2006-02-28

SH902i をソフトウェア・アップデート

今日、ぼくの使ってる携帯電話「SH902i」が Google Alert に引っかかってるのに気付いた (SH902i というキーワードで News Alert を設定してるのです)。メールの日付は 2006-02-24。さういえば、読み飛ばした記憶がある。改めて読み返すと、読売 Online に載った SH902i 不具合に関するニュースじゃないか!

読売 Online の記事に載ってるのは、不具合の概略と更新プログラムの配布期間だけ。肝心の DoCoMo のサイへのリンクとか、更新プログラムの配布場所へのリンクはない。DoCoMo のサポート・サイト

を見てみても、「新着情報」に不具合の記事はない。結局、Blog Search で「SH902i」を検索してビンゴな記事を発見。

そこで、やっと今回の不具合の詳しい情報が読めた。

  • 件名に「%」(半角)が含まれたメールの返信(返信、引用返信、クイック返信)または転送を行った場合、一旦画面が暗くなり、その後、待受画面に戻る。
  • メール本文やメモ帳作成等の文字入力時に、下記の手順で特定の文字を入力、変換した場合、一旦画面が暗くなり、その後、待受画面に戻る。
    • 漢字入力の状態で「ぺ」(ひらがな)と入力して音訓変換で「ぺ」(カタカナ)に変換し、その後変換候補として表示される「゜」(半濁点)を確定するなどした場合。
    • 2タッチ方式にて「ゎ」(全角小文字)と入力し変換した場合。
  • メールの本文入力中に変換候補を表示している画面で放置した場合、点滅していたカーソルが消えたまま、または点灯したままになる場合がある。

ソフトウェアのアップデート

ソフトウェアのアップデート方法は、あのぶ厚いマニュアルに書いてあるらしい。もちろん記憶しているわけがないし、手元に持ってるはずもない。ウェブで情報を探すと、重要なお知らせページに PDF のマニュアル (257kB) が置いてある。

何故に PDF? しかも、257kB (大きいよ)。HTML でページを作れないのかしらん。

すぐにアップデートする場合、方法は簡単 (詳しくは、PDF を読んでおくれ)。

  • 待付画面で [*][3][8] を押す。
  • 端末暗証番号を入力。
  • あとは、画面の説明に沿って「OK」を選ぶだけ。

アップデートは 15 分程で終わる。電池は満タンにしとく方がよさそう。アンテナも三本立つ方がいいらしい。

ちなみに PDF の中身は、作業のスクリーン・ショットと「予約更新」機能の説明、アップデート中に割り込みが入った場合の処理に多くが割かれてる。

不具合の通知

今回、ちょっとびっくりだったのは、携帯電話不具合に通知があったことを DoCoMo がユーザーに何も伝えようとしなかったこと。SMS か携帯メールで教えてくれたってよいんじゃない? Google Alert を設定してなきゃ、今回の件は絶対に気付かなかった。

調べてみると、お知らせページ

が用意されてて、RSS も配信されている。

この RSS はタイトルとリンクだけが入ってる。でもね〜、ぼくは全文読める方を好む。ゆずっても、概略位い付けようよ。

結局、Google Reader じゃなくて Bloglines に登録した。

最低限のやるべきことはやってるのだけど、それがユーザーまで届いてない。かゆい所に手の届かないサービスという印象。

SH902i を使ってる方は早めのアップデートをば! アップデートのパケット代は無料ださうです。

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ChangeLog メモを「トピック」でグループ化する

今、ぼくの ChangeLog メモの半分以上はブックマークが占めてる。一つ例を取り出すと、次のような感じ。

 * URI: iOutliner - Organize your ideas.
 Ajax な ToDo 管理サービス。
 - ToDo アイテムの管理に、階層化をつけ加え
 - 達成度をカスタマイズ可能にした。
 Remember the Milk に比べると、〆切を設定できないのが痛いかな?
 Organize Idea とあるので、締切のことは考えないタイプのサービスなのかもしれない。
 (url: http://www.ioutliner.com/)
 (via: http://labs.cybozu.co.jp/blog/akky/archives/2006/02/ajax_5.html)

ここでは (via: ...) という形で、どのページ経由でそのページを知ったかを書いている。時には、複数の via が続くこともある。これは目新しいことじゃない。読書記録ChangeLog さんとか memo.xight.org さんとか、いろんな人達がやってる。

さて、最近ウェブの世界 (ブログの世界) に深くはまり過ぎたんでせうか、情報が複数ソースから入るようになった。特に新サービス・新機能の公開があった時にひどい。その時の ChangeLog メモはこんな感じになる。

 * URI: Save a chat, and more...
 (url: http://googletalk.blogspot.com/2006/02/save-chat-and-more.html)

 * URI: Chat + Gmail = Crazy Delicious
 (url: http://googleblog.blogspot.com/2006/02/chat-email-crazy-delicious.html)

 * URI: GmailとGoogle Talk、統合スタート!まずはチャット履歴の保存が可能に
 (url: http://www.gmail-maniacs.net/news/000329.html)

 * URI: Gmail chat 履歴
 > Gmail内で検索可能になることもさることながら、
 > Google Desktop Searchで一元的に検索可能になるのも便利そう
 (url: http://knyijong.blogspot.com/2006/02/gmail-chat.html)

 * URI: Gmail Chat リリース
 (url: http://a-coward.blogspot.com/2006/02/gmail-chat_08.html)

 * URI: Gmail + Google Talk = chat in your email
 (url: http://www.lifehacker.com/software/gmail/gmail-talk-chat-in-your-email-153185.php)

 * URI: GMail Chat
 (url: http://www.tadaoh.net/blog/archives/2006/02/gmail_chat.html)

 * URI: Screen Shots of Gmail Chat
 (url: http://feeds.feedburner.com/Techcrunch?m=601)

2006-02-07 の Gmail Chat が出た時のメモね。実際は、各々のメモの間に他のメモ (例えばその日は coComment の雑感とか) が入ったりして、メモとしての一覧性が損われてる。clgrep でメモを集めるにしても、数が多いと、やっぱり見難い。

そこで、人力 Google News。ある程度記事が複数出ることが予想される場合、トピック名をタイトルにして、メモを一つに集めることにしてみた。

上の例だと、次のようになる。トピック名は Gmail Chat。

 * NEWS: Gmail Chat
 ** Save a chat, and more...
 (url: http://googletalk.blogspot.com/2006/02/save-chat-and-more.html)
 ** Chat + Gmail = Crazy Delicious
 (url: http://googleblog.blogspot.com/2006/02/chat-email-crazy-delicious.html)
 ** GmailとGoogle Talk、統合スタート!まずはチャット履歴の保存が可能に
 (url: http://www.gmail-maniacs.net/news/000329.html)
 ** Gmail chat 履歴
 > Gmail内で検索可能になることもさることながら、
 > Google Desktop Searchで一元的に検索可能になるのも便利そう
 (url: http://knyijong.blogspot.com/2006/02/gmail-chat.html)
 ** Gmail Chat リリース
 (url: http://a-coward.blogspot.com/2006/02/gmail-chat_08.html)
 ** Gmail + Google Talk = chat in your email
 (url: http://www.lifehacker.com/software/gmail/gmail-talk-chat-in-your-email-153185.php)
 ** GMail Chat
 (url: http://www.tadaoh.net/blog/archives/2006/02/gmail_chat.html)
 ** Screen Shots of Gmail Chat
 (url: http://feeds.feedburner.com/Techcrunch?m=601)

clgrep を使わずとも、ある程度情報が集まってる。それと、メモの区切りの空行がなくなったおかげで、一覧性がアップ。

複数の記事を読むと、同じことが書かれてるので、そういう全般的なメモはトピック直下に置く。で、記事の中で面白そうなことが書いてあれば、そのサブ・トピックの下にメモを書く。タイトルは要らなさそうに見えるけど、「タイトル〜URL の間にメモを書く」というスタイルは見易いよ。

もし、トピックが日を跨いだら?

ぼくは、日にちでトピックを区切ってる。一つのメモが大きくなりすぎるから。ちなみに、よほどの事でないと一日二日で (メモに直する) 新着記事は減っていく。一日のメモが少くなったら、トピックにする必要はなくなるので、普通にメモを取ればいい。

人力になってる所がスマートじゃないけど、まあ、いい感じに使えてる。

2006-02-27

Blogger ChangeLog

過去記事: なぜ Blogger で Blog を書き続けるのか でリストアップした「Blogger の進化」を、あらためてウェブページにした。

2005-05 月からの Blogger 周りの新機能・新ツールについてまとめた。これからも、Blogger の新機能を上記ウェブページに掲載していくつもり。

こまごまと...

