記事が前後してしまったけれど、2012-06-06 (水) のオーディオ・オフ会について。お招きしたのは、なお&トラさん。
随分昔のことなので、メモやらネットの情報を元に記事を書く。カレンダーを見直すと、17:00-21:00 の四時間に渡って音楽を聴いていた。
CD を好き勝手にかける楽しみ
なお&トラさんを駅まで迎えに出て、早速わが家へ。といっても、六畳にオーディオ・システムを詰め込んだ狭い部屋。大したもてなしもできず、音楽鑑賞へと入る。
まずはゲストに話を振る。
「何か CD をお持ちになりましたか?」
なお&トラさんの答えは「何も持ってきていない」。つまり、ぼくの CD を好きに聞かせて、と言う。
まずは、なお&トラさんの家で聞かせてもらった Singers Unlimited の Both Sides Now。反応が良いので女性ボーカルで Eva Cassidy の Tennessee Waltz。男性ボーカルには、Al Jarreaw とソプラノの Kathleen Battle がデュエットする My Favorite Things。ピアノ曲には、ミニマル音楽で実家でかけたら総スカンを喰らった Ten Holt の Canto Ostinato (オーディオが良くないと面白くない曲かもね、というコメントをもらった)。
ここら辺から歯止めが利かなくなってきた。古くて楽しい音源にシフトしていく。サラサーテ自作自演 (ピアノ伴奏) によるツゴイネルワイゼン。ラフマニノフによるリストのハンガリー狂詩曲第 2 番、ラフマニノフ自身によるカデンツァ付き。シモン・バレルによる超高速なショパンのバラード第 1 番。バックハウスによるショパンの練習曲全集 (初全集!) から Op.10-4。
古い演奏が続いたので、録音の良いのを、とのリクエストが入った。おなじみイーグルスのホテル・カリフォルニア (ライヴ・バージョン)。ノルウェーのジャズ・トリオからはヘルゲ・リエン・トリオのテイク・ファイブ。
う〜ん、他にも沢山かけたんだけど思い出せない。
オーディオ訪問するってさ...
オーディオ・システムを他人の家へ聞きに行くと、自分の愛聴盤を何枚か持って行く。自分の CD を持っていかないと、相手のシステムのことが客観的に判断できないから。でも、その時の相手の心まで分かっていなかった。
その人には好きな音楽があり、その好きな音楽をかけるためにオーディオを組んでいる。水を向けてやると、最初はためらいがちに、そして次第に熱を持って「自分の好きな音楽」を語り始めちゃう。すると、何故、こういうオーディオ・システムを組んだか? ってのもうっすら分かってくる。少なくともなお&トラさんには、分かってもらえたと思う。
この経験から思った。他人のオーディオ・システムを聴きに行くなら、自分の CD は必要最低限に。流石に 0 とまでは行かないけれど、できれば 1 枚だけ。多くても 3 枚を限度にしたい。そして、相手のオーディオと CD のお話しを聞いてみたい。すると、もっとその人の引き出しが出てくるんじゃないかな? そう思う。
来日まであと2週間程度となりました。ノルウエーのピアノトリオHelge Lien Trio 。ご参考まで。http://realtrue.exblog.jp/16198824/
ReplyDeleteinvs さん、ライブ情報ありがとうございます。
Delete拙ブログでも紹介記事を書きました。私も予定が合えば、ライブに行きたいです。
* life@aka: ヘルゲ・リエン・トリオの日本ライブ 11/3,4 に開催