LaTeX の論文で、二重周回積分記号が必要になった。
LaTeX には周回積分記号として \oint が、二重積分記号として \iint (amssymb package が必要) が用意されている。ここから、二重周回積分記号は \oiint になると予想される。
ところが、\oiint は LaTeX でも amssymb パッケージでも定義されていない! Office の数式エディターには、ちゃんとあるのに... なんか敗北。
諦めかけた所、「The Comprehensive LaTeX Symbol List (LaTeX で用いられる記号類の包括リスト)」という文書を見つけた。2005 年 9 月現在の LaTeX 用シンボル 3300 個を、105 ページにまとめたもの。
これによると、以下の 4 つのパッケージで \oiint 命令が定義されているという (巻末の索引で探すと一発)。
- wasysym.sty
- mathabx.sty
- txfonts.sty / ptxfonts.sty
- esint.sty
手元の環境 (FC2) には、wasysym.sty と txfonts.sty がインストールされていた。
あとがき
LaTeX/amssymb で定義されていないマイナーなシンボルを探すなら、「The Comprehensive LaTeX Symbol List」。役に立つと思う。
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