日付は Blogger Buzz に取り上げられた日にちを採用した。時差の関係で 1 日程ズレのあるものもあると思うけど、そこはご勘弁。

各項目に関連したブログ記事へのリンクを載せてる。豪快に漏れがあると思う。この記事を忘れてる等の情報は、この記事にコメント下さい。

なお、2005 年 5 月以前はぼくが Blogger を使ってなかったので調べていない。もし、新機能と日付 (月まで分かると嬉しいです) をメモしていれば、これまたコメント頂きたく。お願いします。

最後に、こうした方が見易いんじゃないの? とか、ご意見もろもろ、お待ちしております。

ウェブページとブログ

GoogleGoogle Page Creator を公開した。世間では なにをいまさら とか 「Blogger」を捨てないでほしい という声を聞く。乱暴に言えば、「ウェブページ作成サービスは (ブログ・サービスと比べて) 需要はあるのか」という疑問なのかなぁ。

それで、ぼくは「需要はある」と思う。

ブログは、もともと「ウェブログ (Weblog)」といって、記事が時系列順に並ぶのが特長。そこから、日記として、備忘録として活用されているのは皆さんも知っての通り。ブログ流行の理由は、コメントやトラックバックに求める向きもあるけれど、更新のしやすさ・手軽さにあるでせう。

そのせいか、ブログだと古い記事を書き直すのが億劫に感じる。新しい記事は真っ白な入力フィールドに文章を流し込めばよいけれど、古い記事を修正しようとすると、まずその記事がどこにあるか調べて、次にその記事を編集モードにして、どう直すか考えて、再投稿する。その時、当時の文体・他の段落との整合性も考えなくちゃいけない。それよか、新しい記事を書く方が楽。最新の内容は、新しい記事に書くというのがブログのスタイル。

今までのウェブページって今書いたように、修正作業が面倒だったから、より楽なブログという流れがあるんだと思う。

じゃあ、ウェブページ要らない? いやいや、そう上手くいかないんだよね。

つまり、「ここには常に最新の情報がある」ってページをブログだと作れない。そりゃ、ブログの過去記事を修正すればいいだけだけど、ページにその記事を最初に書いた時の日付が入ってるのって何か変でせう。

そういうアンテナに登録するタイプのページって少いけれど、確実に存在する。

例えば、okanomail さんがいう 個人のプロフィール・ページ。あとは自作ツールの公開ページとか、自社サイトのホームページとか。Blogger で利用するような JavaScript や CSS ファイルを置くのもアリでせう。

きっとこれから、ウェブページ作成サービスは増えるでせう。その時、ウェブページとブログのどちらが適切か、ちょっと考えると幸せになれそうな予感。

# まだ Wiki というのが残ってるけどね :P

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2006-02-26

FeedBurner 用 link 要素を追加 |Blogger|

clmemo@aka では、Blogger の用意する Atom と、FeedBurner で加工した RSS の二種類のフィードを提供している。

さて、ブログを Feed Reader (Bloglines とか Google Reader とか) に登録するのに、皆さんどうしてるでしょ? ページ内に用意されてる「Add to ○○」ボタンを探して押す。Feed Reader のページに行って、サイトの URL を入力する。いくつか方法はあると思うけど、一番手軽なのは Feed Reader が用意している bookmarklet を押す方法じゃないかと思う。

悲しいことに、FeedBurner 版のフィードは登録用 bookmarklet で検出されない。これじゃあ、せっかく用意したフィードが無駄になっちゃう。せめて、選択肢があることを読者に知らせないとね。

FeedBurner 版の Feed がある事を教えるには、次の一行を head 要素内に入れるだけ。

<link rel="alternate" type="application/atom+xml" title="clmemo@aka in FeedBurner" href="http://feeds.feedburner.com/YOUR_FEED_NAME" />

Subscribe to Google Readerすると、Google Reader では二つのフィードが候補に上がるようになる。FeedBurner 版のフィードの方には del.icio.us のリンクが付いたりと、少し便利になってる。

FeedBurner を使っているなら、読者のフィード登録を楽にするためにも一手間かけてみませんか。

ref

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2006-02-25

Google The Simple

最近の Google は魅力あるサービスを出さなくなった、との声をよく聞く。本当にさうなのか。皆、Google に期待し過ぎなんじゃないか。Google のサービスについて、私見を書いてみる。

Google の衝撃

まず、Google の名を世に知らしめたのは「検索」技術だった。質は高くともインデックス数に難のあったディレクトリー型検索 (初期の Yahoo!) と、キーワードをインデックスする全文検索エンジンの延長線上にあったロボット型検索 (goo や infoseek) を使い分けてた時分に、海外製の検索精度の高い検索エンジンがある、と耳に入った。それが Google だった。ページ・ランクなる素人目に見ても成程と思わせる技術と、圧倒的なインデックス数で Google は検索の世界で一気に頂点に立った。Google のホームページが検索のみに特化して、スマートだったのも人気に拍車をかけたように思う。とにかく、検索効率が上がった事に、感動したように記億してる。

次に世をおどろかせたのは、Gmail だった。2004-03-31 に米国でサービス・スタート。メール・サービスの受信箱サイズが 5〜20 MB 程しかなかった当時に、1 GB の容量を用意したという事で話題になった。日本時間だと時差の関係で、04/01 の発表になってて、エイプリル・フールのネタとか言われてたかな。Gmail を境に、他のメール・サービスも受信箱のサイズを大きくしていったように思う。

そして、2005 年 2 月。Google は AJAX を使った Google Maps を公開した。画面遷移なしでグリグリ地図を動かせることで、画期的だったよね。goo 地図や livedoor 地図が後に続いた。AJAX の可能性を「形」にしたという意味で、Google Maps はウェブ世界のターニング・ポイントの一つに数えられると思う。

Google 検索から Google Maps 公開の間に、Google News やデスクトップ検索、Google AdSense も始まっているけど、ユーザーへのインパクトの大きさでいえば上の三つサービスが群を抜いてるんじゃないかな。

2005 年の Google

Google Maps をリリースした後位いから、Google の新サービスに対して批判が増えてきたように思う。

AOL や MSN Messenger の牙城を崩せない Google Talk。公開以降、話題性に乏しい Blog Search。一覧性に優れない Google Reader。招待状の届かない Google Analytics。今さらウェブページ作成でもあるまいにの Google Page Creator

色々と不満を聞くけれど、その中でもよく言われるのが

新しいサービスには Google らしい魅力がない

ということ。

Google the simple

でも、ぼくは皆の意見に賛成しかねる。

どう賛成しかねるかというと、ぼくの主張はこう。

そもそも、Google の新サービスは魅力にあふれたものだったか?

確かに Google の検索ページはすごかった。検索精度が高かったからね。でも、Google が出た時、Google のロボットは少くて、新しいページがインデックスされるまで随分待った気がする (三か月位い?)。

Gmail は、容量の大きさでは画期的だった。今も、ぼくの愛用のウェブメール。だけど、リリース当時、どんな機能があったろう。Gmail で UTF-8 以外の文字コードが使えるようになったのも、SMTP over SSL が使えるようになったのも、2005 年に入ってから。初期の Gmail だと、日本語のフィルターは通らなかったんじゃなかろうか。

Google Maps を見た時。すごいと思った。でも、最初はアメリカだけだった。衛星写真が見られるようになり、英国がサポートされ、やがて、日本もサポートされ、その後ゼンリンのサポートを受けて普通の日本地図が見られるようになって、Google Local と連携が取れるようになった。実際、Google Maps が利用できるようになったのは、Google Local とサービスが一緒になってからだと思う。

不満の声が出始める前の Google のサービスだって、開始直後はそんなにスゴかったわけじゃない。日本で本格的にサービスが始まる前に、米国で試験的な時間があったとか、発表当時、期待してなかったとか、そういうのがあるんじゃないかしらん。

さて、Google の新サービスを見ると、いくつかの共通点がある。

それは、シンプルであること。

一つのサービスに一つの目的、そして一つの機能。サービス開始直後、地図しか見れなかった Google Maps、ニュースが集められてるだけの Google News。ブログ検索以上の何ものでもない Blog Search。IM の機能しかなかった Google Talk、RSS リーダーの機能しかない Google Reader、ウェブページのエディター機能しかない Google Page Creator。シンプル。あまりにシンプル過ぎて、ビジネス・モデルが見えないことも多い。

そして、新サービスは、他の既存サービスとの連携度が驚く程に低い。

例えば、このブログ・サービスの Blogger。これも Google のサービスだけれども、Google の検索インデックスにおいて優遇されるとかそういうことはない! 事実、ブログを開設してから 3 か月、clmemo@aka は Google で検索できなかった。それに、同じ Google のサービスなら、Google Sitemaps と連携が取れるとか、はてながやってるように Google Analytics のコードをテンプレートに自動挿入するとか、そういう機能があってもいいと思うじゃない? でも、Google はそういう事をしない。

だから、Google Pages が Google の検索インデックスに入ると知って、逆に驚いた。Google Analytics が Google AdWords と最初から連携が取れると知って、びっくりした。

他のサービスと違うかな、と思うのは「日本語対応」をしてる所くらい。ただね、Google のすごいなぁ、と思う所は、継続的な「ちょっと面白い」機能を少しずつ付け足していく所。Blogger は一か月に一度位いのペースで新機能が追加されてるし、Google Reader も三か月に一度、バージョン・アップしてる。この水面化で進むような開発がね、Google のサービスを気付いたら面白いものにしてるんじゃないかなって思うんです。

結論

Google の新サービスって、シンプルで皆まで言う程魅力のあるものじゃない。だから、皆さん、そんなにあわてなさんなっ。

さういえば、Google の使命ってのもシンプルだよね。

Google の使命は、Google 独自の検索エンジンにより、世界中の情報を体系化し、アクセス可能で有益なものにすることです。

シンプルすぎて、こわい位い。

2006-02-24

つぶやき

「Gmail にインターネット・メッセンジャーの機能がついたよ」
「インスタント・メッセンジャー?」

2006-02-23

Google Pages が始まった

Google が、Google Pages という名前でウェブページ作成サービスを始めた。Ajax を使ってて、HTML を知らなくてもウェブ・ページが作れちゃう。Google からの公式アナウンスはまだないようだけど、Google Lab からアクセスできる。

国内のニュース・ソースはここら辺。

いくつか特徴を列挙すると、

  • 登録には Gmail アカウントが必要 (Google アカウントでも OK? Google アカウントでは登録できないとの情報を頂きました。Gmail アカウントが必須のようです。t-hasegawa さん、コメントありがとうございます)
  • 一つのアカウントにつき 100 MB の容量
  • ファイルのアップロードが可能
  • 公開したファイルには、数時間以内に Google クローラー (検索インデックス用の Google のロボット) がやって来て、検索インデックスに登録される。
  • 日本語、OK (ただし、サービスそのものは英語主体)

ウェブ・サービスだから、出先でも更新できる。でも RSS 配信とか、気軽な日記感覚のウェブページを求めるなら、ブログ・サービスを使う方がいい。あくまで、このサービスの目的は「ウェブページ作り」だと思う。

Microsoft Office Live に対する恨み事

同じようなサービスというと、Apple の .Mac とか Microsoft の Office Live があるのかな。.Mac は有償らしいので、本当の対抗は Microsoft Office Live かな?

