2006-09-28

Google Notebook に共有編集機能とモジュール

Google Notebook がアップデートした。

今回アップデートされた機能は 4 つ。一つ一つ説明しませう。

共有編集機能

目玉といってもいいのが、この共有編集機能。特定の人にノートを表示・編集する権限を与えるというもの。誰でも見れるけど、編集権は与えない「Publish」機能とは少し毛色が違う。

共有には、ノートブックを開いて右上にある「Sharing options」をクリック。「Invite Collaborators」の枠にカンマ区切りで「ノートブックを共有する相手」のメール・アドレスを入力する。「Save Settings」ボタンを入力すると、invite メールに載せる文面入力画面が表示されるので、招待文を書いて「OK」を押す。

Going My Way さんによると、共有ノートブックは Google Account に入っていないと閲覧・編集できないという。なかなか考えられてるね。

この共有機能。使用用途として、ぼくは購入予定のリスティングに使おうと思ってる。も少し詳しく言うと、旅行用のバッグを買おうと思ってる。それで、よさそうなバッグがネットに出てると、それを Google Notebook でクリックする。親にも、よさそうなバッグがあれば、共有ノートブックにクリップしてもらう。半年位いしたら、その中から買うものを一つに絞る。かういふノートは、不特定多数の人に見られたくないし、気の許せる相手にはクリップを勝手に追加してもらいたい。共有編集機能は、こんな時にもってこいなんじゃないかな。

あと、会議のメモも Google Notebook で取ると面白いかもね。会議参加者が一つのノートブックを共有して、自分の意見を個々のノートに書いてくの。ちょっとした、グループで使う IM みたいな感じ。後でノートブックを見直せば、全員分のノートが見られる按配。同期がどれ位いスムーズかにも寄りさうだけど、どうかな。

ドラッグ & ドロップの改善

ノートのドラッグ・アンド・ドロップが使い易くなった。具体的には、ノートの移動先に点線が現れる (Google Personalized Home のモジュールの移動みたいな感じ)。あと、開いたノートを動かそうとすると、ノートが小さくなる (これは前から?)。

ごみ箱の undo 機能

ごみ箱 (Trash) に入れたノートに undo 機能がついた。Trash に入れたノートは、30 日間保存され、その後削除される。その前なら、削除したノートを復活 (Restore) することもできるし、完全に削除 (Delete forever) することもできる。

Google Notebook モジュール

Google Personalized Home 用のモジュールが公開された。

ブラウザー下のミニ・ノートと同じ体裁のノートブック編集・閲覧用のモジュール。正直、どれ程の使い勝手か分からないけど、Google Notebook を多用していて、Notebook を開くのが面倒という人には便利かも。まあ、ちょっとしたノート・パッド代わりのモジュールを入れるよりは Notebook モジュールを使う方が管理とか検索の点で優利っぽい。むしろ、これは Personalized Home より Google Desktop のガジェットとして使う方がいいのかな。

4 comments:

  1. 早速Google notebookを使ってみました。
    使い勝手はまあよろしく、これからいろんな
    使い方を試していこうと思案中。
    とりあえず忘備録として使用します。
    コピー&ペーストも使えるかな?

    それか@akaさんは出版社は発行日よりも
    早く出版されることに疑問を抱いておりますが、これは最終的にゲラ刷りから印刷される段階での日付でしてそれ以前に出版しても良いとのこと。昨年講談社に直接電話して知りました。

    これは@akaさんに朗報かも
    日経PC21増刊号を立ち読みしたら、(USB
    メモリー特集)PCデータお引越しの方法が
    特集されていました。最も@akaさんは
    Google desktopにほとんどデータ保存されているとはおもいますけど。

    Google personalized homepageを見ると
    検索エンジンの真横に画像が入っています。
    これも新たなサービスなのかな?(毎日更新されるのかな?)

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  2. > これからいろんな使い方を試していこうと思案中

    Google Notebook は、利用例を紹介したサイトが少ないので私も思案しながら使ってます :)

    > 出版社は発行日よりも早く出版されること...最終的にゲラ刷りから印刷される段階での日付

    そんなのですか。勉強になります。しかし、ゲラ刷りっていつ頃やってるんでしょう? 一か月前? 二か月前? 発売予定日って、一か月前には決まってるような気がします。ゲラ刷りって、そんな前に出来てるものなんでしょうか。益々、謎が深まった感じです ^^;

    > 日経 PC 21 増刊号...

    フムフム。後で私も立ち読みしてみます。

    > 検索エンジンの真横に画像

    それは、ムンクの叫びの絵ですよね。もしそうなら画像は Doodle という Google の遊び絵です。記念日に遊び絵を表示しているのです。こちらの記事もどうぞ。
    - clmemo@aka: Google Calendar に Doodle と Phases of the Moon

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  3. Doodleという機能ですか。ムンクの「叫び」が突然現れました。
    Google notebookはコピー&ペーストは使えます。ノートなので自由度の高いアプリになってほしい。

    本来出版日は決まっています。但し〆切に間に合わない著者もいるわけでして、ゲラ刷りをやってから最後の頁の出版日やら出版社の
    頁印刷を行います。
    これに気付いたのはブルーバックス1500番。1499番と1501番は発売されているのにキリ番がない!
    講談社に問い合わせるとこの本は予定に間に合わず、来月出版するということ。
    だから通し番号が先に決まり、発行日の頁は
    出来上がってからだそうです。

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  4. ほほう。面白い出版の裏話、ありがとうございます。

    ところで、今、手元にある雑誌を見てみると、こちらは発行日の方が発売日より先になっていました。本の場合とは逆です。なんでそうなるのか、少し調べてみたら、次の記事を発見しました。
    - 雑誌の場合
    - 本の場合

    皆さん、本や雑誌を売るのに、色々と知恵を絞っているのですね。

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