2012-06-02 (土)、ばーそん邸を訪問した。わが家でのオフ会のあと、そのままの足でばーそん邸に向かった。前回の訪問記事から 1 年近く経っているけれども、実際はブログに書かない程度にばーそん邸にはお邪魔している。今回は、1 年振りの集体成として記事をおこしてみた。
ばーそんさんのオーディオ・システム
この一年の間、ばーそんさんのシステムには大きな変化があった。プリメイン・アンプ Octave V40SE (これは本当に良いアンプ!) を導入し、スピーカーに LINN の KATAN を加えた。現在の CD プレーヤー・システムは下記の様になる。
- CD プレーヤー: Soulnote cd1.0
- プリメイン・アンプ: Octave V40SE
- スピーカー: LINN KATAN、ViV Laboratory evanui μ
そして最大の変化は、フローリングの部屋から和室にリスニング・ルームを移動したこと (この移動にはぼくも手伝った)。今までのオーディオ・セッティングがリセットされ、長らく工夫を試みていらっしゃった。聞くところ、どうやらクリプトンのオーディオ・ボードをスピーカー・スタンドの下に敷くことで、満足できる音になったと言う。その話を聞いていたので、是非、音を聞かせて欲しいとせがんだ。
リスニング・ルームに入ると、長辺使いにスピーカーが設置されていた。これはフローリング部屋の時と同じ。スピーカーの間にはテレビ・ラックとテレビ。オーディオ・ラックは、リスニング・ポジションの左手に設置。そこから、長くスピーカー・ケーブルが伸びている。
いくつか音楽を聴かせてもらう。解像度が抜群に高いとは感じない。スピード感がある様にも感じない。ブックシェルフ・スピーカーだから、低音もわが家のトールボーイの様に量感が出ていない。けれど、音楽を聴くと楽しい。ボーカル物は声に力があって、心にゆさぶりをかけてくるような生々しさ。一方、クラシックで交響曲をかければ「音楽」が楽しく響いてくる。そこにコンサート・ホールの再現などといった上等なものはない。だけど、鳴っているオーケストラは間違いなく楽しい。
よく聴けば、解像度もスピード感も昔のシステムから下がっているわけじゃない。他の要素が高まってる。そして、あたかも有機的に結合してバランスの良いシステムが出来上がっている。Hi Fi なシステムを追い求めた結果じゃない。自分の好みを追い求めていった結果なんだと思う。難しいこと言わずに音楽を楽しめるシステム。求め過ぎずに、一歩下がって、フッと肩から力を抜いたシステム。それが今のばーそんさんのオーディオ・システム。一言で言えば、センスの固まり。
音を楽しむ、よりも、音楽を楽しむ時間を堪能した。
蛇足
最後に「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man」の BD を観せてもらった。大型テレビと良いオーディオ・システムで見る「攻殻機動隊」は素晴らしかった。映画が楽しく観れるオーディオ・システムとしても、上手く纏まっていると感嘆した。
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