Office Live は自分でドメイン名を決められて (Google Pages は Gmail のアカウント名が流用される)、自由に使えるメール・アドレスが用意され、簡単なアクセス解析もつくという。こりゃ面白い、とサインアップまで行ったのはいいけれど、IE のダウンロードを促がされる。その上、Windows の unique Product Key が必要ときた。見事に Microsoft の囲い込み戦略なのね。Linux ユーザーや Apple な人達は門前払い。

きっと、Google も同じようなサービスを出してくれでせう。そして、それはきっとフリーで、OS・ブラウザーの垣根なんかないでせう。それまで、ちよつと待とう。

そう思ってたら、Google が Google Pages を出してくれた。最近、Microsoft 頑張れ! って思う自分がいるのだけど、Linux ユーザーはダメなんじゃあねぇ...

Blogger な人もどうぞ

Bloggerはてなでブログをやってる人達にも、Google Pages はお勧め。

何に使うかって? ファイル置き場に使いませう。

今の Blogger は写真以外のファイルをアップできない。そこで、Google Pages のファイル・アップロード機能を使ってファイルを置いてしいませう。CSS ファイルとか、JavaScript とか、動画ファイルとか。100 MB あるので、(動画は厳しいけど) 大低のファイルの物置きになる。

あとがき

何もないけど、こんなページが作れますよ、ってことで...

2006-02-22

Panoramio - 地図に写真を

Panoramio というウェブ・サービスがある。

Google Maps API で作られてて、地図に写真をアップロードできる。Flickr と地図を融合させたようなサービス。ecmannaut の記事で存在を知った。

ちなみに昨日書いた Google Maps API で作ったサービスの左下に Google Local へのロゴが付くってネタも上のブログで仕入れたもの。

話を Panoramio 戻して...

Panoramio

Panoramio のトップページには、右手に地図、左手に地図内の写真一覧が表示される。地図にはピンが立ってて、マウスを上に持ってくと写真一覧で対応する写真の枠が赤くなる。同じように写真にマウスを持ってくと、地図内の対応するピンが赤くなる。地図で見てる場所を変えると、写真一覧もその動きに追随する。写真をクリックすると大きなサイズの写真とユーザーのコメントが見られるって寸法。

Panoramio の感想は次のサイトが詳しい。

利用は無料で、今の所、アップできる写真の量に制限はないみたい。

日本のウェブ・サービスで同じようなことをやってる所といったら、はてなね。はてなフォトライフにアップした写真をはてなマップに表示することができる。

Google Maps API を使ったサービスは、世界中で使える (Livedoor 地図 とかは日本限定)。これって、表示言語さえ対応すれば、海外のサービスを日本で使えるようになるし、日本発のサービスを世界中で展開させられるってことなんだよね。日本で写真コミュニティー的なサービスって、はてな位いしかやってないような気がする。どうなんだろ、英語版とか作んないのかな?

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2006-02-21

Google Maps API で作った地図には Google Local へのリンクが付く

Google Maps には API が公開されてて、腕に覚えがあれば地図サービスが作れちゃう。clmemo@aka で紹介してきたサービスだと、ブログ人マップはてなマップSLOPE FINDERGoogle Maps API を使って開発された地図サービス。

先日レビューした「ウェブ進化論 (梅田望夫)」によるとはてなマップ

エンジニアが一人はりついて実質五日でできたものですから、トータル五人日というところですね。人月のコスト計算は特にしていませんが、開発費はせいぜい数十万円というところでしょうか

とある。開発は API が公開されて数日後に始められてるそうだから、ノウハウの蓄積されてない状態で 5 日。完璧を目指さなければ、趣味の時間を使って個人が地図をいじられる時代が来てしまった。

さてさて、Google Maps API で作った地図の左下を見て欲しい。「Powered by Google」というロゴが表示されてるのが見えるでせう。実はコレ、Google Local へのリンクになってる。単なる Google の宣伝ロゴじゃないんですな。

しかも、リンク先は Google Local のトップページじゃない。リンク元の地図で見ていた場所が直接表示される。もし、東京の 23 区を見ている途中なら、23 区の Google Local ページに跳ぶし、京都を見てるなら京都の Google Local に跳ぶ。

これはユーザーにとっても便利。例えばはてなマップの写真を見て、休みにそこへ遊びに行こうと思い立ったとする。行くなら、近くの食事処や駐車場もおさえておきたいよね。マップ左下の「Powered by Google」ロゴをクリックして Google Local に行き、「お食事」または「駐車場」と検索する。スムーズに地域検索に移れるわけ。

一方、サービスの提供側にとっても大きなメリットがある。地図サービスを作ると、地域検索との連携をしたくなるものだけど、Google Maps API を使うとそういうのを全部 Google に投げてしまえる。どんなに大したことないサービスを作っても、その後ろに Google Local という優秀な地域検索を持つ事が出来る。言い換えれば、余計なサービスに頭を悩ませず自分の個性あるサービス作りに取りかかれるという事だね。

Google Maps API と Google Local。なかなか侮れませんな。

蛇足

地域検索との連携という意味で、はてなマップの「トリノ」に写真がほとんどないのがもったいない。オリンピックで写真を撮ったら、はてなマップに写真をアップしやうよ。現地に行ってるブロガーは、いないの?

Blogger 投稿用の Emacs パッケージ

Emacs には Atom Publishing Protocol を使って Blogger に記事を投稿するためのパッケージがある。emacs-atom-api (or emacs-atompub) がそれ。clmemo@aka でも、何回か取り上げてきた。

ところが、最近、本家ページにアクセスできなくなってた。どうしたことかと、作者に問い合わせたら、ページが移転したのだという。

emacs-atomapi の方が古いパッケージで使用可能。emacs-atompub の方が新しい開発版パッケージで、とても不安定 (動かないかもしれない) とのこと。

また、emacs-atomapi は Emacs 付属の URL パッケージを使って (外部ツールなしで) 直接 Blogger に記事を投稿するという野心的な試みをしているのだけど、肝心の URL パッケージが上手く動いてくれなかったりして問題も多いとか。そんなわけで、curl という外部ツールを使って記事を投稿する機能も加わっているとか...

atom-blogger

Erik Hetzner 氏の emacs-atomapi は 2005/05 に公開されたツール。これとは別に、T. V. Raman 氏が atom-blogger なる EmacsLisp パッケージを開発してる。公開は 2006/01。

Blogger への投稿には (emacs-atomapi と同じく) curl を使ってる。

本当は、設定方法なんかをレビューすればよいのだろうけど、ちょっと時間が取れそうにないんで情報だけ。Emacs な人達は試してみてはいかがでせう。

2006-02-20

Gmail Chat の popup

Google は Gmail Chat 機能と一緒に展開してたコンタクト情報のポップアップ機能を止めたみたい。現在、Quick contacts 欄と Contacts 欄の二箇所だけでポップアップするように改められてる。

4 日前に、Gmail Chat のポップアップを止めさせる Greasemonkey を紹介したばかりだったけど、もう修正が入ったんだね。よっぽど、苦情が多かったのかしらん。個人的にはこのポップアップを気に入ってた。オプションでポップアップの不可を選べるかと期待したけど、そうでもないようなので、ちょっと残念。まぁ、確かにウザかったけどね :P コンタクト・ポップアップ用のアイコンを mouse hover で表示するようにでもしてくれないかなぁ。

情報元はポップアップ抑制 Greasemonkey を作った Googing Google。

2006-02-19

Gmail for your domain って何?

一週間前に、Gmail for your domain ってサービスが Google からアナウンスされた。

どういうサービスなのか。

一番まとまってる (と、ぼくには思える) 説明は、Gmail for your domain - Ogawa::Memoranda の次の文章。

要するに、Googleが新たにMTA (Mail Transfer Agent)をサービスするということですね。単純にFromアドレスを「@gmail.com」から任意のメールアドレスに変更するのとは異なり(この機能は従来から提供されていました)、特定のドメイン(組織)のメールアカウントの管理をまるごとGoogleにアウトソースできるということです。

他のサイトの説明もこれと似たり寄ったり。

それで... 何ができるのか分からない。分かる人が読めば、上の文章で何を言ってるのか端的に説明してるんでせう。ただ、ぼくには説明がシンプル過ぎて、どんなサービスでどういったメリットがあるのか分かんなかった。きっと、同じ風に感じた人はいるんじゃなかろうか。

そこで、こういうことができるのかな? って物語を書いてみた。フー高校の校長とシステム担当の先生のお話。しばし、お付き合い下さいませ。

校長、ご用でしょうか。

ああ、君。コンピューターのことでやりたいことがあるんだよ。君なら詳しいと思ってね。

どんなことでしょう。

うちの高校は一年前にドメインを取ったね。

はい、校長。foo.edu ですね。

ホームページも公開してるね。

はい、校長。http://www.foo.edu/ で公開してます。

運動会の様子を父兄が見られるようにしている。

はい、校長。入試の過去問題もホームページからダウンロードできるようにしています。

うちは、常々言うように、あいて〜 (IT) 化に力を入れようと思っている。

はい、校長。素晴らしい試みだと思います。

そこでね。うちの高校でも、メールを送れるようにしたいんだ。

はい、校長。メールなら送れますが?

いやいや。となりのバー高校の校長がね、kocho@bar.edu というメール・アドレスを持ってるんだよ。うちでも同じことがしたいんだ。

え?

うちは foo.edu ってドメインを持ってるんだから、kocho@foo.edu ってメール・アドレスを作れるんじゃないの?

はい、校長。やれるとは思いますが...

