2008-12-10

感圧式と静電式 その 2

の続き。

前のエントリーで、ぼくは「感圧式より静電式のタッチパネルを好む」と書いた。Touch Diamond を約半月使って、今もその印象に変わりはない。けれど、ぼくが静電式を好むやうに、感圧式を好む人がブロガー・ミーティングでいた。この事実は書いておかないと、片手落ちな気がしてきた。そう、半分以上の人達が感圧式の方いいと言っていた。ちょっと、(静電式好きな) ぼくにはショックだった。

どんな人が感圧式を好むのか?

感圧式の使い勝手がいいと言っていた人は、2 種類いたやうに思う。

一つ目は、iPhone を持っていない人。静電式のタッチパネルを触ったことがない人達。かういふ人達に、iPhone と Touch Diamond を両方触らせると、Touch Diamond の方が良い、という声が多かった。

前のエントリーで、「静電式から感圧式への移行はストレスが大きく、その逆はストレスが小さい」と書いたけど、「普通の携帯電話から感圧式への移行の方が、静電式への移行よりもストレスが小さい」のかもしれない。

二つ目は、爪が長い人。つまり、静電式タッチパネルと体的に相性が悪い人。特に女性に、iPhone の静電式を好まない人が多かった。

どっちがいいんだろ?

実際に手に取って比べるのが一番だと思う。タッチパネル部分は、スマートフォン部分で一番人がよく触る部分。だから、もしタッチパネルに不満があると、スマートフォン自体が楽しくなくなる気がする。代替のアプリなんか探せば見つかるけど、タッチパネルは代替が効かないからね。

これはぼくの個人的な印象だけど、両者を比べる時は、次の点を注意するといいと思う。

  • 日本語入力。。。メールを書くにも、ウェブ検索するにも、基本となるのが日本語入力。タッチパネルの応反だけじゃなくて、日本語変換の良し悪し、スマートフォンのサイズにも気をかけてみませう。数字と英語と日本語の切り替えが楽かどうかもチェック。片手入力と両手入力は両方試しませう。あと、iPhone の場合は「フリック入力」でないと、激しく入力し難いので、一応前知識を入れてから比べませう。
  • ウェブ・ブラウジング。。。スマート・フォンで一番活躍するのがウェブ・ブラウザーだと思う。なので、ウェブ・ブラウジングがどれ位い快適に操作できるかを調べませう。ウェブ検索から、サイトへジャンプして、ページをスクロール。画面の拡大・縮小がスムーズにやれるかどうか。特に目的の場所を簡単に拡大できるか? ここら辺をチェック。

iPhone はハードとソフトの統一感で一歩先んじている。Touch Diamond はタッチパネルの調整具合で他の「感圧式」より優れている (とてもソフトなタッチでタッチパネルを操作できる。つまり、他の「感圧式」機器より力が要らない)。

最終的には、「静電式 VS 感圧式」という単純な構図じゃなくて、ハードウェアの長所・短所を活用・補完するソフトウェアのインターフェース、アプリの設計思想というレベルで、使い勝手が決定されると思う。

4 comments:

  1. ふーむ。
    悩ましげですね。
    実際に触ってみて、自分に合いそうなものを選ぶべきのようですね~。

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  2. ですです〜。

    人の好みって、案外、いろいろあるもんだな... とエントリー書いてて思いました。好みのデバイスに出会えるとよいですね。

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  3. 感圧式だとタッチペンを使った操作がしやすいってのもありますよ~

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  4. 電書鳩さん、はじめまして。
    確かにタッチペンを使えるという利点も見逃せませんね。Touch Diamond には、予備のスタイラス (タッチペン) が付いていた上、スタイラス収納部分にマグネットが使われていて良い感じでした。

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