NTT レゾナント主催のブロガー・イベントで、NTT R&D フォーラムを見学した。展示のレビューを書く。
Sheepdog, OpenStark Swift
下記、二つの展示について。
- S-3 安価なサーバで高信頼なストレージを自動構成: Sheepdog
- S-4 ハイブリッドクラウド対応のストレージ基盤: OpenStack Swift
企業レベルで使う「複数のストレージ・サーバー」に関する技術を紹介していた。ぼくはその手の技術をほとんど知らない。ほとんど用語の勉強になってしまった。せっかくなので、メモとして残しておく。
- Sheepdog Project: オープン・ソース・プロジェクト。NTT R&D が開発。
汎用の PC サーバを集約して奥大なストレージプールを構築する
。サーバが故障したら、自動的にそのサーバが持っていたデータを他のサーバに復旧する。 - OpenStack Swift: オブジェクト・ストレージを提供するオープン・ソース・プロジェクト。大規模・低価格化がウリ。NTT がソースコードを寄贈?
- オブジェクト・ストレージ: Amazon S3 や Dropbox が使っているストレージ技術らしい。オブジェクト・ストレージとは何ぞや? というのが一番の疑問なのだけど、説明を聞いても ? ばかり飛んでいた。
オブジェクト・ストレージについては、こんな説明で納得すれば良いのかな。
一般的に、オブジェクト・ストレージは高パフォーマンスの技術ではなく、ファイルシステムの標準化も欠落している (中略) 変更が頻繁に行われるデータには全く不向きで、従来のデータ・ストレージに比べると、より多くのストレージ容量を消費する。しかしこの技術は、巨大なデータ蓄積のアーカイブを より安価に、かつ省電力で高パフォーマンスNASよりも小さな設置面積で実現する。
オブジェクト・ストレージは、データにアクセスする際、物理アドレスの替わりに独自の識別子を使う。データは、名前と固有のIDに基づいてアクセスされる。ストレージ・システムはメタデータとオブジェクトIDを読む。単一のグローバル・ネームスペース、キャッシュ・コヒーレンシ、高速ネットワーク、などは一切不要である。
オブジェクト・ストレージの特長、特にその拡張性、設置場所からの独立性、HTTP経由でのアクセス性は、ストレージクラウドに良く適合するものとなっている。
あとがき
ストレージの世界も色々と技術革新があるようで... アンテナを伸ばしておいた方が良いのかなぁ、と自責した。
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