Gmail Quick Link は「Gmail 版スマート・フォルダー」機能。Gmail Labs の実験的機能の一つで、デフォールトでは「OFF」にされている。利用するには、Gmail Labs タブで「Quick Link」の「Enable」にチェックを入れる。過去記事も参照のこと。
ちなみに、同じやうな機能が Greasemonkey で提供されていたこともあった。Greasemonkey 版の欠点は、設定がローカルに保存されること。Gmail にログインするマシンを変えると、スマート・フォルダーの設定が引き継がれなかった。今回の Gmail Quick Links は、設定を Gmail 側に保存する。いつでも・どこでも使えるのが魅力。
使い方
- Gmail で「検索」を実行する
- 左サイド下方にある「Quick Links」ボックスから「Add Quick Link」リンクをクリックする
- 「Enter title for current view [...]」というメッセージ・ボックスが表示されるので、好きなタイトルを入力して「OK」ボタンを押す
- 「Quick Links」ボックスに「タイトル」が追加される
これでお終い。「Quick Links」内の「タイトル」をクリックすると、「検索」結果が現れる。
利用例 その 1 -- 複数の検索キーワード
複数のラベルを使って絞り込みしたい。このラベルでスターの付いているものを探したい。そんな少し複雑な検索キーワードも、「Quick Likns」に登録しておくと便利。
ぼくは未読の広告を読むのに、Quick Links を設定した。
広告ラベルは、フィルターを使って自動で付与。今は、inbox を飛ばしてアーカイブするやうにしている。おかげで、普段は広告メールを見ないで済んでいる。
広告メールで一番好きなのは、Amazon のおすすめメール。面白い本や CD に出会えたりするので、重宝してる。
まだ読んでない広告メールをチェックするには、次のやうにする。
- 「is:unread l:広告」で検索
- 「Add Quick Link」ボタンを押して、Title に「未読広告」と入力
開いた広告メールは、j キーで読み飛ばす (「l:広告」で検索した場合、つまり「is:unread」を入れずに検索した場合、] キーを使うと「広告」ラベルが外れてしまうので注意)。
Gmail の検索構文は、idea * idea さんのページが詳しい。
利用例 その 2 -- 誤スパム・チェック
Gmail は強力なスパム・フィルターを備えている。とはいえ、スパムじゃないメールを、スパムと判じてしまうことも時々ある。とりあえず、相手のメアドを Contact List を登録すると、スパム判定されにくくなる。
それでもスパムと判定されるメールがあるかもしれない。
ぼくの場合、citibank からの「Amazon ポイント」メールがことごとくスパム扱いされて困ってる。対策は、適当なスパンで「スパム・メール」を検索して誤判定メールをサルベージすること。Quick Link を使って、誤判定メールを検索するキーワードを保存する。例えばこんな感じ。
- 「in:spam (l:ml | from:citi)」で検索
- 「Add Quick Link」ボタンを押して、Title に「誤スパム・チェック」と入力
月に 2、3 回のスパンで、「誤スパム・チェック」をクリックして、スパム・メールに正規メールが入っていないか調べる
ちなみに、「l:ml」で「ML」といふラベルの付いたメールも検索している。スパム・チェックの構文はトライ & エラーの繰り返し。チェック洩れが見つかったら、その都度、検索キーワードを追加していきませう。
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