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2013-03-16

Google Reader はフィードリーダー界の IE6 だったのかもしれない

2013-03-14 (木)、Google は Google Reader サービスの終了を告知した。サービスの終了日は 2013-07-01。

Google は、Google Reader に熱烈なファンがいることは承知しつつも、Google Reader のユーザー数が低下している ためサービス終了に踏み切ったと説明している。

周りの様子

突然のニュースに Google Reader ユーザーは恐慌をきたした。様々な要望・意見・疑問も噴出している。ユーザー減少がサービス終了の本当の理由か? 有料化で対応できないのか? フィード文化は死んだのか? もう Twitter や Facebook らソーシャル・サービスの時代ではないのか? ソーシャル・サービスの良さを認めつつも、フィード・リーダーの持つ良さを捨てられない... etc.

Google Reader Data Points は Google Reader の客観的なデータを提供している。

  • Google Reader で最も人気のフィードは CNN.com。2,400 万購読者
  • 二番手は Engadget.com。660 万購読者
  • 三番手は The New York Times。170 万購読者
  • Google Official Blog は 2007 年に購読者数 10 万を突破、現在 35 万
  • 同サイトの FeedBurner 統計によれば、Google Reader 及び iGoogle による購読は全体の 87%
  • Google Trends の傾向はスクリーン・ショットの通り:

ぼくが共感した意見は、F's Garage さんのこの文章。

Googleリーダーみたいに市場を食い荒らしまくって、他のRSSリーダーサービスを終焉に追い込んでおいておきながら、風向きが変わったら、さくっと終わってしまうことのほうが大問題。

F's Garage @fshin2000 :全収集型RSSリーダーの終焉とソーシャル化するWeb より引用

Google Reader の歴史

Google Reader のターニング・ポイントは 3 つ。

  1. 2005-10: Google Labs にて Google Reader リリース
  2. 2006-09: clmemo@aka: Google Reader バージョン・アップ
  3. 2011-10: Google+ とのソーシャル機能を廃し Google+ 連携を開始

最初の Google Reader はレンズ型とも呼ばれ、全てのフィードを読むのを前提としたスタイルだった。記事を次から次へと読む時の視認性には優れていたけれども、多読性はやや低く、拾い読み派には優しくない UI だった。

一年後、Google Reader は大きく UI を変える。小さな変更を含みつつも、2013-03-16 に至るまで全体の骨子は変わっていない。ぼくは最初の Google Reader の UI を好むけれど、機能という面では新バージョンの良さを認めずにはいられない。

2011 年は Google Reader の外側ではなく内側に大きな変化があった。Google Operating System の記事を引用する。

Everything started with a feed parser built by Chris Wetherell that turned into a feed reader, helped by Ben Darnell, Laurence Gonsalves, and Mihai Parparita. The product was launched in 2005 as a Google Labs project (後略)

In 2011, Google removed Reader's social features and replaced them with a Google +1 button. It was the beginning of the end for Reader, who lost all the engineers from the original team. Google Reader is in maintenance mode ever since then.

(訳) 全ては Chris Wetherell がフィード・パーサーを作ったことから始まった。それは Ben Darnell、Laurence Gonsalves そして Mihai Parparita の助けを借りてフィード・リーダーに結実した。そのサービスは 2005 年に Google Labs プロジェクトとして開始された。

2011 年、Google は Google Reader からソーシャル機能を削り Google +1 ボタンに置き換えた。それは Google Reader の終わりの始まりだった。Google Reader はオリジナル・チームのエンジニア全てを失った。その時を境に、Google Reader はメンテナンス・モードに入った。

No More Google Reader より引用

2006 年の新 Google Reader リリース以降、Google Reader は着実に競合サービスを追い落としユーザーを増やしていった。ぼくの印象では、ここ三年以上 Google Reader に心動かされる新機能が追加されたことはない。いわゆるメンテナンス・モードに入った、と呼ばれる時期と重なる。

Internet Explorer 6 の罪

ここで少し Internet Exlorer (以下 IE) の歴史を振り返ってみたい。IE のバージョン・アップを簡単にまとめてみた。

  1. 1995-08-24
  2. 1995-11-27
  3. 1996-08-13
  4. 1997-09-30
  5. 1999-03-18
  6. 2001-08-27
  7. 2006-10-18
  8. 2009-03-20
  9. 2011-03-15
  10. 2012-08-15

IE6 から IE7 の間に 5 年以上の間が開いている。他のバージョンと比べるとリリース間隔が異常に長い。この頃の Microsoft になにがあったのか。

2000 年以前、ウェブ・ブラウザー界は Netscape 社の Netscape Navigator と Microsoft 社の Internet Explorer に人気を二分していた。Microsoft は Windows にウェブ・ブラウザーを統合する戦略で Netscape に勝利する。大勢は 2000 年頃に決した。いわゆる第一次ブラウザ戦争。

2001 年にリリースした IE6 以降、Microsoft はウェブ・ブラウザーの新機能追加を止めた。ブラウザー・シェアは 90% を越え、最大の敵だった Netscape Navigator に力はなく、新興の Firefox や Opera は一部のギークに使われているにすぎなかった。もはや、新機能を投入する意味が「Microsoft」にはなくなっていた。

IE6 と IE7 の間に Microsoft に何があったか? 慢心があった。

Ajax の登場

2005 年、事件が起きる。Ajax 技術の発表。Google は Ajax を使って Google Maps をリリース。ウェブ・ブラウザー内で使えるスクロール地図が世界に衝撃を与えた。Firefox らがこの新技術にとびついた。今までウェブ・ブラウザーで出来ないと思っていたこと (もちろん、今では当たり前に出来ること) への道が大きく開けた。

IE6 もこの動きに追いつくべく IE7 を 2006 年 10 月にリリースする。第二次ブラウザ戦争が始まろうとしていた。

そして、多くの人達が気付いた。IE6 の寡占状態が続いた間、ウェブ・ブラウザー業界にほとんど進化がなかったことを。

重なる Google Reader

寡占状態による進化の停態。Google Reader は悪しくも、IE6 と同じ道を辿ったのではないか?

