2007-02-25

オフ会で幹事をするにあたり使ったウェブ・サービスのまとめ

2007 年 2 月 24 日 (土) に、ぼくが主催で Blogger ユーザーのオフ会を開いた。その際、複数のウェブ・サービスを利用したので、活用方法や感想などをまとめておく。

告知 - Blogger

オフ会開催の告知は、ブログのエントリーで行なった。

告知は、開催の約一か月前。おおまかな日時と場所それから予算について書いた。告知エントリーの書き方は、Modern Syntax Shibuya Gathering (MSSG) の開催お知らせエントリーを参考にした。

(ブログという) 公開の場で告知エントリーを書くと、参加意志のある方々がブックマークしてくれたり、「告知エントリー」の紹介エントリーを書いてくれたりする。(mixi のやうに) 閉じた環境で告知を出すより、多くの人々に情報が伝播したように思う。

なお、オフ会の種類にもよるけれど、告知には mixi のコミュニティーや、eventcast といったイベント告知サービスを併用するのもいいかもしれない。

Blogger ユーザー・オフは第一回ということもあって、心配事が多かった。参加人数に関しては、下手すると一人も集まらない不安もあり、上手くいけば十人以上集まるかもと思っていた。年齢層も、低ければ安めのお店を手配、高ければ落ち着いた店を予約する心づもりで、こちらも予想が出来ず。ほとんど行き当たりばったりで告知エントリーを出した。結果は、案ずるより産むが安し、って感じ。

情報伝達 - Google Groups

オフ会参加希望者への情報伝達用に、メーリング・リストか掲示板が欲しい。プライベートなことも書くかもしれないので、参加希望者のみ読めるように出来るとありがたい。色々考えたところ、Google Groups が一番良さそうだった。

Google Groups はメーリング・リストと掲示板のいい所取りをしたやうなサービス。特長を挙げると、こんな感じ。

  • 参加者のみ閲覧・投稿可能なグループを作成できる
  • メッセージの投稿はウェブ・ブラウザーとメールのどちらからでも OK
  • 新着メッセージをメールや RSS で配信可能
  • 過去アーカイブをウェブ・ブラウザーから閲覧可能
  • グループ内の検索機能も強力
  • グループ用のウェブ・ページを作成可能
  • グループ用のファイルをアップロード可能

利用には、Google アカウントが必要。

Google Groups の中では、オフ会開始時間の調整、参加確認、オフ会会場の告知、食事のメニューの確認、待ち合わせ場所・時間の確認などを行なった。

Google Groups で特に良かったのは、グループ内にウェブ・ページを作れる機能。この機能を使って、オフ会の最終決定事項確認用のページを作った。グループ内でメッセージのやり取りをしていると、最新の決定事項が分からなくなって困ったのだけど、確認ページのおかげで決定事項を一望できて混乱することがなかった。確認ページには、最終決定事項の他に、交通機関の案内、オフ会参加予定者リスト、幹事への連絡方法も書いた。

MSSG さんは同じ目的で、mixi のコミュニティーを活用している。検索機能やウェブページ作成機能など、足りないものもあるけれど、参加者同士が繋がるという意味で、mixi のコミュは Google Groups より優れていると思う。

会場探し - Yahoo! グルメ

参加人数の目途がついた (3〜5 人) 時点、オフ会を開く場所を探した。アクセス性が高くって、5000 円以下で美味しい所。マニアックな話題で盛り上がることが予想できるので、出来れば個室。そして、ゆっくりと歓談できることが望ましい。条件を上げてくと、自分の馴染みの場所は全滅。ネットで探すことにする。使ったサービスは、Yahoo! グルメ。

トップページの「飲食店情報」から都道府県を選び (今回は「京都」)、「条件を組み合わせて探す」で地域・予算・雰囲気などを絞り込んで検索。特に「こだわり条件」に「個室」という条件があったのは助かった。

さて、いくら美味しいお店でも、予約してるのに待たされたり、食事が終わったら「次のお客様がいらっしゃいますので」と言われて追い出されるお店もあるらしい。そういうお店に当たらないためにも、「クチコミ」評価もじっくり読みませう。

今回は、クチコミの評価も良かったということで、ふぐ政というお店に決定。

Google Groups で、一応のお知らせを入れた後、予約。予約を入れたのは、オフ会開催の二週間前 (2007-02-14)。

なお、Yahoo! グルメやお店のホームページには、全てのメニューが載っていないこともある点に注意されたい。例えば、今回会場に選んだ「ふぐ政」というお店では、1500 円の点心コースと 4500 円のふぐコースが Yahoo! グルメに載っていなかった。(メニューに限らず) ネットの情報を鵜呑みにせず、電話をかけるなりした方がよさそう。

Yahoo! グルメと同じようなサービスに、グルメ Walker やぐるなびなどがある。

参加確認 - Google Calendar

今回のオフ会では、「参加希望だけど行けるかどうかは不明」という人が多かった。そこで、オフ会の開催二週前に改めて「参加確認」を取った。具体的には、

  1. 参加可能と分かった時点で、Google Groups 内で「参加表明」
  2. Google Calendar の「招待状」で「Yes」

のどちらかをしてもらうようにした。

そしたら、全員が Google Calendar を使って、「参加」(もしくは「不参加」) を告げてきた。Google Groups 内で参加表明をする人はほとんど居なかった。

Google Calendar の招待状には、「Yes」「No」「Maybe」の三つの選択肢があり、クリック一つで選択の切り替えが出来る。例えば、最初「Maybe」にしておいて、行けるようになったら「Yes」に、行けなくなったら「No」に切り替える。そんなことが、クリック一つで可能。その際、ちょっとしたコメントも残すことができる。この手軽さが、Google Groups なんかにメッセージを投稿するよりも、良かったんだと思う。

