2007-02-18

Google Reader を高速化するにはサイドバーを隠せばいい

Google Reader で大量のフィードを登録した時のビデオ」の続き。

Google Reader は、登録フィードの数を増やす程に、動作が重くなっていく。ぼくは 470 のフィードを購読していて、鈍重な Google Reader に少しイライラを感じてる。1400 のフィードを Google Reader に読み込ませた ma.la さんは、ここら辺を考察して次のやうに書いている。

記事1件分をスクロールするたびにサーバーにリクエストを送信し、サイドバーの未読件数を再描画しようとするので、まっとうにスクロールすることができない。

最速インターフェース研究会 :: Google Readerの紹介ビデオを作った より引用

ma.la さんは、記事スクロールが遅くなる原因を

  • サーバーへのリクエスト送信
  • サイドバーの未読件数の再描画

の二つに絞り込んだように読める。そこで、もう少し考えてみる。上の二つのうち、どっちが主要な原因になってるんだらう。

サーバーに送られる情報は、おそらく「○○の記事を読みました」って情報でせう。フィードの数が増えたって、読者が読む記事は一回に一つなんだから、サーバーへ送る情報量は変わらないような気がする。サーバーでの処理も、サーバーからの情報も同じやうなもんでせう。すると、サイドバーの再描画がネックなのかな? もしさうなら、サイドバーを消してみたらいいのかな?

というわけで試してみた。Google Reader のサイドバーを隠すには、u キーを押すんだったね。

サイドバーを消してみると... ヤバッ。激っ速になった。「フィード数 < 10」な時のキビキビ感が戻って来た! 次の記事がスパッと開かれる。リロードも速くなった。Expanded View と List View の切り替えもスムーズ。ちょいと、Google Reader を惚れ直してしまった。

Greasemonkey

Google Reader では、サイドバーを隠すと記事の max-width 制限が外れる仕様になっている。そのため、一行の横幅が長くなり、読みにくいと感じる方もあるかもしれない。そんな人の為に、Greasemonkey を二つ紹介しませう。

一つ目は、記事を 2 カラム (3 カラム) 表示にする Greasemonkey。c (C) キーでカラム数の切り替えができる。

二つ目は、サイドバーを隠すんじゃなくて、サイドバーのサブスクリプション・リスト (未読数とかを表示してる部分) だけを隠す Greasemonkey。U (Shift + u) で表示・非表示をトグルできる。記事が横に広がり過ぎないんで、ぼくはこちらの Greasamonkey を愛用している。

(追記) 今回、紹介した方法では、ma.la さんがおっしゃってる管理画面での不具合問題は解決しないと思う。悪しからず。

2 comments:

  1. 素晴らしい考察ですね.
    目から鱗が落ちましたよ.

    ReplyDelete
  2. ありがとうございます。

    問題点は分かったんで、後は Google Reader チームが (私の示したようなアドホックでない) 良い解決法を見つけてくれることを祈ってる所です ;)

    ReplyDelete