特徴的な機能で名を馳せた Rojo は 2006 年に Six Apart に買収されたあと消えた。Google Reader 以前に代表的なフィードリーダーだった Bloglines は 2010 年に姿を消した。「はてな」のはてな RSS も 2010 年に終了した。他にも多くのフィードリーダーが生まれては消えていった。

Google Reader のシェアはどんどん広がる。競合が減る。新機能が生まれない。それでも Google Reader のシェアが減ることはない。次第と「フィードリーダー」というもの自体に興味が失われていった。Google は慢心した。

Google Reader のオリジナル・チームを Google Reader プロジェクトから外したのも、慢心の一つではないか?

今、Google Reader 復活の嘆願をしている人達がいるという。気持ちは分かる。でも、Google Reader を「本気」で開発しようとしていない Google に Google Reader を延命させて、何か変わるのかしらん。オリジナル・チームが戻って来て、リリース当初のモチベーションで新機能開発を行なうなら面白いかもしれない。でも、今の Google には難しいように思う。

IE6 への引導は Ajax が渡したけれど、Google Reader は Google 自身が引導を渡した。人はその行為を「evil」と呼ぶかもしれない。でも、ぼくは、Google が Google Reader から興味を失っていたこと自体がユーザーに対する「evil」であり、サービスの中止は「evil」な自分を正す行為と受け取めている。ようやく、Google が「Do not evil」を一つ為したと思う。

既に Google Reader 中止を受けて、もしくは中止を予想して、多くのプロジェクトが動いていると聞く。フィード・リーダー使いにとっては厳しい冬が来るけれども、Google Reader が思いつかなかった世界を開くフィード・リーダーが現れるのではないか? 春は悲観する程に遠くはないのではないかと期待する。

2013-01-30

TypePad から WordPress への移転方法を「ちわわのまま」さんが書いている

2012-12-06、TypePad Pro の日本語サポート打ち切りが発表された。期日は 2013-03-31。

間違ってほしくないのは、TypePad のサービスが終了するわけじゃないこと。TypePad は引き続き利用できる。

今回の件は、「日本語でのサポート」と「管理画面の日本語化対応」が終わるということ。英語でサポートに問い合わせできて、管理画面も英語で大丈夫という人には問題ない。そんな人はほとんどいないと思うけど...

「ちわわのまま」さんの移転備忘録

ちわわのままさんも、TypePad でブログを書いていた一人。今回の日本語サポート中止を受けて、一早く WordPress への移転を決めた。

ありがたいことに、備忘録として移転の手順をまとめている。TypePad から移転する人は、この記事が一つの道標になるかもしれない。

目次のみ引用する。

  1. サーバーを決める
  2. ドメインを新しいサーバーに向ける
  3. ドメインをさくらのレンタルサーバで設定する
  4. WordPressをFTPでアップロードする
  5. WordPressをインストール
  6. パーマリンクをTypePadで使っていたURLと同じになるように設定する
  7. TypePadとMovable Typeインポート用のプラグインを入れる

大雑把な歴史など

2000 年頃、Ben Trott と Mena Trott によりブログ・ツール Movable Type が開発される。この開発が何時始まったのか、ぼくは知らない。やがて、二人は Movable Type を開発する会社「Six Apart」を創業する。これが 2001 年のこと。

2003 年 12 月、日本法人が設立される。

Movable Type はサーバーにインストールして使うタイプのブログだったので、初心者には敷居が高かった。当時、Movable Type をインストールして動かすのに十分な力を持ったレンタル・サーバーを見つけたり、日本語化パッチ (最初期は日本語版がなかった) を当てたりする必要があったことも、難易度の高さを上げた。そこで、Six Apart はホスティング型 Movable Type の開発を行なう。それが TypePad だった。時期的には 2003 年頃のことらしい。日本法人設立と TypePad リリースのどちらが先かはよく分からない。

この頃の Six Apart はブログ界の寵児だった。Trackback という仕組みを作ったのも Six Apart だったし、日本で古参のココログ (@nifty) やブログ人 (OCN) を OEM したのも Six Apart だった。2005 年には世界最古のブログと云われた Live Journal を買収。2006 年には家族向けブログ Vox をリリース。同 2006 年、当時の人気フィードリーダーの一つ Rojo を買収。

少し時を置いて 2010 年 9 月、米 Six Aprt はビデオエッグ社と合併する形で Say Media 社を設立。2011 年 3 月、日本法人 Six Apart はインフォコムの子会社となる。ここら辺、経緯は知らないけれど、TypePad は Say Media の子会社 TypePad Inc. に開発権が、Movable Type は日本法人 Six Apart に開発権が移ることとなった。