ところで、Google Calendar には、オフ会の日時と場所も書き込める。いわば簡易版の最終決定事項まとめページ。ただし、表現力の高さや編集のしやすさは、Google Groups のページ編集機能の方が上。また、Google Groups の「Duscuss this event」も、Google Groups の方が使い易い。逆に考えてみると、議論やまとめページが必要な (ちょっと大きめな) イベントの場合は、Google Calendar の中だけで全部をやろうと思わずに、Google Groups なり mixi のコミュなり、他のサービスも併用する方がいいのかもしれない。

そうそう。携帯電話から Google Calendar を見るのに、サード・パーティーのサービスを使わなきゃいけないのも、いま一つ。

待ち合わせ場所 - Google Maps

待ち合わせ場所のお知らせは、ウェブ地図サービスを使うといい。なるべく集合場所にはピンや吹き出しを付けて、分かり易くしておきませう。

Google Maps を使う場合は、Going My Way さんの記事が参考になる。

オフ会の感想 - Vox

最後に、オフ会参加者が盛り上がる場所も提供できるといいかもしれない。Six Apart のブログ・サービス vox を使うと、オフ会参加者だけが投稿・閲覧できるグループを作成することが簡単にできる。

Vox のよい所は、SNS と同じ位いにアクセス・コントロールが出来て、SNS よりも編集能力が高く、そして、写真やビデオなども投稿できるということ。プライベートなエントリーを書くのには、うってつけ。

もちろん公開が OK なら、ブログや FlickrYouTube を使うとよいでせう。

反省 I - 日程調整

今回は、ぼくが一方的にオフ会の日程を決めため、二人のブロガーがスケジュール調整できずに参加を見合わせることになった。今考えると、以下のやうなサービスを使って、日程の希望を聞いてもよかった。そこまで頭が回らなかったのは、ぼくの失敗。

反省 II - 体調管理

前日に徹夜をしたりしないように! お腹を壊して、何度もトイレに行ったりしないように!! 体調管理には気をつけませう。

2007-02-24

家に帰るまでがオフ会です

食事の後、平安神宮を覗いて、喫茶店で歓談。写真は撮ったけど、モブログする余裕はなかったなあ。それだけ盛り上がったということ。
今、参加者のかたがたと別れた。
皆さん、帰り道もお気をつけて

オフ会待ち合わせ場所到着

このぼくが、一度しか道を間違えないで、待ち合わせ場所に到着した。もちろん一番乗り。
写真なぞ撮りながら時間潰し。

Blogger 京都オフに行って来ます

今日は、Blogger ユーザーのオフ会。12 時から京都にて。

天気予報を見ると、気温は 10 度以下。ちょっと寒そうなので、着こんで行かう。降水確率が 0 % なのは嬉しい。

オフ会の様子を、モブログできるかな?

ref

2007-02-23

Vox にオフ会用のグループを作ってみた

明日は Blogger ユーザーのオフ会。参加者は、Blogger でブログを書いてる人達なので、参加レポートを各人が書くんじゃないかと思う。それはもう、ブロガーの性 (さが) とも言っていい!

ただ一つ気がかりなのは、一般公開したくないエントリーも書きたくなってしまうかもしれないということ。例えば、顔出し写真は NG とか、プライベートな話題とかね。オフ会参加者だけが読めればいいけど、他の人はご遠慮をってエントリー。さういふことを書く適当なスペースが、Blogger にはない。いや、確かに Blogger にはブログ単位のアクセス・コントロール機能はある。でも、欲しいのは、「ブログ単位」ではなく「エントリー単位」のアクセス・コントロール。さて、どうしやう。

Vox のグループ機能

そこで思い出したのが、vox (Six Apart 社の無料ブログ・サービス) のグループ機能。Blogger オフ会用のグループを作って、グループ参加者だけ閲覧・投稿可能にすることが出来れば、問題は解決しさう。といふわけで、新規グループを作ってみた。

まずは、Vox にログイン。Vox のホームから、ページ上にある「グループ」を選択。「グループを作成する」から、「グループを作りませんか」リンクをクリックする。

Vox - Create Group

新規グループ作成ページが出てくるので、作成するグループの種類を選ぶ。グループの種類は 3 種類。「公開グループ」、「招待制公開グループ」そして「プライベートグループ」。今回は、グループ参加者以外のユーザーには見せたくないので、「プライベートグループ」を選択。公開するやうなエントリーは、各自自分のブログで書くだらうからね。

Vox - Private Group

Vox グループ情報で、グループの説明を記入。

Vox - Group info

記入後、「グループ作成」ボタンを押すと、「完了したました」メッセージが表示される。

Vox Group - Complete!

あとがき

グループを作ったら、グループの「友だちを招待する」からオフ会参加者に招待状を送る。このためには、オフ会の参加者が Vox のアカウントを持ってないといけない。だったら、SNS のコミュニティーと変わらないんじゃないの? と思われるかもしれない。違いは、Vox がブログだということ。つまり、記事の編集機能が SNS のそれよりも上ということ。リンクも使えるし、文字サイズも変えられる。写真やビデオも貼り付けられるし、コメントも付けられる。

一つ気をつけないといけないのは、デフォールトだと記事が「公開」設定になっているということ。どういうことかと言うと、Vox はデフォールトで記事を「自分の Vox ブログ」と「グループ」の二か所に投稿する。グループを「プライベート」に設定していたら、「グループ」側に投稿された記事は公開にならない。でも、「自分の Vox ブログ」の公開範囲が「公開」になっていると、そちらへ投稿された記事は皆に読まれることになる。だから、プライベートな記事を投稿する時は、「自分の Vox ブログ」の公開範囲を「自分だけ」にすることを忘れちゃいけない。

Vox - No public

ref

2007-02-22

Flickr にコメント通知メール機能が追加された

Flickr の自分の写真にコメントが入ったら、メールでお知らせてくれる」という機能が追加された。

設定は、Flickr の Your Account (Email タブ) から「Receiving activity notification emails」の edit をクリック。「Would you like to receive an email when people comment on your photos? (あなたの写真にコメントが入ったら、お知らせメールを受け取りますか)」の質問に、Yes と答えるだけ。Yes の答えは三種類。上から順に、「直ちに」「一日に一度」「一週間に一度」の頻度でお知らせメールが配信される。

