- clmemo@aka: Amazon EC2 ファースト・トライ 〜サインアップから EC2 開始・終了まで〜
- clmemo@aka: Amazon EC2 ファースト・トライ (2) Apache の起動
- ref. はじめてのアマゾンクラウド (2) [仮想サーバ(Amazon EC2)を立ち上げる] (スライド)
上記の続き。Amazon EC2 ではインスタンスを停止すると、ファイルが消えるという。これに対して Amazon は EBS と S3 という二種類の外部ストレージ・サービスを持つ。上記スライドでは EBS が使われていたので、これを使ってみる。
EBS とは...
EBS は Elastic Block Store の略。Amazon S3 が単体で使えるストレージなのに対して、EBS は EC2 と一緒に使うことが前提なストレージか。EBS の特徴は Amazon の公式ページに詳しい。
ボリューム・タイプは 2 つ。「スタンダード・ボリューム」と「プロビジョンド IOPS ボリューム」。前者はコスト重視、後者はパフォーマンス重視。
費用はスタンダード・モデルで 1 GB ごとに月 0.1 ドル。ただし、値段は「リージョン」によって徴妙に変わる。米国バージニアでは $0.1 だけども、アジアパシフィック (東京) では $0.12 になる。微々たる違いだけど、あんまり言及してるサイトがなかった。
ぼくが使ってる無料利用枠では EBS が 30 GB 提供される。無料期間が終わると、30 * 0.12 = $3.6/月 となるので注意が必要かな。まだ Amazon Web Service を使い初めたばかりで右も左も分からない。一年後には何が最良なのか分かる様になってる... といいな。
ログインして確認
前のエントリーでインストールした Apache がまだあるかどうか確認。
$ ls /etc/init.d/httpd /etc/init.d/httpd
あれ、あるね。
試しにホーム・ディレクトリーに foo.txt を作成して、インスタンスを停止・開始してみる。
$ touch foo.txt
EC2 のダッシュボードから、インスタンスを停止。その後、開始。再ログイン。
$ ls foo.txt
う〜ん、これは、どういうことかな? スライドの説明を読むと
今回立ち上げたEC2インスタンスのAMIは、仮想外部ディスク(EBS)を伴うAMI(EBS-bootと呼ばれる)なので...
というあたりが肝かな? 最初から EBS を使ってる?!
そうじゃないモデルを選んだ場合は、ファイルが消えるのかな。後でまた調べよう。
EBS のアタッチ
EC2 のダッシュボードから「Volumes」タブを選択。すると、一つ何か Volume が動いてる。スライドの説明だと、ここから State が Available な Volume をアタッチするんだけど、ぼくの手元では State が既に in-use になっていて「Attach Volume」なる選択肢が出ない。
テストなんで、新しくボリュームを作ってみる。
左上の「Create Volume」をクリック。最小 1 GB のボリュームを作る。
新しく作ったボリュームは State が available なまま。右クリックから「Attach Volume」を選択。古い Volume のチェックを外すのがコツ。そうしないと、右クリックしても「Attach Volume」が現れない。
インスタンスを指定。Device が /dev/sdf なことを確認。「Yes, Attach」をクリック。
State がすぐに in-use になった。
インスタンスから作成したボリュームにアクセスできるようにする。手順は次の通り:
- ファイル・システムの作成
- マウント用ディレクトリーの作成
- マウント
$ sudo mkfs -t ext4 /dev/sdf mke2fs 1.42.3 (14-May-2012) Filesystem label= OS type: Linux Block size=4096 (log=2) Fragment size=4096 (log=2) Stride=0 blocks, Stripe width=0 blocks 65536 inodes, 262144 blocks 13107 blocks (5.00%) reserved for the super user First data block=0 Maximum filesystem blocks=268435456 8 block groups 32768 blocks per group, 32768 fragments per group 8192 inodes per group Superblock backups stored on blocks: 32768, 98304, 163840, 229376 Allocating group tables: done Writing inode tables: done Creating journal (8192 blocks): done Writing superblocks and filesystem accounting information: done $ sudo mkdir /ebs $ sudo mount /dev/sdf /ebs
/dev/sdf を ext4 でフォーマット。/ebs にアクセス・ポイントを作って、mount コマンドでマウント。
これで EBS で作った新しいボリュームに /ebs からアクセスできる。EBS が壊れない限り、/ebs 以下に置いたファイルは削除されない。
あとがき
EBS の正体が分からずに困った。今も、実は良く分かっていない。とりあえず、無料期間は最大 30 GB のファイル・ストレージを持てたということで納得しよう。
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