2008-12-18

「ビクター: ウッドコーン・スピーカー」ブロガー・ミーティングに参加した

予告通り、「ビクター: ウッドコーン・スピーカー」ブロガー・ミーティングに参加した。
イベントの開始時間は 19:30。終了時間は 21:30。内訳は以下の通り。だいたい各 30 分ずつ。
  1. JVC のブランディングについて
  2. 録音エンジニアのお話
  3. ウッドコーン・スピーカー開発者のお話
  4. 懇親会・フリータイム
最初の 2 つの講演は、専門用語が多くてよく分からなかった。ただ一つ、「マスターテープの持つ音質感を伝えたい」という言葉が記億に残っている。ここで言うマスターテープは、CD の大量生産に入る時に使う一番元になってる音源のこと。「レコーディングした音源」と「マスターテープ」は同じじゃなくて、「トラックダウン」や「マスタリング」という処理が間に入るとのこと。
最後の講演は、比較的専門用語も少なく理解しやすかった。内容は、お土産でくれた小冊子にあることを膨らませたもの。この小冊子は Victor のウェブサイトでも読める。冊子に出てこないエピソードがいくつかあって、それが面白かった。
覚えてる限りで挙げてみませう。
  • 木を柔らかくするのに、今は日本酒を使っているが、他のお酒も試した。その中でしょうこう酒は日本酒と同様の効果を得たが、木が真っ黄色になってしまった。
  • ルパン三世の五右衛門登場シーンで流れる「尺八」のような音。実は中川晶三氏のフルートの音。
  • 車載用のウッドコーン・スピーカーもあった (今は海外向けのみ?)
  • アンプを振動させると音が変わる。原因の一つは、振動でコンデンサーの容量が変わってしまうこと。
それから、講演の合い間にウッドコーン・スピーカーの音を聞かせてもらった。これが講演の内容を補完する形になっていて、構成力の高さを感じた。ただ講演の中でかかった曲は「音」を聴かせてくれるものだった。「音楽」として楽しくなる前に CD が止められたので、少しフラストレーション (でもお土産で、全曲を収録したサンプル CD をもらっちゃった ;) 家でゆっくり聴くよ!)。
最後の 30 分は、懇親会とフリー・タイム。軽食を頂きながら、ウッドコーン・スピーカーの音を聴いた。CD を持って来てたら自由にかけていいというので、ぼくは 2 枚かけた。ぼく以外だと CD を持って来てたのは、いしたにさんだけだったやうに思う (グレン・グールドのゴルトベルク変奏曲をかけてたなぁ)。聴き始めると時間はあっという間に過ぎてしまう。食事して、開発者の方と話しして、周りのブロガーと挨拶して、そして音楽を聞く。正直、最後の時間が 30 分しかないといふのは少なかった。倍は欲しかったなぁ。
ウッドコーン・スピーカーの音については、次のエントリーで。

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