最近、自己評価をしてみた。自分を見つめ直してみた。出た結論を一言で書くとコレ。「あたしってほんとバカ……」。
ぼくは、のんびり屋さん。それは昔からずっと変わらない。基本、焦らない。基本、急がない。基本、ゆっくりしてる。
別にやらなきゃいけないことを、先伸しにするわけじゃない。やること・なすことがゆっくり・のんびりなだけ。
だから苦手なのは頭の回転が要ること。いわゆる「頭いい」って呼ばれる様な作業が苦手。パッと気の利いた言葉を放つのが苦手。論理をゆっくり組み立てるのは出来るけど、論理を飛躍して結論に至ることができない。
そんなぼくが、それなりに社会でやっていけてる理由。それは単に「ストック」があるからにすぎない。
- 本を読む
- ブログを読む
- 人の話を聞く
- Twitter でニュースを知る
インプットの量を増やす。多めのインプット。それがぼくの「ストック」。
そして、読んだだけじゃ忘れちゃいそうなこと。忘れることを前提に、いつでも思い出せる様にすること。そのためにアウトプットを出している。具体的には、このブログがアウトプットの一つ。これも、ぼくにとって重要な「ストック」。
こういう「ストック」を溜めこむことで、俯瞰的な見方とかプロジェクトの回し方とかが出来る様になった。意見を求められても、ストックの中から情報を探し出すことができた。
ぼくが新しい事に興味を持つのは、ストックを作りたいため。
ぼくが色んなサービスに興味を持つのは、ストックを作りたいため。
ぼくが意外と当たり前のことでもブログの記事にするのは、ストックを作りたいため。
沢山のストックを溜めることで、複数の方法を持ち、複数の判断基準を持てる。より最良の手段が選べる。多すぎるストックが混乱を引き起こすなら、「まとめ」のアウトプット・ストックを持つ様にすればいい。
一例を挙げれば Doing List。
ぼくが仕事を上手く進められたのは、数あるライフハックの中でも Doing List が自分に一番マッチしていて、のんびりなぼくでもスムーズに仕事を進めることができたから。
こう書くと良いことばかりの様に思える。
しかし問題が一つ。人は堕落する。
ストックを溜める努力を忘れて、自分の頭がいいんじゃないかと勘違いする。それを傲慢と言う。何度、その誤ちを繰り返したか。
- 元々のんびり屋さんで頭の良くないぼく。
- ストックを溜めるのを怠って傲慢になるぼく。
こんな「自分」を、なんたるかと問うならば「あたしってほんとバカ……」が一番合っている。この言葉には、自戒の意味も含んでいるから。
蛇足
先日、友人と仕事で一番基本になることは何か? という話題になった。
ぼくは「PDCA を回すこと」と答えた。Doing List は PDCA を回すメソッドの一つだしね。
友人の答えは違った。「コストを考えること」。自分にとって最小のコストで働くこと。これだけを突きつめれば良いと... 自分のコストを最小にするためには、自然と周りのコストを下げることも必要になってくるし、コミュニケーションを円滑にすることがコスト低下に繋がることは明らかだし、PDCA サクイルを回すことなど当たり前になる、と。
コストを考えるだけなら、ぼくにも出来る。でも、そこから PDCA を回すことが当たり前の様に出てくるかというと、きっとぼくには出来ない。彼のような人間を頭がいい、と言うんだろう。そして、ぼくは頭の良さでは彼に敵わない。そう確信した。
ぼくはのんびり屋さん。地道にコツコツやってゆく。
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