2010-06-30

IdeaPad S10-3 で Wi-Fi

我が家には、Apple の AirMac Extreme (無線 LAN ルーター) がある。ノート PC (含むネットブック) でネットをするなら、当然、無線 LAN 接続でせう。ということで設定してみた。

無線 LAN を起動する

IdeaPad S10-3 では、デフォールトで無線 LAN が ON になっていない (ぼくはこれにハマった)。

無線 LAN (及び Bluetooth) を ON にするには、「Fn + F5」キーを押す。

すると「Lenovo ワイヤレス・デバイス設定」がポップアップする。「無線ネットワーク・カード」の「現在のステータス」が「オフ」になっているので、ステータス設定にチェックを入れる。すると下のスクリーン・ショットのやうになる。

Lenovo Wireless Device Setting

ネットワークの設定

あとは、自分の AirMac Extreme の設定を行なった。参考になる方もあるかと思うので、簡単に書いておく。

「スタート」から「コントロール パネル」を開き、「ネットワークとインターネット」を選択

ネットワークとインターネット

「ネットワークへのワイヤレス デバイスの追加」を選択

ネットワークへのワイヤレス デバイスの追加

「新しい接続またはネットワークのセットアップ」を選択

「ワイヤレス ネットワークに手動で接続します」を選択。ただし、これは、ぼくのネットワークが非表示になっているため。普通の設定をしている人なら、上の「新しいネットワークのセットアップ」から自動でアクセス・ポイントを探してくれると思われる。

ワイヤレス ネットワークに手動で接続します

設定を入力。

設定を入力

正常に追加されたら OK。

正常に追加

あとがき

これで、家に居る限りは IdeaPad でネットに不自由することはなくなった。この後、ぼくは Google Chrome をダウンロードし、Dropbox にアクセス。Windows クライアントをインストールして、スクリーン・ショットを (メイン PC の) Linux マシンに受け渡した。

2010-06-29

IdeaPad S10-3 のモニター・キャンペーンに当選した

レノボ・ジャパンが AMN と一緒に「ThinkPad/IdeaPad 製品お試しキャンペーン」という企画を開いている。このキャンペーンは 5 月〜8 月までの 3 か月間に全 4 回に分けて行なわれる。既に一回目のキャンペーンは終了していて、ぼくは二回目のキャンペーンにめでたく当選した。

本キャンペーンで借し出してもらえたのは、「IdeaPad S10-3」。いわゆるネットブックと呼ばれる小型ノート PC。キャンペーンの概要は以下の通り:

  • モニター期間: 2010-06-27〜2010-07-09
  • 条件: 期間内に最低 2 本のエントリーを書くこと

届いた箱の中には、Windows 7 が内蔵された IdeaPad S10-3 と AC アダプター、電源ケーブルそしてバッテリー・パックが入っていた。イベントにはいつも持って行っている MacBook と大きさを比べてみる。

サイズ比較

やはり、IdeaPad の方が一回り小さい。この手軽さを試してみたくて、キャンペーンに応募した。

二週間という短い期間だけど、レビュー記事を沢山書けたらと思っている。

目次

なお、本キャンペーンの記事に関するエントリーは以下の通り。

2010-06-28

Gmail Guide を iBooks に登録してみた

yebo blog さんが、Taty Sena 氏による「MakeUseOf's Ultimate Guide to Gmail」を紹介なさっている。

曰く

Gmailの歴史と始め方、なぜGmailを選択すべきなのか、Gmailの使い方・管理・整理法、ラベルや星、携帯からGmailを使う、Gmail Buzzなどが紹介されている。

