Touch Diamond には 2 種類の画面拡大の UI が用意されている。
一つ目は、画面をダブル・タップする方法。これは iPhone でもお馴染み。誰でも使い易くて、分かり易い。ウェブ・ブラウザーなら段落の大きさに合わせて拡大してくれるし、他のアプリなら適当な拡大率で拡大が行なわれる。
二つ目が変わっていて面白い。タッチパネルの上で、指を円弧の形に動かす。右回りの円を描くと拡大。左回りの円を描くと縮小。円をクルクル描くと、指を動かした分だけ、どんどんと拡大されていく。円の中心が拡大の中心。
この方式のメリットは、片手で操作できること。iPhone のピンチ・アウトは、両方が必要なのでその分優れている。
デメリットは、2 つ。1 つ目は画面の端を拡大するのが難しいこと。円を描きづらいのね。2 つ目は、拡大が始まるまでにタイムラグがあること。これは仕方がない。というのも、タッチパネルで行なう操作は「拡大」だけじゃないから。画面をなぞって、スクロールさせる場合もある。スクロール操作は「直線」の動き、拡大操作は「円」の動き。でも、ある程度の距離がないとユーザーの操作が「直線」か「円」かを判断することができない。だから、その判断が出来るまでの間、拡大操作は行なわれない。
2 つ目のデメリットに対して、Touch Diamond は対策を用意している。タッチパネルの下についてる「丸」ボタンがそれ。丸ボタンの周りを円弧になぞると、拡大・縮小が出来る。こちらは、「直線」の操作が存在しないので、Touch Diamond は「円」の操作が行なわれたと認識してくれる。だから、拡大・縮小の始まりにタイムラグがない。拡大し過ぎた、縮小しすぎた、ということが起こりにくい。
ただ、このインターフェースはもう少し改善できるんじゃないかと思う。「円」を描く前にワン・アクション入れるたら、タイムラグをなくせるんじゃないかしらん。例えば、トリプル・タップしたら、その場所に「十字」アイコンでも立てて拡大・縮小モードに入り、十字の回りをなぞると拡大・縮小するとかね。
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