同ページでは、「Your contacts (あなたのコンタクト)」が写真をアップした時にも、通知メールを送るかどうかを設定できる。通知メールを「My friends & family」に限定することも可能。こちらも新機能。

あとがき

今までは、新着コメントを知るにはフィード・リーダーを利用するしか方法がなかった。これは、いささか手段が高度すぎるので、万人向けじゃない。分かり易いメール通知の方法が採用されたことは、嬉しいね。ぼくも、早速、お知らせメールを送るように設定した。

コンタクトの写真投稿お知らせ機能については、ぼくは使っていない。理由は、かういふお知らせメールを受け取っても、スルーしてしまう傾向がぼくにはあるから。それよりも、コンタクトの RSS を Google Reader に登録して、全部の写真を (強制的に) 見るようにしている。

2007-02-19

Google Reader がフィードの登録数レポートを出し始めた

Google Reader が、フィードの登録数 (購読数) をレポートし始めた。

レポートされるのは、Google Reader と Google Personalized Home の二つのサービスでの合計購読数。ここに、Google Desktop での購読数はカウントされない。

とっつきにくいレポート

フィード登録数のレポートは、ウェブ・サーバーのログに残る。例えば、レンタル・サーバーで Apache 等のブログ・サービスを動かしてブログを公開している場合、その Apache のログ・ファイルに

User-Agent: Feedfetcher-Google; (+http://www.google.com/feedfetcher.html; 4 subscribers; feed-id=1794595805790851116)

といったアクセス・ログが残る。

ほとんどのブログ・サービス (BloggerTypePadはてなダイアリー etc...) では、ユーザーがログを見られるようになっていないので、購読数をログから知ることは出来ない。

FeedBurner

では、ブログ・サービスを使ってる人達に Google Reader での購読数を知る方法がないかというと、そうでもない。FeedBurner というサービスを使ってフィードを配信しているなら、その中で Google Reader (+ Google Personalized Home) の購読数を知ることができる。

clmemo@aka のフィード購読数を見てみませう。まずは、Google Reader の購読者数通知の始まっていない 2007-02-15 日のデータ。424 人の購読者がいて、トップは livedoor Reader (177)、以下 Bloglines (63)、Feedpath (28)、Google Desktop (27) と続く。

FeedBurner Stats 2007-02-15

では、Google Reader の購読者数通知の始まった 2007-02-17 日はどうでせう (2/16 日のデータは Bloglines の購読数が計上されてなかったので、今回の比較では使わない)。

FeedBurner Stats 2007-02-17

総購読数は 768 に増えた。トップの Google Feedfetcher というのが、Google Reader と Google Personalized Home を合わせたデータという意味。この Google Feedfetcher だけで 390 人もの購読者がいる。実に、総購読者の 51 パーセント! 凄い。Google Reader は大人気?! いやいや、clmemo@aka は、Google Reader のエントリーを日本で一番多く書いたブログ (のはず) なので、偏りが入ってるんでせう。貴方のブログではどうでせう。

2007-02-18

Google Reader を高速化するにはサイドバーを隠せばいい

Google Reader で大量のフィードを登録した時のビデオ」の続き。

Google Reader は、登録フィードの数を増やす程に、動作が重くなっていく。ぼくは 470 のフィードを購読していて、鈍重な Google Reader に少しイライラを感じてる。1400 のフィードを Google Reader に読み込ませた ma.la さんは、ここら辺を考察して次のやうに書いている。

記事1件分をスクロールするたびにサーバーにリクエストを送信し、サイドバーの未読件数を再描画しようとするので、まっとうにスクロールすることができない。

最速インターフェース研究会 :: Google Readerの紹介ビデオを作った より引用

ma.la さんは、記事スクロールが遅くなる原因を

  • サーバーへのリクエスト送信
  • サイドバーの未読件数の再描画

の二つに絞り込んだように読める。そこで、もう少し考えてみる。上の二つのうち、どっちが主要な原因になってるんだらう。

サーバーに送られる情報は、おそらく「○○の記事を読みました」って情報でせう。フィードの数が増えたって、読者が読む記事は一回に一つなんだから、サーバーへ送る情報量は変わらないような気がする。サーバーでの処理も、サーバーからの情報も同じやうなもんでせう。すると、サイドバーの再描画がネックなのかな? もしさうなら、サイドバーを消してみたらいいのかな?

というわけで試してみた。Google Reader のサイドバーを隠すには、u キーを押すんだったね。

サイドバーを消してみると... ヤバッ。激っ速になった。「フィード数 < 10」な時のキビキビ感が戻って来た! 次の記事がスパッと開かれる。リロードも速くなった。Expanded View と List View の切り替えもスムーズ。ちょいと、Google Reader を惚れ直してしまった。

Greasemonkey

Google Reader では、サイドバーを隠すと記事の max-width 制限が外れる仕様になっている。そのため、一行の横幅が長くなり、読みにくいと感じる方もあるかもしれない。そんな人の為に、Greasemonkey を二つ紹介しませう。

一つ目は、記事を 2 カラム (3 カラム) 表示にする Greasemonkey。c (C) キーでカラム数の切り替えができる。

二つ目は、サイドバーを隠すんじゃなくて、サイドバーのサブスクリプション・リスト (未読数とかを表示してる部分) だけを隠す Greasemonkey。U (Shift + u) で表示・非表示をトグルできる。記事が横に広がり過ぎないんで、ぼくはこちらの Greasamonkey を愛用している。