yebo blog: Ultimate Guide To Gmail より引用

で、これをダウンロードしてみたら PDF ファイルだった。

最新の iBooks は PDF にも対応したと聞いていたので、iTunes の Books に PDF を登録、iPad と同期させてみた。

Gmail Guide in iBooks in iPad

とてもいい感じになった。これならちょっと時間が空いた時に読むことが出来そう。iBooks (on iPad) で本を読むのは初めてなので、ちょっと嬉しい。

2010-06-26

iPhone 4 ファースト・インプレッション

2010-07-24 (木)、iPhone 4 の発売日。ソフトバンク・ショップにて、予約した iPhone 4 を受け取った。

手続き時間は 30 分ほど。W ホワイトや他のサービスへの強制加入がなくなった旨を伝えられたので、それらのサービスは外してもらうようお願いする。後は必要書類にサイン、アクティベーション、端末代金の一括払い、以上。箱に入れ直すか? と聞かれたので、そのまま持って帰ると応えた。

iPhone 3G (iOS4 にアップデート済) も持って行っていたが、ソフトバンクで処理が終わると 3G 回線が普通に使えなくなり「圏外」になった。ぼくは iPhone 3G の SIM カードをソフトバンクに返却しなきゃいけないのかと思っていたのだけど、そういふ必要もないのね。良く出来ている (って、携帯電話ではあたり前なのかしらん?)。これから iPhone 3G は iPod Touch 端末として頑張ってもらうことにする。

自宅に帰り、母艦の MacBook & iTunes と同期。iPhone 3G の設定を引き継いだ。ほとんどのサービス (twitter, foursquare, Gmail, etc.) はクラウド・タイプなのでデータはネット上にある。アプリを入れるだけで、前のデータを引き継げる。非常に便利。

ただ一つ。ローカルにデータを持っていたアプリがあった。aFinance というアプリ (昔は iFinance というアプリ名だった)。これだけはクラウド・タイプのアプリじゃなかった。

aFinance はデータを Export できるけど Import は出来ない。どうしようかと悩んでいたけど、何もしなくても iPhone 3G のデータがそのまま引き継がれた。この件は大きく助かった。

ファースト・インプレッション

ぼくは iPhone 3G から iPhone 4 へと機種変更した。

iPhone 4 で最初に打ちのめされたのは、画面の美しさ。画質の高さ。今までは「ディスプレー」を見ている感じがしたけれど、iPhone 4 のそれはまるで「紙」。本に印字されたようなクッキリとした「文字」に圧倒される。その差は、iPhone 3G と僅かでしかないのだけど、確実に越えられない壁のやうに存在した。

続いて日本語入力の快適さ。iPhone 3G に iOS4 を入れると、ソフトウェア・キーボードは 1 キロ先のサーバーへ端末から入力しているやうな感覚、もしくは地球の裏側と電話している感覚に襲われた。とにかく何をするにも、一呼吸待たされる。iPhone 4 にそのようなことはない。キーをタッチすると、すぐに反応が帰って来る。日本語入力が「自然」になった。

iPhone 4 には他にも沢山新機能があるけれど、この二つだけでも十分機種変更の価値があると思った。基本機能の向上は、新機能に勝る何よりものインパクトを与えた。

iPhene 3GS が出た時、iPhone 3G から機種変更した人が iPhone 3G に戻れないと言っていたことが今なら分かる。最も普通に使う機能の向上。それは、アプリや新機能で補なえるものじゃない。PC を買い換えて快適になる感覚に似ている。iPhone (スマートフォン) は、そういう意味でより PC に近いガジェットなのだと思った。

2010-06-22

iOS 4 リリース

2010-06-22 未明、iPhone 用 OS の最新バージョン iOS 4 がリリースされた。

新機能は 100 を超えると言うが、重要な 7 つの機能についてはプレビュー・イベントで解説があった。

すなわち

  1. マルチタスク機能 (iPhone 3G では未対応)
  2. フォルダー機能
  3. メーラー機能の強化
  4. iBooks for iPhone
  5. 企業向けの機能
  6. Game Center
  7. iAds (2010-07-01 より開始)

ぼくはまだ iPhone 3G な人なので、マルチタスク機能の恩恵にはあずかれない。他にも、iPhone 3GS 以上でないと使えない機能が多そう。でも、フォルダー機能は魅力だし、きゅーり.jp さんによると日本語変換も賢くなっているという。楽しみは多い。

あとがき

現在、iOS 4 のダウンロードが終わって、iPhone のバックアップが走ってる。あと少ししたら、iOS 4 をこの手で使えるやうになるかな?

