2006-06-26

要約・概要フィードの配信も始めた

clmemo@aka でも、要約 (概要 / summary) フィードの配信を始めた。記事の最初の 200 文字を切り出して配信してる。フィード・リーダーじゃ、全文なんか読まないよっ、て人はどうぞ。

世の中には低回線の人もいる!

フィードの要約配信を始めるきっかけは、僕は見ていたの OKAMURA さんだった。つい先日、

という、ストライクな記事をアップされ、なるほどと思うことを書いておられた。彼は ISBN 回線で Bloglines を使って、ブログを読んでいるという。ISBN は 64Kbps という遅い回線。最高速度で、1 秒間に 64 Kbit。1 バイト= 8 ビットなので、8 キロ・バイト/秒の転送速度しか出ない。例えば clmemo@aka のトップページは 126 キロ・バイトあるので、「最高速」が出たとして、全部表示するのに 15〜16 秒かかる計算になる。

そんな遅い回線を使ってる人達は (OKAMURA さん以外に) いるのか? 一般論で言うことは簡単だけど、もし貴方がブログやウェブページを持っているなら、アクセス解析を使って 貴方の読者の傾向 を調べて欲しい。一般論は所詮一般論。貴方のサイトの読者について調べたわけではないのだから。大低のアクセス解析は、読者の回線速度を調べてくれる。

例えば Google Analytics なら「コンテンツの最適化 > ウェブデザインの情報 > 接続速度」から調べることができる。clmemo@aka の場合、5.68 % の人々が「Dialup (ISDN 相当)」でアクセスしていることが分かった。訪問数に直すと、153 人/週。これを多いとみるか、少いとみるか...

OKAMURA さんの話

少し話が逸れた。低速回線の代表として、OKAMURA さんの声を参考にしやう。以下、OKAMURA さんの記事の引用。

RSS リーダだけで完結するためには全てが掲載されていた方がよい。しかし、僕のように細い回線を使用している場合、読むか読まないかを決める前に全てがダウンロードされるのは苦痛だ。特に画像をふんだんに使用してる場合は論外だ。だから僕としては概要のみ掲載が嬉しい場合が多い。

Bloglines の設定で全文掲載のフィードでも要約だけを表示させることができる。しかしだ。全てをそうしたくないのだ。例えば Cute Overload なんかそうだ。要約だけ表示にすると可愛い動物達の写真が表示されない。

(中略)

だから僕の意見としては、読者が全文を読むかどうかを判断するための内容を description に入れて、読者の時間を節約してあげるのが親切だと思う。逆に書くときには、アイテム全体の要約とか、掴みの部分とかを練ってフィードに入れるのがいいと思う。

回線の太いぼくの環境だと、興味のない記事は、長文だろうが概要だろうが j キーで飛ばせるので気にもならなかった。

けれど回線が細いと、フィード・リーダーの使い勝手も変わってくるらしい。

clmemo@aka は記事が長めなので、OKAMURA さんはさぞ困ったらう。ごめんなさい。

FeedBurner で概要フィードを作る

Blogger では、全文フィードと概要フィードの両方を同時に作ることは出来ない。ここは、FeedBurner を活用しませう。

Summary Burner まず、新しい Feed を作りませう。Original Feed は、http://at-aka.blogspot.com/atom.xml。Feed Address は、今回は clmemo-abstract にした。全文配信しているオリジナル・フィードから要約フィードを作るには、Optimize タブの「Summary Burner」をクリックする。

Maximum Size でブログの最初何文字を切り抜いくかを指定。Teaser は、「続きを読んでね」とかメッセージを入れるオプション。よければ「Activate」をクリック。

FeedBurner フィードの作成は、ブログの持ち主でなくとも出来る。ブログごとに全文/概要を切り替えたければ、自分で勝手に概要フィードを作ってしまってもよいでせう。

ref

4 comments:

  1. まずは概要版の配信ありがとうございます。

    ナローバンドは約 6% ですか。Mac ユーザと同じくらいのシェアですね。この数字に対するスタンスも人それぞれでしょうね。80% もカバーできれば十分というのもあるし、有意水準だから対応しようというのもあるし、効果が大きくないから後回しというのもあるし。

    いずれにしろそれほど手間無く選択肢が増やせる(そして選択できる)のでしたら、選択肢は多い方がよいと思うので、僕も iBlog で両方を配信する方法を考えてみます。
    # 逆に概要がデフォルトで、全文がオプションの方向で。

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  2. Bloglines では個別のフィードごとに全文を表示するか概要を表示するかが決められますよ。あれこれ用意してあげるのはある意味親切ですが、どれを選んだらいいの?ということになるので、ちゃんとそれぞれの用途を説明してあげないといけないですね。私はまだるっこしいのは嫌いだから複数のフィードを用意していても公式には全文フィード一本でいきます(実は FeedBUrner でいろいろ作ってます)。

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  3. > okamura さん

    「6% シェア = Mac ユーザー・シェア」! そういう説明の仕方もあったのですね。Mac の名前を出す方が、具体的で分かり易いですね。今度、5% 程のシェアを説明する時に、使わせもいます ;)

    > この数字に対するスタンスも人それぞれでしょうね。

    ですね。
    それに、マイノリティ派の声が大きいか小さいかでも、スタンスの取り方が変わりますね。私は、できればダイアル・アップの人達にも読んでもらえればと思いますが、ナローバンド・ユーザーの不便さを理解きれていない (というか忘れてしまった) ので、okamura さんの声はありがたいです。

    > 僕も iBlog で両方を配信する方法を考えてみます。

    私は、「僕は見ていた」に全文配信して欲しいと思っていたので助かります m(_ _)m。

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  4. > hit さん

    > Bloglines では個別のフィードごとに...

    それは知りませんでした。Bloglines を使いこなしていないのがバレバレですね。情報ありがとうございます。

    > ...どれを選んだらいいの?...用途を説明してあげないと...

    おっしゃる通りです。一応、フィードには title attribute を付けて説明を施していますが、livedoor Reader などは、まだ title を読んでくれないようです。こういう説明を読み込まないフィード・リーダーのために、フィードを一本に絞る方がよいのか悩ましく思っています。

    一時期、代表フィードを一本だけ用意しようかとも思いました。他のフィードは link 要素のリンクを外し、ブログの中から別途リンクを張って、パワー・ユーザーへの便宜を図ろうとしたのです。しかし、自分がそういうページを見たら、ブログの中に用意されている別フィードをわざわざ探しはしないことに気付き、結局複数フィードを候補に上げるようにしています。

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