2010-12-17

BUFFALO の NAS Link Station mini 1.0TB の静音性

BUFFALO の NAS を買った。NAS (Network Attached Storage) はネットワーク経由でアクセスできる外付けハードディスクのこと。商品は BUFFALO の中でも静音性に優れていると言われている LinkStation Mini。1 TB モデル。メーカー型番 LS-WSX1.0TL/R1WH。

BUFFALO 40MB/s DTCP-IP対応 高速ホームサーバー Link Station mini 1.0TB LS-WSX1.0TL/R1WH

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バッファロー 2009-11-13
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LinkStation Mini は商品名に「Mini」とつくだけあってサイズが小さい。 W40×H82×D135mm。739g。片手で持てる。Windows は当然として、Mac に対応していることも嬉しい。

ルーターに LAN ポートが余っていれば、LinkStation Mini を LAN ケーブルで繋ぐだけですぐに使えるようになる (LAN ケーブルは 2m のものが付属)。設定アプリが入っているので初期設定は簡単。細かい設定は、(設定アプリではなく) ウェブ・ブラウザーから行なう。

メディア・サーバーとして DLNA と iTunes サーバーに対応。レグザの録画・ダビング対応。スカパー! HD 録画対応 etc. ここら辺の詳細はあまり試していないので割合。

静音性について

非常に静か。小さなヒーンという高い音が継続的にする。

一般の PC を起動しているよりも静か。もちろん、エアコンの音よりも静か。

この静かさの理由は使っている HDD にある。普通、NAS に使われている HDD は 3.5 インチ・サイズ。これはデスクトップ PC に使われている HDD と同じ。一方、LinkStation Mini が使っている HDD は 2.5 インチ・サイズ。これはノート PC に使われている HDD と同じ。一般に 3.5 インチの方が大容量かつ高速アクセスできるようになっている。ところが、この高速アクセスが曲者で「騒音」の元になる。LinkStation Mini はあえて低速アクセスな 2.5 インチ・サイズの HDD を用いることでア回転音を小さくしている。また、HDD は熱にも弱い (らしい) ので冷却用フィンが付く。これも 3.5 インチより 2.5 インチの方がフィンが小さくて済み静音化に大きく寄与している。

最後に「実用的」な静かさについて。

実際、LinkStation Mini の音は小さい。しかし、全く無視できる程小さくはない。少くとも、8 畳ワンルームの環境であれば、「静かな時」に音が気になる。ここで言う「静かな時」とは、就寝前、音楽を聞いている時、TV や映画で小音量になった時など。

寝る時にエアコンをかけていても眠れるのに、エアコンより音の小さな LinkStation Mini が気になるというのも面白い話。思うに、エアコンの音は一定でないことと音が低いのが良いのだと思う。一方 LinkStation Mini はヒーンという音が高くて非常に神経に障る。どうも人間はある程度より高い音が鳴っていると、気になって仕方がないらしい (普段の生活では、他の音にかき消されるので気にならない)。加えて、その高い音が止まらない。ずっと鳴り続けている。寝る前に、一度気になりだすと LinkStation Mini を止めたくなる。

家がワンルームではなくて、複数の部屋を持つ場合は別の部屋に置けばこの問題は解決すると思う。長い LAN ケーブルを買って、別の部屋の奥にでも置けば良いでせう。

ぼくの場合ワンルームなので、「PC 連動電源」機能を使っている。これは PC の電源を落とすと、自動的に NAS の電源も落ちるという機能。もちろん NAS の電源が落ちるので、ヒーンという音もなくなる。PC の電源を入れると、NAS も自動的に立ち上がる。

ぼくの PC 環境はメイン PC が Linux (デスクトップ) で、サブ PC に MacBook を使っている。「PC 連動電源」機能は Windows/Mac マシンでないと使えない。MacBook の電源は常に ON にしておき、MacBook のディスプレーを開いたら (サスペンド解除) NAS の電源 ON、ディスプレーを閉じたら NAS の電源 OFF という風に使っている。

あとがき

LinkStation Mini には 500 GB の HDD が 2 つ入っている。ユーザーは 2 つの HDD を繋げて 1 TB の HDD として使っても良いし、片方の HDD をバックアップ用にして 500 GB の HDD として使っても良い。ただし、片方の HDD が壊れた場合、壊れた HDD の交換はバッファローのメンテナンス・センターに送らないと行なうことができない。メンテナンス・センターに行っている間 (一週間以上か?)、LinkStation Mini は手元にないので困る。バックアップ・モードで使う意味はないと言っても良いと思う。

ちなみに、ぼくは Linux から LinkStation にデータを送信していたら、急に LinkStation Mini へのアクセスが止まるトラブルがあった。Mac のアプリで LinkStation を探してもネット上に存在しないと言われるし、初期化処理をしても改善しない。HDD クラッシュかと思ったが、メンテナンス・センターに送ったら HDD クラッシュでもなく普通に戻ってきた。データの損失もなかった。以来、トラブルは起きていない。ただ、LinkStation Mini が不在中に USB メモリー型の SSD を買ってしまったのは別の話

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