2017-06-06 (火) に開催された WWDC 2017 で iOS 11 の新機能が発表された。
簡単にまとめてみる。
iMessage
iMessage が iCloud に対応する。メッセージは全て自動的に同期され、どのデバイスからでもアクセスが可能になる。
Apple Pay
iMessage と Apple Pay を利用した個人間送金が可能になる。
Siri
Siri の音声がより滑らかになる。Machine Learning をバックグラウンドで使っているとのこと。また Siri はデバイスごとに学習して、候補などを出すようになる。
Siri を使って翻訳も可能になる。英語から中国語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語への翻訳が発表された。日本語は含まれていなかった。
H.265
H.265 をサポートする。これによって動画のサイズが半分ほどに減ることを期待できる。
Photos
メモリーがより賢くなる。メモリー再生中にデバイスを回転させても、画像を最適化してくれるとのこと。
Control Center
コントロール・センターはシングル・ページに戻る。単純にシングル・ページにしたのでは iOS 10 の全ての機能は表示できないので、よく使うものをメインに出し、詳細は 3D タッチでアクセスするようになる。
Live Photo
ライブ・フォトの編集が可能になる。キー・フォトの指定が可能になったり、ループやバウンス (逆再生) なども指定できるようになる。
Maps
空港のフロア・マップに対応する。
ナビ機能には車線案内が付く (らしいけど、日本ですぐに対応するかどうかは不明)。
HomeKit
ホームキット対応デバイスにスピーカーが加わる。
合わせて AirPlay 2 が発表された。複数のスピーカー操作が可能になる。マルチ・ルームで音楽を再生できるようになる。AirPlay 2 については API も公開予定。AirPlay 2 には複数のスピーカー・メーカーが対応を表明している。例えば Bang & Olufsen、naim、BOSE、Devialet、Dynaudio、beats、polk、DENON、McIntosh、marantz、B&W、Libratone、Definitive Technology、Bluesonud。
Apple Music
自分の聴いている曲を友達に知らせる機能が付く。
App Store
App Store はデザインが刷新する。パッと見、Apple Music のようだと思った。
Today, Games, Apps, Updates, Search の 5 つのタブが用意される。
iPad
iOS 11 は iPad 向けの新機能が熱い。
Dock (iPad only)
Mac のようなドック機能が付く。ドックの中にはアプリ・アイコンが一列に並び、アイコンを選ぶとアプリが起動する。よく使うアプリのアプリ・スイッチャーとしても使える。
ドックの右横は特別なスペース (Predictive Area) になっていて、これから使いそうなアプリが数個並んでいる。
ドックからドラッグしたアプリは、スライド・オーバーとして開くことも可能。
New App Switcher (iPad only)
アプリ・スイッチャーが刷新される。カバー・ビューみたいだったアプリ・スイッチャーは、平面にアプリがタイル状にならぶ形へと進化する。もし、スプリット・ビューで 2 つのアプリを開いている場合は、その状態をそのまま切り替えることが可能。
Drag & Drop (iPad only)
ドラッグ & ドロップがサポートされる。対象はテキストや画像 etc.
アプリ内だけでなく、スプリット・ビューを使って隣のアプリへ... アプリ・スイッチャーから別のアプリへと、自由度にあふれている。
QuickType Key (iPad only)
キーボードをフリップすることで、記号キーに「シフト・キー」なしでアクセスできる機能。iPhone には来ないのかな?
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