2010-06-21

無線LANが使えるカフェ・喫茶店がマイマップで公開されていたので、iPad で見られるようにしてみた

百式さん経由で、「無線 LAN が使えるカフェ・喫茶店」というマイマップが公開されていることを知った。

このマイマップを、是非、iPad でも使えるやうにしたい。で、検索したら「連絡帳」にマイマップを保存できることが分かった。手順は次の通り。

  1. 上記の「無線LANが使えるカフェ・喫茶店」のマイマップをウェブ・ブラウザーで開く
  2. 地図の右上にある「Google Earth で表示」を右クリックし、「リンク アドレスをコピー」する
  3. Gmail の Contact List を開き、新規コンタクトを作成
  4. 「名前」に「無線LANが使えるカフェ・喫茶店」と入力
  5. 「住所」に先ほどコピーした Google Earth の URL をペースト
  6. Google Sync で Contact List が同期されるのを待つ

この方法は、Gmail の Contact List を iPad と同期していないと使えない。同期には Google Sync を使う。Google Sync の方法については過去記事を参照されたし。

準備が整ったら、iPad でマップ・アプリを起動。ブックマーク・アイコンから連絡先を選んで、「無線LANが使えるカフェ・喫茶店」を選択する。ここで、「結果が見つかりません。」と出たら、とりあえず「OK」ボタンを押し、マップ右上の検索窓を見てみる。きっとここに URL と「日本」という文字列が入っているはず。ソフトウェア・キーボードで「日本」を削除して改めて「検索」すると、マップ・アプリにピンが落ちてくる。

あとがき

マップ・アプリで開くと動きがスムーズでいい。一方、iPad なら Safari からマイマップを見ても画面サイズ的にストレスはないので、マイマップをブックマークに登録する方法もある。動きが少し鈍く感じるけど、表示される情報はマップ・アプリより詳しい。

どっちの使い勝手が良いのか分からないので、マップ・アプリと Safari の両方で使えるやうにしてみた。

2010-06-19

進化するデジカメ: Cerevo Cam

今年の頭、Cerevo Cam を買った。これは Cerevo というベンチャーが開発・発売しているデジカメ。主なスペックと初期設定方法については過去記事を参照のこと。

Cerevo Cam の特徴は「ネット家電」であることを最初からコンセプトに持ち込んで作られていること。ネット家電の特徴はネットに繋がること。ネットに繋がるということは、バージョン・アップが出来るということ。Cerevo Cam もファームウェアのバージョン・アップが何度も行なわれている。

一般家電 (携帯電話とか?) のファームウェア・アップデートが主にバグ修正がメインなのに対して、Cerevo Cam は機能拡張も行なう。特にファームウェア・バージョン 2 以降の進化は素晴らしい。例えば、バージョン 2.01 ではこんな機能が追加された。

  • 動画撮影のサポート
  • Ustream 配信のサポート (カメラ単体では世界初?)

画質も向上

Cerevo Cam ではファームウェアのバージョン・アップで画質の向上にも務めている。

一番大きな変化は v1.07 から v2.01 の間に起こったが、残念ながら比較写真を撮りそこねてしまった。幸いなことに、Cerevo Cam ブログに比較写真へのリンクがあった。

ぼくは写真については素人だけど、大幅な画質向上だと言うことは分かる。せっかくなので、v2.01 と v2.02 での比較写真も撮ってみた。

左が v2.01、右が v2.02。下手な写真で申し訳ないけど、全体に画面が明るくなって見やすくなったと思う。

この後、Cerevo Cam はバージョン 2.03, 2.04 を引き続きリリースし、更なる画質向上を行なっている。

あとがき

最初に書いた通り、Cerevo はベンチャー会社。そして出来上がった Cerevo Cam は、安いかわりに、匡体の作りが少しちゃっちくて、ネット・サービスとの連携だけが売りのやうな製品だった。しかし、Cerevo はそこからが違った。彼らは本業はむしろソフトウェア開発にあると言っていい。