それで、うちの学生全員にも name@foo.edu ってメール・アドレスを配りたいんだよ。もちろん先生方にもね。できる?

はい、校長。できるとは思いますが...

せっかくだから、1 人 1 GB のメール・ボックスを与えよう。大丈夫だよね。

はい、校長。1 クラス 30 人の 1 学年 8 クラスですから、40 x 8 x 3 の 960 人に先生方あわせて、約 1000 人ですから...

おや、1000 人に 1 GB 与えると、1000 GB か。ちょっと大変だねぇ。

はい、校長。でも、全員が 1 GB 使うわけじゃありませんから。

そうかそうか。少し心配は残るけど、それはいいとしよう。で、メールのウィールス・チェックもしたいんだけど。

え?

あと、スパム・メールも自動で除去して...

え?

アドレス帳も用意して...

え? (それはメーラーの機能では?)

メールの自動振り分け機能もつけて...

え? (それはメーラーの機能では?)

メールの検索ができて...

え? (それはメーラーの機能では?)

学校でも家でも読めるようにして...

え?

携帯電話からもメール・チェックができるようにできるといいな。

え?

できる?

私には無理です。

そんな所に Google 先生ご訪問。

うちの Gmail for your domain サービスを使って頂ければ、貴校の foo.edu ドメインで Gmail がお使い頂けます。kocho@foo.edu に届いたメールは、Gmail で管理されます。kocho@foo.edu からメールも送れます。メール・サーバーを持つ必要はありません。Google が用意します。学生一人一人に name@foo.edu アドレスを提供します。1 人 2.5 GB のメール・ボックスを用意します。ウィールス・チェックも Google がします。スパム・メールも Google が除去します。アドレス帳も付いてます。メールの自動振り分け機能もあります。メールの検索はおまかせ下さい。家でも学校でも携帯でもご利用になれます。必要なのはウェブ・ブラウザーだけです。

というのが、Gmail for your domain なのかなぁ、と。

ドメインさえ持ってれば、大学 (foo.ac.jp) でも、ベンチャー (foo.ne.jp, foo.com) でも使えるサービスなんでせう。実際、どうやら、個人用のサービスではないみたいね。高校みたいに、ある程度 IT を取り入れたいけど専門の人間を置かないような場所で力を発揮するのかな。

同じようなサービスを Microsoft もやってるそうだけど、ウェブメールとしての機能が勝敗を分けそうな気がする。

追記 (2006-07-27)

Gmail for your domain のレビューがいくつか上がっています。それらによると、無料で作れるアカウント数は 25、とのこと。個人利用や小規模な企業にも門戸が開かれているようです。おそらく、高校や大学、大企業に、アカウント数に応じた料金を設定するビジネス・モデルなのでしょう。

ディスク容量は、一人あたり 2 GB まで。メーリング・リストの作成も可能。Google Calendar、Gmail Chat との連携もできて、携帯電話からも見られる (Gmail for mobile)、と。普通の Gmail と大差ないようです。

参考サイト (設定編)

参考サイト (レビュー編)

追記 (2006-08-02)

Gmail for your domain で作れるアカウント数を、400 にして申請しても無料だったとのコメントを頂きました。無料で提供されるアカウント数の上限はいくつなのでしょうね。

ウェブ進化論 (梅田望夫)

「ウェブ進化論」という本を読んだ。副題は「本当の大変化はこれから始まる」。ちくま新書の今月 (2006-02) の新刊で、geek な人たちがこぞって絶賛してる。著者は梅田望夫。ブログとして CNET Japan の英語で読むITトレンド (連載終了済) とはてなダイアリー My Life Between Silicon Valley and Japan を持つ。

この本、確かに面白い。昨日、電車内の読み物にと買ったのだけど、電車から降りたら一章しか残ってなかった。clmemo@aka を読んで下さってる方々は、きっとウェブの世界に足を突っこんでる方々だと思うから (そんな自覚はない? いえいえ、十分ですよ)、ちよいとレビューしてみやう。

まず、題名の「進化論」という言葉だけれども、サルから人へと進化したというように、むか〜しのウェブから今のウェブへとどう進化が起きたか、というようなことは書いてない。ここ二、三年、ウェブは大変大きな変化を迎えていて、著者はこれからの十年で変化が目に見えるようになってくるだろうと書いている。この、これから起きる大変化を「進化」と促えて本のテーマに据えてる。言い換えると、今までのウェブの進化よりも、これから起きるウェブの進化 (若しくは今起きているウェブの進化) がこの本の主題。

つまり、ウェブの世界で何が起きていて、これからどんな変化が起きるかを論じている。

この本の読者は、ウェブについて興味を持っている人。検索エンジンと言えば Google というような人達だと思う。でも、ぼくはこの本を検索エンジンなら Yahoo! とか、はてなって何? と言うような人達にも読んで欲しい。

ウェブ進化論を絶賛する人達

今、ウェブは変わり始めている。目先の利いてる人達は、もうその変化に気付いてる。ここで言う「目先の利いてる人達」とは、「Google がすごい」「はてなって面白い」「Gmail を使ってる」「ブログのトラックバックってね」ということを言ってる人達。

ところが、最近のウェブの変化は一言で言うのが難しい。「産業革命は蒸気機関」みたいなシンプルさがなくて、いくつかのキーワードが産まれては消えてる状態。例えば、「Web 2.0」「Wisdom of Crowds」「フォークソノミー」「ロングテール」「アフィリエイト」「ソーシャル・ブックマーク」「ウェブサービス」「RSS」「Blog」「Wikipedia」。これらは全てウェブ進化にかかわるキーワード。

目先の利いてる人達は、こういうキーワードをどこかで聞いたことがあるはず。

でも、それが実際どういうものなのか詳しく説明しろ、といわれると困る。今のウェブの変化と、どうかかわっているのか? そう聞かれると言葉に詰まる。「変化」が起きていると感じるのに、言葉に直せない。今の変化を他人に説明できない。そんな、もどかしさがあった。程度の差こそあれ、皆、そんな状態だった。

「ウェブ進化論」は、それらのキーワードを丁寧に説明しながら、「進化」におけるキーワードの立ち位置を明確にしている。

だからこそ、geek と呼ばれる人達はこの本を絶賛するのだと思う。推理小説でいうと、手がかりは全て提示されてるのに犯人が分からない一般人 (読者) とそこに現れた名探偵 (ウェブ進化論) のようなものかしらん。今のウェブは少し前のウェブと変わったよねー、と思う方は是非読んで欲しい。

ウェブに興味がない人達

Google なんて知らないわ」「Amazon で買い物するのは怖いよ」「HTML はさっぱりねぇ」「(マウスを動かして) 先生、机が足りません」という人にもウェブ進化論を読んで欲しい。

ウェブの変化は、実生活にも影響を与え始めてる。買い物をする、地図を見る、天気予報を見る、コラムを読む、友達の近況を知る、と色んな事が手軽にできるようになってきた。そして、ウェブ進化論で強調されているのが、サービスの質自体も変わって来ているこということ。今まで、何億もかけてたシステムが数十万円程で出来てしまう。ビジネスのやり方が変わってきている。(ぼくらの身の回りと関係する) ウェブの世界では、NEC、SONY、東芝、日立というブランド・ネームは、必ずしも「安心」「安全」に直接しなくなってきている。ウェブの変化を知らずに生きていくのは、勿体ない!

ただし、最初は読み飛ばす程度でいい。というのも、Wisdom of Clouds とか、いくつかのキーワードが突然現れるから。一通り読むと、重要なキーワードについては説明が成されているので、とりあえず読み終える事を優先して欲しい。読み終わったら、Google とかはてなのサービスを使いたくなるはず。ネットで (clmemo@aka 含む)、難しいと思ってた用語が分かるようになってるはず。

最後に、ウェブ進化論は本のタイプでいうと、キーワード解説型のレビュー本になると思う。一つの結論を導くために、序論から論理を組み立ててくタイプの本とは違う (そういう本は結論だけ読むってことが出来るよね)。読み飛ばす頁がなくて、どの章からでも読み始められる。自分が興味を引きそうな所から読み始めても面白いかもしれない。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから 電波利権 シリコンバレーは私をどう変えたか―起業の聖地での知的格闘記 Strategic Dynamics: Concepts And Cases Joel on Software
by G-Tools

2006-02-18

ネットワークが繋がらない

Fedora Core 4 + 光回線 という環境で DHCP で繋げない。

起動時に eth0 で 失敗 になって、困っちゃった。改めて設定といっても、ほとんどやることはないと思うのだけど...

# system-config-network

で、DHCP にチェックを入れるだけ。IPv6 は OFF。というか、デフォールトの設定はいじってないんだけどね。eth0 をアクティブにしようとすると

Determining IP information for eth0... [FAILED]

とおっしゃる。

デュアル・ブートしてる Windows 2000 だと問題なくネットが見れるので、配線が切れてるとか物理的な問題ではないはず。試してるのは、二つ。バッファローの LGY-PCI-GT (ギガビット) と、メルコの (何だったかな?)。どっちのネットワーク・ボードでも繋げない。

何が一番困るって、ネットで調べものが出来ないこと。コピペが出来ないこと。Windows で調べて、メモ取って、reboot して、試して、失敗して、Windows に戻る。の繰返し。効率が悪くていけない。自分が、いかにネット世界に依存してたかが、よ〜く分かった。

追記 (2006-02-19)

いろいろと検索を繰り返した結果、次のような記事を発見。

ここに書いてある通り、/etc/grub/grub.conf の kernel ラインの末尾に

acpi=off

を加えると、eth0 の activate に成功するようになった。(ネット・非ネット含めて) コメント下さった皆さん、ありがとうございます。

Google 検索履歴に add bookmark

いつ付いたのか気付かなかったのだけど、Google 検索履歴

  • add bookmark
  • Manage labels

の二つのリンクが追加されてるねぇ。場所は、ブックマークの下。

今まで検索結果からしかブックマークに登録できなかった所が、「add bookmark」から直接 URL を指定できるようになってる。これは、Google Toolbar ver. 4 との連携をからめてるのでせうな。個人的には、早く firefox 版を出して欲しい!