(追記) 今回、紹介した方法では、ma.la さんがおっしゃってる管理画面での不具合問題は解決しないと思う。悪しからず。

2007-02-16

HMV アフィリエイト用 XHTML 化 Elisp

HMV のアフィリエイト (in Linkshare) で、少し手間がかかるけど、個別リンクを作ることが出来ることは過去記事に書いた。

ここで、HMV 側が用意する HTML コードは、XHTML valid じゃない。つまり、XHTML なブログに HMV のコードを貼り付けると、場合によってはエラーになる。そこで、正常な XHTML に変換する Emacs Lisp コードを書いた。

コードは下記の通り。

;;
;; Linkshare
;;
(autoload 'sgml-quote "sgml-mode")
(defun linkshare-hmv-reformat-link ()
  (interactive)
  (save-excursion
    (while (re-search-forward "\\(?:href\\|src\\)=\"" nil t)
      (let ((beg (point))
     (end (search-forward "\"")))
 (sgml-quote beg end))))
  (save-excursion
    (let ((case-fold-search nil))
      (while (search-forward "IMG" nil t)
 (replace-match "img" t)
 (search-forward " >")
 (replace-match " alt=\"\"/>"))))
  (save-excursion
    (while (re-search-forward "=\\([01]\\) " nil t)
      (replace-match "=\"\\1\" "))))

HMV からコピーした HTML コードのあるバッファーで M-x linkshare-hmv-reformat-link とすると、

  • href 属性・src 属性値に含まれるの & を &amp; に置換
  • <IMG ...><img ... alt=""/> に置換
  • 属性値をダブル・クォーテーションで囲む

といったことを実行する。

2007-02-15

中国の地図を Google Maps で見られるようになった

Google China (中国版の Google / www.google.cn) が、トップページのリンク一覧に「地図」を追加した。言い換えると、Google Maps が中国0地図に対応した。

といっても、Google Maps (日本語) から中国の地図は (まだ) 見ることは出来ない。日本の Google Maps では、中国は相変わらず地図情報が入ってない、空白地域になっている。

中国の地図を見るには、中国サイトの Google Maps にアクセスする必要がある。

Google Maps 中国

スクリーン・ショットを見れば分かる通り、中国版の地図には (日本語では表示される) 衛星写真がない。また、中国以外の国 (例えば韓国や日本) の地図情報は表示されない。また、中国語のフォントを入れてないと、一部文字化けしてしまう。

また、ネタ元の Google Blogscoped によると、法轮功 (Falun Gong) などの地名を検索すると、検閲 (self-censored) がかかって、地図情報が表示されない、ということもあるらしい。

それでも、中国の地図に興味がある人、中国に旅行に行く人、三国志や華流ドラマが好きな人にとって、中国の地図が Google Maps で楽しめるのは朗報じゃないかしらん。

2007-02-14

Vox の「今日の質問 (QotD)」のフィード

MagicalFactory Annex さんのエントリーで、Vox の「今日の質後 (QotD)」のフィードがあることを知った。フィードの URL は以下の通り。

「今日の質問」は、Vox の注目の機能の一つ。ブログ・サービス側から、毎日お題が一つずつ提供されるというもの。ユーザーは、そのお題に答える形で、ブログを書き続けることができる。皆が同じ題目についてエントリーを書くから、ユーザー間の繋がりが出来やすいし、ユーザーもこの質問に答える形で、ブログを書き続けることが出来るという仕組み。

「今日の質問」は、Vox のトップページに表示される。だから、毎日 Vox のトップページにアクセスして、エントリーを書き続けてればいい。逆を返せば、気に入ったお題にだけエントリーを書くような人とか、時々しか Vox のトップページに行かない人は、「今日の質問」から疎遠になってしまう。ぼくなんか、毎日 Vox のページに行くわけじゃないし、気に入った質問にしか答えない。で、日にちを置いて Vox にアクセスしてみると、何日も前に良作なお題があったことを知ってくやしい思いをしていた。

でも、「今日の質問」がフィードで提供されているなら、そういう取りこぼしもなくなりそう。最近、更新頻度の落ちてた vox@aka だけど、少し復活するかも。

あとがき

「今日の質問 (QotD)」のフィードがあるなら、「Vox Hunt」(QotD の写真版) のフィードもあるんじゃないかと探してみたんだけど見つからなかった。ないのかな?

(追記): Vox Hunt のフィードもちゃんとありました (Thanks: miyagawa さん)。

ref

2007-02-13

ソフトウェア開発技術者試験をネットから申し込んだ

2002 年 4 月。ぼくは、ソフトウェア開発技術者試験に挑戦した。試験会場を間違えたという噂もあるけれど、とにかく受験はした。7 月。一次敗退の通知が届いた。いつかリベンジしようと思った。

でも、一月・二月は忙しいんだよね。気がつくとソフトウェア開発試験の申し込み期間が過ぎている。そんなこんなで、5 年が経っちゃった。だけど今年はソフトウェア開発の申し込み時期をちゃんと覚えてた! だから申し込んだ。

さて、5 年も経つといろいろと変わるんだね。今回、二つのことに驚いた。

  1. ソフトウェア開発技術者試験が秋にも開催されるようになっていたこと (2005 年から)
  2. ソフトウェア開発技術者試験の申し込みをネットからできるようになっていたこと (いつから?)