気がつけば Cerevo Cam の画質はどんどんと向上し (使っているカメラは変わらないのに!)、動画撮影が可能になり、単体での Ustream 配信すら可能にしてしまった。

もちろん、これらのソフトウェア機能を後付けできるやうハードウェアを作り込んでいたからこそ可能なことなのだけど。さういふ意味では、Cerevo はハードウェアにも精通している。

話がずれた。

バージョンが上がるたびに基本性能が向上し、新機能が追加される。さういうベースを持った製品。それこそ「ネット家電」の姿だと思う。これは製品のコンセプト段階からブレない心を持っていないと出来ない。

ユーザーとしては、自分の思惑を越えて進化するデバイスは心踊る。もっとかういふ家電が増えて欲しいと願うとともに、Cerevo がより大きくなることを祈りたい。

2010-06-17

iPhone 4 を予約した

先のエントリーに書いた通り、iPhone 4 を昨日予約した。

予約開始は 17 時から。量販店は大量の列が出来ていることと予想して、最初から締めた。定時に会社を上がると、2 店のソフトバンク・ショップに電話。一店は最寄駅より一つ遠いけど歩いて 5 分もかからない立地。もう一店は最寄駅から歩いて 30 分歩く必要がある。

前者は呼び鈴を一分近く鳴らすも誰も出ず、後者は (となりの DoCoMo ショップの人だけど) 人が出てきて予約は予約はまだ可能ですよ、と言ってくれた。立地の差が出ているのでせう。駅から近いと人が沢山押しかけ、スタッフもてんてこまいになっている姿が目に浮かんだ。

それで、雨の中、30 分歩いて後者のソフトバンク・ショップへ。閉店 30 分前に着くも、人の行列はない。店内には数人が予約待ちで座っている。予約待ちの紙に自分の名前を書いたが、前に 10 人も居なかったやうに思う。ただ、ほぼシステムがダウンしているということで、「今日中の予約」は不可能かもしれないと念押しされた。

待つこと 30 分。夜の 8 時。蛍の光の音楽が流れる。この時は「もう今日の予約は無理だ」と締めかけた。でも、この頃から予約システムが回復し始めた。閉店時間を過ぎても、店員さん頑張る。結局、8 時 20 分頃に順番がやって来たのかな? 無事、予約を終了。

後は実機を待つばかり。何時、届くのか分からないけれど、楽しみ楽しみ。

立地の悪いソフトバンク・ショップも、かういふ時は穴場になる。覚えておいて損はないかも。

iPad 3G のある生活 (iPhone 4 購入にて)

2010-06-15、iPhone 4 が全国のソフトバンク・ショップで予約開始となった。ぼくもその予約の列に並んだ一人だった。その予約作業の中、iPad が思わず活躍した。

ネタフルさんのまとめ記事

ぼくは 2 年前に iPhone 3G を買った。当時も色々な情報があったり、MNP のやり方に悩んだり大変だった。今回の iPhone 4 でも分からないことだらけ。事前にショップに確認しに行っても、「分からない」「知らされていない」の一点張りで、価格も 2 年縛りに関わる問題も分からないことが多かった。

結局、公式情報がウェブで公開されたのは 2010-06-14。予約開始の一日前だった。

忙しい中、ネットを駆使して情報をかき集める。

  • パケットし放題には「フラット」と「for スマートフォン」があること
  • 「フラット」は定額 4,410 円/月 であること
  • 「for スマートフォン」は従量課金 1,029 円からで、上限 4,410 円/月 であること
  • 「フラット」と「for スマートフォン」では月月割の割引金が違うこと (前者が 1,920 円 / 後者が 1,440 円)

