clmemo@aka: エミライ訪問記 (1) 経緯・予約・訪問の続き。
開いた扉からショールームに入る。靴を脱いで、ソファーに腰かける。部屋はブログに書いてあった通り、一般的なリビングルームに近い広さの
13 畳程。早速、島さんが CD を持って音楽をかけて下さった。
オーディオ機器
音楽を聞きながら、使用しているオーディオ機器の説明を受ける。
- CD トランスポート: Oppo BDP-95
- DAC: FIDELIX CAPRICE em edition
- アンプ: G Ride Audio のアッテネーター付パワー・アンプ
- スピーカー: 自社開発の 3 ウェイ・スピーカー
Oppo が約 20 万円。Caprice の em edition が約 20 万円。G Ride Audio は、ルーム・チューニングを行なう田口氏がアメリカで立ち上げたプライベート・ブランド。ボリューム調節が出来るパワー・アンプを使っていた。価格は約 60 万。スピーカーは自社開発製。フラットな周波数特性 (40Hz-30kHz で±1〜2dB)、広指向性、低歪みを目指して作成したとのこと。スピーカーは最終段階のツメを残して完成に近づいているとのこと。予定価格は 100 万円。計 200 万円のオーディオ・システムでの試聴となった。
音楽を聴いて
部屋がスピーカーになった様に音が迫ってきた。前を見ると、どこもかしこも「音」で占められている感じ。低音の震えが床を伝わって来る。ボリュームをそれほど大きく上げているとは思えないのに、力強い。
奥行きを感じる音場。音場はスピーカーの少し後ろに展開する。左右へは壁から壁まで、音場に覆いつくされている。
スピーカーの間の音に厚みがある。当然、中央に定位するボーカルがくっきりと目立って、音楽が楽しい。楽器のリアリティも高く、ピアノは高音が澄み、低音の量感はタップリ。アタック感も必要十分。田口氏は JVC 時代、洋楽部門に居たと聞くが、納得のサウンド。正にアメリカン・サウンドだった。
不満を言えば、ピアノの低音にもう少しの深みとヴァイオリンにもう少しの残響が欲しかった。
CD 試聴記
沢山の CD を聞かせてもらったし、ぼく自身、持っていった全ての CD をかけさせてもらった。全てを紹介する気力はないので、特徴的な CD の感想を書く。
マイケル・ジャクソンの「Bad」から「Bad」を聞く。低音の力強さが出色。スピード、アタック感ともに高いレベル。ただ低音が出すぎて、高音が少しマスキングされていた。もう少し見晴らしの良い音場を好むので、ちょっと残念。
ワルター指揮、ベートーヴェンのコリオラン序曲
ホール感というのかな? 弦楽器の残響感が自然でない様に感じた。作っている感じとも。でも、「良い感じに作っている」という印象。ヨーロッパ・サウンドを好むぼくの性格が出ているのかもしれない。アメリカン・サウンドなホール感?
全体的に低域が強い、と印象を言ったらパワー・アンプが低音強めに出るとのこと。
ハンス・ジマー作曲。映画「ダークナイト」のサントラから一曲目。ちょっと音量大き目で。時計の針音を出すのに、ウッドをチッチッチッと叩いている感じがとても良く表現されていた。低音だけが出ているところがあるのだけれども、風を感じた。初めての経験でかなりびっくり。
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