2010-07-10、Blogger はそのベータ用サービス Blogger in Draft で Blogger Stats なるサービスを始めた。「Stats」「統計」と表されるが、馴染みの言葉で言えば「アクセス解析」機能。アクセス解析を始めるための準備は不要。Blogger in Draft のダッシュボードにアクセスすると、「統計」というタブが追加されている。そこをクリックすればアクセス解析を見ることができる。
- Blogger in Draft: Introducing Blogger Stats
- クリボウの Blogger Tips: Blogger in Draft に待望のアクセス解析機能「統計」が追加
- Blogger でリアルタイムアクセス解析、Blogger Stats が利用可能に | Bloggerカスタマイズ情報ブログ
特長
Google には既に Google Analytics というアクセス解析サービスがある。しかしこれ、実は企業向けのウェブページを対象にしたアクセス解析サービスだった。パワーユーザーは無論無料で使いこなしてもらって良いものだし、実際、非常に細やかな情報を拾い出すことができる。一方でブログ初心者には敷居が高いという欠点もあった。
Blogger in Draft に導入された「統計」機能はより一般ユーザー向けに機能を絞っている。特長をいくつか挙げてみやう。
- ビルトイン・アクセス解析 (ユーザーが何らかの手順を踏む必要がない: インストールも設定も不要)
- リアルタイム解析 (ほとんどタイムラグなしで解析情報が見られる: Google Analytics は 3〜4 時間のタイムラグあり)
- 機能が絞られていて使い易い (日/週/月/全期間での情報表示など)
スクリーン・ショットは、ぼくの別ブログ life@aka の統計情報を表示させたもの。「Overview (概要)」で「Last week (最近一週間)」の情報を表示させている (一週間分のスクリーン・ショットを撮りたいがために、このエントリーはすぐに書かなかった: 二週遅れになったのは... きっと気のせいでせう)。
「Posts」を見ると「『海皇紀』最終話を迎える」と「夏の国産アニメ「宇宙ショーへようこそ」を観てきました」が特に多く読まれていることが分かる。
「Traffic Source」を見れば、サイトへのアクセス元がどこなのかが分かる。今回の例だと Yahoo! の検索エンジンが多いようだけど、多すぎるほどでもない。「Overview」タブから「Traffic Sources」タブを選ぶと、「Reffering URLs (参照元 URL)」「Reffering Sites (参照元サイト)」「Search Keywords (検索キーワード)」も分かる。ここ一週間の検索キーワードは「海皇紀 最終回」が多い。やはり、みんなこのマンガが好きだったんでせうなぁ。
「Audiences」タブでは、「Pageviews by Countries (国別のページビュー)」の他に「Pageviews by Browsers (ブラウザー別のページビュー)」と「Pageviews by Oparating Systems (OS 別のページビュー)」を調べられる。clmemo@aka は技術ブログなので firefox の比率が高いのだけど、life@aka は本や映画・CD のレビュー系ブログなので IE が 72% を占めている、なんてことが分かる。
使い方
この「統計」機能を使う方法は最初に書いた通り。
- Blogger in Draft にログインする
これだけ。簡単なので、Google Analytics を使ってる人も使ってない人も一度見てみて損はないと思う。
そういえば私はこの件をブログに書いていないと思ったら in Draft なので正式版になってから書こうと思っていたのを思い出しました。
ReplyDeleteアクセス解析なんか大して重要視していない私には Stats で十分ですね。
> in Draft なので正式版になってから書こう
ReplyDeleteなるほど。そういうご事情でしたか。
> アクセス解析なんか大して重要視していない私には Stats で十分ですね。
そうそう。Stats は難しいこと考えなくていいし、最低限の機能を備える上にリアルタイムなので、おススメです。