まとめると、日米 Six Apart が開発していた Movable Type と TypePad は、2010 年から 2011 年頃を境いに、Movable Type は日本に、TypePad はアメリカに主導権が移った。そういう背景で、TypePad は日本語サポートをやめることになったのだと思う。また、TypePad の日本語サポート中止で、Movable Type の日本語サポート中止を心配するかもしれないけれど、Movable Type の開発は日本なので、そういうことはないとも言える。

ref

2013-01-26

coComment がサービス終了してた

coComment というサービスを覚えてらっしゃるかしらん。

2006 年初頭にブレイクしたサービス。自分が (他人の) ブログに残したコメントを管理して、コメントに返事があるとお知らせしてくれるサービス。当時は、今より沢山、ブログにコメントしていた。だから、コメントに返事があったかどうかを知るのも大変だった。そんな 2006 年にブログ界を盛り上げたサービスだった。

久しぶりに思い出して、coComment のページに行ってみたらサービスが終わってた。Wikipedia や CrunchBase の記事で、2012-03-31 にサービスが終了したことを知った。

思えば、ブログにおけるコメントの在り様も変わってきた。明からに 2006 年当時と比べて、コメントの数が減っている。代わりに、ソーシャル・サービスの台頭を感じる。twitter でツイートする人、Facebook でシェアする人・Like する人、はてなブックマークでコメントする人。

ブログの「コメント欄」にコメントすることは、そのブログに「自分のコメント」というコンテンツを預けることに等しかった。一方、Twitter/Facebook/はてなブックマーク を利用してコメントすることは、自分のコンテンツを自分の手元に置き、また集中管理できるメリットもある。時代は移ったということか。

ただ、このソーシャル・サービスを使う方法にもデメリットがある。誰が自分の記事にコメントしてくれたか分からない。昔、clmemo@aka が小さなブログだった頃はコメントを通じて新しいブログと知り合うことが出来た。小さなブログにとって、コメントはブログ・ネットワークを大きくする切っ掛けだった。今のソーシャル・サービスには、その力が弱い。小さなブログが大きくなりにくくなっている原因の一つになっているんじゃないか、とも思う。

ブロガーにとって、ソーシャル・メディア・サービスは無視できない存在になってきている。

2012-09-29

楽天の電子書籍販売サービス Raboo 来年 3 月で終了

楽天は 2 つの電子書籍販売サービスを持っている。一つは楽天がオリジナルで始めた Raboo。もう一つはカナダの Kobo 社を買収して手に入れた Kobo。二つのサービスは全く別のもの。そして楽天は、Raboo のサービス中止を決めた。

平素は、楽天のサービスならびにRabooサービスをご利用いただきありがとうございます。 Rabooサービスは2013年3月31日をもって、サービスを終了することとなりました。 ご利用者様には、突然のお知らせとなりますことをお詫び申し上げます。 サービス終了に関する詳細につきましてはこちらをごらんください。 楽天グループでは、今後もお客さまへより一層のサービス向上に取組んでまいります。

Raboo: 電子書籍のオンライン書店 より引用

一つの会社に二つのサービスはないと思っていたが、楽天はかなり早めに片方を閉じてきた。

Raboo で買った本はどうなるのか? ダウンロード購入した本は引き続き読むことができる。誤って削除した場合は、二度とダウンロードできない。端末が壊れた場合、端末に入っていた本は全て読めなくなる。

ダウンロード系電子書籍販売について、ぼくは国際電子出版 EXPO のエントリーで問題点を挙げていた。

ストリーミングを使わない方法に、「端末登録」と「ダウンロード期間」を定める方式がある (例えば富士通)。ネックはダウンロード期間。例えば、富士通ではダウンロード期間を 1 年と定めている。だけど、電子端末はすぐに古くなる。新しい端末を数年おきに買い替えることになるはず。ぼくの場合、iPad を 2 年に 1 度、新しいモデルにアップデートしている。ここでダウンロード期間が 1 年だと、古い端末で買った電子書籍を新しい iPad で再ダウンロードすることができない。こういった縛りを付けているサービスは使いたくない。

東芝の試みにも驚いた。東芝製の PC/タブレット/スマートフォンに専用アプリが入っている。その専用アプリ以外では電子書籍を読むことができない。東芝が電子書籍事業から撤退したら? 東芝の PC/タブレット/スマートフォンしか持っていないなら? 消費者の囲い込みは良いけれども、やりすぎ。

著作権を保護することは重要だけれども、極端なやり方は消費者離れを引き起こす。音楽業界の CCCD が良い例。もっと柔軟なやり方を模索して欲しいところ。

clmemo@aka: 第 16 回国際電子出版 EXPO に行ってきた より引用

Raboo は正にこの落とし穴に嵌った。

ぼくは法律の専門家ではないので間違いがあったら指摘して欲しいが、なんでもこういう電子書籍と販売店は個別に契約を結ばなければならないとのこと。だから、Raboo と契約した電子書籍を Kobo に引き継ぐのは契約違反になってしまう。楽天は Raboo で持っているコンテンツも、Kobo のために改めて契約を結び直していると言っていた。法律問題なのか契約問題なのか知らないけれど、そういうことなら Raboo で買った電子書籍を Kobo で読めるようにするのは不可能に違いない。

