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2009-04-01

TeX ユーザの集い 2009 が夏に開かれる

「TeX ユーザの集い 2009」なるイベントが今夏開催される。

概要は以下の通り。

  • 日時: 2009-08-29 (Sat) 9:30-17:30
  • 場所: 東京大学 生産技術研究所
  • 目的: TeX に関する開発・活用例の発表、ユーザー視点の問題点・要望提起、専門家の組版技術の共有

大会委員長に dviout 開発者の大島利雄氏、実行委員長に「LaTeX2e 美文書作成入門」の作者の奥村晴彦氏を迎える。

TeX ユーザーとして (最近はめっきり TeX を触っていないけど)、このイベントには参加したいと思っている。できることなら、発表者として。発表するなら、AUCTeX ネタ。

発表時間は何分だろ? 15 分なら気楽。30 分なら気合いが入る。一時間は... さすがにないよねぇ。

発表者の申し込みは、6 月末まで (現在受付け中: 詳細は上記リンク先)。一般申込は 5 月頃から受け付け開始とのこと。

[改訂第4版]  LaTeX2ε美文書作成入門

2006-10-29

TeX Q & A の RSS 配信

日本語TeX情報というサイトがある。「LaTeX2e 美文書作成入門」の作者、奥村晴彦氏が開設しているサイトで、TeX (LaTeX) の情報はおそらく日本一。ここ数年は、サイトが wiki 化されて、より情報が集中し易くなっている。

今回の話題は、日本語 TeX 情報に付属の掲示板「TeX Q & A」。奥村氏をはじめとして TeX のパワー・ユーザーが集う掲示板で、TeX (LaTeX) 全般の話題を扱っている。書き込み総数、4 万 5 千以上 (2006-10-29 現在)。TeX で困ったことがあれば、この掲示板に聞くとほとんどの問題が解決する。というか、FAQ 的な問題は、既に誰かが質問しているので、質問する前に掲示板内を検索しませう。たいてい答えが見つかるはず。

さて、この掲示板。有志の手によって RSS も配信されている (配信開始は 2006 年夏。公式なものではないけれど、掲示板からもリンクが張られている)。

新着書き込みから「リストのみ」「リスト + 要約」「リスト + 要約 + 本文」の三種類のフィードが提供されている。

あとがき

TeX Q & A 掲示板では、奥村氏の好意による「新着書き込み」のメール配信も行なわれていた。けれど、ぼく自身、メールからフィード・リーダーに情報収集のツールを移行してしまい、メールを読むことが少くなった。

最近は、返事が必要なものをなるたけメールに集めている。読むだけで済ませられるものは、フィード・リーダーがいい。それに、Google Reader のようなオンライン型のフィード・リーダーを使ってると、どこでもフィードの既読管理が出来る。メールで読んでた時は、読み飛ばしがちだった TeX Q & A の書き込みを、フィード・リーダーだと全て読んでるのも不思議。

TeX Q & A をチェックするのが大変という人は、一度フィード・リーダー経由での購読を試してみては如何? TeX に興味がある人も、この機会に是非。

2006-07-08

送付状のテンプレート その二 |plainTeX|

前回のエントリーに、コンスタントに visitor が来ているので、続き記事を書いてみる。その前に、前記事へのリンク:

宛名を別ファイルにする

送付状は使い回しが利く。新しい送付状を書く時、手を入れるのは、「宛名」と「送付物」くらいのもの。

とはいえ、「宛名」については、何度も同じ宛先に送ることもある。宛先は誤りがあってはいけないけれど、(株)○○会社なのか◎◎株式会社なのか、○ャ○○なのか○ヤ○○なのかは微妙で頭を悩ませる。送付状を作る度に調べ直すのは面倒。なので、ぼくは宛名を別ファイルに保存して、送付状に取り込むようにしている。

宛名の取り込みには、plainTeX の \input という命令を使っている。plainTeX で、次のように書くと

\input foo

foo.tex の内容をそこに読み込むという意味になる (拡張子 .tex は書かなくていい)。

そこで、社名ごとに宛名ファイルをいくつか作っておく。宛名ファイルは、宛名の内容をそのまま書くだけでいい。

すると、前エントリーのテンプレートは次のようになる。

まずは、宛名ファイル。

\宛先{株式会社シックス・マンション}
\宛先{開発部 マイケル・ソフト 様}

これを sixmansion.tex という名前で保存する。

次にテンプレート・ファイル。宛名を挿入する部分に、input sixmansion を入れる。

%% 送付状

%% A4 Paper
% Paper size: 8.3 x 11.7 inches
\hsize=6.3in
\vsize=9.7in
\nopagenumbers

