぼくの持ってる DoCoMo SH902i だと、iMode ブラウザーではアクセスできなくて、フルブラウザーを使うとアクセスできた。

モバイル版 Google Calendar

モバイル版 Google Calendar で出来るのは次の二つ。

  1. 直接のアジェンタ (予定表) の表示
  2. 予定の追加 (Quick Add)

アジェンタでは、イベントのタイトル、時間、場所が表示される。また、タイトル部分をクリックすると、イベントの詳細 (Description や Guest list) を確認できる。

また、「場所」は、モバイル版 Google Maps へのリンクになっている。カレンダーに場所を記入しておけば、目的地を携帯電話に通知する手間を省ける (ref. clmemo@aka: Google Maps のローカル情報を携帯電話にメールで送る)。ただし、地名によっては、モバイル版 Google Maps で地図を表示できない場合があった (PC 版の Google Maps からはアクセス可能)。ちょっと注意が必要かもしれない。

モバイル版 Google Calendar に表示するカレンダーは、「Calendar Settings」で設定が可能。「Remember the Milk の ToDo は mobile 版には表示させない」といったことが出来る。

「Quick Add (予定の追加)」機能は、英語インターフェース特有の機能。「イベント 日時 loc:場所」という書式でイベント登録が出来る。ただし、Google Calendar (PC 版) の言語設定で「日本語」を選択していると、携帯版では「予定の追加」そのものが現れない。

「Quick Add」機能は、一日も早く、日本語インターフェースにも現れて欲しい。とりあえず、日本語インターフェースに「Quick Add」が現れるまでは、言語設定を英語にするか、以外の URL を使って、モバイル版だけ英語インターフェースにするといいでせう。

なお、mobile 版 Google Calendar では、イベントの編集・削除は行えない。

あとがき

ぼくの携帯 (SH902i) のフルブラウザーのブックマークを見ると、「Gmail」「Google Reader」「iGoogle」と Google のサービスばかりが並ぶ。そして、今回の「Google Calendar」。携帯も、Google に支配されさうな勢い。

2007-05-25

MacBook で T-Code (tc2)

mixi の漢直コミュで、「Intel Mac で T-Code を使いたい」という主旨のトピックが立ち上がった。以下、トピックからの抜粋。

最近 Intel Mac に乗り換えて環境を新しくしたので、T-Code が使えるといいなと思ったのですが、Carbon Emacs はことえりを使うようになってて tc2 と相性が悪いようだし...

[mixi] 漢直:漢字直接入力 | Mac で T-Code より引用

トピックに上がっている通り、Carbon Emacs では T-Code が使えない。C-\ (M-x toggle-input-method) しても、LEIM が起動せず、代わりに「ことえり」が起ち上がってしまう。LEIM が動かないので、tc2 (T-Code) はもちろん、欧文系のアクセント文字なんかも入力できない。

Emacs on X11 for Mac

ぼくは、X11-Emacs (いわゆる X11 for Mac 上でコンパイルした GNU Emacs) で tc2 を動かしている。以下、X11-Emacs を動かすための大まかな流れ。

  1. X11 for Mac OS X をインストール
  2. 開発環境 (Xcode と X11SDK.pkg) をインストール
  3. CVS 版 Emacs を入手してコンパイル
  4. Linux で使ってた tc2 の lisp ファイルと設定ファイルを、Mac にコピー。

X11 for MacOS X 及び X11-Emacs のインストール方法は、以下のサイトを参考にした。

tc2 のコンパイルは、X11 for MacOS X 上でやってもいい。だけど、既に T-Code の環境を他で構築してるなら、そのまま流用する方が手間も省ける (他人の Emacs でも T-Code を使えるように準備しておいて、USB メモリーなんかに入れとくと便利: See also clmemo@aka: Portable Emacs 22.0.50 on USB)。

2007-05-24

つぶやき

友人: なんでサンデーなのに、日曜発売じゃないの?

ぼく: 日曜は週刊誌売られてないよ。

友人: 水曜発売なら、ウェンズデーは?

