2005-07-01

バージョン管理システム darcs のインストール |darcs|

バージョン管理システムの一つ、 darcs をとある事情でインストール。使い方なんて全然分かってないけど、インストールに少し手こずったのでメモを残しとく。

darcs

darcs は、新しめのバージョン管理システム。同種のソフトだと、 RCSCVSSubversionGNU Arch なんてのがある。 GNU Arch なんかと同じく、分散管理ができるみたい。巷では、パフォーマンスが低いとか、まだベータ・バージョンなんて風評も聞く。ちょっと使った感じでは、個人使用ならこれはいい、かもしれない。特にログの書き方が面白い。もう少し使ってから、使用感を書きます。

darcs のソースコードは Haskell というマイナー (失礼!) な言語で書かれている。なので、インストールの手順は次のようになる。

  1. Haskell のコンパインラーのインストール
  2. darcs のインストール

ghc -- The Glasgow Haskell Compiler

ghc -- The Glasgow Haskell Compiler というのが、事実上 Haskell の標準コンパイラーのよう。[2005-06-30] の最新版は 6.4。

configure があるので、 configure; make; make install で一発かと思いきや、configure でコケる。

configure: error: GHC is required unless bootstrapping from .hc files.

最初、このエラーを見た時は意味が分からなかった。文章は読めるけど、理解ができないってやつね。

ghc のページを見てみたら、不吉な問言を発見。

The source distribution needs an installed GHC 5.X or 6.X to build.
If there isn't a binary distribution for your platform (any version), then you'll need to consult the section on Porting GHC in the Building Guide.

うわぁ。ここは、素直にバイナリーを頂きます。ちなみに、用意されてるバイナリーは、Linux (x86, x86_64, PowerPC, PowerPC 64), Windows (x86), FreeBSD (x86), OpenBSD (x86), MacOS X (PowerPC), AIX (PowerPC)。

バイナリーをインストールしたら、ソースからのコンパイルも出来た。ただ Pentium4 2.8G でも、コンパイルに 1 時間以上かかった。やる人は気合いを入れて。

darcs のインストール

darcs インストールの最大の山は、 The Glasgow Haskell Compiler なので、後は楽。

./configure; make test; make install

でお終い。

オマケ

darcs でソースが配布されている場合:

  1. ソースの取得: darcs get http://foo.bar.org/fofofo/bababa/
  2. ソースの更新: darcs pull

ref

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