2006-12-09

オープンソースマガジン休刊

オープンソースマガジン が 2006 年 1 月号 (2006-12-08 発売分) を持って休刊となった。オープンソースマガジン MAGAZINE LIST を見ると、オープンソースマガジンの前身である UNIX USER が発刊されたのは、1992 年。誌名を UNIX USER からオープンソースマガジンに変更したのが、2005 年の 12 月号。誌名変更から約一年で、ついに休刊。

旧 UNIX USER に二回程特集を書かせてもらった身としては、雑誌の休刊を見るのは忍び難い。

ただ、考えてみると、最近、ぼくは UNIX 関連の雑誌を読まなくなった。最新の情報は、ブログでほとんど手に入る。特集で取り上げるような話題は、ウェブを検索すれば見つかる。連載を読むより、本を買った方が早い。Linux のインストール・ディスクは、BitTorrent を使えば数十分でダウンロードできるようになった。雑誌を買うメリットが、ほとんどなくなってしまった。休刊も時代の趨勢なのかもしれない。

UNIX 系の雑誌は、どんどん消えていくのかしらん。読む機会が減ったとはいえ、UNIX 系雑誌全滅なんてなると寂しすぎる。ネット雑誌で新境地を開かう、なんて出版社はないのかな。

蛇足

最後に一つ。/. で Ruby のまつもとさんが、こんなことを漏らしてる。

また連載誌が休刊してしまった...。

(まるで聖悠紀だ)

スラッシュドット ジャパン | オープンソースマガジンも休刊に より引用

これにはウケた。でも、まつもとさんが自分自身を聖悠紀と重ねて卑下することはない。なぜなら、聖悠紀は、ネット連載ですら休刊 (というか出版社倒産) に追い込む強者だから! しかも、たったの一号で!! 創刊誌にして休刊誌!!! これから先、ネット連載という形を取ることが増えるとして、一体、いくつの雑誌が一号目で休刊になることだらう :P

ref

2 comments:

  1. いやぁ、聖悠紀と比べるのは「卑下」と言うよりは「尊大」かもしれない。
    何しろ「彼」は今でも現役で続けているのだから、、、
    67年からかぁ、凄ぇな。

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  2. Sekizuka さん、初めまして (ですよね?)。まさか、聖悠紀ネタに反応して下さる方がいらっしゃるとは思いませんでした ^^;

    聖悠紀は、というか超人ロックは、間もなく生誕 40 周年を迎えるんですね。その間、各誌を点々として、連邦は崩壊し、帝国は消えさり、今だ定住の地を見つけられない... と。いや、大変です。

    マンガ家にとって掲載誌が潰れるのは生活に関わりますが、コンピューター雑誌の連載は副業ですから、その違いは推して知るべしですね。

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