ぼく: 若草物語に出てきそうな名前だよ。

友人: オールサンデーなんていいよね。

ぼく: それミスだよ。

2007-05-23

clmemo@aka の読者数が 1000 人を越えた

FeedBurner の Feed Stats によると、clmemo@aka のフィード購読者数が 1000 を越えた。2007-05-21 付で 1002 Subscribers。ついにここまで来たかと感概深い。記念に、スクリーン・ショットをパチリ。

FeedBurner - 1000 Subscribers

フィード・リーダー

2007-05-21 のフィード・リーダー利用状況は、以下の通り。

  1. 505 人: Google Feedfetcher (Google Reader + iGoogle)
  2. 253 人: livedoor Reader
  3. 74 人: Bloglines
  4. 29 人: Feedpath
  5. 24 人: FreshReader
  6. 20 人: Google Desktop
  7. 97 人: その他

clmemo@aka は Google Reader が大好きなブログなので、Google Reader 利用者の割合が大きい。続いて、今や国産フィード・リーダーでトップを走ってる感もある livedoor Reader。こちらはリリース直後こそ Bloglines と同数の利用者がいたものの、時間を追うごとに Bloglines との差をじわじわと開げた感じ。そして、第三位に Bloglines がある。あとは、Feedpath, FreshReader が続く (Feedpath は最近新バージョンが公開されたという話なので、今度レビューしてみたい)。

All time review

折角なので、今までの歩みも振り返ってみませう。

FeedBurner - alltime

clmemo@aka がスタートしたのが、2005 年 4 月末。FeedBurner を導入したのが 2005 年 9 月末。グラフを見ると、最初の半年 (2006 年の 3 月末位いまで) は鳴かず飛ばずだったのが分かる。で、そこから読者数が次第に増えてゆき、2006 年の 10 月から少し停帯調に入る。

大きな変化が起きたのは、2006-02-19。Google Reader がフィードの登録数レポートを出し始めて、Feedburner も購読者数に Google Reader ユーザーを数え始めた。これで、購読者数が倍近くに急増。この振れ幅は FeedBurner ユーザーの中でも大きかったらしく、FeedBurner の公式ブログからも当ブログにリンクが張られた (一行目「Prompted by widespread buzz from many FeedBurner publishers who blogged about notable increases in feed subscribers over the weekend,...」の「weekend」の部分)。あの時は嬉しかったね!

そして、4 月・5 月にも読者数が増えて、1000 Subscribers に至る。

Blogger がテスターを募集中

Blogger の公式ブログ Blogger Buzz でテスター募集のエントリーが上がってる。

テスターは、Blogger を使うことでユーザビリティー調査に貢献する。(もしかしたら) Blogger の新機能も使って意見を求められるかもしれない。テスターには、最大 $100 の報酬がつく。

面白そうなので、ぼくは早速応募フォームを送信した。ただし、応募しても全員がテスターになれるわけではない。受かるといいな...

応募について

Blogger テスターの応募は、Google の User Experience Research 応募フォームから行なう。

応募フォームは、個人情報を入力するページが一つと、4 ページに渡るアンケートから成る。フォーム下の「referral code」という欄が最初から入力されているけれど、おそらくそのコードで「Blogger テスター」の応募か否かを判定してるんだと思う。だから、その referral code はいじらないやうにしませう。

さて、気になるのは参加資格。FAQ は、応募者がマウンテン・ビュー (Google 本社の所在地) 近くに住む必要はないとしているし、個人情報入力部分で国名「Japan」を選べるやうになっているので、日本国内の人間にもテスター応募の資格はあると思う。ただし応募フォームは全て英語なので、最低限それらを読みこなすだけの英語力は必要 (Blogger チームが、今回海外のテスターを募集しているかどうかは分からないのだけど ^^;)。

テスターは、「Google のオフィスを訪ねる (日本の場合は渋谷の Google Office か?)」「リモートでユーザビリティー・テストに参加する」「Google の調査官の訪問インタビューを受ける」「オンライン・アンケートに回答する」の 4 項目のいずれか (複数選択可) でテストに参加する。ただし、前者 3 項目については基本的にビジネス・アワー (月〜金の 9:00-18:00) の間に行なわれるとのこと。普通の会社員の場合は、アンケートに答える位いしか出来ないのかな?