等々。

それでも分からないことがあった。iPhone 3G の 2 年縛り。縛りが解けるまで、あと 4 か月ある。その間の支払いはどうなるのか? ソフトバンク・ショップで予約の列を待つ間、店員さんに聞くも要領を得ない。iPad でネットを検索した。そしてネタフルさんのサイトが一番ぼくにピッタリしていることが分かった。シンプルで、一番知りたいことが書いてある。

iPhone 3Gの割賦支払いが終了するのが、2010年9月ということです。なので、7、8、9月はiPhone 3Gと4の両方の本体代を払うため、月額が9,065円になるということです。

10月からは「iPhone 4」のみになり、6,185円となります。

[N] iPhone 3G/3GSユーザは「iPhone 4」を買うといくらかかるのか? より引用

そう。この情報が欲しかった。

予約にて...

ブースに入って予約作業開始。一通り流れ通りで、事前情報もあったことだし、スマートに作業は進む。情報の提示。ぼくの選択。サイン。その繰り返し。

その中、問題の「二年縛り」について質問をした。難しいことを聞くのはなしにして、iPad でネタフルさんの記事を見せる。そして、「今、この人と同じ状況のはずだけど、この支払いになるという理解で合っていますか?」と聞いた。

ぼくは口下手だし、ネタフルさんの記事がまとまっていることもあって、iPad の効果は絶大だった。店員さんは iPad を一読。すぐにぼくの言いたいことを理解してくれた。で、「この記事の通りです」との言葉をもらえた。

iPad は画面が大きいし、何よりフラットなので、ブースを挟んで二人で同じ画面を見るやうな時に非常に便利。見る側も見せられる側も、一枚のレジュメ・シートを見る感じでコミュニケーションが進む。何とも素晴らしいデバイスだと感じ入った。

ぼくの iPad は 3G 版なので、どこでも気軽にネット検索できるのも大きかった。Wi-Fi 版じゃ、かうはいかなかったらうね。

蛇足

ぼくに iPad を見せられた店員さんは、「iPad を持ってるんですね。うち (ぼくが iPhone 4 を予約しに行ったソフトバンク・ショップ) では取り扱っていないんですよね」と少し淋しそうだった。

ref

2010-06-09

iPhone 3G と二年縛り

昨日、iPhone 4 が WWDC の基調講演にて公式発表された。

日本での発売はソフトバンク。予約開始は 2010-06-15 (火)。発売開始は 2010-06-24 (木)。

iPhone 3G の所有者は?

iPhone 3G を (端末代) 二年縛りで買った者は、iPhone 4 の発売時期に二年縛りが解ける。ぼくの場合、発売から一週間少し遅れて 2008-07-19 に iPhone 3G を買っている。この場合、速やかに iPhone 4 へと機種変更が出来るのかとソフトバンク・ショップに行って聞いてみた。

すると、端末代は最初の 2 か月 (?) 支払わない契約になっており、実際に二年契約が切れるのは 7 月ではなく 9 月 10 日になるという。

もし、その前に iPhone 4 へと機種変更した場合、いわゆる契約破棄になってしまう。ソフトバンクとは、二年縛りで買うかわりに端末代金の割り引きを受けている。契約破棄となると、この割り引き分がなくなってしまう。計算すると、その額は一万円近くに達するらしい。

ソフトバンクが iPhone 3G 所有者に対して何ら配慮をしてくれないのであれば、iPhone 4 を買うのは 9 月頭になりそう。アメリカでは、移行用のキャンペーンが「無料」で組まれるさうだけど、ソフトバンクにもそれを期待するのは無理かしらん?

