2005-12-25

オンライン・ファイル・ストレージ Openomy

インターネット上にファイルを置いておく。そんなサービスをオンライン・ファイル・ストレージ (Online File Strage) というそうな。もちろんネット上にデータを置くには、サービス側もそれなりの容量を用意しないといけない。容量の大きなサービスというと、2 GB 超の容量を持つ Gmail が頭に浮かぶ。Gmail はウェブメール・サービスだけど、容量の大きさを活かしてファイル置き場に使うアイデアがあるんだね。好みを言えば、メールとファイルは別々に管理したい。専用のオンライン・ストレージが欲しい。

openomy は、1 GB の容量を持つフリーなオンライン・ファイル・ストレージ・サービス。

このサービスは、下記エントリーのオンラインストレージ部門で優勝した実積を持つ (といっても有名ブロガー個人によるランキングだけど...) 。

参考記事

openomy の魅力

インタビューによると、openomy の開発者は一人 (今は二人?)。2005 年に開発が始まった小さなサービス。なんだけど、有名ブログが 2005 年最高の onlise file strage service と取り上げたものだから、きっとアクセスが集中したのでせう、数日の間サイトにアクセスできなくなってしまった。

ここ一週間、様子を見てきて、動作も安定してきたようなので、レビュー記事を書くことにした次第。

openomy の魅力は、なんといってもファイルのタグ管理にあらう。

openomy では、アップロードしたファイルを Unix のようなディレクトリー構造では管理しない。代わりにファイルにタグだけ振って管理する。タグのメリットは、一つのファイルに複数のタグを付けられること。例えば、「PostScript で作ったロゴ」ファイルなら「ps」「logo」という風に二つのタグを付けて管理する。ディレクトリー型の管理では、こういう場合に、ファイルを入れるディレクトリーが明確でなかったりする -- いわゆるコウモリ問題 -- ので大変。タグだと、思いついたタグを振ればいいから楽。

もう一つ面白い機能がある。openomy は、タグごとに invite (招待) ユーザーを設定できる。friend タグを付けたファイルを A さんと B さんに公開... というようなことができる。

昔、(いまはなき?) Unix User に記事を書いたことがあって、画面のスクリーン・ショットをウェブ上にアップして編集さんに取っていってもらう事があった。その時、無関係な人に横からファイルをダウンロードされないかしらん、という気持ち悪さがあった。かといってメールで送るにはファイル・サイズが大きすぎたし、アクセス制限をかけるほど当時のぼくはスキルが高くなかった。もしあの時 openomy があったら、invite 機能を使って public な場に置くことなくファイルを渡せたのに、と思う。

最後に欠点。現在の openomy は、タグで探すかファイル名で探す機能だけしか持っていない。タグの AND 検索や「タグ+ファイル名」での検索はできない。また、日本語のファイル名も文字化けしてしまうという。それから、ファイル・サイズの大きなもの (100 MB 超?) はアップロードに失敗したことがあった。(※ 20 MB のファイルなら成功した)

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