Simplify Media の iPhone アプリを試してみた。
Simplify Media は、個人ベースの音楽共有アプリ。ぼくのやうに複数のマシンを持っている場合、マシン間で音楽ライブラリーを共有することが出来る。本来は、自分の音楽ライブラリーを友達のマシンで鳴らしたり、逆に友達の音楽ライブラリーを自分のマシンで再生する為のアプリ。
共有方法は簡単。アカウント登録後、Simplify Media のサイトから専用アプリをダウンロード & インストールするだけ。これで同一アカウント間の音楽ライブラリーが共有化される。ネットワークの設定は一切必要なし。友達のライブラリーを共有する場合は、友人アカウントを invite する (らしいけど試してない :p)。
アプリは、Windows, MacOS X, Linux に対応している:
- Windows: XP SP2, Vista (iTunes 7.X, Winamp 5.35, 5.5)
- MacOS X: 10.4, 10.5 (iTunes 7.X)
- Linux: Ubuntu 8.04 (Rhythmbox)
iPhone アプリ
iPhone アプリを導入すると、自宅マシンの音楽ライブラリーを何時でも iPhone から聴くことが出来るやうになる。イメージとしては、自宅マシンが自分専用の音楽ラジオ局になる感じ。難しく言うと、自宅マシンが音楽サーバーになる (音楽データはストリーミング配信される)。
アプリの利用には、ネットワーク接続が必須。Wi-Fi の方がおススメだけど、3G でも問題なく音楽を聴ける。iPhone アプリはこちらから入手可能 ($3.99。先着 10 万人は無料。今ならまだ無料のはず)。
今のところ、欠点も少くない。
- バッテリーを喰う
- 特々接続が切れる (特に 3G)
- 起動に時間がかかることがある (特に 3G)。ひどい時は 2 分位い経っても、サーバーに繋がらず「Buffering」メッセージが出続ける
- Simplify Media アプリはバックエンドで動作しない。Simplify Media を閉じると音楽も止まる。例えば Simplify Media で音楽を聴きながら、Safari でネットを見る、といふことは出来ない。
- UI が時々固まる。特に音量調節の UI の反応が悪くなる (iPhone のサイドにある音量調節ボタンで操作するのは OK)。
- サーバーが落ちていても分からない時がある。MacBook のフタを閉じると、Simplify Media はアクセスできない (当然か ^^;)。普通は楽曲リスト自体が Simplify Media アプリに現れなくなるけれど、時々楽曲リストがキャッシュに残っていて「アクセスできる」ように見えてしまう。この時、音楽を再生しようとすると (当然) サーバーに繋がらず「Buffering」マークが出続ける。
- セッション中に IP アドレスが変わった場合は、一旦 Simplify Media をサイン・アウトして再サイン・インする必要がある。
あとがき
iPhone は最大 16 GB と、iPod に比べて容量が少ない。Simplify Media は、この制限を取り払ってくれる予感がする。上にも書いた通り接続に少し難があるので、当面はよく聴く音楽だけ iPhone に (iTunes 経由) で入れておき、優先度の低い音楽だけ自宅サーバーに残しておく、といふ使い方がよろしそう。それでも、音楽ライフが随分と変わる気がする。これからは、DAP に必要なのは HDD の容量ではなく通信能力とバッテリー容量になるかもね。
Simplify Media で Les Choristes のサントラを聴きながら...
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