2010-06-08

WWDC にて iPhone 4 発表

2010-06-08 午前 2 時 (日本時間)、Apple の恒例イベント WWDC 2010 が始まった。基調講演に現れたのは、スティーヴ・ジョブス。基調講演では iPad が軽く触れられた後、待望の iPhone 4 の話に終始した。

iPad

最初は iPad のお話。現状と iBooks アプリのアップデートについて。

  • iPad 専用アプリの数は現在 8,500
  • iBooks にノート (付箋タイプ) を付けられるようになった
  • iBooks が PDF に対応 (LaTeX で書いた文書を読むのに便利かも!)

iPhone 4

ついに iPhone 4 が出る。ジョブスは 8 つの新機能を取り上げて説明した。

  1. 新デザイン・新デバイス
    • 表面、裏面はガラス。サイドはスティール製
    • 薄さ 9.3mm (iPhone 3GS より 24% 薄い)
    • フロント・カメラ
    • ノイズ・キャンセリング・マイク
  2. 新ディスプレー
    • 3.5 inch display
    • Retina Display: 326 pixels/inch (従来の 4 倍のピクセル密度)
    • 960 x 640 pixels (従来の 4 倍)
    • 800:1 のコントラスト (従来の 4 倍)
    • ISP ディスプレーの採用
  3. 性能の向上
    • A4 チップの採用 (iPad でも使われている)
    • バッテリー容量アップ (待受で 300 時間、音楽再生 40 時間、動画再生 10 時間、Wi-Fi でのウェブ閲覧 10 時間、3G 通話 7 時間、3G でのウェブ閲覧 6 時間)
    • 最大 32 GB のストレージ
    • Wi-Fi が 802.11n 対応
  4. ジャイロスコープ
  5. カメラの機能向上
    • 5M ピクセル (3GS は 3M ピクセル)
    • 5 倍のデジタル・ズーム
    • LED フラッシュ (バック・カメラのみ)
    • HD ビデオ (720p, 30fps) の録画
    • タップしてフォーカス (静止画でも動画でも!)
    • ビデオ簡易編集機能
    • iMovie for iPhone, $4.99
  6. iOS 4
  7. iBooks
    • iPhone 4 にも iBooks アプリ
    • PDF リーダー機能も搭載
    • iBooks Store にも対応
    • iPhone, iPad で買った本は受け渡し可能 (追加料金なし)
    • iBooks は 2 つのデバイス間でページ、ブックマーク、ノートを全てワイヤレス同期する
  8. iAds
    • 2010-07-01 から全ての iOS 4 で利用可能になる

そして最後に。iPhone4 同士のビデオ電話! (Wi-Fi 必須)。キャリア次第で 2010 年以降 Wi-Fi 制限は外れるとのこと。だけど日本 (Softbank) は厳しいだらうなぁ。

カラーリングは 2 色。黒と白。ストレージ・タイプは 2 つ: 16 GB モデルが $199、32 GB モデルが $299。それから iPhone 3GS 8GB モデルが $99。

気になる発売日は 2010-06-24! 対象の国は 5 つ。アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、そして日本!! (7 月には更に 18 か国へ)。

あとがき

iPhone 4 が凄い。これは iPhone 3G の契約が切れたら、早速、機種変する。過去記事を見たら iPhone 3G は 2008-07-19 に買っている。2 年契約が解けるのは 2010-07-19 海の日。楽しみ。いや、もちろん、追加料金払ってでも発売日に iPhone 4 へと切り替えられるならそうするけれど。。。

iPad といい iPhone 4 といい、モバイルからのネット接続がどんどん近づいていく気がする。良いなぁ。

ref

2010-06-03

git でリモートにあるブランチやタグを削除する (その二)

去年「Git でリモート・リポジトリーのタグを削除する」方法についてエントリーを書いた。その後、より簡単にリモート・リポジトリーにあるタグやブランチを削除する方法を知った。git の方が改善されたのか、もともとそういうことができるのに遠回りな方法しか見つけられなかったのか、それともその両方か? どうなのかは知らない。

間違ったタグやブランチを作る

こんな感じで、間違ったブランチやタグを作ってしまったとする。

$ git checkout -b WRONG_BRANCH_NAME
$ git tag WRONG_TAG_NAME

そして、それをそのままリモート・ブランチに突っ込んでしまったとしやう。

$ git push origin WRONG_BRANCH_NAME:WRONG_BRANCH_NAME
$ git push --tags origin master

