coComment というサービスを覚えてらっしゃるかしらん。
2006 年初頭にブレイクしたサービス。自分が (他人の) ブログに残したコメントを管理して、コメントに返事があるとお知らせしてくれるサービス。当時は、今より沢山、ブログにコメントしていた。だから、コメントに返事があったかどうかを知るのも大変だった。そんな 2006 年にブログ界を盛り上げたサービスだった。
久しぶりに思い出して、coComment のページに行ってみたらサービスが終わってた。Wikipedia や CrunchBase の記事で、2012-03-31 にサービスが終了したことを知った。
思えば、ブログにおけるコメントの在り様も変わってきた。明からに 2006 年当時と比べて、コメントの数が減っている。代わりに、ソーシャル・サービスの台頭を感じる。twitter でツイートする人、Facebook でシェアする人・Like する人、はてなブックマークでコメントする人。
ブログの「コメント欄」にコメントすることは、そのブログに「自分のコメント」というコンテンツを預けることに等しかった。一方、Twitter/Facebook/はてなブックマーク を利用してコメントすることは、自分のコンテンツを自分の手元に置き、また集中管理できるメリットもある。時代は移ったということか。
ただ、このソーシャル・サービスを使う方法にもデメリットがある。誰が自分の記事にコメントしてくれたか分からない。昔、clmemo@aka が小さなブログだった頃はコメントを通じて新しいブログと知り合うことが出来た。小さなブログにとって、コメントはブログ・ネットワークを大きくする切っ掛けだった。今のソーシャル・サービスには、その力が弱い。小さなブログが大きくなりにくくなっている原因の一つになっているんじゃないか、とも思う。
ブロガーにとって、ソーシャル・メディア・サービスは無視できない存在になってきている。
ほんとうにブログのコメントは繋がりを広げるものでした。ataka さんともコメントがきっかけでしたね。
ReplyDeleteBlogLines のような RSS リーダーサービスの終了や Technorati Japan の撤退など、私がブログを書いていた頃によく利用していたサービスが次々と閉鎖していき、時代というには大げさですが、そういうものの変遷を目の当たりにしている感が強くありました。ちょっぴり寂寥を伴いながら。そんな中、coComment はよく残っていた方だと感じます。
OKAMURA さん、お久しぶりです。
Delete> ataka さんともコメントがきっかけでしたね。
思い返せば、そうですね。
> 私がブログを書いていた頃によく利用していたサービスが次々と閉鎖していき...
> ...coComment はよく残っていた方だと感じます。
そうですねぇ。
ブログを長年楽しんで来た身としては、寂寥感にさいなまれます。「coComment はよく残っていた」。確かに言われてみると、そうですね。
はじめまして。
ReplyDelete私も、以前使用していました。
いつから、撤去したのが記憶がありませんが、懐かしい記事でした。
miyazawa さん、はじめまして。
Deleteここにも一人、coComment ユーザーが :)
> 懐かしい記事でした。
ありがとうございます。