2006-03-11

Openomy が public file 機能を一時停止

オンライン・ストレージ・サービス openomy が公開ファイル機能をサポートしたのが 2006-02-06。

一昨日 (2006-03-09)、この機能を一時停止する旨、公式ブログで発表があった。

一時停止の理由がちょっと興味を引いたので、ちょいと紹介してみやう。

online storage vs. virus file

openomy が公開ファイル機能をサポートしたことにより、不正な目的で利用する輩が現れた。なんと、virus ファイルを openomy で上公開したんだそうな。

openomy の中の人は virus ファイルとそのユーザーのアカウントを削除した。すると、同一の IP アドレスから別アカウントで同名のファイルがアップされた。不正ユーザーとサービス提供者のいたちごっこが始まる前に、ISP 側は openomy サービスの IP をブロックする強制介入を敢行、(ISP 側の対応があまりに急で強引だったらしく、開発者の Ian は The scum of the internet and our ISP って記事を書いてる ^^;)、openomy のサービスはダウンしてしまった。

そこで、openomy はファイルを public にする前に virus check するよう仕様を改めるという。現在、そのコードを書いてる途中で、それまでの間 public 機能は一時停止することにしたんださうな。

あとがき

ネット・サービスの利用者が全て善人であれば、かういふ問題は起きないでせうに、実際は一部の不届き者が秩序を乱してしまう。残念なことです。

見方をかえれば、openomy の公開ファイルは全てウィールス・チェック済になるわけだから、信頼性の高いサービスになるきっかけになってある意味よかったのかもね。

2 comments:

  1. ちゃめ=kamimuraです。
    >なんと、virus ファイルを openomy で上公開したんだそうな。

    思わず吹き出しました。
    そんな「悪意に満ちた行為」をする人、やっぱりいるんですね。

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  2. ちゃめさん、こんにちは。
    そんなんですよ。無料でサービスを作る人もいれば、無料で (?) ウィールスを作る人もいる。どうせ作るなら、人が喜ぶものを作るのにその労力を割いて欲しいものですね。スキルはあるんでしょうから!

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