それはともかく、これで Google 検索履歴 もオンライン・ブックマークとして最低限の使い方はできるようになったかな。Google がソーシャル・ブックマークではなくてオンライン・ブックマークだけしか提供しないのは、びっくりな反面、Google らしいシンプルさだなぁ、と思ってしまう。

ブックマークに付けた「label」の編集機能も、嬉しいな。

2006-02-17

coComment オープン・ベータに

コメント管理サービス、coComment の開発スピードが早い! 毎日何かあって、ブログのネタに事欠かない。というか、追いつかないんだけど Xp

速報的に四つ程。

Open Beta

ついに、closed beta をやめたそうな。誰でもすぐに coComment に登録できる。

といっても招待メールを申し込むと半日もせずに招待される、不思議な closed beta だったけど ^^;

Registration ページには

Registration is now open for everyone but might be closed later on if the server load is too high.

とあるので、closed beta は、きっとサーバー負荷が高くなった時に新規登録受付を止めるための口実だったんでせうなぁ。

Articles

最近 coComment にコメント登録されたブログ記事をタグ・クラウドで表示する「Articles」ページが追加されてる。

最近コメントした人最近コメントされたブログに続く三つ目のコミュニティー・ページだね。

見てみると分かるけど、これはちょっとした Social Comment Service! ソーシャル・ブックマークとは、また違った切り口の「注目記事」の探し方かも。

サポート・ページ

coComment がサポートしているブラウザー、ツール (Greasemonkey とか)、ブログを紹介する公式ページができてる。

対抗馬

coComment と同種のサービスが公式ブログで二つ紹介されてた。

どっちも、まだ使ってないので何とも言えない。ただ、co.mments は、下のページでレビューが読める。後で試してみようかなぁ。

ref

Firefox の bookmark 用 favicon に PNG/GIF 画像を使う

やられた。ブログ・ネタを、クリボウさんに取られてしまった。しかも、ぼくの用意してた内容を上行く質で! このまま自分のネタを書かずに終わるのも勿体ないので、まずクリボウさんの方法を軽く紹介してから、ぼくのやり方を書いてみる。

やりたい事

まず、firefox でブックマーク・ツールバーのブックマークやブックマークレットに、好みの favicon を使いたいというのがあった。で、そのやり方を次の記事で紹介した。

結果はこんな感じ:

firefox bookmark toolbar

bookmark も bookmarklet も favicon 表示でスッキリ。この方法の欠点は、favicon の用意が必要なこと。好みの favicon があればいいけど、なければ自分で作るしからない。けれど、それは手間。

そこで PNG や GIF などの画像を favicon に使おう、というのが今回の記事の目的。

例えば、上の画像で言うと、左から 3 つ目の icon (はてなブックマーク登録用の bookmarklet) には favicon じゃなくてはてなの提供してる画像

を使ってる。こういう事がしたいわけ。

クリボウさんの方法 (オススメ)

詳しい事はクリボウさんのページを見てもらうことにして、簡単にやり方をば。

  1. 利用したい画像を firefox で開く (ex. 画像を右クリックして「画像の URL をコピー」、firefox のアドレス・バーに URL を貼り付けして RET)
  2. ブックマークに登録 (メニューから「ブックマーク」>「このページをブックマーク」、作成先には「ブックマークツールバー」を選ぶ)
  3. 登録したブックマークをクリック (firefox に画像を登録させるため)
  4. ブックマークを右クリックして「プロパティ」を選択。URL の部分を、bookmark したいページの URL か bookmarklet の本体 (javascript コード) に置き換える。

クリボウさんの説明を引用すると

これは、Firefox で画像をブックマークすると、その画像自体が 16x16 ピクセルに縮小されて、ファビコンになるという仕組みを利用したもの。

とのこと。firefox の中だけで作業が完結する。便利。更に、登録する画像はアニメーション GIF でも構わない。

ぼくの方法

ぼくの方法は data scheme を利用する。画像 foo.gif を ICON にする方法は次の通り。

  1. 画像 foo.gif をダウンロード (手元にある画像を使うなら、ダウンロードの必要なし)
  2. foo.gif を base64 でエンコードして foo.txt という名前で保存。
  3. firefox profile の bookmarks.html で該当するブックマーク (ブックマークレット) の ICON="" を data schme で指定 (foo.txt の内容を挿入)

base64 で foo.gif を foo.txt にエンコードする方法は、いくつかある。Linux なら、次のどれかが使えるはず。

  • cat foo.gif | base64 -e > foo.txt
  • cat foo.gif | openssl enc -e -base64 > foo.txt
  • cat foo.gif | nkf -MB > foo.txt
  • cat foo.gif | perl -MMIME::Base64 -ne 'print encode_base64($_)' > foo.txt

bookmarks.html については 「Firefox のブックマーク・ツールバーをファビコンでスマートに」を読んでもらうとして、data scheme は次のように指定する。

<a href="http://foo.com" ICON="data:image/gif;base64,foo.txt の中身を貼り付け"></a>

今回の例は GIF 画像。PNG を使う場合は、data:img/gifdata:img/png にする。

この方法でアニメーション GIF は上手くいくかな? 試してないので分からない。

こんな手間をかけてたら、もっと楽な方法があるってんだもの。ホントやられたって感じ ;)

2006-02-16

Measure Map に申し込んでみた

ブログ用のアクセス解析サービス Measure MapGoogle に買収されたとのニュースがあった。

Google は既に Google Analytics という高機能アクセス解析を持っているけど、こちらはメイン・ターゲットが EC サイト。AdWords との連携が出来るとか、目標を設定して人の流れを見るとか、高機能すぎて (個人利用には) 帯に長すぎるという声をよく聞く。それに、解析結果をリアルタイムで見られないのも個人利用にはネックでせう。

そこで、機能を絞り込んだブログ用の Measure Map というアクセス解析を手に入れたみたい。現在、アルファー版で、メール・アドレスを登録しておくと後から invite が届く仕組。既にアルファー・テストの招待を受けた人がレビューを書いている。それらを見る限り、なかなか使い易そう。

これを機に、ぼくも Measure Map に申し込んでみた。皆さんも、いかが?

# クリボウさんか、okanomail さんが記事を書くと思ってスルーしてたんだけど :P

Gmail Chat のポップアップを止めさせる Greasemonkey

Gmail Chat popupGmail Chat の機能の一つに、from 部にマウスを持っていくことで左のようなポップアップ・ウィンドウが出る、というのがある。前の記事にも書いた通り、「Contact details」リンクがあるので、ぼくは好意を持ってるのだけど、邪魔でしょうがないと思う人はあるようね。

ポップアップを抑制する Greasemokey スクリプトが公開されてたので速報的に紹介。

Gmail 画面で全ての mouseover イベントをオフにするらしい。今のところ、副作用はないとのこと。

firefox 以外でこのスクリプトは使えない。もし、IE か何かで Gmail Chat は使わないし、ポップアップは邪魔というのであれば、Gmail の下の方にある standard without chat をクリックする手もある。

VoToL - NEC 製ビデオ iPod?

一昨日の真夜中、一本の電話で起こされた。NEC にいる友達から「ボトル」というビデオ版 iPod がプレスリリースされたよーという話 (よくよく聞くと、IP 電話を入れたので試したかっただけ?)。ぼくが綴りは? と聞くと「Botle」という。t は重ならないの? と聞けば「重ならない」との返事。でも検索に引っかからない。Google News で「NEC」を検索してみれば「VoToL」と来た。

写真を見ると、NEC 製にしては意外な程にスタイリッシュ。

携帯嗜好品として、フレグランスボトルや携帯用ウィスキーボトルをモチーフにしたデザインとし、洗練されたイメージを演出

海外ではボトル PC (Wiskey PC) なんてのもあったけど、最近の流行はマシンをボトルに入れることなのかしらん ;)

閑話休題

VoToL は内蔵 HDD 30 GB で 3 万 9900 円。4 時間の連続動画再生が出来て、音楽再生、静止画・テキストに対応。音声翻訳機能も付いてる。音楽再生には Ogg Vorbis が含まれてるのも嬉しい。

本体上部にある キャップ をひねるだけで、動画再生や音楽再生などのアプリケーションを、ダイレクトに切り換えることが可能。

と操作性も面白さう。

今注目のトリノ・オリンピックを通勤時間を利用して観るのに使えるかしらん、と期待すれば発売は 2006-03 下旬からとか。オリンピック終わってるじゃん。次の大きなイベントは何かな? FIFA ワールド・カップ?

あれ? この展開、前にもあったような...

追記: 携帯 AV プレーヤーとして iPod と VoToL を比較してる記事がある。こちらもレビューとしてオススメ。

2006-02-15

coComment ブレイクの予感 / Version 0.3d リリース

coComment の最新版 0.3d がリリースされたとの記事があった。バージョン番号こそ 0.3c から 0.3d へと、小さな変化だけど、今回のバージョン・アップはかなり面白い!