ネット予約が出来るようになったのはありがたい。

個人情報 (名前・電話番号・メアド・受験票送付先 etc...) を入力するだけで、受験手続完了。入金は、クレジット・カードかコンビニ決済で。

ぼくはクレジット・カード決済がしたかったけど、JCB は対象外だったので (VISA, Master, DC のみ) 泣く泣くコンビニ決済をすることにした。コンビニだと、手数料 178 円が要る。クレジット・カード決済だと、手続終了の時点で、登録手続が終了する。コンビニ決済だと、仮登録になって、入金が確認された時点で登録手続終了。

ソフトウェア開発の登録締切は 2007-02-20。申し込みを億劫がってる方は、ネットで申し込みはどうでせう。

2007-02-12

Google Reader で大量のフィードを登録した時のビデオ

livedoor Reader の中の人 ma.la さんが、Google Reader のスクリーンショット (動画) を撮って、YouTube にアップされている。

要旨: 2600 のフィードを購読したところ、ほとんど応答なし。1400 まで減らしても、レスポンスが悪くて使いものにならない。

特に、次の記述が目を引いた。

記事は一応表示されるものの、記事1件分をスクロールするたびにサーバーにリクエストを送信し、サイドバーの未読件数を再描画しようとするので、まっとうにスクロールすることができない。

最速インターフェース研究会 :: Google Readerの紹介ビデオを作った より引用

思い当たるぞ。ぼくは今、約 470 のフィードを登録している。ma.la さんの 1400 の三分の一程度だけれど、それでも次の記事を (List View で) 開くのにちょっとしたタイム・ラグがある。記事を沢山読もうとすると、ちょっとのレスポンスの遅さでもイライラが溜まる。

Google Reader はフィードの数が多くなると、パフォーマンスが遅くなる。心に留めておかう。そして、ぼくの登録フィード数が 1000 を越える前に、Google Reader がこの問題に手を打ってくれることを祈らむ。

2007-02-11

Yahoo! 動画で名作映画を観る

フジキセキさんに、Yahoo! 動画で名画が配信されていると教えてもらった。Yahoo! 動画。名前はチラホラと聞くけれど、そういえばチェックした記憶がない。試しに Yahoo! 動画に行ってみたら理由が分かった。Yahoo! 動画の動作環境が Windows を前提にしていた。

  • Windows 系 OS
  • Internet Explorer 6.0 以上 (ActiveX 必須)
  • Windows Media Player 9 以上
  • Macromedia Flash Player 6 以上
  • DirectX に対応したビデオ・ボード & サウンド・カード
  • 500 kbps 以上の回線速度

これじゃあ (ぼくの) Linux マシンで見ることは出来ない (Mac でも無理っぽい)。だから、チェックしていなかったんだね。もしかしたら、昔チェックしたのかもしれないけど、自分の環境で見れないものだから忘れてしまったのかもしれない。

Yahoo! 動画のラインナップ

さて、とりあえず Windows のマシンなら Yahoo! 動画は見れるらしい。

特に、「映画ページ」の「名作映画セクション (ページ下)」では、著作権の切れた古い映画が無料で配信さてる。2007-02-11 現在、「シェーン」「アラビアン・ナイト」「郵便配達は二度ベルを鳴らす」「欲望という名の電車」「百万長者と結婚する方法」「黄色いリボン」「雨に唄えば」「オズの魔法使い」なんかがトップに表示されてる。更に

に行けば、もっと沢山の名作映画が用意されてる。Windows マシンを起動して、観てみる価値はありそう。なお、これらの名作映画は、配信期間が決まってる。だいたいその期間は、半年から一年っぽいけれど、いつでも見られるわけじゃないのは痛いね。それから、映画には途中で宣伝も入る。テレビの CM と同じで、興が削がれる。途中に CM を挟む位いなら、映画館と同じやうに複数の宣伝を映画の前に入れてくれる方が嬉しいなぁ。

2007-02-10

京都のイベントをソーシャルに集める cotocoto.jp

京都で開かれるイベント情報を、ソーシャル・ブックマーク的に集めて表示する cotocoto というサービスを教えてもらった (Thanks: yukotan さん)。

サイトを訪れると、直近のイベントが日付順に表示される。気になるイベントがあれば、イベント名をクリック。詳細が表示される。また、右カラムの「アクセスランキング」から人気のイベントを選んだり、地域タグで地域を絞り込んだり、タグで情報を絞り込むことも可能 (個人的には「無料」タグが気になる)。

イベントは基本的に主催者が登録する。この場合、詳細ページに「参加フォーム」を表示させることも可能。主催者以外がイベント登録をする場合、「クチコミ投稿」としてカテゴライズされる。

詳細ページには、詳細情報や参加フォームの他に

  • 携帯用 QR コード
  • コメント投稿欄
  • 「時間があれば行ってみたい!」ボタン

などがある。面白いと思ったのは「時間があれば行ってみたい!」ボタン。これをクリックすると、メール・アドレス入力ウィンドウがポップアップする。そして、イベント開催 3 日前にお知らせメールを送ってくれる。Notifier としては目新しいものではないけれど、ネーミングにセンスを感じる。これがもし、「イベント・リマインダー」なんて名前だったら、気軽さが全くなくなってしまう!

最後に cotocoto.jp の開発者達について。cotocoto.jp を開発しているのは、縁人というベンチャー企業。紙 copi の開発者・洛西一周氏を中心に、京大・同志社・立命館の元学生 5 人によって起ち上げられたという (2006 年起業)。若い会社なので、今後の発展に期待。

あとがき

cotocoto.jp は京都に場所を限定した eventcast、という印象を持った。イベントは、ローカル性と切り離せないものが多いから、地域密着なサービスを作るのは間違いじゃないと思う (evantcast は現在、日本全国のイベント情報を扱っている)。その代わり、ローカル性のないイベント (本や CD の発売日、映画の公開日、全国キャンペーンの開始日) は cotocoto.jp では扱えなさそう。

cotocoto.jp と eventcast。この二つのソーシャル・イベント・サービスが、良い所取りをしながら成長していってくれると面白いことになるんじゃないかと期待。

ref

2007-02-09

Blogger のバックアップを取る方法

Google Operating System に、Blogger に投稿した全ての記事をバックアップする方法が紹介されていた。

このエントリーを読んで、年/月ごとに全ての記事をバックアップする方法を思いついた。まず、その方法を紹介して、その後補足的に Google Operating System さんのまとめを付け加えませう。

