2010-12-03 (金)、アメリカン・エキスプレスのブロガー・ミーティングに参加した。概要は以下の通り:
- 日時: 2010-12-03 (金) 19:30-21:30
- 場所: アメリカン・エキスプレス 荻窪オフィス
- 料金: 無料
- 定員: 30 人
- 夜食: 付き
プレゼンは大きく分けて 3 つ:
- アメリカン・エキスプレスのサービス紹介 (広報担当)
- アメリカン・エキスプレスの新サービス説明 (マーケティング担当)
- アメリカン・エキスプレスの利用術紹介 (鳥海 高太郎 氏)
鳥海高太郎氏は、ANA の公式ブログ・サイト「ANAわかりやすいニュース配信」を書いたり、城西国際大学観光学部の助手を務める航空・旅行アナリスト。アメリカン・エキスプレス社員ではなく、外部の人間を呼んで利用法について紹介してもらった。
アメリカン・エキスプレスについて
アメリカン・エキスプレスというと、AMEX (アメックス) に代表されるクレジット・カードの会社というイメージを持っていた。しかし、アメリカン・エキスプレス社側としては、クレジット・カードを始めたのは最近であり、自分たちは「サービス」の会社でありたいと考えているとのこと。目指す目標として、次の言葉を掲げているという:
To become the world's most respected service brand
(訳) 世界で最も尊敬を受けるサービス・ブランドになろう
その古すぎる社歴ゆえか、アメリカン・エキスプレスが行なうサービスは非常に多く、そして細分化されていて、半分も理解するのが大変だった。これは、今回のブロガー・ミーティングの質が低かったと言っているのではない。どちらかと言えば、並〜上のプレゼンだった。それでも、アメリカン・エキスプレスについて細かく知ることは困難だった。
アメリカン・エキスプレスの歴史
簡単にアメリカン・エキスプレスの歴史を紹介する:
- 1850 年、宅急便会社として創立
- 1882 年、マネー・オーダー (送金為替) 業務開始 [世界初]
- 1891 年、トラベラーズ・チェック発行 [世界初]
- 1915 年、旅行サービス部門 創設
- 1958 年、クレジット・カード (AMEX) 発行
Express には速達や急行の意味がある。だから、ぼくは American Express は鉄道会社として始まったのだと思っていた。事実はさにあらず。もとは荷物を速く安全に送り届ける「至急便」の会社として始まったらしい。
クレジット・カードについて注目すべきは、初発行した年で、1958 年とある。会社創立が 1850 年だから、創業 108 年目にして初めてクレジット・カード事業に手を出した。
当然、クレジット・カード事業は歴史の浅いサービスということになる。もちろん、部門としては大きいことに違いはないだろうけれど、それまで 100 年に渡って築き上げてきた「モノ」がある。会社文化がある。それが、アメリカン・エキスプレスが「サービス」の会社であろうとし、また、今回のブロガー・ミーティングでも「クレジット・カードだけの会社ではない」と訴求したかった点なのだと思う。
アメリカン・エキスプレス・カードを持つこと
まず、AMEX がクレジット・カードとして日本でも使えること。JCB と業務提携していて、JCB のマークの出ている場所ならほとんど AMEX も使えてしまう (一部、使えない店もある?)。国内では、VISA, Master, JCB の三つが優勢で AMEX のマークをほとんど見ないが、実はそういうことらしい。
カードを利用すると、100 円につき 1 ポイントのポイントがつく。一般にこのポイントの利用法は二つ:
- 飛行機会社のマイルに換える
- 400 アイテムの中からポイント交換サービスを使う
海外からやってきたこともあって、飛行機を使った「旅行」が楽しくなる傾向が高い。これは、飛行機会社が複数存在して競合が起きているから、サービス充実として「マイル交換」が成立するとのこと。海外旅行よりも、国内旅行や帰省をよくするぼくは、移動手段にはほとんど JR を使う。日本の鉄道の世界に対しては、競合が少なく、サービス展開がしにくいとの悲しい言葉があった。
個人的には、Amazon や家電量販店のポイントと交換できると嬉しい... と思ったら、あった。AMEX の 3000 ポイントをヨドバシカメラの 1000 円の商品券に換えてくれるサービス。
旅をしなくても買い物が出来る時代、こういうサービスはもっと充実して欲しい。
アメリカン・エクスプレスの試み
アメリカン・エクスプレスはこの他にも Facebook にページを作っている。
また、iPhone アプリを提供している。
このサービスの多さ、アグレッシブさが素晴らしい。一方で、サービスが多すぎて使いこなしにくそう。ウェブ・ページを含め、提供しているサービスのスムーズな説明展開がキモになると感じた。
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