% 和歴
\newcount\和歴
\和歴=\the\year
\advance\和歴 by-1988

% 送付アイテム
\newcount\送付アイテム
\送付アイテム=0
\def\送付{\advance\送付アイテム by1 \item{\the\送付アイテム.}}

\def\送付状ロゴ{\centerline{送付状}}
\def\日付{\hfill 平成 \the\和歴 年 \the\month 月 \the\day 日}
\def\宛先#1{\noindent #1\par}
\def\送り主#1{\hfill #1\par}

\def\拝啓{\vskip1cm \noindent 拝啓\vskip1em}
\def\敬具{\vskip1em \hfill 敬具}

\def\前略{\vskip1cm \noindent 前略\vskip1em}
\def\草々{\vskip1em \hfill 草々}

%% Body %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

\送付状ロゴ
\日付

% \宛先{株式会社...}
% \宛先{...部 .... 様}
\input sixmansion

\送り主{〒123-4567 ○○県□□市〜〜町 8-9-10}
\送り主{ブログ・アパート 666 号室}
\送り主{Clmemo At Aka}
\送り主{Email: {\tt foo@bar.info}}

\前略

\noindent
送付状の例として、下記書類を送付致します。

\smallskip
\送付 送付状サンプル 1 通
\送付 ブログの勧め 1 通
\送付 80 円切手 5 枚


\草々

\bye
%%% Local Variables: 
%%% mode: japanese-plain-tex
%%% End: 

テンプレートと宛名は一対多対応な所がミソ。宛名ファイルが増えたら、コメント・アウトを活用すると便利。こんな風に...

...
\送付状ロゴ
\日付

\input sixmansion       % この宛名を使う
%\input moonmicrosystem % この宛名ファイルはコメント・アウト
%\input hatenabikkuri   % この宛名ファイルはコメント・アウト

\送り主{〒123-4567 ○○県□□市〜〜町 8-9-10}
...

\input で plainTeX コードを読み込めるんなら、%% Body %%... 以前のコードも別ファイルにしてしまえば? ってアイデアもある。

でも、ぼくは別ファイルには分けない。何故なら、分割してテンプレートの見通しをよくするメリットよりも、テンプレート部分が大きく二つに分かれてメンテナンスにかかるコストの方が大きいと感じるから。例えば、もし誰かが「送付状のテンプレートを送ってよ」と言ってきたら。テンプレートが二つに分かれてると、コピーも面倒だし、どっちのファイルをコンパイルすればいいのかも明瞭じゃない。もしかしたら、古い前半部分と新しい後半部分がゴッチゃになるかもしれない。

なので、この程度の大きさの TeX ファイルは、一つに纏めて管理する方が楽でいいと思う (あくまで、この程度の大きさという縛りを付けての話 :p)。

2006-06-17

送付状のテンプレート (plainTeX)

封書を送るとき、中に納めた物のリストを同封するとよいとされる。これを送付状という。

一般的に、次の項目が必須らしい。

  • 宛先
  • 日付
  • 差出人
  • 同封物のリスト

送付状のメリットを素人なりに考えてみやう。

まず宛先・差出人・日付。封書の表書き・裏書・消印で代用が利くけれど、郵送物って配送中に痛んだり汚れたりして、文字が読みにくくなることがある。それに、封書は大きさがまちまちだし、案外嵩張るので保存しにくい。宛先と差出人を表と裏に書く都合上、一度に宛先・差出人の確認が出来ないのも困る。そんなわけで、宛先・差出人・日付を保存できる形の別フォーマットで用意しておくと、受け取った側は整理が楽になるでせう。

それと、送付状の宛先と封書の表書きを比べる事で、送付先の二重チェックができる。もし、表書きと送付状で宛先が違っているなら、送付者は入れ違いをした可能性が高い。

また、送付状の差出人の欄には、封筒には書くのが憚れる連絡先 (携帯電話の番号や Email アドレス) を書き添えておくと良いでせう。書類に不備があった時に誰に連絡を取ればよいのかがすぐ分かる。

最後に同封した物のリスト。送られた側が心配するのは、送り主が何を送ったつもりなのか? 送り主の入れ忘れれはないか? 送り主は間違ったものを送っていないか? といったこと。例えば書類 A と 書類 B を送るつもりだったのに、書類 B を入れ忘れた場合。受け取り側は、封書には (とりあえず) 書類が一つ入ってるから、書類 A だけで用を足せると思い込んでしまうでせう。そして、(何日か後に) 書類 B が必要だと分かって、慌てることになる。送付状があれば、書類 B も送る予定だったことが分かり、封書が届いた段階で相手側に不備の連絡を入れられる。

