Amazon EC2 の名前ばかり知っていて、どんなことができるのか分かっていない人間がここに一人。重い腰を上げて Amazon EC2 の設定をしてみた。公式料金表によると、「新規ユーザー」は「マイクロ・インスタンス」の 750 時間使用が一年間タダとのこと。
サービス開始に必要なものは以下の通り (無料ユーザーであっても):
- クレジット・カード
- 電話 (Amazon から電話がかかってくる)
設定は、下記スライドを参考にした。
EC2 の起動からログインまでを書く。
詳細な解説及びスクリーン・ショットはスライドにあるので極力省略。作業手順を書いてゆく。
アカウント作成
- see also. アカウント作成の流れ | アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語)
- Amazon のページからアカウントの作成を行なう (例えば料金表ページに「今すぐサインアップ」ボタンがある)
- 既存の Amazon アカウントを使うか、新規作成するか問われる。
- 今回はテストなので既存のアカウントを使う
- 新規作成の場合は、はじめてのアマゾンクラウド (1) [Amazon Web Services(AWS)のアカウントを開設する]が詳しい
- 「問い合わせ情報」に「氏名・国・住所・市区町村・都道府村・郵便番号・電話番号」を半角英数字で入力 (日本語は使えない!!)
- クレジットカード情報を入力
- 番話番号を入力。「確認用に自分に電話をする」ボタンを押す
- 画面に PIN 番号が表示される
- 電話が Amazon からかかってくるので、PIN 番号を入力
- 電話は日本語なので安心されたし
- Amazon から確認メールが届く。アカウントにアクセスして、アカウント作成終了。
自分のアカウント・ページに到達。ぼくの環境をスクリーン・ショットに撮った。
AWS のアカウントを作ったはずなのに、画面に AWS アカウントをお持ちではありませんか? 今すぐ申し込む
という文言が不安を誘うが、AWS のアカウントはちゃんと作成できているので心配ない。
以降のログインは、下記 URL を使う。
EC2 の起動
EC2 の起動作業に入る。
- アカウント画面から「AWS Management Console」をクリック
- ログイン画面が現れるので、登録したメール・アドレスとパスワードを入力する
- 利用可能な Amazon のウェブ・サービスが並ぶ (ウホッ)
- 「EC2」を選択
- EC2 のダッシュボードに入る (ここから先は英語の画面)
- EC2 を起動する地域を日本国内にする
- 右上のメニュー、「Help」の隣に EC2 を動かすサーバーのある地域が表示される
- 無論、日本でサービスを行なうなら、日本でサーバーを動かす方が良い
- ぼくの場合、「N. Virginia」(アメリカじゃん!!) になっていた
- 地域を Asia Pacific (Tokyo) に変更
- 「Launch Instance」をクリック
- 「Classic Wizard」をクリック (Quick Launch Wizard という選択肢もある)
- AMI (Amazon Machine Image) の選択画面で「Amazon Linux AMI 2012.09.1 64bit」を選択 (星印は無料使用枠適用を表す)
- 「Number of Instances」が 1 に、「Instance Type」が「T1 Micro (t1.micro, 613 MB)」になっていることを確認して次へ
- 「Advanced Instance Options」には手を触れず次へ
- 「Storage Device Configuration」も手を触れず次へ
- 名前付け画面。とりあえず「Value」に「ataka.demo」と入力
- ssh の鍵作成。「Create a new Key Pair」を選びキーの名前を入力する
- 「Create & Download your Key Pair」をクリック
- 秘密キーが「name.pem」という名前でダウンロードされる (name 部分は各自好きな名前を)
- 秘密キーを ~/.ssh 以下に保存
$ mv ~/Downloads/name.pem ~/.ssh $ chmod 400 ~/.ssh/name.pem
- 「Custom TCP rules」で「HTTP」を選択して、「Add Rule」をクリック
- 確認画面が現れるので、「Launch」ボタンを押す
- 引き続き設定を... と促されるが、「Close」をクリック
EC2 のダッシュボードに戻る。「Instances」タブが表示されて、今、作った AIM の State が running になっているのを確認。
これで EC2 の設定・起動は終了。
この後のログイン作業のために、Public DNS 情報をコピペしておく。「インスタンス」の行をクリックすると詳細情報が下に現れるので、スクロールして「Public DNS」の中身をコピー。
ssh でログイン
ssh コマンドでログインしてみる。
$ ssh -i ~/.ssh/name.pem ec2-user@YOUR_PUBLIC_DNS __| __|_ ) _| ( / Amazon Linux AMI ___|\___|___| https://aws.amazon.com/amazon-linux-ami/2012.09-release-notes/ There are 10 security update(s) out of 15 total update(s) available Run "sudo yum update" to apply all updates. [ec2-user@ip-NN-NNN-NNN-NNN ~]$
ログイン・プロンプトが現れた!!
なんか、セキュリティ・アップデートが必要だと言っているので sudo yum update を実行しておく。
一応、チェック。
$ echo $SHELL /bin/bash $ which emacs /usr/bin/which: no emacs in (/usr/local/bin:/bin:/usr/bin:/usr/local/sbin:/usr/sbin:/sbin:/opt/aws/bin:/home/ec2-user/bin) $ which ed /bin/ed
なるほど、shell は bash。デフォールトで Emacs エディターは入っていない。ed エディターは最低限入ってるから問題なし! と。
EC2 インスタンスの停止
スライドから引用。
EC2インスタンスを立ち上げたままにしておくと課金が続くので、不要になったらEC2インスタンスを止めておきましょう
EC2インスタンスには、終了(Terminate)と停止(Stop)の2種類があります
停止すると、EC2 の稼動料金はかかからないがEBS(ディスク料金)はかかります。しかしデータを保存しておいて、またサーバを立ち上げられます
終了するとサーバー、データともに完全に無くなります
EC2インスタンスの停止方法は次の通り:
- ダッシュボードから EC2 インスタンス一覧を表示する
- 停止したい EC2 インスタンスを選択し右クリック
- 「Instance Lifecycle」から「Stop」を選択
- 確認画面に対して「Yes, Stop」を選ぶ
少し時間がかかるけど State が「stopped」になって EC2 インスタンスが終了した。
あとがき
スライドには、HTTP サーバーの起動とか ERB の設定とかあったけど、まずはログインと停止までやっておけば最低限のことは出来るでしょ。続きはまた書く。
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