細かい変更は元記事を読んでもらうとして、今回のキモは二つ。

  • coComment に送る情報を送信前に編集できるようになった
  • 過去コメント (若しくは、bookmarklet を押し忘れたコメント) を coComment に送れるようになった

過去コメント

coComment を知る前につけたコメントも coComment で管理したい。coComment にコメントを送るつもりだったのに、bookmarklet を押し忘れちゃった。そんなことは出来ない、なんてのは過去の話。もう諦める必要はない。手順は簡単。

  1. コメント部分をマウスでドラッグして反転表示
  2. coComment の bookmarklet をクリック

coComment edit old commentこれだけ。左のようなウィンドウがポップアップするので、記入内容が正しいか確認して OK。

この機能は、先日紹介した bookmarklet を自動実行する Greasemonkey スクリプトとは一緒に使えない。領域指定する前に bookmarklet を実行されちゃあね。でも、Greasemonkey を使っていれば、bookmarklet の問題はなくなるから、困ることはないでせう。過去コメントの追加には、firefox 右下の Greasemonkey アイコンをクリックで Greasemonkey を一時的に無効にしてページを再読込させるとよろしからう。

注: 送ったコメントは coComment のスレッドの最後に追加される。過去コメントを追加する場合、本来のコメントの順番にならない。本来のコメントの順番になるよう、改善されるといいね。

coComment の送信情報の編集

今回のバージョン・アップの目玉。coComment ブックマークレットを押すと、投稿欄の隣に coComment icon ok という新しいアイコンが出るようになった。これをクリックすると、ブログの情報をポップアップして表示してくれる。Movable Type なページだと、ブログ名と記事タイトルが逆になることがあったけれど、これを修正できるわけですな。

coComment edit popupそして coComment 非対応なブログで bookmarklet をクリックすると、coComment icon no なアイコンが出る。そして、このアイコンをクリックすると、さっきと同じような編集画面がポップアップする。

お分かりか?

つまり、編集ウィンドウの入力の手間はあるけれど、はてなでも coComment が使えるようになった! HaloScan でも coComment が使えるようになった。ポップアップするコメント入力ウィンドウからでも coComment が使えるようになった (要 firefox 用拡張)。全てのブログを試してないけれど、ほとんどのブログで coComment が使えるようになったんじゃなからうか。

これを大きな変化と言わずして、何と言おう?

ref

2006-02-14

Gmail Chat と Contacts

確かめずに書くので、コメント頂けたら嬉しいな。

  1. (前提) Gmail Chat で、チャット相手を invite すると Contacts にその人が追加される。
  2. 複数アカウント foo@gmail.com と bar@gmail.com を一つの Contact (例えば hogehoge) にまとめるには、foo@gmail.com を Primary Email、bar@gmail.com を Private か何かの Email 欄に追加する (よね?)。すると、hogehoge 氏の Contact 一つで foo@gmail.com と bar@gmail.com のメールとチャットの履歴が見れる。
  3. foo@gmail.com には「Chat」できる。ただし bar@gmail.com は「Invite to chat」になって、何度 invite しても「Chat」にならない。
  4. IM: に bar@gmail.com を追加することで、bar@gmail.com にも「Chat」できるようになる。

こういう理解で正しい? bar@gmail.com が XMPP な IM (Jabber や Gizmo) でも同じと考えてよい?

ここら辺にハマって、何通も IM の invite を出してしまった。ほんとう、ごめんなさい。

追記: ダメ?? 再ログインすると「Chat」から「Invite to chat」に戻ってるよ。コンタクトを別に作ると大丈夫っぽい。XMPP の場合はどうなんだろ?

ブログランキング ドット ネット 新規登録再開してる?

2006-01-31 日から新規登録を一時停止にしていたブログランキング ドット ネットだけど、

登録ページに普通に行ける。

ブログランキング・ドット・ネット公式ブログには登録中止のエントリーだけで、再開したとは一言も書いていない。

Ask Jeeves のブログ検索で調べてみたら、

こちらの方が 2006-02-11 にブログランキング ドット ネットに登録したと書いてる。中止期間は比較的短かかったのかな。一か月以上かかるかと思ってたよ。

とりあえず、再開おめでとうございます。

2006-02-13

coComment 用 Greasemonkey

coComment を使うには、コメント投稿前に bookmarklet をクリックしなければならない。これをクリックし忘れて、しまったと舌打ちした面々も多いと思う。

そこで、coComment 対応なブログでは自動的に bookmarklet を実行してくれる Greasemonkey スクリプトがあればよいと思いませぬか。今回は正にその Greasemonkey の紹介。

Automatic coComment

coComment の開発者ブログ TeamBlog にも、The first hack として紹介されているのが、SOLUTION WATCH で公開されている Automatic coComment という Greasemonkey。

これは、先日の coComment 落ち穂拾いでも紹介した。欠点は coComment が新しいブログ・サービスに対応した時の場合を考慮に入れていないこと。

この数日の間に coComment は Movable Type、Kaywa、Mojira というサービスに対応した。これからも、どんどんその数を増やしていくでせう。

coComment Automatic invocation

そこで、coComment 側の更新に自動追随する Greasemonkey スクリプトを書いた人がいる (スゴイなぁ)。

是非、こちらのスクリプトを使って欲しい。コメントしようとしているブログが coComment 対応済かどうかを検出するツールとしても使えるし、何より bookmarklet を押し忘れることがなくなる。使い始めたら、こういった作業がいかにストレスになっていたか分かると思う。

数日使ってみて問題に感じたのは、

  • コメント欄に「投稿」ボタンがないとエラー・メッセージが出る (「プレビュー」ボタンを押してからじゃないと、「投稿」ボタンが現れないようなブログね)
  • TeamBlog » Blog Archive » Standard Blogs の方法で個別に対応したブログには対応していないので、bookmarklet を押す必要がある。

といった所。「投稿」ボタンのないコメントを持つのは Movable Type なブログが多いかな?

ref

つぶやき

ぼく: Google Talk が出来るようになったよ。

友人: それはいい。是非やろう。

(十分後)

友人: ごめん、自分の Gmail アカウント忘れちゃった。

(さらに十分後)

友人: ごめん、パスワード忘れちゃった。

(さらに十分後)

友人: ごめん、どうやって使うの? ああっ、君から invite 来てるよ!

2006-02-12

Gmail Chat で遊んでる

Gmail Chat で IM の世界を楽しんでます。いきなりのチャットに付き合って頂き Going My Way さん、okanomail.com さん、ありがとうございます。ほとんど Instant Messenger を使ったことがないので、無作法したかもしれません。そして、これから無調法するかもしれません。その節はよしなに。

さて、ぼくは T-Code というちょっと変わった日本語入力を使っているので、ブラウザー上で日本語が打てない。どうするかというと、Emacs で日本語を打った後、コピペしている。typing... メッセージが出ないくせに長文入力してきても驚かないでね。

前振りはこれ位いに、Gmail Chat を使って気付いたことを三つ程書いてみる。

Smiley

いくつかの欧風スマイリーがアニメーションで縦になる。遊びながら調べたところ、次のスマイリー

:) :-) ;) ;-) =) :D :P :(

が画像に変換された。

gmail chat smiley

:P の舌が桃色づいてるあたり、藝が細かい。他にもあれば教えて下さい ;)

このスマイリー・アニメーション、Google Talk ではサポートされてるのかな? ちなみに、*bold*, _itilic_ は、Gmail Chat でもサポート済。

Contacts

Gmail Chat で Gmail アカウント以外の人達 (XMPP な Jabber とか Gizmo とか) とチャットするなら、その IM アカウントも Contacts > 人名 > edit contact information > add more contact info > Email: に入れておくといい。すると、Contacts > Mr. foo で Mr. foo とのメール、チャットの最近の遣り取りを見ることができる。ここで注意すべきは、add more contact info で IM: ではなく Email: に保存すること。そうしないと、一覧には表示されない。

チャットの切れるタイミング

チャット部分をポップアップさせているからといって、元の Gmail のウィンドウ (or タブ) を削除してはいけない! ポップアップしたチャット・ウィンドウも消えてしまう (;_;)。

チャット中に、その人の連絡先を「Contacts」から消してはいけない! チャットが容赦なく切られてしまう (;_;)。

OpenomyFS を proxy 経由で使う

2006-02-11 現在、openomyfs (0.1) は proxy 経由の openomy アクセスをサポートしていない。そこで、ちょこっとパッチを書いてみた。この記事の末尾に置いたので、コピペで openomyfs.diff という名前で保存し、

$ cd ~/bin                         (~/bin に ofs.rb があるとして)
$ patch < openomyfs.diff

として下され。

proxy は環境変数 http_proxy に設定する。例えば proxy.foo.net で 8080 ポートを使うなら、.bashrc に次の一行を追加する。

export http_proxy='http://proxy.foo.net:8080/'

ref

=== modified file 'ofs.rb'
--- ofs.rb 
+++ ofs.rb 
@@ -25,6 +25,9 @@
 require 'openomy'
 require 'yaml'
 require 'net/http'
+
+Net::HTTP.version_1_2
+
 
 class Cache
 
@@ -416,7 +419,7 @@
   # get the file from openomy
   def download_file(f)
     uri = URI.parse f.downloadlink
-    return Net::HTTP.get(uri)
+    return Net::HTTP::Proxy($proxy_addr, $proxy_port).get(uri)
   end
 
   ################################ file/directory types
@@ -532,7 +535,8 @@
     ct_filename ||= "#{ENV["HOME"]}/.ofs.yml"
 
     if File.exists?(ct_filename)
-      data = YAML.load_file(ct_filename)
+      dat  = File.open(ct_filename)
+      data = YAML.load(dat)
       if data && data["ct"]
         ret = data["ct"]
         return ret

=== modified file 'openomy.rb'
--- openomy.rb 
+++ openomy.rb 
@@ -49,6 +49,15 @@
 require "yaml"
 require "rexml/document"
 require "rexml/streamlistener"
+
+Net::HTTP.version_1_2
+
+if proxy = ENV['http_proxy']
+  proxy = URI.parse(proxy)
+  $proxy_addr = proxy.host
+  $proxy_port = proxy.port
+end
+
 
 module OpenomyParser
 
@@ -332,7 +341,7 @@
     def get_request(params)
       uri = @@apipath + "?" + gen_querystring(fill_params(params))
 
-      h = Net::HTTP.new(OpenomyAPI.server, 80)
+      h = Net::HTTP::Proxy($proxy_addr, $proxy_port).new(OpenomyAPI.server, 80)
       h.set_debug_output $stdout if @@debug
       return h.start() { |http|
         response = http.get(uri, { "User-Agent" => OpenomyAPI.useragent})
@@ -516,7 +525,7 @@
       
       query, header = prepare_query(remotefilename, params, data, boundary)
             
-      h = Net::HTTP.new(OpenomyAPI.server, 80)
+      h = Net::HTTP::Proxy($proxy_addr, $proxy_port).new(OpenomyAPI.server, 80)
       h.set_debug_output $stdout if @@debug
       return h.start() { |http|
         response = http.post(OpenomyAPI.apipath, query, header)

2006-02-11

Gmail Chat が来た

GmailGoogle Talk の融合をうたった Gmail Chat 機能が、ついにぼくの Gmail アカウントでも使えるようになった!! Quick Contacts メニューが追加されて、Google Talk 無しで (Linux からでも!) チャットができるようになった。前の記事も書いた通り、Google Talk するために非公式サービスにパスワードを入力するのが嫌で、今まで Google Talk を使ってなかった。だから、使えるようになってすごく嬉しい。さっそく、Going My Way の人とチャットで遊んでもらったりして...