(日本語人には) ちょっと敷居が高いかもしれないけれど、Blogger 使いで興味のある方は、応募してみてはいかがでせう。

2007-05-20

Blogger に投稿記事の自動保存機能

最近のウェブ・サービスでは、文章の自動保存機能は必須のやうに思う。例えばブラウザーのフリーズ。例えばネット回線の突然の遮断。例えば予期しないサービスのメンテナンス突入。一時間もかけて書いてたテキストを、失ってしまう危険はそこかしこに潜んでいる。その対処方法の一つとして、一定期間ごとにテキストを自動で保存する自動保存機能がある。

Google のサービスだけを見てみても、Gmail の作成メール自動保存機能に Google Docs & Spreadsheets のドキュメントや表計算シートの自動保存機能、というふうに「自動保存」をサポートするサービスは多い。そんな中、われらが Blogger の投稿機能にもドラフト自動保存機能がついた。

Blogger の自動保存機能を使うのに、ユーザーは新しい設定をする必要はない。もう、Blogger で文章を書き始めたら、自動でテキストが保存されるやうになっている。初めての人には、スクリーン・ショットのやうな「自動保存機能が使えるようになりました」というバルーン・ヘルプが表示されるかもしれない。

Blogger - Auto Save

作成中に仮にテキストを失ってしまった場合は、再び Blogger の投稿画面を開いて、「Recover Post」というリンクをクリックすればいいらしい (この操作は、テキストを失ってから 30 分以内にやる必要がある)。詳しいことは、こちらの Blogger ヘルプ・ページを参照のこと。Recover Post 機能は、今は使われない機能だそうです (Thanks: クリボウさん)

Blogger Buzz によると、テキストの保存は基本的に一分毎に行われる。ただし、タイピング中は自動保存は機能停止し、入力が終わったタイミングで自動保存がかけられるとのこと。自動保存されたかどうかは、「投稿を公開」ボタンの隣を見れば分かる。つまり、「投稿を公開」の隣が「すぐに保存」なら自動保存はまだ行なわれていなくて、「保存済」なら自動保存は行なわれている。

なお、一度公開した投稿を再編集する場合、自動保存機能は働かない。Blogger 側は、その仕様の理由を、「再編集中のテキストが読者に読まれるのを防ぐため」と説明している。これはどういう意味かな? 一度公開したエントリーでは、再編集したテキストを保存するだけで自動的に公開もされてしまうのかしらん。ちょっと分かんない。

最後に一つ。Hit さんによると

この変更のあとで Safari や Opera を使っての投稿がうまくいかないことがあるという不具合が出ているようです。

Hit Okano's Blog: Auto Saving より引用

とのこと。Safari, Opera ユーザーは、一つ心にお留め置きあれ。このバグは、当日中に修正されたとの事です (Thanks: クリボウさん)

2007-05-19

Picasa Web Albums のスライドショーをウェブ・ページに貼り付ける

Picasa Web Albums には、(大概の写真共有サービスが持っているやうに) アルバムに保存した写真をスライドショーで表示する機能がある。この度、そのスライドショーをウェブ・ページに貼り付ける機能が追加された。スライドショーは、Flash で作られている。

スライドショー用のコードは、Picasa Web Albums でアルバムを開き、左サイド・バーから「Embed Slideshow」というリンクをクリックする (表示言語を「US」にする必要あり)。すると、スクリーンショットのやうなウィンドウがポップアップするので、スライドショーのサイズとキャプションの有無を設定後、HTML のコードをコピーする。スライドショーのサイズは、横幅 144px, 288px, 400px, 600px, 800px の 5 種類の中から選べる。

Picasa Web Albums  Slideshow settings

実際にスライドショーのサンプルを一つ、下に貼ってみた。一枚一枚の写真が、数秒置きに置き換わる。スライドショーの上にマウスを持っていくと、コントロール用のバーがスライドショーの下に現れる。

スライドショーの出来としては、シンプルで目立った優位点は見当たらない。個人的には、Slides.com のやうな一工夫があってもいいかと思う。

2007-05-18

Google の Universal Search

Google が、ウェブの検索結果ページに、ウェブページ以外の情報も表示する試みを本格化させている (Google はこの試みを、Universal Search と呼んでいる) この発表は、Searchology という Google の報道発表で行なわれた。

Google の Universal Search は、具体的には Google でウェブ検索をすると、他の Google の検索サービス (ex. ローカル検索や画像検索やビデオ検索) の検索結果の一部も表示するというもの。百聞は一見にしかず。実際に検索をやってみるのが一番分かり易い。

例えば、「restaurant mountain view」で検索すると Google Maps のローカル検索の結果が (ミニ地図と一緒に) 表示され、女優の「Eva Green」を検索すると画像検索の結果も表示される。

Google Universal Serach - eva green

Universal Search の考え方は、Google 検索の他に画像検索やビデオ検索の結果も表示するという点では、SearchMash のやうなメタ・サーチに似ている。ただし、一般的なメタ・サーチと一線を画すのは、ウェブ検索の結果がメインになっていること、そして、ウェブ検索と一緒に表示する検索エンジンを Google 側が選ぶということ。あくまでウェブ検索を主体に、こんな検索結果も興味ない? という感じ提案する節度を持っている。

