2011 年現在の電子書籍市場について、okano さんが舌鋒を放っている。諸手を挙げて賛成なので引用。
現在の電子書籍市場は製作会社である巨大印刷会社と、流通会社である通信キャリアが囲い込みに必死になっているようです。(中略) この囲い込みこそが、ユーザーに不利益をもたらし、ユーザーを電子書籍市場そのものから遠ざける原因となっているのです。
最近の電子書籍は、ユーザー利益よりも自社利益の追求ばかりが目につく。ぼくも Amazon から Kindle 書籍と、Apple の iBook 書籍と、他のメーカーの電子マンガを買っているけれど、各々仕様が別々で困っている。気がついたら、中古本を大量購入していた。古い本を電子書籍で集めるメリットより、中古の「本」を買う方が「今は」まだ安く使い勝手が良い。
今まだ自社だけの利益や顧客の囲い込みに力を注ぐ時期ではありません。(後略)
電子書籍市場はこれから成長していく市場です。成熟した市場で限られたパイを奪い合っているわけではありません。この市場を成長させるのも芽を摘むのも、黎明期に参入した企業の動向次第であり、彼らにはこの市場を育てていく責任があると考えています。
新刊書を早く読みたい。絶版本を読みたい。読み終えた本を捨てたく (売りたく) ない。こんな本好きな人間を救ってくれるのは電子書籍だと信じている。だから、「ガラパゴス」なんて言って過去に縛られているよりも、新しいオープンで健全な市場開拓をして欲しい。
担当者たちは上から言われたことをやるのに必死だろうし、彼らもサラリーマンなので当然のことなのですが、だからこそ経営者たちはもっと大きな視点で未来を見据えて方針を決定して欲しいですね。
ReplyDelete> だからこそ経営者たちはもっと大きな視点で未来を見据えて方針を決定して欲しいですね。
ReplyDeleteですよね! ですよね!