この Gmail Chat 機能を使うためには、次の二点に気を付けられたし。

  • 設定で言語を「英語 (US)」する。
  • http 接続を使う (https 接続ではダメ。改善中?)。

レビュー

ぼくの前にも、お二方がレビューされてる。

柔軟材さんのレビューが新機能を端的にまとめられているので、ぼくが書くことは少い。あえて書くと...

  • Contact に含まれる Gmail ユーザーは、Google Talk の invite がスキップされる (chat の設定画面で変更可)。
  • 名前の上にカーソルを持っていくと、profile がポップアップする (profile には、メール作成ボタン、チャット開始ボタン、Contact details リンク、最近の Conversation へのリンクが表示される)
  • Gmail View に「Standard with chat」と「Standard without chat」が追加。

位いかな。

chat 以外の機能だと、プロファイルのポップアップがツボ。特に「Contact details リンク」。これがイイ。

例えば、A さんと少し前にメールのやり取りをしたよなぁ、という時に「Contact details リンク」をクリックする。すると、A さんの連絡先と一緒に最近のメールが表示される。この時、A さんが持ってる複数のメール・アドレス全てをカバーしてくれる! from: 演算子での検索は、一つのメール・アドレスしか見つけられないので、「とにかく最近のやりとり」なメールを探す時に使える。inbox の中から、すぐにジャンプできるようになった便利さはあなどれない。

Ogawa::Memoranda さんは、profile のポップアップについて

GmailでFromアドレスなどにマウスカーソルをあわせるだけで、下のようにポップアップするようになってしまいました。

激しく鬱陶しいです。これ、OFFにできないのかしらー。

と、書いているけれども、ぼくは「Contact details リンク」があるので許せちゃう (確かに欝陶しいと感じるけどね)。

Linux に Openomy をマウントする OpenomyFS

オンライン・ストレージ。それはネット上にファイルを置けるサービス。保存容量の大きさ、値段の他に、ファイルのアップロードの簡便さもサービスを選ぶ時の判断基準になるかと思う。

ほとんどのサービスはウェブ・インターフェースを持っていて、いくつかのサービスは Windows 用のクライアン・ツールを提供している。例えば Xdrive は、オンライン・ストレージをローカル・ドライブとして使えるようにするツールを配布している。

さて、本題の openomy は、clmemo@aka でも何回か取り上げたオンライン・ストレージ・サービスだけれども

Linux システムに自分のアカウントをマウントするツール openomyfs を公開している。これを使うと Linux ユーザーは、openomy にあるファイルをローカルにあるのと同じように cp したり、diff したりできるようになる。

openomyfs のインストール方法は昨日書いた。

今日は使い方を書いてみる。

Openomyfs の使い方

まず、おさらい。~/openomy に openomy をマウントするには次のようにする。

$ cd ~/bin
$ ruby ofs.rb ~/openomy &

unmount は ruby プロセスを kill するか、

$ fusermount -u ~/openomy

~/openomy ディレクトリーを ls すると files と tags の二つのディレクトリーが見える。

$ ls ~/openomy
files/ tags/
files/
openomy にアップロードされた全てのファイルが置かれる。このディレクトリーへのファイルのコピーはファイルのアップロードを意味する。同様に、files ディレクトリーからファイルを削除すると、openomy からもファイルが削除される。
tags/
tags/ の下で openomy はタグを管理している。tags/ ディレクトリーの下で mkdir することは、新しいタグを作ることを意味する。同様に、tags/ ディレクトリー下のディレクトリーを削除すると、openomy からそのタグが削除される。

例えば、dog.png というファイルをアップロードし、dog というタグを付けるには次のようにすればいいはず。

$ cp dog.png ~/openomy/files/
$ mkdir ~/openomy/tags/dog
$ cp ~/openomy/files/dog.png ~/opemony/tags/dog/

Ruby 使いや、Linux ユーザーにとって、openomy はかなり面白い存在になるんじゃないかと思う。

PS. 今、試したら、アップロードしたファイルが 0 バイトだったり、タグが付けられなかったり。ファイルの同期が上手くいっていないのか。トラブル?

2006-02-10

OpenomyFS のインストール

オンライン・ストレージ・サービスの一つ openomy には、Linux に openomy アカウントを mount するツールがある。その名を OpenomyFS。今回は、この OpenomyFS のインストール方法について書いてみる。

OpenomyFS は Ruby で書かれたプログラム。2006-02-10 現在、Openomy Open Source Library の一部として配布されている。ライブラリーのパッケージ名は openomyfs-ruby

openomyfs-ruby の利用には、Linux カーネル 2.6 以上、Ruby 1.8 以上、そして FUSE library と Ruby FUSE が必要。

FUSE library のインストール

FUSE (Filesystem in Userspace) はユーザーがファイル・システムを簡便に扱うためのインターフェースを提供する。そもそも、ファイル・システムのマウントといった操作は root 権限が必要なもの。FUSE は、これをユーザーに安全に操作させるためのライブラリー (とぼくは思ってるのだけど、合ってる?)。

公式ページから最新の FUSE をダウンロードして展開。

$ ./configure
$ make
# make install
# /sbin/ldconfig

FuseFS のインストール

openomyfs-ruby は Ruby スクリプトなので、FUSE library との間を仲立ちしてくれるツールが必要。それが FuseFS。RubyForge からバージョン 0.6.0 以上をダウンロードして展開。

# ruby setup.rb

openomyfs のインストール

SourceForge の Openomy Open Source Library から最新の openomyfs-ruby (2006-02-10 現在 0.1 が最新) をダウンロード。

openomyfs-ruby-X.X の中の ofs.rb と openomy.rb を例えば ~/bin にでもコピー。

openomy account を ~/openomy に mount するには、次のようにする。

$ mkdir ~/openomy
$ cd ~/bin
$ ruby ofs.rb ~/openomy &

最初に実行した時だけ authentication がある。こんなメッセージが表示されるので

Please go to the following URL to authorize OFS to use your Openomy account. Once you have completed this, please press ENTER.
http://www.openomy.com/api/login/?unconfirmedToken=...&signature=...&applicationKey=...

URL にブラウザーからアクセス。「Authorize」をクリック。

これで ~/openomy にマウントされたはず。~/openomy/files と ~/openomy/tags があれば OK。authentication を保存した ~/.ofs.yml があるかどうかも確かめやう。

unmount するには

$ fusermount -u ~/openomy

するか、ps で ruby プロセスを探して kill -9 する。

Ruby 1.8.1 にて

手元の Ruby 1.8.1 (Fedora Core 2) では、二度目の .ofs.yml のロードからエラーで mount できなくなった。次の patch で動くようになったのだけど、なんでだろ。分かる方、コメント下さい。

=== modified file 'ofs.rb'
--- ofs.rb
+++ ofs.rb
@@ -538,7 +538,8 @@
     ct_filename ||= "#{ENV["HOME"]}/.ofs.yml"

     if File.exists?(ct_filename)
-      data = YAML.load_file(ct_filename)
+      dat  = File.open(ct_filename)
+      data = YAML::load_documents(dat)
       if data && data["ct"]
         ret = data["ct"]
         return ret

明日、明後日と openomyfs ネタ続きます。

ref

イベントとローカル情報

Google Blog によると、2006 年冬期オリンピックの開かれるイタリアはトリノ (Torino) の Google LocalGoogle Earth の地図情報を更新。近郊地域に高解像度の衛星画像を追加したそうな。

トリノに行ってオリンピックを見て来やう、なんて人達には朗報ね。日本でも、あのスキー会場はココから滑り始めてここがゴールなんだよ、と楽しめるかも。

イベントとローカル情報 (地域情報)

今回の Google Local の更新はトリノ・オリンピックを睨んだものでせう。これは言いかえれば、オリンピックがトリノに詳細なローカル情報 (この場合 Google Local の解像度アップ) を持って来たということ。Google にしてみれば、トリノの地域情報なら Google が一番詳しいよ、と言う宣伝になる。

大きなイベントは人や物の流通を活発にして、大きな経済効果を産むことはよく知られているけど、このルールはネットのローカル情報提供にも当てはまるかもしれないね。

トリノの次の大きなイベントというと何処だらう。2006 年ドイツの FIFA ワールドカップ?

ココログの利用規約が読めない (firefox/Linux)

ココログの利用規約を読もうと

を訪ねた。ところが firefox 1.5 (Fedora Core 2) だと規約の右端が、2〜3 文字分切れて読めない。

ココログ規約

サイドバーも出ない。カーソルを右に持っていってもスクロールしない。規約が全文読めないじゃん、と思って困った。

結局、テキスト・ボックスの中で Ctrl+a して全範囲指定、、それをコピー、エディターに貼りつけ、で全文を読むことができた。ちょっと面倒。

これってありなの?