Raboo の本は DRM がかかっていて、他の電子書籍端末で読めない。この DRM を外すことは可能か? おそらく、この DRM も契約の中に含まれているはず。DRM を外すには、Raboo が今まで販売した全ての本に対して、もう一度 DRM 解除の再契約を結ばないといけないんじゃないかと推測する。

今、二つの Raboo の本の救済策を考えてみた。どちらもお金がかかってしょうがない。ユーザーの立場としては、お金を払って買った本なのだから、ちゃんと最期まで面倒を見て欲しい。企業の立場としては、そこにそんなにお金をかけられない... ということなのかな。

今回は Raboo の問題だったけど、同様の心配は富士通、東芝にも付きまとう。電子書籍は、販売サービスの問題、端末の問題、電子書籍フォーマットの問題を次第に解決しつつある。一番の問題は、「契約」の問題になるんじゃないかな。

Google や Amazon がやっている様なクラウド型でかつサービス自体が終了しなさそうなものが今はベターな解なのかもしれない。願わくば、「本」と同じ様に一度買ったらいつまでも読める安心を与える仕組みを作って欲しい。

2012-09-23

フィードから livedoor clip のフィード・フレアを無くした

そういえば、livedoor clip がサービスを 2012-10-10 に終了する。そこで、FeedBurner で生成している当ブログのフィードから、livedoor clip のフィード・フレアを削除した。ついでに、del.icio.us と Technorati も消して、最近流行の Facebook の共有を足しておいた。

たまには FeedBurner も覗いてみないとね。

ref

2012-08-25

livedoor clip 2012-10-10 にサービス終了

はてなブックマークと肩を並べる国産ソーシャル・ブックマーク・サービス livedoor clip が 2012-10-10 (水) 12 時をもってサービスを終了する。

livedoor clip は 2006 年 6 月から始まった。

当時の livedoor は凄かった。2006-01-16 のライブドア・ショックを受けて今後の livedoor はどうなるのかと IT 関係者は心配した。しかし、そんな心配を払拭するかの様に livedoor Reader が現れた。4 月末のことだった。登録フィード数 1 万以上を前提に作られたこのフィード・リーダーは使い勝手も良い上に、大量のフィードを扱えることで人気になった。そんな新生 livedoor が放った第二弾のサービスが livedoor clip だった。

国産ソーシャル・ブックマークでははてなブックマークが一人勝ちだった中、livedoor clip は突如として対抗馬にのし上がった。livedoor Reader との連携ではずみも付いた。

けれど、気がついたらぼくは livedoor clip を使わなくなっていた。何故だろうね。思い返すと、当時はウェブ・サービスの乱立期だった。同様のサービスが複数あったら、全てのサービスのアカウントを取得する。どこかのサービスが新機能を発表する。それを一早く使う。そうしていると、他のサービスが同じ機能を取り入れる。そうして、サービスが成熟していった。そして、ぼくは疲れてしまったんだと思う。いくつものサービスを使うことに疲れて、一つのサービスに絞る様になった。ぼくは livedoor clip を選ばず、はてなブックマークを選んだ。はてなブックマークが優れていたというよりも、livedoor clip の利用率が低かったのが理由だった。何故、livedoor clip の利用率が下がっていたのか? 自分でも良く分からない。どちらかというと、livedoor clip 自身に原因はなくって、母体である livedoor (現 NHN) が新サービスを作らなくなったのに不安を覚えたのかもしれない。少くとも、はてなはまだ「動き」のある会社だった。その差が二つのブックマークの差になったのかもしれない。

2012-06-20

さらば chumby 〜 全てのサービスを終了

chumby の日本正規代理店である ジークスが chumby サービス終了のお知らせを出している。

chumby社に関しまして、すでにWeb上でいくつかニュースが流れていますように、事実上業務を中止している模様です。chumby社より入ってきた情報によりますと、サービスの提供は6月末で終了する可能性が高いというとのことです。認証を含めたすべてのサーバが停止しますので、chumbyが使えなくなります。従いまして、弊社の提供しているchumbyに関するすべてのサービスも6月末をもちまして、停止させて頂きます。

chumby | 株式会社ジークス より引用

思い出

ブログの記事を遡ってみる。ぼくは chumby を 2008-05-21 に入手した。

chumby の魅力に取りつかれたギークたちが並行輸入。その一人として、ぼくも chumby を入手した。chumby の特長は 2 つあった。

  1. ハードウェアがオープン・ソースだったこと
  2. ソフトウェアが Adobe Flash Lite 3.0 で開発可能だったこと

1 つ目の特長は、組み込み業界に驚きを与えた。iPhone であれ、TV であれ、カメラであれ、炊飯器であれ、中身を公開する企業はいない。どんな回路構成で作っていて、どんなチップを使っているか。chumby はそういった情報を公開した。それは他人が chumby と同じ「モノ」を作れることを許してしまう。その代わり、回路に詳しい人が、こ回路はこうする方が良いんじゃないか? とアドバイスをしたり、この回路構成なら、こういう外付け機器を取り付けられる、といった可能性を提示した。正にベンチャーらしい製品だった。

2 つ目の特長は、chumby アプリを誰でも開発できたこと。時は 2008 年 5 月。初代 iPhone が発売されたのが 2007 年 6 月 (国内未発売)。日本初の iPhone (iPhone 3G) は、2008 年 7 月に発売された。iTunes Store でアプリが発売される様になったのは、iPhone 3G から。こうしてみると、「ユーザーの手でアプリが作れる家電」である chumby の革新性が伺える。

特に、当時は Adobe Flash Lite 3.0 でアプリが作れることが皆の興味をひいた。それは、フラッシュで物作りをしていたウェブ屋さんが、すぐにアプリ開発できることを意味していた。

据え置き型ながら、Wi-Fi でデータ受信。アラーム機能、インターネット・ラジオ機能を標準装備。各種アプリを利用可能・自作可能。可能性を感じるガジェットだった。

chumby 消える...

