「人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。」を読んだ。作者は千田琢哉。ページ数 190。そんなに厚くない。千田氏は、高校時代まで漫画しか読んだことがなく、大学時代に 1 万冊の本を読んだという。その多読が後のコンサルタント・作家業に活かされることになったらしい。
ジャンルとしては、ビジネス書にあたるんだと思う。「常に読書を」「読む本のジャンルを絞らない」「難しい分野の勉強には、(厚い本じゃなく) 視点の違う薄い本を 3 冊読む」等々。言いたいことは良く分かる。やりたいことも伝わってくる。論理は少し極端で、実践は少し困難。でも、出来れば「力」になりそう。
でも、ぼくはこの本を「本が好きな人」に読んでもらいたい。ビジネス書じゃなくて、(どちらかというと) 小説を読む人ね。本書には、本好きに、「ジャンルに囚われずに、読みましょう」「自分の好きなジャンルを広げてみませんか」ってメッセージが詰まってる。つまり濫読家 になっちゃいましょうよ、と。
ぼくの好きなジャンルは、海外ものの SF、ファンタジー、ミステリー。最近はライトノベルに日本人の小説も読む様になって来た。で、この本を読んだら、もっともっと色んなジャンルの本に手を広げたくなった。そういうきっかけを与えてくれる本。書店で見かけたら、パラッと眺めて欲しい一冊。
人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。
千田 琢哉
日本実業出版社 2011-07-28
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