日本のオーディオ・メーカー「トライオード (Triode)」が、「ゾノトーン (Zonotone)」の取扱をやめる。トライオードはゾノトーンの販売代理店だったけど、2011-04-30 をもって取り扱いを終了する。
Zonotone はオーディオ・ケーブルの専門メーカー。代表は前園俊彦氏。前園さんは、サンスイ (今は伝説だけ伝る日本のオーディオ・メーカー) の社員で退社後、オルトフォンという大手海外オーディオ・メーカーの日本社長をなさっていた。オルトフォン時代に高価で高質品なオーディオ・ケーブルの開発に携り好評を博す。定年退社後、トライオードの社長に誘われて「高質品だけど、安価でもっと大勢の人が楽しめるオーディオ・ケーブル」を作ることを目標に現在の Zonotone ブランドが立ち上がった。2007 年 6 月のことだった。
clmemo@aka では取り上げていなかったけど、ぼくも Zonotone 製品の使用者。電源ケーブル「6N2P-3.5 Blue Power」を 2 本、スピーカー・ケーブル「7NSP-Grandio 07」を使っている。コスト・パフォーマンスが高いことを気に入っている。特にスピーカー・ケーブルは低音が「グッ」と出る点が素晴らしい。この「グッ」というのは、すごく低い音まで「明確」にスピーカーに音を伝えてくれることと、その低音が「ブワン」と広がらないことを指している。低音が出る (安い) スピーカー・ケーブルは、良く低音の「音量」だけが大きくなって「ブワン」となりがち。Zonotone は全くそういうことがない。
今後のゾノトーン
今後のゾノトーンについて情報はまだ何もない。トライオードは、「ゾノトーン以外の製品の取り扱いは続ける」と言っているだけ。ゾノトーンの今後には触れていない。
とても良いケーブル・メーカーなだけに、独立ブランドなり、他社の扱いなりで続くことを願ってる。
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