そんな cuhmby が消える。最大のライバルは iPhone アプリだったと思う。

スマートな外観。モバイル性。アプリの種類の多様さ。開発の自由度の高さ。chumby が持っていないものを、iPhone は持っていた。私見を言えば、「こんなアプリを作ったよ!」と開発者にやる気を出させる基盤が、chumby より iPhone の方がしっかりしていた。

約 4 年の歳月をもって chumby は消える。4 年前の熱さを覚えている身としては、冷たい風が吹き込んできた気分。

2012-06-15

Del.icio.us は Yahoo! から離れていた

del.icio.us でぼくのアカウントが削除された、というエントリーを書いた。

そういえば、del.icio.us は Yahoo! に買収されたんだったな... と twitter に呟いていたら、「もう Yahoo! じゃないよ」と教えてもらった。メモ代わりに記事にしておく。

ぼくはチェックを怠っていたのだけど、2011-04-21 に Del.icio.us は AVOS 社に買収されていた。AVOS 社は YouTube を創業した Chad Hurley 氏と Steve Chen 氏らが設立した会社とのこと。ムー、知らなかった。

del.icio.us の歴史

せっかくなので、del.icio.us の歴史を書いておく。

  • 2003 年: サービス開始
  • 2005 年 12 月: 米 Yahoo! が買収
  • 2011 年 04 月: 米 AVOS が買収

そういえば、最近 Digg のニュースも聞かないなぁ。ソーシャル・ブックマークはどうなっちゃったんだろ。ぼくも昔は色んなサービスにアカウントを作ったけど、今ははてなブックマークしか使ってない。淋しいなぁ。

2012-06-14

del.icio.us のアカウントが消えてた

久しぶりに del.icio.us にアクセスしたら、アカウントが削除されてた。アカウントの掃除でもあったのかな?

まあ、ここ 1, 2 年ソーシャル・ブックマークから遠ざかっていたし、del.icio.us もほとんど使っていなかったから、それほどショックでもない。これを機に del.icio.us とはお別れする。

メインで使うのははてなブックマークになるかな。

一寸惜しかったのは、過去に溜めてた del.icio.us 上のブックマークを全て失ったこと。バックアップでも取っておけば良かった。

あとがき

del.icio.us を使わない、ということで当ブログのサイドバーにある del.icio.us へのリンクを削除した。

2011-04-22

Google Video 終了

Google Video が終了する。

Google Video は、まず YouTube に対抗する Google のサービスとしてスタートした。けれど、YouTube の人気は切り崩せず、結局 Google は YouTube を買収する。Google は 2 つのビデオ共有サービスを所有することになる。そして、切り捨てられたのは Google Video だった。

  • 2009/05: ビデオのアップロード機能停止
  • 2011/04/29: ビデオの再生機能停止

Google Video はビデオのアップロードを中止してから、「ビデオ専用の串ざし検索サイト」として動いていたけれど、それもふるわなかった。

今思えば、YouTube を取得した時から Google Video は無用だった。Google 一社が 2 つのビデオ共有サービスを持つメリットはなかった。もしかすると、もっと早く Google Video は終了してもよかったのかもしれない。Google Video がなくなる分、YouTube により多くのリソースが回され、使い勝手の向上が見られることを期待する。

2011-04-10

goo RSS リーダー、サービス提供終了

goo RSS リーダーがサービス提供を終了する。不覚にも goo がフィードリーダー・サービスをやっていたことを知らなかったんだけど、Okano Mail さんのエントリーで知った。Windows アプリ版は 2011-03-31 (金) で既に提供終了済。ウェブ版は 2011-05-31 (火) をもってサービスを終了する。

あとがき

最近は Google Reader 一本しか使っていなかったので、まわりのフィードリーダー・サービスについて特に注意を払っていなかった。記事にも書いていなかった。

気がつけばはてなRSS2010-06-30 に終了し、今や大手は Google Readerlivedoor Reader の二つだけになってしまった。

一方、twitter 用のサービス、アプリは山の様に出ている。ブログから Twitter へと時代が変わっていくのを感じる。なんとも言えない寂寥感。でも、ブログに出来て twitter に出来ないことは残ってる。それは個人の意見を「まとめ」て公開すること。こういう「まとめ」作業に敷居の高さを感じて、twitter に流れる人が多いのは知っている。でも、ブログがなくなるわけじゃない。だから、残るフィード・リーダーも頑張って欲しい。フィード・リーダーが死んだら、ブログも死んでしまうから。

2010-11-12

Haloscan is dead

久しぶりにトラックバックを打とうと思ったら、当ブログで採用しているトラックバック・サービス Haloscan がサービス終了していた。調べてみると、2009 年の 12 月末 (もしくは 2010 年頭) にサービスが終了になった模様。その頃は、忙しかったからチェックを怠っていたんだねぇ... サービス終了から 11 か月も経って、その事実に気付くのもどうかと思うけれど。