利用規約って、ユーザーとサービスの間の契約書の一種だと思うのだけど、そういう契約書ってプラットフォームやブラウザーの違いで読めなくなっていいの? ○○ブラウザーは未サポートです。そんな言葉はよく聞くけど、悪くてユーザーが不満を言うくらいのもの。でも契約書が読めなかったとなると、裁判とかで規約が問題になった時に困るんじゃなかろうか。お互い嫌な想いをしない為にも、契約書の部分だけは、デザイン優先でなく、誰でも読める形で提供して欲しいなぁ。

今の日本だと、一部欠損して読めない契約書で契約を交わした場合、その契約はどれ位いの効力を持つんだろう。

ちなみに、上のスクリーン・ショットは 2005-12-09 に撮ったもの。その時、問い合わせフォームに同じことを書いたのだけど、何のレスポンスもない。あれから 2 か月、規約のページに何の変化もない。ココログは別にこの事を問題とは思っていないのかな。それとも、誰も規約なんか読まないと思っているのかな。

蛇足: Windows 版の IE と firefox では、上の規約は問題なく読むことができる。

追記 (2006-02-16): たろかわさんから Windows で必ずしも正常に表示されるわけではない、とのコメントを頂いた (ありがとうございます)。そこで少し調べてみた

  • IE6 (Win2000): フォント・サイズ指定が利かない (「正常で表示される」と確かめたのはこの動作を見てのこと)。
  • firefox (WinXP): フォント・サイズを大きくすると Linux 版と同じように規約の右端が欠けてしまう。
  • firefox (Linux): フォント・サイズを 2 段階小さくすると、規約が読めるようになった。1 段階小さくするだけでは、効果なし。

たろかわさんも仰るように、textarea の col 属性指定 (カラム数指定) に問題があるように見える。でも、その前に、本来ユーザーにテキスト入力を促すべき textarea 要素を情報提供として使わないで欲しい。これがバッド・ノウハウ的に便利な場面があることは認めるけど、「規約」という契約書を表示させるのに使うべきではないと思うなぁ。普通に div や p 要素を使おうよ。そうすれば、読めない人は出てこないのだし。

2006-02-09

firefox の bookmarklet に favicon を

firefox のブックマーク・ツールバーに置いた bookmarklet には firefox が用意したアイコン (favicon?) が付けられる。これをプロファイルの中の bookmarks.html をいじって、好みの favicon に変更する方法を以前書いた。

この方法だと、firefox を再起動しないと設定が反映されない。firefox を再起動せず、favicon を設定する方法を最速インターフェース研究会の ma.la さんが CLON の記事にコメントで書かれていたので、まとめてみる。

bookmarklet の favicon 設定方法

http://www.foo.com/ の favicon を使いたいとする。

  1. ブックマーク・ツールバーに bookmarklet を登録
  2. http://www.foo.com/ を開いて「このページをブックマーク」、保存先は「ブックマークツールバー」
  3. bookmarklet を右クリックして「プロパティ」を開く
  4. 「URL:」にある javascript コードをコピー
  5. 2. で保存したブックマークを右クリックして「プロパティ」を開く
  6. 「URL:」にある URL を削除して、4. でコピーした javascript をペースト
  7. 「名前:」を bookmarklet の名称に変更
  8. オリジナルの bookmarklet を削除

これでお終い。ぼくは前の記事に書いたように「名前:」を空にしてアイコンだけ表示させるようにしている。今のぼくのブックマーク・ツールバーはこんな感じ。

firefox bookmark toolbar

一番左が Gmail へのブックマーク。続けて左から順に Spurl, はてなブックマーク, Remember the milk, CalendarHub, blummy, Google Reader, coComment の bookmarklet。

ICON を消す

これも同じネタ元からだけど、次のコードを userChrome.css に追加すると。

#personal-bookmarks toolbarbutton[statustext*='MATCH'] > image {
    display: none !important;
}

URL (JavaScript) に MATCH を含む (ブックマーク・ツールバーの) ブックマーク (or bookmarklet) のアイコンが非表示になる。

ぼくはアイコンだけというのを好むけど、逆にテキストだけの方がいいという人は、こちらの Tips をどうぞ。

Blogger プロフィールの Email 設定

昨日、ちゃめさんとメールの遣り取りをして、Gmail のコンタクト・リストを覗いてびっくりした。メールは二、三通しか送ってないはずなのに、十数通ものメールがちゃめさんから届いてる。よく見たら clmemo@aka からのコメント通知メールだった。

どうやら、Blogger のプロフィール設定で「メール アドレスを表示」にチェックを入れておくと、Blogger 相手のコメントでメール通知の From フィールドが

From: "名前" <noreply-comment@blogger.com>

から

From: "名前" <blogger プロフィールに登録したメール・アドレス>

になるらしい。

○○さんがブログにコメントしてたよなぁ、という時に from: から検索できるので便利。

ただ、プロフィール・ページにメール・アドレスが出てしまうので、スパムが増えないかと心配。Gmail なら Spam Filter があるけど、スパムをわざわざ招くのも嫌だなぁ。プロフィールでメールを表示させるかどう、現在思案中。

追記: Hit さんから、Blogger プロフィールの EMAIL 部分は JavaScript を使って最低限のスパム対策はしているとの情報を頂きました (Thanks Hit さん)。

2006-02-08

Openomy の Public Files

2005-12-25 に紹介記事を書いたオンライン・ストレージ openomy

2005-12-23 付で公式ブログができてた。

openomy ユーザーはフィード・リーダーに登録しやう。

Public Files

その openomy blog の最新記事はというと、一昨日 (2005-02-06) 投稿された次の記事。

ついに、openomy が public files をサポート! 先日の Online Storage の比較記事では、ファイルをパブリックに出せないことで Omnidrive の後塵を拝していた感のあった openomy だけど、この新機能は嬉しいね。

public/private の切り替えはファイルごとに設定できて、いつでも private に戻せる。また、公開時のファイル名を選ぶことができる。

ユーザー foo の公開ファイル bar.txt の URL は下記のようになる。

  • http://www.openomy.com/download/foo/bar.txt

特定の人にファイルを渡す場合は、相手に openomy に登録してもらってファイルを共有し、不特定多数にファイルを渡す場合は public にする。なんて感じに使い分ければ便利なんじゃなかろうか。

coComment 落ち穂拾い

ブログのコメント管理システム coComment を昨日さらりと紹介した。今日は、ちょっと FAQ 式に説明のつけ足しを。

まず概略。coComment はあちこちに書いたコメントを一つの管理画面で管理するサービス。ブックマークレットを使って、ブログに投稿するコメントのコピーを coComment にも送り、コメントの一元管理を図る。集めたコメントは JavaScript を使ってブログに貼り付けたり、RSS で配信させたりできる。

ユーザーのコメントが全て coComment に集まるので、コメントに対する返事を管理画面に表示させることもできる (ただし返事する相手が coComment に登録してないといけない)。この他にも、最近よくコメントしているユーザーのタグクラウドや、最新のコメントが入ったブログのタグクラウドの表示機能もあり。コメントを使った SNS みたいで面白い。

具体的な使い方、coComment の他の機能についてのレビューは以下の記事に詳しい。

Your Convasations

さて、ここからは落ち穂拾い。

自分のブログのコメントにも coComment を!

自分のブログにコメントが書かれたら返事を書くと思う。その時も coComment でコメントを管理しやう。これはあなたのためじゃなくて、コメントを書いてくれた人のため。あなたがコメントに返事した事を、コメント記入者は coComment の管理画面で知ることができる。

ちょっと経験談を。ぼくが coComment を始めようと思ったのは POLAR BEAR BLOG の記事を読んだから。そのことを彼のブログにコメントした。coComment の管理画面を見ると、コメントに返事が返っている。改めてブログを訪ねてコメントした。そして coComment の管理画面を見ると、今度は返事になってないコメントが入ってた。もう一度ブログを覗いてみると、coComment ユーザーじゃない人に対して返事を書いてたことが分かった。

こんな感じに自分のブログにコメントする時にも coComment を使うと、コメントした人は返事が書かれた事を知ることができる。

どのブログのコメント欄でも使えるのか?

現在、Blogger, MSN Space, MySpaces, TypePad, Wordpress, Xanga, Flickr, etc... とコメントの入れられるブログは限られてる。今の所、HaloScan も未対応。

coComment bookmarklet を使ってコメント投稿しようとするとエラーになる

An error occured while processing the data.

- Text not correctly received

The comment was NOT collected by coComment and has NOT been sent to the original blog.

Please try again. (If it still does not work, you might have to disable coComment by clicking on the bookmarklet again to be able to submit the comment to the blog.)

長めのコメントを書いてませぬか? ぼくはコメントを短くしたら、エラーが出なくなった。ちゃんと原因・解決策が分かる方はコメント下さい。

自作ブログを coComment に対応させたい

JavaScript コードをブログに埋め込むことで対応できる (らしい)。

上記公式ページの他、CLON のページに具体的なコードがある。

若しくはテンプレートをいじって、coComment が認識できるようコメント欄等の id, name を変える方法もある。

ポップアップしたコメント欄 で coComment が働かない

ポップアップは未対応とのこと。

後述の firefox 拡張を試されたし。

coComment の bookmarklet を押し忘れた、若しくは過去のコメントを coComment に取り込みたい

コメント部分を範囲指定して coComment の bookmarklet をクリックすればイイよ

とヘルプには書いてあるけど、現在使えない。近日中に直す予定らしい。

coComment の bookmarklet をいちいち押すのは面倒

Greasemonkey と firefox 拡張がある。

firefox 拡張の方は、ポップアップでの coComment にも対応してくれるとのこと。

でも、まだ動くかどうか使ってないので分かんない。もしダメだったらゴメン。

後書き

こんな所かな? coComment は開発ペースが早い。間違いや古くなった記述があればコメントをどうぞ。その時は、coComment を使ってね ;)