開発版 Emacs に AUCTeX をバンドルさせた Windows 用バイナリが Ralf Angeli 氏によって作られた。サイズは 34 MB。zip ファイルを展開して、bin フォルダー内の runemacs.exe を実行すれば使えるようになるという。ファイルとリリース・ノートは以下のアドレスにある。
今回のパッケージは URL を見ても分かる通り alpha 版なのでバグなどは自己責任で。
Emacs 22.0.50 + AUCTeX 11.81 on Windows
なんでこんなバイナリ・パッケージを作ったのか、Angeli 氏の真意は分からないのだけど、僕なりに考えたメリットをば。
- Windows で開発版 Emacs を (コンパイル無しに) 試すことができる。
- 画像ライブラリー (libpng, libz, etc...) などは同梱済。
- AUCTeX の設定をする必要がない (最低限の設定は終えている)。
Windows で Emacs をコンパイルするには、沢山の画像ライブラリーが必要になる。これを揃えるのは面倒なので、その手間が省けるのはよろしいと思う。ただし、 dvipng や Ghostscript は付属しないようなので、preview-latex を使うには別途これらのインストールが必要。
Windows で動く Emacs というと、cygwin 版や Meadow がある。記憶違いでなければ、cygwin 版の Emacs は安定版 (21.4) だから、開発版を使ってみたい人にはお勧めできる (かな?)。
Meadow は、Meadow 3.00-dev が Emacs 22.0.50 を追従してて、なんと AUCTeX も パッケージに含まれている。両方とも使ったことがないので、どっちがいいか分かんない Xp。
手元に Windows はないので情報提供のみ。もし試したら是非トラックバック (or コメント) を下さい。
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