日本語の Texinfo ファイルを makeinfo で HTML 化したら見事に文字化けした (文字コードは EUC-JP)。ちょこっといじったら、文字化けが直ったので今後のためにメモ。
Texinfo ファイル
プリアンブル部 (@setfilename
の後) に以下のコードを追加。
@documentlanguage ja
@documentencoding UTF-8
ファイルを UTF-8 で保存。
make
makeinfo コマンドは次の様に打った。
$ makeinfo --html --no-split --enable-encoding \ --number-sections --css-include=tmp.css
使った makeinfo のバージョン 4.13。
あとがき
Texinfo は TeX を元にした組版システム。元は info という Emacs 専用のハイパーリンク・ドキュメントと DVI (TeX の標準的な出力) を作るものだった。ウェブ・ページの興隆に伴って HTML ページの出力にも対応。ぼくは Texinfo こそマルチドキュメント・システムのはしりだと思っている。
ただ、LaTeX ほど「書き手」がいなかったせいかしらん? 多言語化は遅れ、Emacs による info 整形ツールは最新の Texinfo の仕様に追いつかなくなり、今後流行すると思われる EPUB への対応については噂も聞かない。Texinfo で PostScript フォントが簡便に使えないのも不満の一つ。とても良いシステムだと思うのだけど、このまま時代の流れの中で消えてしまうのかしらん? 応援したいなぁ。
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