なお、このバックアップの方法は、新 Blogger に移行していないと使えない。悪しからず。

年間記事バックアップの取り方

年間記事のバックアップを行なうには、新 Blogger の新レイアウト方法で「Archives (アーカイブ)」ウィジェットをサイドバーに表示させる必要がある。

Blog Archive「アーカイブ」ウィジェットを表示させると、スクリーン・ショットのやうになる。ここでは、2005 年度の全ての記事をバックアップしませう。その手順は以下の通り。

まず、アーカイブの中で「2005」の部分 (赤丸で囲んだところ) をクリックする。すると 2005 年度の記事が新しい方から 50 件表示される。ここでアドレス・バーに注目。URL は

となっている。

ここで、URL の末尾 max-rusults=50 の数値を記事の数にまで増やす。記事数はアーカイブの年の隣に出ている数。つまり、スクリーン・ショットの場合は 328。大雑把に 330 にしてもいい。つまり、このように書き換える。

さあ。これで、一つのページに 2005 年度の全ての記事 328 本分が表示される。後は、このページを保存すればいい。

月間記事バックアップの取り方

月間記事の場合は、上と同じ手順で、アーカイブの「年」の部分じゃなくて「月」の部分を選ぶ。月間アーカイブの URL は

  • http://at-aka.blogspot.com/YYYY_MM_01_archive.html

という形式で一定だし、記事数の制限もないので、アクセスし易い。

毎月、月の頭に前月の記事バックアップを取っておくと、安心かもね。

全ての記事のバックアップ方法

ここからは Google Operating System さんのエントリーのサマリー。

全ての記事のバックアップを取る場合は、ブログの URL の末尾に search?max-results=N をくっつける。ここで、最後の N は総エントリーの数。この数はダッシュボードから確認することもできるし、アーカイブの年間記事数を足し算してもいい。計算違いがこわければ、一寸大きめの値を選んどくといいかな。

今、clmemo@aka は、千本以上 1100 問以下の記事を書いてるから、全エントリーを取得するにはこんな URL にアクセスすればいい。

  • http://at-aka.blogspot.com/search?max-results=1100

記事数が多すぎるので、恐くてアクセスしてないけれど ^^;

写真もバックアップしたい

Firefox extension 「DownThemAll」を併用する。

XML 形式で全記事バックアップ

XML フィードを使って、全記事をバックアップする方法もある。こちらの方が、データベースなどに流用する場合は便利でせう。上の例をもう一度使うと、以下の URL にアクセスすればいい。

  • http://at-aka.blogspot.com/feeds/posts/default?max-results=1100

Blog の名前と記事数は、自分のサイトに併せて変えられたし。

年間記事・月間記事の XML フィードは取得できるのかな? ちょっと分からない。

コメントのバックアップ

コメントも XML フィード形式でバックアップが取れる。

  • http://at-aka.blogspot.com/feeds/comments/default?max-results=1100

コメント数の合計を調べる方法がないのが、ちょっと痛い。まあ、一つのエントリーに何本コメントが入っているかで予想はつくかな。大低のブログなら、記事数と同数。余裕を見ても、その倍の数を設定しておけば大丈夫じゃなからうか。もし、駄目ならトライ & エラーで頑張って!

Emacs の Org-mode で T-Code 入力

Emacs 22 からは、超強力 Outline モードと言われる Org-mode がデフォールトでついてくる。

このモードを知ったのは、二年か三年位い前だったはず。当時は、T-Code による日本語入力ができなくて、利用を諦めた。面白そうなパッケージだけど、日本語入力ができないとねぇ...

それで、先刻 reddit を見たら、Org-mode の紹介ページが上位に来てた。

Org-modeはCarsten Dominik氏が作成したEmacsのOutline-modeを大幅に拡張したアウトライナーのLisp(マクロ)である。Org=organizerという名のとおり、アウトライナーの域を超えて、プロジェクトやTODOを管理したり、スケジュールを組んだりするオーガナイザーである。

OrgMode - Emacs上のアウトライナー より引用

面白そう! 二年も経ってるから、もう日本語入力できない不具合も直ってるでせう、と使ってみるも、やっぱりダメ。でも、ここまで熱が上がったら、後には引けない。で、色々調べてみたところ、次の一行を .emacs に追加すれば Org-mode でも T-Code が使えるようになることが分かった。

(add-hook 'tcode-ready-hook
   '(lambda ()
      (setq tcode-input-command-list
     (cons 'org-self-insert-command tcode-input-command-list))
))

これで、ようやく org-mode を使うことができる。これから、org-mode で遊ぶつもり。もしかしたら、今後 org-mode 関連のエントリーを書くかもね。

2007-02-07

Subversion で Berkeley DB のエラー (とその対処)

Fedora Core 2 で管理している Subversion のリポジトリーを、Ubuntu 6.10 に移したところ、エラーが出て svn checkout が出来なかった。原因は、Berkeley DB のバージョンが違ったことにあるらしい。対処法をメモしておく。ちなみに、Fedora Core 2 の Subversion はバージョン 1.0.2。Ubuntu 6.10 は 1.4.3。

まずは、やったこととエラー・メッセージ。tex-symb というプロジェクトのリポジトリーをコピーした。

from.machine$ tar czvf tex-symb.tar.gz ~/repos/svn/tex-symb
from.machine$ scp tex-symb.tar.gz to.machine:~/
from.machine$ ssh to.machine
to.machine$ cd ~/repos/svn
to.machine$ tar xzvf tex-symb.tar.gz
to.machine$ cd ~/program/2007
to.machine$ svn checkout file:///home/ataka/repos/svn/tex-symb/trunk tex-symb
--- Error Message ---
DB_VERSION_MISMATCH: Database environment version mismatch
svn: bdb: Program version 4.3 doesn't match environment version
...

