2006-08-06

Google Maps の場所保存機能

Google Maps に、過去に Google Maps で検索した場所を保存する機能が加わった。いわば、場所の検索履歴機能。

Google Maps の右上「保存された場所」リンクをクリックするとアクセスできる (英語インターフェースなら「Saved Locations」)。利用には、Google アカウントにログインする必要あり。

保存された場所

Saved Locations 早速、「保存された場所」をクリックして、この新機能を使ってみませう。

「保存された場所」には「新しい場所」を追加する為の入力欄と、保存した場所のリストが表示される。初めて使う場合、保存した場所のリストは空のはず。ここで新しく、「新宿駅(東京)」を「保存した場所」リストに加えてみませう。

「新しい場所」の「場所」と薄く書かれた入力ボックスに「新宿駅(東京)」と入力して、「追加」ボタンをクリックする。すると、保存した場所リストに場所が追加される。

保存した場所リストの「場所」をクリックすると、Google Maps でその場所が開かれ、「場所」の名前が吹き出しで表示される。

次に「ラベル」の活用方法をば説明しませう。例えば、「東京都中野区東中野4丁目4−5」にあるスパゲッティ屋「モーゼ」の場所を保存したい場合。「場所」に住所である「東京都〜」を入力し、「ラベル」に店の名前である「モーゼ」を入力して「追加」ボタンを押す。

こうして保存した場所リストの「場所」リンクをクリックすると、Google Maps でその場所が開かれ、「ラベル」に入力した文字が吹き出しで表示される。これは、Google Maps で「住所 (ラベル名)」と入力したのと同じことになる。詳しくは下記リンク先を参照のこと。

「保存した場所」は、リスト右端の「編集」リンクから再編集が可能。要らなくなった「場所」は、リスト左端のチェックボックスにチェックを入れて、「削除」ボタンをクリックする。

チェックボックス隣にある右矢印をクリックすると、その場所が Google Maps を開いた時に中心になる。

検索から場所を保存する

Google Maps で検索した場所は、自動的に「保存した場所」リストに追加される仕組になっている。

「住所」を検索した場合は「場所」として検索キーワードが保存される。また、「住所 (ラベル名)」形式で検索をかけた場合、「住所」が「場所」に、「ラベル名」が「ラベル」に分けて保存される。

なお、「キーワード loc: 住所」という形式の検索を行った場合、キーワードの部分は無視されて「住所」だけ「場所」として保存される。つまり、「ラーメン屋 loc: 京都」という検索は、「京都」という場所のデータしか保存されない。個人的には、「ラーメン屋 loc: 京都」という塊で検索キーワードが保存されると嬉しいんだけど...

もし、自動保存機能がウザければ、「保存した場所」ページの「場所の自動保存を有効にする」のチェックを外す。これで、自動保存は OFF になる。

Suggest

更に、英語インターフェースで Google Maps を使うと、「保存した場所」の「ラベル」に対して自動補完機能が働く。上の例だと、「モ」と入力した時点で「東京都中野区東中野4丁目4−5 (モーゼ)」という候補が現れる (Google Suggest と同じ)。

この機能は、「キーワード near ラベル」という書式でも使える。Google Official Blog では、自宅住所に「home」、職場住所に「work」というラベルを付ける例を紹介している。

英語インターフェースに変えるには、Google Maps の URL 末尾に ?hl=en を追えるだけ。

あとがき

この「保存した場所」機能。Google Calendar の「場所」でも使えるようになると嬉しいなぁ。

Google Calendar に限らず、30 Boxeskiko といったオンライン・カレンダーは、イベントの開催場所を Google Maps で開けるよう工夫が凝らされてる。この「場所」を「home」とか「work」とかいった Alias で指定できるようになれば便利だと思う。だって、よく行く「場所」の住所をフルで入力するのって面倒だもの。

「保存した場所」を取って来る API があれば出来ると思うけど、どうかなぁ。

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