更に、Google のウェブ検索結果ページには、他の検索エンジンへのリンクも表示されるようになった。ここでどの検索エンジンが選ばれるかは、検索キーワードごとに変わる模様。下のスクリーン・ショットは「007」で検索をかけたところ。Images, News, Video といったリンクが見える。これは、「007」というキーワードなら、画像やニュースやビデオにも情報が揃ってるよ! と言ってくれてる。

Google Universal Serach - 007

一つの検索から新しい検索へと誘なってくれるこの Google の新しい試みは、控えめでありながら効果が高そう。今はまだ英語インターフェースでないと利用できないこの機能。はやく日本語版でも使えるやうになってくれないかしらん。

2007-05-17

Google Maps に Text View

Google Maps に「テキスト・ビュー (text view)」なる表示機能が追加された。これは、Google Maps で「お店やサービスを検索」した時、検索結果にそのお店やサービスの写真や詳細情報も表示するというもの。説明用に大きくページが割かれ、地図は右横に少し小さめに表示される。

Google Maps - text view

今までは、Google Maps の検索結果から詳細を見るのに、いちいちリンクをクリックして詳細情報をポップアップさせる必要があった。今回のテキスト・ビューを使うと、詳細 (といってもレビューの一部分だけだったりするけれど) を一度に見ることができる。検索結果同士の比較が楽になりそう。

なお、現在、Google Maps で検索をしてもテキスト・ビューへの切り替えリンクは表示されない (日本語版・英語版にかかわらず)。テキスト・ビューを表示させるには、Google Maps で検索をした後、URL の末尾に &view=text を追加する。

2007-05-15

Command + クリックで Firefox の新規タブを開く

無線式の Mighty Mouse を使い始めて一か月。無邪気に毎日使っていたら、数日前から動きが鈍くなって、ついに昨日、反応が無くなってしまった。原因は、電池が切れてしまったこと。電池を買うまでの半日ほどタッチパッドで急場を凌いだ (無線マウスの電源は、電源を細めに切る方がよいのかしらん?)。

Mighty Mouse は右クリックも、中クリックも、スクロール機能も付いてる高機能マウスなので、Windows や Linux と同じ操作感を得られた。そのせいか、タッチパネルだけの生活になると、Mac 本来の「マウスのボタンが一つしかない」という特性に大いに戸惑った。ハマったのは Firefox の操作なので、Firefox 中心にまとめとく。

リンクを新しいウィンドウで開く
リンクを Shift + クリック
中クリック相当 (リンクを新しいタブで開く)
リンクを Command + クリック
右クリック相当 (タブやリンク上で右クリック→コンテキスト・メニューを表示)
タブやリンク上で Ctrl + クリック
前 / 次のページへ移動
Option + 上下スクロール (スクロールは、二本指でタッチパッドを触る)

Mighty Mouse だと、タブを中クリックしてそのタブを閉じることができるけれど、「Command + クリック」では同じ操作は出来なかった。ぼくは、タブに付いてるクローズ・ボタンをオフにしてる。中クリック相当でタブを閉じられないのは面倒。う〜ん!

さうさう。「Option + 上下スクロール」で前後のページ移動が出来るというのは、今回調べて初めて知った。このキーボードとマウスの組み合わせは、Windows (Linux) の Firefox でも使えるのかな? 今、Mac しか手元にないので確かめられない。こんなショートカットもあるもんなんだねぇ。

2007-05-12

Google Reader に Wii 用のインターフェース登場

Google Official Reader Blog によると、Google Reader に Wii 用のインターフェースが出来たとのこと。実際に動かしてるところののビデオも公開されている。これで、Google Reader のウェブ用以外のインターフェースは、モバイル環境に続いて二つ目になる

ぼくは Wii を持っていないので、ちゃんとしたレビューを書くことは出来ない。でも、Wii 用のインターフェースにも PC からアクセスできるので、ちょっと使ってみた。

Wii 用のインターフェースは、ウェブ版の Google Reader からヘッダー部分とサイドバーを無くした形。ウェブ版の Google Reader で、u キーを押してサイドバーを隠した形とほぼ同じと思っていい。大きな違いは、デフォールトでフォント・サイズが大きく取られていることか (さういふ意味では、普段の Google Reader のフォント・サイズを小さいと感じている人にはオススメかもしれない)。

