2013-02-14 (木)、NTT R&D フォーラムに参加した。NTT R&D フォーラム は、NTT の研究開発 (Research & Development) を NTT 関連企業に公開するもの。毎年 2 月、2 日間に渡って開催されている。
NTT レゾナントは 5 年前からほぼ毎年、この NTT R&D フォーラムにブロガーを招待するブロガー・イベントを主催している。今回のイベントの正式名称は「gooラボ ネットの未来プロジェクト NTT R&Dフォーラム2013 ブロガーミーティング」。ブロガー約 20 名を、NTT R&D フォーラムにプレス資格で招待する。去年に引き続き、今年も抽選に当たったのでイベントに参加することができた。
NTT R&D フォーラム概要
- 開催日: 2013-02-14,15 (2 日間)
- 開催場所: NTT 武蔵野研究開発センタ
- 開催時間: 10:00-17:00 (16 日)
ぼくが参加した 14 日には、2 つの基調講演と 1 つのワークショップが開かれた。15 日のスケジュールを見ると、1 つの特別講演と 2 つのワークショップが開かれる予定になっている。
展示は 3 つのグループに分けられている: 「バリューサービスのイノベーション」「ネットワークのイノベーション」「新分野開拓のイノベーション」。
ブロガー・ミーティングの流れ
10 時入場。ブロガー専用の待合室にて簡単なレクチャーを受ける。写真撮影は OK (説明員に一声かけてほしい)。プレス関係者にも写真 NG なものは、ブロガーも写真撮影は NG。ビデオ撮影も OK。YouTube へのアップロードも OK。希望者にはワークショップの入場券を配布 (今回、ぼくはワークショップはパスした)。
昼食は研究所内の食堂が利用可能。お弁当の持参も OK (ブロガー用の待合室で食べる)。毎年のことながら、展示を見るだけで時間がなくなってしまうので、ぼくはお昼は食べないけどね。
タイム・スケジュールは以下の通り:
- 10:00 入場
- 10:10-10:20 簡単なレクチャー
- 10:20-10:30 「S-38 3D 映像音響システムによる遠隔地との空間共有」を全員で見学
- 10:30-13:00 自由見学
- 13:00-15:00 ワークショップ
- 15:00-17:00 アンケート記入・自由見学・解散
展示が自由に見られるのは、午前中の 2 時間半とワークショップ後の 2 時間。計 4 時間半。実際は、全員見学が少し長びいたのと、ワークショップ後にスタッフの方々と話し込んだので、3 時間くらいしか見学時間がなかった。
過去の NTT R&D フォーラムと比べて
NTT レゾナントが主催する本ブロガー・ミーティングは、過去 3 回行なわれている。2009、2010、2012 年。ぼくは 2009 年と 2012 年に参加している。
去年との違いを書いてみる。
時間の組み方
開催時間は同じ。違いはスケジュールの組み方。
2012 年度は、NTT レゾナントがおすすめする展示を更に深く踏み込んでブロガー・ミーティングとした。時間は一時間 (see clmemo@aka: NTT R&D: ブロガー・ミーティング 発見探地図エリアダス)。
2013 年度は、2 つのイベントが用意された。一つは特別展示をブロガー用に見せてくれるというもの。展示 S-38 「3D 映像音響システムによる遠隔地との空間共有」の実演ブース (一般には公開されていない?) を見せてくれた。所用時間は 10〜20 分。もう一つはブロガー全員が参加するワークショップ。こちらは二時間。
去年と比べると、自由時間が短くなった。替わりに実演ブースを一つ見られた。これは良かった。さして時間も割かれなかったしね。
ワークショップを 2 時間。これは判断がつきかねる。内容は後で記事にするしたけれど、NTT R&D フォーラムを見学する時間を潰してまでやるものだったかどうか。疑問が残る。どんなに良いワークショップであっても、2 時間の時間を割くのはどうなのかな? 2 時間クラスのイベントなら、別の日に別のブロガー・イベントとして成り立っちゃう。もう少し軽くて良いから、短めのイベントを用意して欲しかったかな。
グループ分け
去年は「創る ICT」「支える ICT」「進化する ICT」というグループ分け。ICT は Information and Cmmunication Technology の略。グループの分け方は良かったけど、ICT という略語が慣じめなかった。
今年は「バリューサービスのイノベーション」「ネットワークのイノベーション」「新分野開拓のイノベーション」と名前を聞いただけで分かり易いグループ名になっていて良かった。ぼくは「バリューサービスのイノベーション」しか見る時間がなかったけど、ユーザーに近しい技術はこのグループにほぼ集中しているので、良かった。残念だったのは、「バリューサービスのイノベーション」というくくりは大きくて、複数の会場に分散せざるを得なかったこと。おかげで一つ見たい展示を見逃した。
印象
去年は HTML5 とライフログがバズワードになった展示が多かったように思う。今年は、バズワード傾向が鎮火し、技術を売る展示が多かった。やっていること、バックグラウンドで使っているものに、HTML5 やライフログを絡めた展示はあるにはあるけど、それを前面に押し出していない。話を聞くと、HTML5 の技術を使ってたとか、ライフログとして使える技術なのか、と思いいたる展示が多かった。
去年と比べて、世間的に HTML5 やライフログの認知が進んだことを暗示している様に思えた。
そうそう、今年は「クラウド」という言葉をよく聞いた気がする。
ぼくが見た展示
ぼくが見た展示の一覧を載せる。特に興味を持った展示については、後で記事を書く。
- S-2 Paas 利用で作業 3 日が数秒に!: Cloud Foundry
- S-3 安価なサーバで高信頼なストレージを自動構成: Sheepdog
- S-4 ハイブリッドクラウド対応のストレージ基盤: OpenStack Swift
- S-8 データをどこに置いても許可された人だけが利用できる
- S-19 さまざまなデバイスを駆使した「場所」に関する情報集配信
- S-26 関心の共有と UI/UX のパーソナル化で自分だけのサービス!
- S-38 3D 映像音響システムによる遠隔地との空間共有
- S-45 このつぶやきを書いたのはどんな人?
- S-46 データに潜む本質的なクラスタを発見
- S-47 BigData から隠れた "つながり" を高速に発見: グラフでポン!
- S-50 身の回りのあらゆる "モノ" の情報を収集する
- ワークショップ「技術革新は市場変化にどのようについていくか」
- つっこみ: 電子書籍を使おうよ!!
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