遂に、Google 本家から Linux 向け Google Chrome がリリースされた。
立ち位置は、Developer Preview。
Google は Chrome ブラウザーを「安定版 (Stable)」「ベータ版 (Beta)」「開発者向けプレビュー版 (Developer Preview)」の 3 種類公開していて、後のものほど新機能が盛り込まれる代わりに安定していない。今回の Linux 向け Google Chrome は Developer Preview 版のみのリリースというから、かなり不安定なものをリリースしたことになる。
公回のリリース版は「Developer Preview」だから一番不安定なもの。無保証かつバグだらけなので、そこら辺を理解して使う必要がある。ブラウザーとしての「まともな動作」を期待するなら、まだ Developer Preview 版には手を出さない方がいい。
インストール
Google Chrome のバイナリーは deb パッケージで提供されている。動作が保証されている Linux は以下の通り。
- Ubuntu 8.04 or later (32 bit / 64 bit)
- Debian 5 (32 bit)
また、Pentium 4 もしくは Athlon 64 もしくはそれ以降の CPU を使っていることも必須条件とのこと。
deb ファイルのダウンロードはこちらから。
32 bit PC に Google Chrome をインストールする例:
$ sudo dpkg -i google-chrome-unstable_current_i386.deb
追記: deb パッケージをインストールすると、自動的に Google Chrome のリポジトリーが Ubunutu / Debian に登録される。つまり、システムのアップデートで Googe Chrome の最新版が自動アップデートされる。これは便利!
起動する
Google Chrome は、google-chrome というコマンド名が与えられている。
$ google-chrome
現状の制限
Google Chrome 3.0.183.1 の制限事項を書いておきませう。
- 印刷ができない
- Flash plugin が使えない (YouTube のビデオも見れない!)
- ブックマーク管理機構がない (ブックマークの登録はできる)
- Encoding 指定は「Auto」のみ
- フォントの指定ができない
- 一度切り離したタブを、他のウィンドウに再統合できない
- オプションの設定項目が少ない
等々。
とはいえ日本語表示ができるので、最低限のウェブ・ブラウジングは可能。pre-alpha として公開されていた非公式(?) バイナリーより完成度は上がってる。
バグが潰され少しずつ進化していく姿を見ると、きっと Google Chrome がもっと好きになっていくんだらうなぁ。
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