Haloscan 経由で受け取ったトラックバックは全て失ってしまった。トラックバックして下さった方々には、とても申し訳ない。もう、外のサービスにトラックバック・サービスを使うのは止めようと思う。こんな風にサービス終了のあおりでトラックバックを全て失なうのはもうこりごり。トラックバックの代わりは Blogger のバックリンク機能にお願いしようと思う。

Blogger の「バックリンク」機能は、自動トラックバックとも言えるもので、このブログへリンクするだけで勝手に「トラックバック・ピングを送ったやうに逆リンク」が生成される。ただ、精度がいま一つなのが難点。時々、取りこぼしがある。バックリンクが生成されない場合は、気軽にコメント頂きたい。Blogger のコメント欄内では a 要素でリンクが作れる。

Haloscan はどこへ?

Haloscan は 2008 年 7 月、JS-Kit に買収された。2010 年頭に Haloscan が終了した後は、JS-Kit がトラックバック機能を提供している。ただし年間 $10 とのこと。

Trackback Ping を打ちたい場合は?

Trackback を受けれるようにすると、もらった Trackback 全部をそのサービスに「握られて」しまう。だけど、Trackback ping を打つ分にはそのような心配がない。というわけで、Trackback ping を打つだけのサービスを少し調べてみた。シンプルなサービスだと、JavaScript で Trackback を送ってくれるサービスがある。

当座は、これでしのげばいいかな?

2009-12-03

Google、Gears から HTML5 へ

昨日、ぼくの twitter の TL はこの話題で持ち切りだった。情報元は Engadget Japanese。

Gears は Google が出してるブラウザー・プラグイン。IE, Firefox, Opera, Safari とほとんどのウェブ・ブラウザーをサポートし、Google Chrome では組み込み済みでリリースされていた。

Gears を一言で言えば、オフライン・アプリケーション開発におけるノウハウのつまったプラグイン。詳しいことは、clmemo@aka: GDD2008「Google Gears から Gears へ」 を参照してもらうとして、大まかな機能を書くとかうなる。

  • Local Server (ウェブ・ページをローカルに保存する)
  • Web Database (そのまんま。DB)
  • Worker Pool (JavaScript のスレッド化)
  • Geolocation (現在位置の取得)

そして、これらの機能は HTML5 の API 仕様に含まれている。

どちらかというと、Gears の仕様を HTML5 に盛り込んで行った、という方が正しいのかな?

HTML5 が Gears と同じ機能をサポートすることの意味合いは非常に大きい。まず、仕様が Google 一社に独占されないこと。オフィシャルな仕様になると、開発者は突然の仕様変更などに悩まされなくなるので、開発における心理的なハードルが低くなる。そして、Google も各ブラウザー毎にプラグインを開発しないで済むこと。また、ユーザーに対して「プラグインのインストール」という手間をかけさせないで済むということ。

Gears は他の Gears サポート・サイトのために、すぐには消滅しない。けれど、これからは HTML5 へと道を譲る。それは悲しくも嬉しい。

2009-10-02

HTML5 Tech Talk -- API 編

告知通り HTML5 の Tech Talk に参加した。セッションは二つ。

  • オフライン・ウェブ・アプリケーションを作るための API の説明
  • HTML5 で絵を描くための Canvas の説明

本エントリーは前者の API セッションのメモ書き。

HTML5 でオフライン・ウェブ・アプリケーションが作れる

HTML5 では、オフライン・ウェブ・アプリケーションを作る仕組みが整い始めている。その大部分は、Google が Gears で行なっていたもの。ところが、Gears を使ったウェブ・サービスは少ない。数えるほどしかない。

その理由に、「Gears がブラウザーのプラグイン形式」であったことを挙げていた。

HTML という規格自身が、オフライン・ウェブ・アプリケーションの機能を持つメリットとして次の 3 つを挙げていた。

  1. モバイル端末・ネット端末への普及 (特にこれらの機器にはオフライン・アプリのニーズがある)
  2. プラグインという足枷からの解放 (何といってもウェブ・ブラウザー自身がサポートするのだから)
  3. 標準化による開発者の増加 (今はどうしてもノウハウと人材が不足している)

講演はオフライン・ウェブ・アプリケーションを作る 4 つの API の説明と、自作ライブラリーの紹介だった。ただ、自作ライブラリーは今年中の公開予定といふことなので、今回のエントリーでは割合。4 つの API 名は以下の通り。

  1. Application Cache
  2. Web DB
  3. Web Storage
  4. Web Workers

以下、列挙式にメモを書いていく。

Application Cache

  • manifest ファイルに、ローカルに保存するファイル (HTML, JavaScript, CSS, Images, etc.) を書いておく
  • ウェブ・サーバー側で、manifest 用の MIMETYPE を設定する
  • <html manifest="foo.manifest"> のように指定する
  • manifest file がサーバー側とローカル側で一致しないと、キャッシュのやり直しが始まる
  • コメント (バージョン番号) を変えたりするのがコツ? (でも Firefox は最新版でも未対応?)
  • キャッシュ・ファイルを編集してもアップデートはされない (あくまで、manifest ファイルのアップデートがトリガー)
  • Application Cache を ON にしていると、開発しづらい。開発時は使わないか、manifest を自動生成させると良い。
  • JavaScript である程度、Notification の制御も可能