対処

Subversion の FAQ に答えが載ってた。

こちらを参考に。svnadmin recover を実行後 db/ ディレクトリー下の __db.00* ファイルを削除した。

$ svn recover ~/repos/svn/tex-symb/
$ rm ~/repos/svn/tex-symb/db/__db.00*

FAQ には「svnadmin list-unused-dblogs /path/to/repeository で表示されるログ・ファイルも削除する」と書いてあるけど、ぼくの環境ではログ・ファイルは一つも表示されなかった。

これで、古いレポジトリーも新しい環境で checkout できるようになった。

蛇足: Ubuntu への Subversion 1.4.3 のインストール

Ubuntu へ Subversion 1.4.3 をインストールする方法は、ひげぽんさんのサイトを参考にした。

Bazaar 0.14 のインストール & Bazaar 小史

分散型バージョン管理システム Bazaar の最新版 0.14 をインストールした。インストール・メモを書いておく。

インストール・メモ

ダウンロードは、こちらから。最新 0.14 を入手。

展開したら、root になって、python 2.4 でインストール・スクリプトを実行。それだけ。

$ tar xzvf ~/download/bzr-0.14.tar.gz
$ cd bzr-0.14
# python2.4 setup.py install

Bazaar-NG 0.8 系からのアップデート

Bazaar の最新情報のチェックをさぼっていたので、今回は 0.8 から 0.14 へと大きなアップデートになってしまった。これだけバージョンが開いてしまうと、いくつかトラブルが発生する。その対処法のメモ。

まず、Bazaar の設定ファイル ~/.bazaar/branches.conf の名称が ~/.bazaar/locations.conf に変更された。

mv ~/.bazaar/branches.conf ~/.bazaar/locations.conf

Bazaar のユーザー名 (Log に書き込まれる) などの設定はこのファイルで行なう。一応、locations.conf のサンプル。

[DEFAULT]
email=Masayuki Ataka  <ma.sayuki.ataka@yahoo.com>

それから、0.14 をインストールして bzr コマンド (何でもいい) を実行すると、こんなエラー・メッセージが表示されるようになる。

Unable to load plugin 'conflicts' from '/usr/lib/python2.4/site-packages/bzrlib/
plugins'
bzr: ERROR: exceptions.ImportError: No module named parsers.expat

これは、Bazaar 0.14 では使われなくなった xml.py というファイルが残っているのが問題らしい。同様に、plugins/conflicts.py というファイルもエラーを引き起こす。この二つのファイルは削除する。

# rm /usr/lib/python2.4/site-packages/bzrlib/xml.py*
# rm /usr/lib/python2.4/site-packages/bzrlib/plugins/conflicts.py*

Bazaar 小史

Bazaar は半年位い前までは、Bazaar-NG と呼ばれていたツール。もともと GNU Arch というバージョン管理ツールがあり、そこから Bazaar というソフトが分岐した。そして、もっと先進的な取り組みを行なうために、Bazaar-NG がフルスクラッチから書かれた。その成果は Bazaar へとフィードバックされるはずだった。

しかし、Bazaar-NG は (旧) Bazaar より素晴らしかったらしい (ぼくは旧 Bazaar を使ったことがないので、比較はできない)。Bazaar-NG は Bazaar と名を変え、旧 Bazaar は、Baz もしくは Bazaar-1.X もしくは Baz-1.X と呼ばれるようになった。

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2007-02-06

chalow.org スタート

chalowChangeLog メモを HTML に変換してくれる Perl スクリプト (一種のブログ・ツール!?)。ChangeLog メモを提唱した山下達雄氏によって開発が行なわれている。

たつをの ChangeLog メモによると、今日、chalow のオフィシャル・サイトが chalow.org に移転したとのこと (内容は旧サイトから変化なし)。

ChangeLog メモ (clmemo) は、ぼくも 5 年近く使い続けてる、素晴らしいメモ形式だと思う。このブログのタイトルも clmemo から取っている。ぼくは ChangeLog メモの内容を、 chalow ではなく Blogger を使ってブログ化しているけれど、chalow に興味がないわけではない。今後の動きにも注目しやう。

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Subversion Quick Start

バージョン管理システムの Subversion を使い始めた。今まで、Bazaar やら darcs やら GNU Arch に手を出していたけれど、バージョン管理ホスティング・サービスの多くが Subversion ベースな状況を鑑み、潮時かなと観念した次第。

Subversion 公認のこちらのサイト (文献) を参考に勉強を始めてる。

クイック・スタート

とりあえず、今、tex-symb.el という単独のファイル (このファイルは今までバージョン管理はしていなかった) を Subversion で管理したい。新規のプロジェクト 作成の手順をメモしておく。

リポジトリの作成

~/svn/tex-symb を、tex-symb.el のリポジトリーにする。

$ mkdir ~/svn
$ svnadmin create ~/svn/tex-symb
インポート

/tmp に、とりあえず tex-symb/{branches,tags,trunk} の三つのディレクトリーを作り、trunk ディレクトリーに tex-symb.el をコピーする。複数のファイルがある場合も、全て trunk ディレクトリーにコピー。

そして、その /tmp/tex-symb 以下をリポジトリーにインポートする。

$ mkdir -p /tmp/tex-symb/branches/
$ mkdir -p /tmp/tex-symb/tags/
$ mkdir -p /tmp/tex-symb/trunk/
$ cp ~/tex-symb.el /tmp/tex-symb/trunk
$ svn import /tmp/tex-symb file:///home/ataka/svn/tex-symb -m 'initial import'
Adding         /tmp/tex-symb/trunk
Adding         /tmp/tex-symb/trunk/tex-symb.el
Adding         /tmp/tex-symb/branches
Adding         /tmp/tex-symb/tags

Committed revision 1.

trunk, branches, tags の三つのディレクトリーは、後でブランチを切ったり、タグを付けたりする時に使うらしい。

作業ディレクトリーの作成

ぼくは、プログラムの作業ディレクトリーを年ごとに分けている。つまり、~/program/2007/PROJECT という感じ。こうしておくと、古いプログラムを見なくて済む。ちょっとした Tips。

