2005-12-14

Google Personalized Home に Google Homepage API 登場

Google Personalized Home に、Google Homepage API という追加モジュールを作成するための API が登場した。

今までの Google Personalized Home で出来たことと言えば、Google 側が用意したコンテンツを見るか、Atom/RSS フィードを登録してフィード・リーダーとして使う位いのものだった。与えられたコンテンツの中で、項目数を変えるとか、天気予報の地域を指定するとか、少しばかりのカスタマイズしかできなかった。

Google Homepage API は、HTML, XML, JavaScript を使ってユーザーが好みのコンテンツを作成し、それを Google Personalized Home に加えることができる。このユーザーが加えるコンテンツを「モジュール」と呼ぶそうな。

下に見えるのが、モジュールを配置したぼくの Google Personalized Home

Google Personalized Home with modules

これはすごいものが出てきた、と驚き喜んだ。ところが、Kickstart my heart さんの「Google ホームページにもガジェット機能」を読んで、Microsoft の start.com/live.com が「ガジェット」という名前で同じものをやってると知った。更に、MacOSX は「ウィジェット」という名前で同じようなものを持っているらしい。さふいへば、かような用語をよく聞いた気がします。説明も読んだ気がします。関心がなかったせいで、全然理解してなかったのですなぁ。

モジュールを追加する

モジュールの追加は簡単。Google Personalized Home 左上の「コンテンツを追加」をクリック。カスタマイズ用のメニューが開くから、その一番下の「セクションの作成」のテキスト・ボックスに、モジュールが置かれてる URL を指定する。

モジュールはだいたい次の三つの場所で手に入る

  1. 各自のウェブサイト
  2. Google Base の中
  3. http://www.google.co.jp/ig/directory

モジュールそのものは XML ファイル。自分で作ったモジュールを、適当にパブリック・スペースにアップして、その URL を指定すればいい。

他人のモジュールを探すなら、Google Base の中を探してみませう。Google Base は Google Homepage Module のホスティング・サービスにもなるという。う〜ん、これを知った時にはびっくりしました。Google Base で「Module」という Label (Item Types?) で検索。きっと、他のモジュールが沢山出てくる。「most recent post date」で並べかえると Homepage API なモジュールが見つかると思う。この URL を「セクションの作成」に入力すればモジュールを追加できる。

最後の http://www.google.co.jp/ig/directory は、Google の公式 Homepage API 集積所。Perl の CPAN。TeX の CTAN。のようなものかしらん。Google は質のよいモジュールだけをここに揃える意向。モジュール登録の申請をすると審査があって、通るとここに置いてくれるそうな。ここに置かれているモジュールは、「Add」ボタン一発でモジュールの追加ができる。また、URL でなくファイル名を入力するだけでもモジュールの追加ができる。

公式サンプル

http://www.google.co.jp/ig/directory には、現在 5 つの公式サンプル・モジュールが置かれている。簡単に説明をば。

Weather Map
天気予報と Google Maps を組み合わせたもの。Location の指定方法がよく分からない。日本は対応外?
Date & Time
時計と日にちを表示。ウィンドウ幅をある程度広くするとカレンダーも表示される。「編集」から背景色を変えられる。
Customize the Google Logo
Google Personalized Home の検索窓横にある Google のロゴを他のものに変える。数え間違えてなければ 49 個のロゴが用意されてる。「Random Logo」を選ぶと指定時間おきにロゴが切り替わる。
ColorJunction
ゲーム。「設定」から、easy, medium, hard の三段階の難しさと、small, medium, large の三段階の広さを変えられる。ルールは samegame?
Eyes
モジュール版 Xeyes。

これらの他に、developer.xml という開発者向けのモジュールもある。上のスクリーンショットでは右カラム上。モジュールのキャッシュを無効に出来たり、「Add a module」で簡単にモジュールが追加できたり。開発者の方はどうぞ。インストールは、「セクションの作成」に「developer.xml」と入れるだけ。

Visit International Google Personalized Home Module

早速、簡単なモジュールを一つ作ってみた。上のスクリーンショットでいうと、右カラム下に表示されてるやつ。 (Google Base で公開中) 。

世界 17 か国の Google Personalized Home へのリンク集。他の国の Personalized Home に御邪魔する時は、一回だけログインする必要があるので悪しからず。

何が面白いか。Google Personalized Home で追加できるコンテンツは国ごとに違う。例えば日本では asahi.com、フランスでは Le Monde という感じ。そこで、色んな国の追加コンテンツを見る、というのを手軽にやるためのモジュールなわけ。

詳しくは下の記事をお読み下さいまし。

PS. もし Visit International Google Personalized Home Module が動かないようであれば、developer.xml を導入して inline 項目にチェックを入れてみて下さい

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