Wii 用インターフェースでは、次のショートカット・キーが使える。

  • 上矢印 / 下矢印: スクロール
  • 右矢印 / 左矢印: 次/前 のアイテムへ移動
  • 1 ボタン: Subscriptions List (購読フィード一覧) の表示
  • 2 ボタン: Home, All items, Star items, Shared items) へのリンク集

Subscriptions List を表示している場合は、ショートカットは次のやうになる:

  • 上矢印 / 下矢印: 前/次 の購読フィードに移動
  • 右矢印: 選択しているフィードを開く
  • 左矢印: Subscriptions List を閉じる
  • - / +: フォルダーを 閉じる/開く

ビデオ関連のフィードを、Wii 経由で大きなテレビ画面に表示させて見る、というのもアリかもしれない。

2007-05-09

2007-05-08

Google 画像検索に「オリジナル画像」への直リンク

Google 画像検索で画像を検索すると、検索結果 (の画像) がサムネイルで一覧表示される。このサムネイルの下に、新たに「オリジナルの画像」と「オリジナルのページ」というリンクが追加され、サムネイル自身も「オリジナルの画像」への直リンクに変更された (今までは、サムネイルをクリックすると、上下にフレーム分割されたページが現れて、上のフレームに画像へのリンク (とサムネイル) が、下側にその画像を含むページのプレビューが表示されていた)。

下のスクリーン・ショットは「富士山」を検索したところ。

Google Image Search - Fujisan

見た目は大して変わらないけれど、操作性は良くなった。具体的には、今までオリジナル画像のに 2 クリック必要だったところが、ワン・クリックで開けるようになったことが大きい。これは、検索結果の一覧から面白そうな画像をピックアップして他のタブで開くとかダウンロードするということが手軽に出来るやうになったということでもある。

(追記) Google の画像検索結果のインターフェースはちょこちょこ変わるので、今回の変更も一時的なものかもしれない。

Pandora が米国以外のアクセスをシャット・アウト

昨日、友人とゴールデン・ウィークのニュースを情報交換したところ、ネット・ラジオの Pandora が日本からアクセスできなくなっていると教えてもらった。

現在、日本国内から Pandora にアクセスすると、次のメッセージが表示され、音楽は配信されない。

Dear Pandora Visitor,

We are deeply, deeply sorry to say that due to licensing constraints, we can no longer allow access to Pandora for most listeners located outside of the U.S. We will continue to work diligently to realize the vision of a truly global Pandora, but for the time being we are required to restrict its use. We are very sad to have to do this, but there is no other alternative.

We believe that you are in Japan (your IP address appears to be *.*.*.*).

Pandora Internet Radio - Find New Music, Listen to Free Web Radio より引用

ネットで情報を探してみると、いくつかのブログがこの件を記事にしていた。

ここらのブログを読むと、どうやら Pandora が規制をかけ始めたのは、2007-05-04 かららしい。もともと Pandora はアメリカ国内向けのサービスで、アカウントを取る時にも US の ZIP コードを要求されていたけれど (日本の人達は適当な ZIP コードを入力して、このチェックをすり抜けていたはず)、音楽関連の著作権がらみの動きを受けて、ちゃんと規制を始めたということなんでせうね。

ちなみに、今回の Pandora の規制は、IP アドレスから国名を割り出して US (とイギリスとカナダ) 以外の国を締め出す方法を取っている。で、アメリカのプロキシを通せば、日本国内からでも Pandora にアクセスできる。ただ、試してみると Pandora のプレーヤーまでは起動するんだけど音楽は鳴らなかった。おそらく、選んだプロキシが重過ぎたんだと思う。Pandora を楽しむのに、快適なプロキシを見つけるのも一苦労かもしれない。音楽好きには、世知辛い世の中になった。

2007-05-07

Japan Blogger ユーザー・グループ

clmemo@aka を購読してる Blogger ユーザーのほとんどはクリボウさんの記事を読んでるだらうことを承知の上でも、やはりこの情報は外せないのでエントリーを立てませう。

日本語版の Blogger のディスカッション・グループができた。その名も「Japan Blogger User Group」。Blogger サービスの最新情報提供や Tips、FAQ の場所として、coward fleet の Jun さんが作られた (従って、Blogger の公式グループではない)。

グループへの投稿及び投稿記事の閲覧には、グループへの参加が必要。ユーザー・グループに投稿された内容は、(ML のやうに) メールで通知することもできるし、フィード・リーダーで確認することもできる。