削除方法

まず、カレント・リポジトリーで目的のタグやブランチを削除する。そして、リモート側に「空」になったタグやブランチを送り込む。実例はこんな感じ

まずはリモートのタグの削除

$ git tad -d WRONG_TAG_NAME
$ git push origin :WRONG_TAG_NAME

続いてリモートのブランチの削除

$ git checkout master
$ git branch -d WRONG_BRANCH_NAME
$ git push origin :WRONG_BRANCH_NAME

あとがき

前のエントリーでは、タグ一つ削除するのに git push origin :refs/tags/WRONG_TAG_NAME とフルパスを書いていて面倒だった。ぼくも何度も自分のページを読み返した。この「refs/tags/」の部分が覚えられないんだもの。

でも、今回の方法を知ってから、リモート・ブランチのタグ/ブランチ削除も楽に出来るやうになった。旧式の方法は、タグ名とブランチ名が同じになった時くらい以外は、もう使わなさそう。

2010-06-01

iPad 3G のある生活 (ブックオフにて)

先日、CD を探しにブックオフへ行った。iPad 3 日目なので当然持参。

残念なことに、目的の CD は見つからなかった。だけど、興味を引く CD との出会いがあった。そして iPad が活躍した。

ヴィヴァルディの四季

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」

まず悩んだのが、バルヒェットがヴァイオリンを弾くヴィヴァルディの四季。最近ヴィヴァルディの四季にはハマっているので、ちょっと買ってみたい。だけど、バルヒェット! どこかで聞いた名前。だけど、思い出せない。HMV の大キャンペーンにのせられて、何枚か四季を買っているのだけど、そのうちの一枚にバルヒッェトはなかったか?

そこで iPad を取り出した。HMV のサイトにアクセスする。iPhone だと HMV のサイトはどうしようもなく重く、一ページ表示するのにも我慢が出来ないのだけど、iPad だとサクサクとページが表示される。快適。このスピードなら、「注文状況」にアクセスするのも苦ではない。ログインして、最近の購入履歴を見る。バルヒェットはいない! そして、この CD に辿り着いた。

このユーザレビューによると、カール・ミュンヒンガーという指揮者は 3 回「四季」を録音している。その時のヴァイオリン独奏者は、1951 年がバルヒェット、1958 年がクロツィンガー、1972 年がクルカ。ぼくは 2 回目の録音をちょうど注文したところだった。だから、バルヒェットの名前が記憶に残っていたんでせう。

調べてみると、バルヒェットも 3 回「四季」を録音していて、ブックオフでぼくが手に取ったものはミュンヒンガーと録音したものではなかった。ミュンヒンガーの一回目の「四季」といえば、日本ではイ・ムジチと並ぶ名盤といふ。なら、このバルヒェット盤も買いかな? というわけで買い物かごへ。

サイモン & ガーファンクル全集

もう一つ悩んだのが「サイモン & ガーファンクル」(以下 S&G と略) の全集。

S&G の CD は再結成前の分だけで 5 枚。それをボックスにして 3 枚組に収めたというしろもの。これは買いか否か? そこで iPad の再出陣。HMV で調べると、「The Columbia Studio Recordings, 1964-1970」という全集が見つかる。

The Columbia Studio Recordings, 1964-1970

ところが、ブックオフに置いてあるボックス版は見つからない。どうやら廃盤になってしまったらしい。既に廃盤なものを探すこと。それは悪魔の証明のやうなもので、とても難しい。いくつもの HMV の重いページを渡り歩いて、現行盤との価格も比較して、これはアリと結論した。

あとがき

iPad の Safari は素晴らしい。画面が大きいし、レンダリングは高速で下手なデスクトップのブラウザーに引けを取らない。今まで、iPhone でアクセスしづらいと思っていたページにも、より多くアクセスできるやうになった。

今回の 2 組の CD については、iPad を持っていなかったら安全策を取って買わずにいたことと思う。

iPad は (iPhone から比べて) ウェブの世界を広げてくれた。