Web DB

  • オフライン・ウェブ・アプリケーションを作る時の核になる
  • JavaScript の中から SQL を叩ける
  • 他ドメインの DB にはアクセスできない
  • ドメインごとに複数の DB、複数の Table を作れる
  • 非同期型と同期型がある
  • ウェブ・サーバーなしでも動く

Web Storage

  • 他ドメインのストレージにはアクセスできない
  • Local Storage (永続的) と Session Storage (ウィンドウごと) の二種類がある。後者は JavaScript のグローバル変数のやうなもの?
  • Webkit は file:// だと使えない
localStorage.setItem("key", "value")
var val = localStorage.getItem("key")

Web Workers

  • バックグラウンドで動作するスレッドのようなもの
  • でも本当のスレッドではない
  • 変数を共有できない
  • window, document にもアクセスできない
  • DOM にもアクセスできない
  • デバッガーで止められない
  • すぐ複雑になる
  • Worker 間の通信には Message を使う (DOM へのアクセスは UI Thread にやってもらうよう Message を送る)

課題

  • ノウハウの蓄積が少なすぎる
  • 差分アップロード/ダウンロードをどうやって実現しよう
  • フェイル・セーフ対策は?
  • 同じデータを他の人が変更してたら Conflict しちゃうよ
  • LocalDB のないブラウザーがある (Fx)

あとがき

ここら辺のメモを少し深く勉強して、明後日の (というかもう明日か) の Hachathon に臨む。ドキドキ。

2009-09-08

Dead Pool ラベルを付けた

clmemo@aka のラベル一覧が大変なことになっている。分かってる。ぼくだって十分承知している。数えてみたら 180 もあった。

これはいける、と思ったサービスを紹介するたびにラベルを振って来た。その結果がコレ。

そのうちのいくつかのサービスは、一時の話題を醸した後に消滅した。悲しいものは、二度と紹介することもなかった。で、そういう「ラベル」はもう表示しないことにした。最近の Blogger label ガジェットは、表示するラベルを選択できるやうになったからね:

もう一つ。「Dead Pool」というラベルを作った。これは TechCrunch がよく使う言い回しなのだけど、サービスが失敗してしまったことを「Dead Pool (死のプール) 入りした」と表現している。この「Dead Pool」をそのまま使わせてもらった。

「ラベル」を表示しないことに決めたサービスには、「Dead Pool」ラベルを付ける。読者の皆さんは、「Dead Pool」ラベルから当ブログがもう扱わなくなった記事にアクセスできる。

今回 Dead Pool したラベルは次の通り。

本当は、もっとラベルを整理したいところ。今できるのは、この程度。

2009-08-16

Google Reader Send To にはてブと livedoor clip を対応させる

Google Reader の Send To 機能の続き。昨日、 はてなブックマークと livedoor clip を Send To に対応させるエントリーを書いた。

そこで、ブログのエントリーを「ブログ名: 記事名」と決め打ちするやうにサンプル・コードを提示した。

これにクリボウさんからコメントが入った。

ブログタイトルと記事タイトルの順番やつなぎかたが正確には分からないので、記事の URL だけ送って、はてなの方でページタイトルを取得してもらったほうがいいかもしれませんね。

clmemo@aka: Google Reader からはてなブックマークへお手軽ブックマーク より引用

クリボウさんのおっしゃる通り。というか、正にさういふことがしたかったんだけど、やり方が分からなかったの。なるほど、記事 URL だけ送るとタイトルをサービス側が自動で取得してくれるのね。こりゃ楽でいいや [Thanks!]。

というわけで、アドバイスを反映させてみた。Google Reader から Settings を開いて、「Send To」タブをクリック。ページ一番下の「Create a custom link」から設定フォームを開く。

はてなブックマーク

  • Name: はてなブックマーク
  • URL: http://b.hatena.ne.jp/add?mode=confirm&url=${url}
  • Icon URL: http://b.hatena.ne.jp/favicon.ico

livedoor clip

  • Name: livedoor clip
  • URL: http://clip.livedoor.com/clip/add?link=${url}
  • Icon URL: http://clip.livedoor.com/favicon.icon

解説再掲

「Make a custom link」で URL 部分に使える書式:

  • ${source}: ブログ名に展開される
  • ${title}: 記事名に展開される (ブログ名は含まれない)
  • ${url}: オリジナル記事の URL に展開される
  • ${short-url}: URL を短く変換して出力する。Google 版 tinyurl。

あとがき

クリボウさんもコメントに書いてらっしゃるけれど、FeedBurner が間に挟まると、元記事の正しい URL を取得できなかったりする。FeedBurner は Google のサービスなので、一慮をとも思う。

2009-08-15

Google Reader Send To livedoor clip

clmemo@aka: Google Reader からはてなブックマークへお手軽ブックマークの続き。Google Reader の Send To を livedoor clip にも対応させてみた。

Google Reader - Send To livedoor clip

  • Name: livedoor clip
  • URL: http://clip.livedoor.com/clip/add?title=${source}: ${title}&link=${url}
  • Icon URL: http://clip.livedoor.com/favicon.icon

細かい話は過去記事をどうぞ。ショートカット・キーは Shift + t

2009-03-18

Openomy サービス終了

オンライン・ストレージ・サービスの openomy がサービスを終了する。

サービス終了のアナウンスは、2009-03-14 に出た。サービスが終了するのは 2009-03-24。この 10 日のうちに、openomy に保存したファイルを各自ダウンロードするやうに、とおふれが出ている。

サービス終了の理由は何だらう。

This is obviously a bittersweet post for me to write, but we are moving on to new things and it's the right time to do so. (中略) but that time has come to an end.