Blogger の質問掲示板は、はてなリングmixi のコミュニティーにあったけれど、はてなリングは定員数を越えてしまったし、mixi は友達の紹介がないと入れない。その点、今回の Japan Blogger User Group は、(Blogger ユーザーなら全員持っている) Google Account で参加申込ができるので、敷居が低いやうに思う。Blogger をやってる人は、一度覗いてみてはいかがでせう。

rel

2007-05-02

e-とぴあ・かがわで無線 LAN

今、香川県は高松市の「e-とぴあ・かがわ」から無線 LAN を使ってネットに接続している。「e-とぴあ・かがわ」は、香川県民と IT 技術の触れ合いの場を提供するような施設。IT 系のセミナーを開くためのセミナー室が用意されていたり、インターネット端末を開放したり、企業展示の場を提供したり、簡単な IT 相談の窓口を設けたりしている。

場所は、香川県・高松駅すぐ横の「サンポート高松」の 4 階と 5 階。入り口は、4 階。5 階へは、4 階の「e-とぴあ・かがわ」フロアにあるエスカレーターを使って上がる (なので 5 階入口は存在しない)。そして、インターネット端末 (及び無線 LAN 手続き申込窓口) は、5 階フロアにある。

ネット端末・無線 LAN の利用手続

「e-とぴあ・かがわ」は、入館無料。ネットの使用もタダ。つまり、インターネットがタダで利用できる (といっても高松駅の前という立地だから、駐車代とかバス代とかがバカにならないだろうけどね)。

インターネット用の端末は 20 台以上あって、ぼくが見たところ全体の 7 割が埋まっている感じ。そのためか、一応、利用時間は「1 時間」という但書きがあった。こちらの端末を使うには、所定の用紙に名前と利用目的 (選択式: インターネットという項目に丸をつければいいと思う)、それから利用開始・終了時間を書いて 5F カウンターを出すだけ。

無線 LAN の場合は、「e-とぴあ・かがわ」のメンバー・カードをカウンターに提出する。メンバー・カードは、4F のカウンターで 5 分位いで作ることができる。もちろん、無料。無線 LAN でメンバー・カードが必要になるのは、無線 LAN のアクセス・ポイントに、メンバー・カード作成時に入力した ID とパスワードを使うから。

メンバー・カードを提出すると、無線 LAN に接続するための LAN カードと、接続の手引きを渡してもらえる。Windows XP Service Pack 1 以上のノート PC があれば、無線 LAN にアクセスできるようになるはず。

なお、無線 LAN を使う場合には、ネットの利用時間に制限はない。無線 LAN 自体をやっている人が、ぼく以外いなかったので、制限をかける必要がないんだと思う。もし、無線 LAN をする人が増えて、貸出の無線 LAN カードが足りなくなる事態が起きたら困るんだらうけど、今のノート PC はほとんど無線 LAN をサポートしているし、さういふことはないでせうね。

PS. 「e-とぴあ・かがわ」側が貸し出すのは、Windows 用の LAN カードなので、Mac ユーザーは、最低でも無線 LAN に繋げるよう機器を揃えておく必要がある。ちなみに MacBook なら、AirMac で無線 LAN にアクセスできる。

MacOS X から無線 LAN にアクセスする

「e-とぴあ・かがわ」の利用手引は Windows 向けなので、Mac ユーザーは面喰らってしまうかもしれない。少くとも、ぼくはネット接続の手順でハマってしまった (「e-とぴあ・かがわ」の人に聞いて、ようやく接続できた)。分かってしまえば簡単なので、一応、ここに Mac からの接続設定を書いておく。

  1. Mac を起動したら、無線 LAN の候補が出るけれど「キャンセル」する
  2. メニューから AirMac のアイコンをクリックして、「その他...」をクリック。「非公開ネットワーク」ウィンドウが起ち上がる
  3. 「ネットワーク名:」に、「e-とぴあ・かがわ」の利用手引にあるネットワーク名を入力
  4. 「ワイアレスセキュリティ:」に「802.1X WEP」を選択。「ユーザ名」と「パスワード」には、「e-とぴあ・かがわ」のメンバー登録時に入力したユーザー名とパスワードを入力する。「802.1X 設定」は「自動」のまま。
  5. 以上で「OK」ボタンをクリック
  6. 「このサーバ証明書は不明なルート認証局によって署名されています。」と出るけれど「続ける」をクリックする (本当はイケナイよなぁ...)