2006-01-19

デジタル体温計の途中経過

いつも参考にしている POLAR BEAR BLOG さんがウィルス性の風邪にかかって大変だそう。そんな中でも記事を書いたりする辺り、すごいなぁと思う。

それで、下の文にコメントを返そうと思ったのだけど、長くなったのでエントリーとして独立させた。

そこでふと思ったのですが、計測中の体温を声で読み上げてくれる体温計ってないんでしょうか?徐々に温度が上がっていく様子が分かったら、最後に画面を見るときのドキドキ感がなくなると思うのですが。目の不自由な方々にも便利だろうし。

デジタル体温計で途中計過を知る

デジタル体温計なら、裸になって腋下検温すれば経過を見ることができる。体温計の角度と首の角度にコツがいるけれど、慣れれば検温に失敗することもない。これは水銀体温計だと、さすがに難しい。

経過が見られるのは (おそらく) 実測式のデジタル体温計。計測時間が 3 分から 5 分位いで ピピッ と鳴るやつ。計り始めて 15 秒から 30 秒位いで数値が表示され、断続的に値が更新されていく。

例えば 37 度程度の熱なら、まず最初に 34 度台の値が入り、最初 0.5 度刻み位いで数値が増える。刻み幅は次第に小さくなっていき、計測結果の出る 1 分位い前になると温度に変化がなくなる。増えるばかりだった検温表示が減ったりする。きっと誤差を計算しているのだと思う。0.1 度でも高い値を出そうとやっきになってしまうのは、この辺り (経過を報告するようになると、不正をしたくなる心理が働きそう...)。

39 度を越える熱となると、初期値が最初から 36 度になる。1、2 度の更新で 37 度台に到達してしまうのは圧巻。計り始めてすぐに、ヤバイと分かる。

熱がないと体温を何度も計って、熱があると分かると体温を計りたがらない輩がいるけれど、そういう人達に経過を教えてしまうと、これまた不正をしそう。

ちなみに、39 度を越える場合、指でも体温が計れる! 親指と人指し親で挟むだけ。もちろん正確には計れない。腋下で 39 度台なら指で 36 度かな? 指計測は、平熱だと計測エラーになる。もし指で計って、計測できる時は覚悟を決めよう。

あとがき

デジタル体温計について、徒然と書いてみた。如何でせうか?

書いてて思ったのだけど、体温計で途中経過が分かるインターフェースは不正行為を誘発しそう。知りたくない事 (思ってたより体温が高いとか低いとか) を知らせる検査装置では、途中経過は分からない方がいいかも。

でも、目の不自由な方のために結果を音声で教えてくれるというのは、アリかもしれない。その場合、聞き逃し防止に、ボタンを押すと最後の結果をもう一度音声で表示するとかできるといいなぁ。

体温計にスピーカーをつけるのは大変だろうから、外付けの読み上げ装置を置くアイデアはどうでせう。検温部分の逆側に USB 端子を付けといて、差し込むと音声で検温結果を報告する。ついでに、PC にデータを取り込んで病院にデータを送ったりとか、はてなグラフで日々の体温をグラフにするとかできると楽しそう。これなら、技術的には可能だよね。

え〜と、最後に、風邪で寝こんでる方は退屈かもしれませんが、御自愛下さいませ。

2 comments:

  1. トラックバック、ありがとうございます。
    デジタル体温計がそんな仕組みになっていたとは、参考になりました。いつも結果を見るだけだったのですが、計測中は細かい動きをしているのですね。

    USB端子で結果を外部出力するというアイデアはナイスだと思います。これなら結果の読み上げや記録など、PC側でいろいろな対応ができそうですね。

    なんとか明日から社会復帰できそうです。明日からまたまともなエントリを書きますので、改めてよろしくお願いいたします。

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  2. こちらこそコメントありがとうございます。
    USB 端子のある (外部出力できる) 体温計は、エントリーを書きながら思いついたアイデアです。思いつくきっかけを下さったアキヒトさんの感謝です。
    「社会復帰できそう」と聞き、嬉しいです。くれぐれもご無理をなさりませんよう。
    これからもよろしくお願い致します (^^)。

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