2013-03-14

Redmine の「説明」にテンプレート・テキストを挿入する bookmarklet を作った

Redmine を使うに当たって、「説明」部分のテンプレートを用意したい。これをブックマークレットで実現した。

Redmine のパワーユーザーならご存じの通り、Redmine で「新しいチケット」を登録する時、「題名」と併せて重要なのが「説明」。

「バグ」に絞って話を進めると、どのような操作をしたのか? エラー・メッセージは何と出たのか? ということは最低限書いて欲しい。

けれど、新人のテスターやプログラミングをやったことのない人が Redmine にバグ登録するのは敷居が高い。そこで、「説明」部分にテンプレートを置き、入力の補助を行なう。

ブックマークレット

「説明」部分にテンプレートを挿入するブックマークレットを作った。

JavaScript のソースコードはこんな感じ。

document.getElementById("issue_description").value="
h1. バグについて

h2. バグが出た場所

* 

h2. バグを出す操作

#

h1. エラー・メッセージ

<pre>
</pre>"

これをブックマークレットに直したのがこちら。

簡単に説明を加えると、Redmine の「説明」の textarea の ID は issue_description。textarea の中身を書き換えるには InnerHTML ではなく value を使う。

ちなみに Redmine のバージョンは 2.3.0。

他の方法もあるけれど

Redmine のソースコードをいじるのは、バージョン・アップに対してリスクが大きい。特に細めにバージョン・アップを繰り返す場合はやりたくない。

Redmine Plugin では Issue Template というのが良さそうだった。今回、このプラグインが程提するほどの高性能を求めないことと、プラグインは開発が止まる (もしくは最新版に追従しない) リスクがあるので使用を控えた。

あとがき

皆にブックマークレットを登録してもらうのが手間と言えば手間だけど、基本、Redmine 初心者用と割り切っている。

パワーユーザーになれば、定型にこだわることなくテキストを入力する。ほんの数行で理解させるバグ報告の場合もあるし、とても詳しいバグ報告を書かないといけない場合もある。こういった判断は経験を積まないと出来ない。

今回のブックマークレットは、とりあえずバグ報告をする時に「初心者」の敷居を低くすることに主眼を置いている。複数のテンプレートがあるなら、複数のブックマークレットを作ればいいし、ユーザーの力量によってテンプレート挿入を自己判断に任せられることが気に入っている。

No comments:

Post a Comment