で、その ~/program/2007 以下に tex-symb を checkout する。

$ cd ~/program/2007/
$ svn checkout file:///home/ataka/svn/tex-symb/trunk tex-symb
A  tex-symb/tex-symb.el
Checked out revision 1.

checkout の時、file:///.../trunk まで含めること。

ファイルの追加とコミット

ChangeLog ファイルがないことに気付いたので、touch してリポジトリーに追加する。

$ touch ChangeLog
$ svn add ChangeLog
$ svn commit -m 'Add ChangeLog file'

ファイルを編集した時も、svn commit。

$ vi tex-symb.el
$ svn commit -m 'Edit foo'

コミットしたら、アップデートしてログを確認。

$ svn update
At revision 2.
$ svn log
------------------------------------------------------------------------
r2 | ataka | 2007-02-05 17:43:34 +0900 (Mon, 05 Feb 2007) | 1 line

Add ChangeLog file
------------------------------------------------------------------------
r1 | ataka | 2007-02-05 17:31:38 +0900 (Mon, 05 Feb 2007) | 1 line

initial import
------------------------------------------------------------------------

今日はここまで。

Wikipedia 中国語版の orz (失意体前屈,くずおれる男) が充実してる

satomi さんに教えてもらったんだけど、Wikipedia 中国語版 (zh.wikipedia.org) の「orz (失意体前屈 もしくは くずおれる男)」の解説が充実している。

「orz」の亜種・変種が沢山いる! 数字の「520」だけで、右向き orz だなんて思もよらなかった。個人的には「oΩ (背部隆起的)」がお気に入り (ベルセルクに出てきた赤ちゃんに似ているような気もしないではないけれど)。

中国語が読めないんで、細かい突っこみが出来ない。誰か、これを日本語に訳してくれないかしらん ;p

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2007-02-05

Conversational Index 2007

Covnersational Index の復習

一年前、Conversational Index (CI) なる用語が流行った。これは、Stowe Boyd がブログの評価指標の一つとして提案したもの。計算式はこうだった。

CI = ブログの記事数 / (コメント数 + トラックバック数)

「人気なブログは、他との対話 (Conversation) 率が高いはず。だいたい CI 値が 1 より小さければ、人気ブログと言えるのでは?」というのが彼の主張。CI 値の計算が、それほど敷居も高くないことから、色んなブログがこの Conversational Index を計算していた。

今日、この Conversational Index の話題を取り上げたのは、一年前のちょうど今日、当ブログで Conversational Index のことを取り上げたから (rtm でリマインダーを打ってあったんだから!)。

というわけで、一年前と今の値を比較してみる。

※ CI 値の計算で使う、記事数・コメント数・トラックバック数を Blogger で調べる方法は前記事を参照のこと。

CI 2006 vs. 2007

まずは、基本の CI 値の比較。今日までの総記事数は 1034 本。コメント数は 827。トラックバック数は 132。コメント・トラックバックは、スパムを除いて数えた。

CI[2007] = 1034 / (827 + 132) = 1.078
CI[2006] =  378 / (179 +  39) = 1.734

おおっ。グッと 1 にまで近づいて来た。clmemo@aka も、ようやく人気ブログかな?

ところで、コメントの半分はぼくの返事コメント。外から入ったコメントは全体の半分と考えると、CI 値は結構上がる。CI[2007] = 1034 / (423 + 132) = 1.833 (cf. CI[2006]=2.93)。

そうそう、去年はトラックバックの代わりに「外からのリンク数」を使う方法も試してみた。外からのリンク数は、Technorati で調べられる。Technorati 曰く191 ブログから 485 個のリンクがあるさうな。この値を使って再計算。

CI'[2007] = 1034 / (827 + 485) = 0.788
CI'[2006] =  378 / (179 + 109) = 1.312

うん。1 を切った。スゴいぞ。

あとがき

一年前と比べると、記事数・コメント数・トラックバック数が格段に増えた。いや、去年のデータはブログ開設 10 か月後のもので、今年は 22 か月後。単純に数の比較は出来ないけれどね。でも、この一年で clmemo@aka も人気が出てきたのかなぁ、なんて思う。来年も、CI 値を計算してみよう!

The Best Blonde Joke, Ever

一足遅れの感もあるけれど、紹介しませう。

いやー。笑せてもらいました!

映画の予告編をまとめてフィード・リーダーで見る

Going My Way さんが、こんなことを書いてらっしゃる。

トレーラーをまとめてビデオ Podcast として配信してもいいかもしれません。

Going My Way: 映画の予告編などをビデオ Podcast の CM としていれたらいいかも より引用

トレーラー (Trailer, 映画の予告編) なら、Google Video で配信されている。Google Video に行って、7 番目のカテゴリーが、そのものズバリ「Movie Trailers」となっている。

Google Video Movie Trailers

Google Video は RSS も用意している (スクリーン・ショットの赤丸で囲んだ所ね)。このフィードをフィード・リーダーに登録すれば、映画の最新トレーラーのチェックが簡単に出来るようになる。欠点は、予告編が全て英語 (日本語字幕はつかない) なことと、国内の予告編が配信されていないことかな。まあ、海外の映画に興味のある人は、このフィードを登録しても損はないと思う。

フィードは、いわゆるメディア・フィード (ビデオ・フィード)。対応したフィード・リーダーで購読すると、フィード・リーダーの中で Google Video のプレーヤーが起動する。ぼくは、Google Reader, Bloglines, livedoor Reader の三つのフィード・リーダーを常用しているけれど、メディア・フィードに対応しているのは Google Reader だけだった。Bloglines と Livedoor Reader では、ビデオのスクリーン・ショット (画像) しか見えず、サイトに跳ばないとビデオを再生することは出来なかった。

なお、Google Video では、更に「Now Playing (上映中)」「Comming Soon (近日公開予定)」「New and Comming Soon to DVD (近日発売予定の DVD)」の三つのカテゴリーを用意している (ただし RSS は見当たらない)。興味があれば、こちらもどうぞ。

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