他にも例を挙げると、送付者のこんなミスが考えられる。

  • (入れ間違い) 成績証明書を送るつもりが、卒業証明書を送った。
  • (数え間違い) 写真を三枚入れるつもりが、一枚入れ忘れた。

まとめると、送付状を添えるメリットは

  • 送り主の意図を明確に汲むことができる。
  • 封書が届いた時点で、送り主側のミスをチェックできる。

の二点にあるかと思う。

plainTeX 版テンプレート

送付状はある程度形式が整ってるので、plainTeX でテンプレートを書いた。短いのでソースを書いとく。

%% 送付状

%% A4 Paper
% Paper size: 8.3 x 11.7 inches
\hsize=6.3in
\vsize=9.7in
\nopagenumbers

% 和歴
\newcount\和歴
\和歴=\the\year
\advance\和歴 by-1988

% 送付アイテム
\newcount\送付アイテム
\送付アイテム=0
\def\送付{\advance\送付アイテム by1 \item{\the\送付アイテム.}}

\def\送付状ロゴ{\centerline{送付状}}
\def\日付{\hfill 平成 \the\和歴 年 \the\month 月 \the\day 日}
\def\宛先#1{\noindent #1\par}
\def\送り主#1{\hfill #1\par}

\def\拝啓{\vskip1cm \noindent 拝啓\vskip1em}
\def\敬具{\vskip1em \hfill 敬具}

\def\前略{\vskip1cm \noindent 前略\vskip1em}
\def\草々{\vskip1em \hfill 草々}

%% Body %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

\送付状ロゴ
\日付

\宛先{株式会社シックス・マンション}
\宛先{開発部 マイケル・ソフト 様}

\送り主{〒123-4567 ○○県□□市〜〜町 8-9-10}
\送り主{ブログ・アパート 666 号室}
\送り主{Clmemo At Aka}
\送り主{Email: {\tt foo@bar.info}}

\前略

\noindent
送付状の例として、下記書類を送付致します。

\smallskip
\送付 送付状サンプル 1 通
\送付 ブログの勧め 1 通
\送付 80 円切手 5 枚


\草々

\bye
%%% Local Variables: 
%%% mode: japanese-plain-tex
%%% End: 

%% Body %%%... 以前は手を入れないこと。日付は、TeX をコンパイルした日にちが入る。\宛先{...} には宛先を、\送り主{...} には差し出し人の情報を一行分ずつ書く。\noident から \smallskip に間に、文章 (送付文書の目的など) を書き、送付項目の前に \送付 と書く。

TeX の実行は次の通り。上記ファイルを soufu.tex として保存して

$ ptex soufu.tex
$ dvips -o soufu.ps soufu.dvi (PS ファイルの作成)

出力は A4 用紙。出来上がりサンプルはこんな感じ。

送付状サンプル

自分用に作ったファイルなんで、細かい所に手は回ってない。要望などがあれば、遠慮なく。

T

2005-10-06

TeX by Topic

最近 TeX の本が少くなってきたように思う。ここで言う TeX とは plain TeX のこと。本来、TeX と言えば plain TeX を指すものだと思っていたのだけど、最近は LaTeX も TeX と言うようになってきたらしい Xp。書名に「TeX」とあるから中を覗いたのに、LaTeX の本だったということが数知れず。

plain TeX の勉強をしようとするなら、バイブルは「 TeX ブック」と決まっている。けど、この本は物語のように書かれていてリファレンスとして使うにはいま一つ。TeX に関する全てが書いてあると言って過言ではないのだけど、情報が一か所にまとまっていないため読み難い。

Victor Eijkhout の 「TeX by Topic」

そんな plain TeX 学習者には、Victor Eijkhout 氏の「 TeX by Topic」がお勧め。39 のトピックに分けて解説がされていて、リファレンスとして使える。

ところがこの本。本国では絶版のよう。そのため、出版者が権利を著者に戻してしまった。今、著者のページに行くと、PDF 版の原稿が手に入る。もちろん英語。

なお、タダで手に入れるのはもったいない。とか、何かお返しが出来ないものか、とか考えている人は、著者のページの下に donation (寄付) のボタンがある。PayPal を使ったシステムだけれど、押してあげると喜ばれるかもしれない (お金のトラブルは自己責任で)。

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2005-05-07

ama2bib: Amazon から Bib ファイルを作る |TeX|

Amazon から書籍を検索して、結果を bib ファイルとして出力する Perl スクリプト ama2bib を Thor 氏が公開した。同種のサービスに、ドイツの Amatex がある。

      ama2bib -j "奥村晴彦" 2>/dev/null | nkf -e >okumura.bib
    

上記のようにすれば、奥村晴彦氏の文献リストが okumura.bib に作成される。ama2bib には、この他にも ASIN/ISBN で検索するオプションなどもある。非常に便利なソフト。ただし、Amazon 側の制約で著者と訳者を区別できない (当然、監修者や編集者も) などの問題もある。