(訳) こんなことを書くのは辛い (bittersweet) ことだけど、(openomy 以外の) 新しいことを始めようと思う。今がその時だと思う。(openomy) を終わらせる時が来てしまった。

openomy blog: Openomy is closing down March 24, 2009 より引用

競合ひしめきあうオンライン・ストレージ・サービスから撤退して、何か別のことを始めたがっているやうに見える。

openomy の思い出

思い返せば、openomy と出会ったのは 2005 年の 12 月だった。

2005 年当時、オンライン・ストレージというと数十 MB しか保存できないサービスがかった。そんな中、1 GB のストレージ容量を持つサービスが、現れたのが 2005 年末だった。Openomy も、そんな波の中で生まれたサービスの一つだった。

Openomy は、タグでファイルを管理するという手法を取る、非常にシンプルなサービスだった。

面白かったのは、Linux を早くからサポートしていた点 (2006/02 時点でサポート済)。これは、ウェブ・ブラウザーで対応しているという意味じゃなくて、ファイラーから普通にアクセスできるようになっていた。

ギークで尖ったサービスだったけど、個人ベースの開発ってのが大変だったのかもしれない。少し残念な結果になってしまった。

PS

開発者の Ian Sefferman さんはお疲れ様。次に期待してるよー。

2009-01-27

Sony のアフィリエイト・サービス Blogent 終了

Sony がアフィリエイト・サービスをやっていたなんて知っていた? Linkshare や A8.net みたいなサービスをやってたなんて知ってた?

Blogent という名前で、実は去年の 4 月にスタートしていた。実は、このスタート・アップ・ブログイベント (?) に参加していた (といっても、レビュー記事で blogent には触れていないけど)。

この Blogent というサービスが、2009-03-16 (Tue) 正午にサービスを終了する。

会員数が当初目標から大きく下回り、サービス内容改善や事業の将来性について見直しを進めてきました。 また同時に当社を取り巻く経営環境の悪化も顕在化し、事業継続は難しいとの判断にいたりました。

BLOGENTサービス終了のお知らせ : SONYが提供するBLOG向けアフィリエイトサービスBLOGENT より引用

Blogent は、Amazon のやうに専用ツールを使って「アフィリエイト・リンク」を作る必要がない。商品サイトにリンクを貼るだけで、自動的にアフィリエイト・リンクとして認識される (おそらく Referrer 情報を使っているのでせう)。手間を省くという点では、他のサービスの一歩先を行っていた。

ただ、紹介できる商品に魅力がなかった。

特に初期は Sony 製品が中心だった。でも、Sony の EC サイトから買うより Amazon の方が安い。すると、Amazon のリンクを貼る方が良心的かな? と思っちゃう。で、あんまり Blogent の方に行かなくなっちゃった。HMV や Tower Records と提携を結んでくれれば、随分と風向きも変わったろうに。宮業とマーケティングに失敗したのかな。仕組みそのものは位れていただけに残念。

2009-01-21

Google がマイナーなサービスをクローズ

Google が、比較的マイナーなサービスをクローズするとのこと。

サービスの中止 (及び一部機能縮小) がアナウンスされているのは Google Notebook, Google Video, Catalog Search, Dodgeball, Jaiku, Mashup Editor の 6 つ。

Google Notebook

新ユーザーの受け入れを停止。既存のユーザーは、そのまま使える。

Google Docs を代わりに使って欲しい、ということなんでせう。Google Notebook はよいサービスなんだけど、ぼく自身、使い込なせていなかった感もあった。難しいね。

Google Video

ビデオのアップデート機能が数か月以内に停止する。

Google からすると、YouTube があるので、Google Video は要らないのでせう。Google Video は、動画用検索エンジンとして生き残っていくんじゃないかな?

クリボウさんのエントリーに詳しいけれど、Blogger のビデオ投稿機能に影響はないとのこと。

Catalogue Search

カタログを検索する。う〜ん、手元の Google Hacks を読むと、このサービスの解説がある。古いサービスだけど、一度も使ったことがない ^^;

Dodgeball

Google に買収されて、その後鳴かず飛ばず。ローカル系のサービスと認識しているけれど...

Jaiku

Google 版 Twitter。Google App Engine への統合完了を期に、オープン・ソース化。

Google は自社 Twitter を諦めたのかな? それとも、別の Twitter サービスを内製しているのかな?

個人的には Jaiku がオープン・ソースになったことは嬉しい。ちょっとした仲間うちで使えそうだから。色んなサービスが停止する中、この Jaiku のニュースは (ぼくには) 明るい話題だった。

Mashup Editor

Google App Engine に役目を引き継ぐ。昔の Google Pages が Google Sites に役目を引き継いだのと同じ感じ。

同じ会社の中で競合サービスを出して、間引いていく。Google らしいやり方。一つのサービスに拘って、開発を硬直化させるよりもずっといい。

あとがき

Google Notebook が出た頃は新サービス・ラッシュだった。最近はそういふことがなくなったけど、このサービス停止が新しいサービスへの布石になってくれるといいなぁ。